JPS596955A - エアレス塗装用ダイアフラムポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高粘度塗料や水性エマルジョン塗料の圧送に
適したエアレス塗装用タイアフラムポンプに関する。

エアレス塗装装置に塗判圧送用として使用されるダイア
フラムポンプには、タイアフラムの一往復動毎の吐出量
が少なく、がっ、高速駆動される小型のものが多いので
あるが、このような小型のダイアフラムポンプにおいて
は、圧送能力を高くするために、塗料の吸込路と吐出路
に夫々介設される逆止弁の通路断面積が大きく、しかも
、弁体の応答速度が高いことが要求され、特に、弁体の
作動抵抗の大きい高粘度塗料を使用する場合に重要であ
る。しかるに、小型のダイアフラムポンプは、構造を簡
単にするために、下部ボディと上部ボディの間にダイア
フラムを張設してその下面に作動油室を、上面にポンプ
室を夫々構成し、このポンプ室に塗料タンクから塗料を
吸込む吸込路は上部ボディの上面に開口し、スプレィカ
ンに塗料を吐出する吐出路は上部ボディの側面に開「１
するように形成されていて、吸込路に介設される逆止弁
は、下向きに装置されて自重が閉弁方向に作用するため
復帰用のばねははね定数を小さくしても弁体の応答性を
十分高くすることが可能であるが吐出路に介設される逆
止弁は、水平方向に装置されることになるため復帰用の
ばねを強くする必要がある。しかし、吐出側の逆止弁は
、運転開始直後に塗料中に混入したエアを排汁１する必
要があるため、復帰用のばねのはね定数を一定１−゛以
下にしなければならず、このだめに、吐出路をポンプ室
から一旦−ｌ二方へ立ち上がらせて、ここにばね定数の
小さい復帰用のばねを装着した逆止弁を１３向きに装置
し、との逆止弁の後方で吐出路を水平に屈曲して−に１
部ボディの側面に開口するようになっており、吐出路が
屈曲しているため、水性エマルション塗料を使用した場
合に、エマルジョン機構の破壊により生じた固形物が屈
曲部に滞溜して逆止弁が作動不能となることがあるばか
りでなく、復帰用のばねが弱いため、高粘度塗料を使用
した場合に応答性が低下し、ポンプの吐出能力が低下す
る欠点がある。

本発明は、吐出路を略水平とし、ここに、弁体が軒昂で
あって復帰ばねが強くて応答性に優れ、しかも、ダ↑体
の移動距離の割に通路断面積の大きいポペット式の逆止
弁を介設することによって、ポンプの吐出能力を向上す
るとともに固形分の滞溜を防止し、さらに、この逆止弁
とは別にエア抜き方を■出路に介設することによって、
始動時のエア抜きを確実になし得るようにしたエアレヌ
塗装用のダイアフラムポンプを提供することを目的とす
るものである。

以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

上部ボディ１の下面には下向きに凹部２が形成され、下
部ボディ３の前記上部ボディ１の凹部２に対応する−に
而には、その−１−而に四部４を形成しかつ、この凹部
４と下面とを連通ずる中心孔５およびその外側の流通孔
６とを透設した座板７が嵌着されているとともに、上部
ボディ１と−１：部ボディ３の間にはダイアフラム８が
水平方向に張られていて、このダイアフラム８を挾んで
その上面と上部ボディ１の凹部２によってポンプ室９か
、また、ダイアフラム８の下面と座板７の凹部４によっ
て作動油室１０が夫々形成されている。下部ボディ８に
嵌着した座板７の下面には、その中１し孔５および流通
孔６に連通ずる装置孔１１が形成されて、その内に作動
油の流通管１２が嵌着されており、ダイアフラム８はそ
の下端面に突成した軸１３が座板７の中・Ｕ孔５を通っ
て流通管１２内に突出して上下移動自由となっていると
ともに、座板７の下面と軸１３の下端の間に装着された
圧縮コイルばね１゛４の弾拡力によって、常時は作動油
室１０の容積を減少させる図の下方へ移動付勢されてい
る。

上部ボディ１には、ポンプ室９と連通して上面に開［コ
する装置孔１５が透設され、この装置孔１５には図示し
ないホース等によって塗料タンクと接続された上下方向
の塗料の吸込管１６が嵌着されている。吸込管１６の下
端には第１の逆止弁１７が装置されており、円誹台形の
Ｊ↑頭１８に弁軸１９を突成した弁体２０が、外周上に
」―下面に連通する溝２１を形成し、かつ、吸込管１６
内に嵌着されて固定された保持部材２２に弁軸１９を挿
通することによって、上下方向に摺動自由となっている
とともに、弁軸１９の上端に固定されたばね受重相２３
と保持部材２１の間に装着された圧縮コイルばね２４の
弾拡力によって、常時は、弁頭１８が吸込管１６の下端
を閉塞する方向にイス１勢されている。

寸だ、」一部ボディ１内には、ポンプ室９とこの上部ボ
ディ１の側面に開口する装置孔２５とに連通ずる水平方
向の吐出路２６が形成されており、この装置孔２５には
第２の逆止ヅ「２７が装置されている。装置孔２５には
第２の逆止弁２７の本体を構成する筒形のホルダ２８が
嵌装され、その一端の外周に形成した雄ねじを装置孔２
５に形成した雌ねじに螺合して固定されており、このホ
ルダ２８内には外周上にその前後面に連通ずる滴２９を
形成した保持部材３０が嵌着されて固定されていて、外
周に超イ蘭合金からなるリンク３１をろうイー１けしだ
円板形の去頭３２に丸軸３３を突成した弁体３４が、そ
の弁軸３３を保持部材３０に挿通して水平方向に摺動自
由となっているとともに、弁軸３３の先端に固定された
ばね受重相３５と保持部材３０の間に装着したばね定数
の大きい圧縮コイルばね３６の弾拡力によって、弁頭３
２が常時はホルタ２８の一端に嵌着した超硬合金からな
る一１１ｆ座３７に当接して、その弁孔３８を閉塞する
ようになっている。また、ホルタ２８の他端の外周に形
成された雄ねじには、−ＩＣＣａＢ６連通ずる流通孔３
９を透設した接続部相４０が螺着されて固定されており
、この接続部月４０は図示しないホースを介してエアレ
スヌブレイガンと接続されている。

さらに、上部ボディ１には、前記吐出路２６と直角に連
通してその」二面に開口する装）を孔４１が形成され、
この装置孔４１にはエア抜きノ↑を兼用したリリーフ弁
４２が装部されている。このリリーフ−Ｊｆ４２は、装
置孔４１に嵌着して固定したホルタ４３内に、その先端
に固着した弁座４４の弁孔４５を開閉ＩＩＪ能に対応す
る弁体４６を保持し、かつ、」二下向に連通ずる溝４７
を形成した保持部材４８を１下摺動自由に嵌合し、その
」一方に装置した弁杆４９との間にはね定数の小さい圧
縮コイルはね５０を装着して弁体４６を閉ダ↑方向にイ
」勢し、また１杓４９とホルダ４３の上端の固定部拐５
１との間に前記第２の逆止弁２７の圧縮コイルはね３６
よりもさらにばね定数の大きい圧縮コイルばね５２を装
着して弁杆４９を閉弁方向に付勢するとともに、弁杆４
９の」一端に固定部拐５１と係合してこの弁杆４９を」
−下２位置で抄１け止めする切換つまみ５３を設けだも
のであって、エア抜きをイ）なう場合には図示したよう
に弁杆４９をその下端が保持部月４８と離間したもＩ置
で用１ヒしておくことによって、塗料に所定の圧力を作
用したときに、塗料がばね力の小さいコイルばね５０の
弾力に抗して弁体４６を押し上げて弁孔４５を開いて、
倹判内に混入していたエアが塗料とともに流通孔５４を
通ってパイプ５５から図示しないタンクに排出され、エ
ア抜きが完了した後には、切換つまみ５３を９０度回動
して弁＋１４９をその下端が保持部月４８に突き当たる
位置まで下降させて、弁体４６をばね力の大きいコイル
ばね５２の弾力によって弁座４４に押し伺けた状態とす
ることによって、塗料の圧力が異常に高くなった場合に
のみこれを作用させて塗料をタンクへ排出し得るように
なっている。

次に本実施例の作用について説明する。捷ず、リリーフ
弁４２を、図示したように弁杓４９が」τ方位置で掛」
Ｉ−された状態でポンプを起動させると、作動油が作動
油室１０に供給されてダイアフラム８が外線コイルばね
１４の弾力に抗して鎖線位置に上列して一旦ポンプ室９
の容積を減少させ、引き続いて作動油が作動油室１０か
ら排出されて、ダイアフラム８がばね１４の復元力によ
って実線位置まで復動してポンプ室９の容積が増大され
ると、吸込管１６に装置した第１の逆止弁１７の弁体２
０が圧縮コイルばね２４の弾力に抗して下方に移動して
開弁し、塗料タンクからの液体塗料が吸込管１６および
保持部月２２の渦２１を辿ってポンプ室９に供給され、
再ひ作動油が供給されてダイアフラム８の上列によりポ
ンプ室９の容積が縮小することによって、第１の逆＋ｌ
Ｊ↑１７が閉弁すると同時にポンプ室９内の塗料が押圧
されて吐出路２６に吐き出されるのであるが、この塗料
にはポンプ室９内に残留していたエアが混入しており、
その塗料圧力は吐出路２６の先端に設けられた第２の逆
止弁２７の圧縮コイルばね３６を弾縮するまでには到ら
ず、この塗料はエアとともに、リリーフ弁４２の小さな
ばね力で押圧されているＪ↑体４６を押し＋けて、前述
したようにタンクに朗″出され、しばらくはこの作用が
くり返されてエア抜きが行なわれる。エア抜きが完了し
て、リリーフ弁４２の切換つ捷み５３の操作によって弁
体４６を弁座４４に大きなばね力で押しく＝１けた状、
軒にすると、ダイアフラム８の上列によって叶き１１１
１されたエアの混入していない塗料が１」出路２６を通
ってその先端に設けた第２の逆ｔｌ−ブｐ２７に到り、
その塗料圧力によって、リリーフブ「４２の上方の圧縮
コイルばね５２よりも小さいものの比較的ばね定数の大
きい圧縮コイルはね３６の弾力に抗して弁体３４を鎖線
で示すように開失し、塗￥１がホルタ２８内および保持
部月３０の？ｒ６２９を通り、さらに接続部月４０の流
通孔を油って図示しないホースヲ介してエアレスヌプレ
イカンにＨ送さｉ、ダイアフラム８が復動すると、吐出
路２６に設けた第２の逆止弁２７のブｒ体３４が圧ｋｔ
＋コイルばね３６の復元力によって実線位置まで復動し
て閉弁すると同時に、吸込管１６の第１の逆」ト九ｌ　
７の弁体２０が開弁して塗料がポンプ室９に吸い込捷わ
、引き続くダイアフラム８の才ゲ１によって、第１の逆
＋−１ブ「１７の弁体２ｏが閉弁すると同時に塗ネ１が
開プ「した第２の逆１１方２７がらエアレススプレィガ
ンに圧送され、このようなくり返しによって塗料タンク
から吸い込まれた液体塗料が順次にエアレススプレィカ
ンに圧送される。

ここで、吐出路２６の先端に設けられている第２の逆止
弁２７は、弁体３４の移動距離の割に通路断面積の大き
いポペット型であり、しかも圧縮コイルばね３６のばね
定数が比較的大きく応答性が高いために吐出能ノブに優
れ、丑だ、第２の逆止弁２７が水平方向に取りイー１け
られて、ポンプ室９に連通ずる吐出路２６が水平となっ
ているために、水性エマルジョン塗料を使用した場合に
も、その固形分の滞留により第２の逆止ノ↑２７が作動
不能と々るような恐れは全くない。

なお、本実施例においては、ＩＪ　ＩＪ−フ弁４２がエ
ア抜き機能を兼ね備えているために、エア抜き弁を別個
に設ける必要がなく、ポンプをコンパクトにまとめ得る
利点を有する。

上記実施例によって具体的に説明したように、本発明の
エアレス塗装用ダイアフラムポンプは、略水平に張設さ
れたダイアフラムによって下側の作動油室と」二側のポ
ンプ室を区画し、該ポンプ室を塗料タンクに連通する吸
込路を路上丁方向に、ヌプレイガンに連通する吐出路を
略水平方向に夫々形成して該流路に逆上りｆを介設し、
前記作動油室への作動油の供給と排出により前記ダイア
フラムを往復駆動して前記ポンプ室の容積を増減し、前
記２個の逆止弁を交互に開閉して前記吸込路から吸込ん
だ液体塗料を前記吐出路から吐出するようにしたダイア
フラムポンプにおいて、前記吐出路に介設した逆止弁を
、円板形の弁頭に弁軸を突成した弁体の前記弁軸にコイ
ルばねを装着して前記弁頭を弁座に当接する構成とした
ポペット型とし、かつ、該逆止弁と前記ポンプ室との間
にエア抜き弁を介設したことを要旨とするものであって
、しかも弁体の移動距離の割に通路断面積の大きいポベ
ノ１−型の逆止弁を介設したから、ポンプの吐出能力が
極めて向」ニするとともに、塗料の固形分の滞溜が防止
できて、との逆止弁の作動不良を防止し得るとともに、
さらに、との逆止弁とは別にエア抜き弁を吐出路に介設
することによって、始動時のエア抜きを確実に行なうこ
とができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明ダイアフラムポンプの一実施例を示す縦断面
図である。 ８：ダイアフラム　９：ポンプ室　１ｏ：作動油室　１
６：吸込管　１７；第１の逆市ゾ「　２６：吐出路　２
７：第２の逆止弁　３２　：　４を頭３３：方軸　３４
：弁体　３６゛圧縮コイルばね　　３７　：　弁座　　
４２　：　リ　リーフ弁出願人　　旭犬隈産業株式会社 代理人　　弁理士　野　１１　　　宏

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 略水平に張設されたタイアフラムによって下側の作動油
   室と上側のポンプ室を区画し、該ポンプ室を塗判りンク
   に連通ずる吸込路を路上下方向に、ヌプレイガンに連通
   ずる吐出路を略水平方向に夫々形成１〜で該流路に逆止
   弁を介設し、前記作動油室への作動油の供給と排出によ
   り前記タイアフラムを往復駆動して前記ポンプ室の容積
   を増減し、前記２個の逆止弁を交互に開閉して前記吸入
   路から吸込んだ液体塗料を前記吐出路から吐出するよう
   にしたダイアフラムポンプにおいて、前記吐出路に介設
   した逆止弁を、円板形の弁頭に弁軸を突成した弁体の前
   記ヅ「軸にコイルばねを装着して前記弁頭を弁座に当接
   する構成としたポペット型とし、かつ、該逆止弁と前記
   ポンプ室との間にエア抜き弁を介設したことを特徴とす
   るエアレス塗装用ダイアフラムポンプ