JPS5920877B2 - 膜ポンプ - Google Patents

膜ポンプ

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JPS5920877B2
JPS5920877B2 JP51030745A JP3074576A JPS5920877B2 JP S5920877 B2 JPS5920877 B2 JP S5920877B2 JP 51030745 A JP51030745 A JP 51030745A JP 3074576 A JP3074576 A JP 3074576A JP S5920877 B2 JPS5920877 B2 JP S5920877B2
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piston
hydraulic chamber
sleeve
hydraulic
membrane
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バーナード・ダブリユ・シチエツク
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/22Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by means of valves
    • F04B49/24Bypassing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B43/00Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
    • F04B43/02Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having plate-like flexible members, e.g. diaphragms
    • F04B43/06Pumps having fluid drive
    • F04B43/067Pumps having fluid drive the fluid being actuated directly by a piston

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は膜ポンプ装置、特に、機械的に往復駆動される
ピストンが作動油を吸引及び圧縮し、この吸引及び圧縮
力が膜を介して、ポンプ室に吸い上げられる流体まで伝
達される膜ポンプ装置に関するものである。
ピストンの往復動による油圧の変化でポンプの仕切膜を
反復動させ、ポンプ室で送液の吸入と吐出を行う従来の
膜ポンプ装置においては、過大な油圧による膜の破損を
防止し、あるいは油圧不足による送液量の低減を避ける
ために、この仕切膜に隣接し、かつピストンが出入する
油圧室の油圧従って油量を過不足のないように絶えず調
整する問題を解決しなげればならなかった。
作動油圧力を調整する必要が生ずるのは、次のような2
つの状態が考えられる。
先ず第一は、吸い上げられた流体が、何らかの原因で圧
力閉塞され、仕切膜の作動油側で過剰圧力に抗してピス
トンを作動させる場合である。
この状態では、往復運動ピストンの圧縮行程の際に、作
動油を逃がすための安全装置を油圧室に備える必要があ
る。
第二の場合は例えば、通常の隙間を通して徐々に油圧室
から油漏れがある場合で、このときにはポンプ作用が生
ずるのに十分な量の作動油を維持するため、油圧室に作
動油が補給されることが必要である。
後者の問題は、往復運動ピストンの吸引行程の際、若し
くは作動油のリザーバと油圧室との間に所定以上の負圧
が存在するときには、いつでも作動油が油圧室に補給さ
れるように、作動油リザーバと油圧室との間にある種の
バルブ機構を備えることにより解消される。
従来の膜ポンプは、各種のIJ IJ−フバルプ機構を
油圧室に設けることにより、吸い上げられた流体が圧力
閉塞された状態での過剰油圧を緩和させてきた。
これらに含まれるものは、調整ばねつきのポールチェッ
クバルブ、同ポペットバルブ、リードバルブその他、所
定の超過圧力条件下で作動し、油圧室の負荷を下げるい
わゆる逃がしバルブである。
しかしながら、この種の逃がしバルブを油圧室に付設し
ても、正常なポンプ作用を再開するときには、事前に抜
いた油量を油圧室に戻すことが必要であり、この方式は
必ずしも膜ポンプ装置にとって簡単ではなかった。
また従来技術の膜ポンプ装置では、同様な差圧作動のバ
ルブを逆に使用することにより、油圧室への作動油補給
という問題を解消しようとしたが、これらバルブの作動
はとかく機械的に連続駆動されるピストンの位置に相関
させる必要があり、その機構や調整は困難であった。
本発明の目的は、いわゆる逃がしバルブなどを用いない
で、ピストンの往復動と油圧室内圧に相関してひとりで
に働く新規で簡単な構成により、油圧室内の過剰圧力を
防止し、また不足油量を補給できる膜ポンプ装置を提供
することである。
本発明の装置は、作動油で満たされた油圧室内で進退す
る機械的往復運動ピストンを使用する。
油圧室は仕切膜により、吸い上げられる流体のポンプ室
から分離されており、移送される流体のポンプ室は吸い
上げられる流体を吸引し、吐出するとき交互に開閉する
適当なチェックバルブを備えている。
さらに本発明の膜ポンプ装置は、従来のこの種の膜ポン
プの欠点を解消するため、(a) ピストンの外周を
軸方向に摺動可能であり、その一端面の少な(とも一部
が油圧室内部に露出しており、他端面が油圧室の外側に
位置するスリーブと、 (b) スリーブの他端面を押圧しスリーブを油圧室
の方向へ押し下げるためのばねと、 (c) スリーブの油圧室方向への動きを限定するた
め油圧室周壁に設けられた環状肩部と、 (d) 油圧室に対して軸方向に隣接配置され、ピス
トンの外部へ通ずる部分によって貫通されかつ前記ばね
を収容している作動油リザーバと、(e) 油圧室に
向かってピストン先端面に開口した一端と、ピストン側
面に開口した他端とを有してピストンに貫設された作動
油補給通路 とを含んで構成される。
かくてピストンが連続作動中に、ポンプ室が移送すべき
流体で満たされたとき、何らかの原因で圧力閉塞される
と、次のピストンの往動時に油圧室内の圧力が異常に上
昇するが、前記スリーブがその油圧室内部に露出した端
面にこの上昇した超過圧力を受け、前記ばねの押圧力に
打ち勝って直ちにスリーブの一部を油圧室外のりザーバ
内に移し、代って油圧室内にピストン進入分に相当する
空間を形成し、作動油の一部をここに収容することによ
って油圧室の内圧上昇を最小限に抑制する。
また平常運転中に、油圧室から通常の隙間を通って徐々
に漏れる作動油は、軸方向に隣接した作動油リザーバに
回収されているが、ピストンに設けた前記補給通路がそ
の他端をピストンの最大復動位置でリザーバに開口する
ので、このとき油圧室内がリザーバ内より負圧であれば
、リザーバ内の油がひとりでに油圧室へこの連通路を通
って補給される。
しかも本発明における油圧室内の異常高圧時のスリーブ
移動による内圧抑制は、油圧室の作動油を同室外に逃が
す形式でないので、ポンプが正常な作動に戻ったとき、
油圧室に作動油を戻す煩わしさが無く、内圧正常化と同
時にスリーブも自ずと正常位置に復帰する。
また内圧が高く作動油の補給を要しないときには、スリ
ーブが上記のようにリザーバ内に一部移動しているので
、ピストンの最大復動位置においても補給通路他端がリ
ザーバに開口せず、油の補給が行なわれないという作用
効果を併せ有する。
本発明の装置は、新たに設ける部材が小型で簡単な構造
であり、従来の欠点を解消して、ペンキ又は水などの流
体を1分間に約5〜81吸い上げ、特に高圧を要する場
合には例えば70kg/crAに及ぶ圧力で連続送液す
ることができる。
次に添付の図面に示される実施例により本発明の構成を
詳しく説明する。
第1図には、容器10内から底部の吸入口18を介して
流体を吸い上げ、吐出管17を通して移送するための典
型的な装置が示されている。
動力源12が、ポンプハウジング15に収納された本発
明の装置に機械的に往復駆動運動を与える。
この動力源12は、スイッチ14により作動され、電気
コード13を介してその動力を得る普通の往復運動モー
ターでよい。
動力源の実施例のうち、特に本発明の装置への使用が適
していると思われるものの一つは、普通の家庭用若しく
は工業用ポータブルサーベル鋸と共に使用されるよう設
計されたものである。
この種の動力源は、1分間に約2000回の回転を適度
の往復運動速度に変換し、本発明の装置に十分な駆動力
を供給する。
吐出管1γの出口及び動力源12とポンプハウジング1
5はすべて、容器10上に取り付けられた蓋11に固定
されている。
ポンプハウジング15は、後述される本発明の装置を内
蔵しており、入口18を介して容器10の流体を受は入
れ、かなりの高圧で出口19を介して流体を吐出するこ
ともできる。
吐出管17は従来の形の各種ノズル又はペンキ吸い上げ
装置の場合には、例えば、ペンキ吹付器に連結される。
第2図には本発明の装置の縦断面が示されている。
縦に伸びたピストン20及びそのロンド部が適当な連結
器21を介して往復運動動力源に機械的に連結される。
このピストン20は下方に突き出し、適当な作動油で満
たされた油圧室22中で往復運動する。
このピストン20の往復運動により仕切膜24が往復運
動し、反対側のポンプ室26中に吸引と吐出作用を生じ
せしめる。
ピストン20の吸引行程の際に仕切膜24は上方へ動き
、ボールバルブ28がそのシート30から上昇し流体を
入口18から導入する。
またピストン20の圧縮行程の際に、仕切膜24は下方
へ押圧されボールバルブ32がそのシート34から押し
放され、流体をポンプ室26からポンプ出口19を経由
して吐出させる。
これらの作用は従来技術に見られる膜ポンプと同じであ
って、ここでは基本的なポンプ作用の予備説明として示
されている。
仕切膜24はできれば約0.5 mmの厚みのナイロン
膜から製造されるのが望ましく、保持器23゜25によ
りその間に保持される。
保持器25は、ねじ付保持ナツト36によりポンプハウ
ジング15の末端に取り付けられる。
保持ナツト36は、仕切膜24の外周縁を保持器23,
25間にしっかりと締め付けており、それにより仕切膜
24を適所にしつかり保持する。
適度の圧縮率を有するウレタン座金38が、保持器23
と内部ノ・ウジング40との間に配置されており、仕切
膜24を固定させかつ密閉性を提供する。
仕切膜24は頭付きねじ42とナツト43により締め付
けられた組立部品と共働するが、この組立部品は、仕切
膜24のポンプ室側に取り付けられたストッパ44と、
油圧室側に取り付けられたスペーサ46とから成る。
保持器23から張り出した肩部とナツト43との間に圧
縮ばね39が設けられる。
このばね39は、ピストン20の吸引行程の際に仕切膜
24の吸引作用を補助するため、仕切膜24を上方へ押
し上げるよう作用する。
このことは、ポンプ室26に流体が満たされないときに
も、仕切膜24の吸引作用を維持させる場合に特に重要
である。
ストッパ44は、保持器25の上面肩部に対し密着可能
な斜状の環状肩部を有する。
これら2個の肩部が係合して仕切膜24の最大下方位置
を制限するので、ポンプ室26が空の場合にも、仕切膜
24は裂けることを防止される。
筒状の内部ハウジング40は、ポンプハウジング15の
内側に嵌挿されるとともに、5その外端まで張り出した
肩部41によりポンプハウジング15の末端にしつかり
係合される。
この際、保持ナツト36は、適所に仕切膜をしつかり締
め付けるのみならず、内部ハウジング40も適所に締め
付ける。
ねじ式キャンプ54がポンプハウジング15の上端に調
整可能に設けられる。
このキャップ54は、ピストン20とそのロッドを囲み
ポンプハウジング15内に備えられたばね51を下方の
座金52に向けて適度に圧縮し、座金52を内部ハウジ
ング40の上面に静止させる。
キャップ54は、後述される目的のため、ばね51の圧
縮力を調整するように外側若しくは内側にねじ山がつけ
られているのがよい。
スリーブ50がピストン20の下部を取り巻き、かつ内
部ハウジング40の上部内に摺動可能に設けられる。
このスリーブ50は、油圧室22の内側にさらされ名環
状端面を有するような大きさで作られる。
スリーブ50の上端は、座金52に接しているため、油
圧室22の内圧が所定値を越すと、スリーブ50はばね
51の押力に抗して上方へ動く。
ピストン20の底面には中心の通路56へ通ずる開口が
あり、この通路56はピストン20内にある長さ設けら
れていて、ピストン20を横切る孔58と交わる。
横孔58の相対的な位置は、座金52が内部ハウジング
40上に位置され、かつピストン20がその吸引行程の
最上位置にあるときに、スリーブ50及び座金52の上
端を通り越すような位置であって、この状態においては
、作動油リザーバ35、横孔58、通路56、油圧室2
2との間に作動油連絡路が形成される。
ピストン20の圧縮行程の際に、横孔58はスリーブ5
0に覆われ、それにより、作動油リザーバ35と油圧室
22との間の連絡路を閉じる。
第4図は、第2図の4−4線での本装置の断面を示す。
スリーブ50は内部ハウジング40及びピストン20と
摺動可能に接触していて、0リング48がスリーブ50
と内部ハウジング40との間での作動油漏出を最小にす
るためにシールしている。
通常、スリーブ50の端面の内方の一部が、油圧室22
に生ずる圧力にさらされており、この圧力はばね51の
下向きの押力に対抗して作用する上昇力をスリーブ端に
与える。
油圧室22の圧力が所定値以下では、上昇力が弱(、ス
リーブ50は内部ハウジング40の環状肩部49に接す
る定常位置を保っており、油圧室22の圧力が所定値を
越すと、スリーブ50はそれに応じて上昇する。
いったんスリーブ50が上昇し始めると、その下端面全
体が油圧室22の圧力にさらされて、スリーブ50はば
ね51の下向き押力と新しいバランスが保たれるまで上
昇する。
第2図は、また、ポンプ室26と共働するバルブ機構の
縦断面を示している。
ボールバルブ28はシート30上に載っており、薄い板
ばね27によりその位置に保持される。
板ばね27は、筒状スペーサー29に形成された一対の
切欠き内に位置する。
ピストン20と仕切膜24の吸引行程の際に、流体が入
口18に導入され、板ばね27のばね力に対してボール
バルブ28をそのシート30力Zら上昇せしめる。
吸引行程の末期に板ばね27はボールバルブ28をその
シート30上に戻し、入口18を閉じる。
またピストン20及び仕切膜24の圧縮行程の際に、ボ
ールバルブ32がそのシート34から押し放されてポン
プ室26から出口19までの流路を開通する。
ボールバルブ32の動きは出口側のストッパ33により
制限され、圧縮ばね37によりシート34に戻される。
第3図は、第2図の3−3線での一部断面で示されたボ
ールバルブ28の構造を示す。
長方形の板ばね27と円筒状スペーサー29の構造によ
りボールバルブ28のまわりに流路が形成されることが
わかる。
長方形の板ばね27は場所をとらず、またボールバルブ
28が上昇した後、急速にバルブ28をそのシート30
まで押し戻すのに適している。
通常の作動条件下では、ピストン20の吸引行程の度に
一定量の流体が入口18からポンプ室26に吸い込まれ
る。
この吸い上げられた流体はピストン20の圧縮行程中に
ポンプ室26から吐出される。
各吸引行程の際に、横孔58が作動油リザーバ35内に
さらされるため、確実に油圧室22へ十分な作動油が補
給される。
こうして、ピストン20内に貫設された油補給路がピス
トン20の往復動に応じてひとりでに開閉され、圧縮工
程の油圧を保つとともに、吸引工程時にピストン20の
まわりのオイル漏れを補充する。
もし仮りにポンプ室26が空になれば、仕切膜24は、
圧縮行程の際に下方へ過度に押圧されるおそれがあるが
、ストッパ44の環状肩部が保持器25の係合肩部に接
触して、仕切膜24の過度な動きを制限するため、仕切
膜24は損傷を免れる。
もし仮りに出口19からの給送系統が閉塞されると、ポ
ンプ室26は吸い上げられた流体で満たされたままとな
り、これによりピストン20の圧縮行程の際に、仕切膜
24の下方への動きを制止する。
しかしながら、ピストン20は機械的に往復運動をする
ため、このような状態のもとでも圧縮行程の際には、油
圧室22で作動油圧を増加させつつ下方へ移動し続ける
この作動油圧が所定の値に達すると、スリーブ50をば
ね51の力に打ち勝って上方へ押し上げるように、スリ
ーブ50の環状端面に対して作用する。
スリーブ50が上方へ移動するにつれて、その跡に生じ
た空間により油圧室22の容積が増加するづで、さらに
圧力を増加させることなく、作動油がその空間を満たす
ことになる。
さらにいったんスリーブ50の下端面が内部ハウジング
40の環状肩部49から離れて上昇すると、スリーブ5
0の下端面全体が油圧室22の作動油圧にさらされる。
このため油圧室22内がやや減圧した状態で、スリーブ
50はある程度の上方位置に保持される。
この結果、油圧室22内の異常な圧力増加は調整された
ばね力に対応して、正常時の最高値をわずかに越える程
度に抑えられる。
スリーブ50は、油圧室22にこのような圧力増加が存
在する限り、ある程度の上昇位置に移動したままである
補給用の横孔58は、スリーブ50がその上昇位置にあ
る限り、作動油が作動油リザーバ35から油圧室22へ
流入しないようにスリーブ50によって覆われる。
このように、ポンプの出口19からの液の流出が閉塞さ
れている状態においては、スリーブ50は、油圧室22
の容積を増加させるように上方へ移動し、これによりピ
ストン20によって油圧室22に押し込められる作動油
のための収容容積を増大させ、同時に補給用横孔58を
閉鎖状態に保つ。
第5図は、簡単な図で示された本装置の作用状態のいく
つかを示している。
第5図のAは、出口圧力が閉塞され、ピストン20が圧
縮行程の際に下方へ移動している場合である。
ピストン20がその圧縮行程の末期に近づ(と(第5図
のB参照)、スリーブ50が異常内圧により上方に摺動
し、座金52及び圧縮ばね51を持ち上げて釣り合う。
この図では閉塞された圧力条件下で仕切膜24は、不動
水平位置にあるとした。
第5図のCにおいて、ピストン20は、吸引行程を終え
、次の圧縮行程に移る。
横孔58は、スリーブ50が上昇位置にあるので、圧縮
行程中も吸引行程中も作動油リザーバ35に連通しない
第5図のDは、出口圧力が閉塞から解除された条件下で
のピストン20の同一関連位置を示す。
これは、いわゆる通常の作用状態であって、スリーブ5
0は内部ハウジング400段差部に載った位置にあり、
圧縮ばね51は正常位置まで伸びている。
この状態のとき、横孔58は作動油リザーバ35に開口
し、作動油を油圧室22に補給するための通路を提供す
る。
第5図は、本発明の各作動状態を図式的に表わしたもの
であって、必ずしも正確な寸法で縮尺された図ではない
各部分の動きやピストンの位置は本発明の作用効果を示
すため誇張されている。
本発明の膜ポンプ装置においては、ポンプの正常運転中
においても、ピストンの最大後退時毎に、油圧室と作動
油リザーバがピストン中を通る油通路ニよって、直接的
に連通ずるので、例えばピストンまわりの通常の隙間を
通して徐々に油圧室から油漏れがあっても、その不足量
はひとりでに補給され、常に仕切膜が所定幅反復動し、
ポンプの十分な送液能力が維持される。
また、不測の原因で吐出管が圧力閉塞され、送液がポン
プ室に密封状態となり、そのままではピストンの圧縮行
程の際に油圧室の内圧が異常に上昇するおそれのある場
合、本発明ではピストン外周に沿って軸方向摺動可能に
設けられたスリーブがその過剰な内圧を端面に受けて外
方へ移動し、その移動分だけ油圧室の容積を増加して、
ピストン前進による押のけ油量を一時的に収容し、油圧
の異状な上昇と部材の破損を防止する。
このような出口閉塞のもとでピストンの往復動は、油圧
の異常な上昇を伴うことなく、仕切膜をほぼ一定の位置
に保ったまま継続可能であるが、出口閉塞状態が解消さ
れると、油圧室内の状態は直ちに旧に復し、ポンプを正
常に作動することができる。
これらは何れも従来の膜ポンプには具備されなかった上
記スリーブによる成果であり、装置の構造を簡単にし、
仕切膜の破損を防止し、ポンプの信頼性を確実にする。
本発明の望ましい実施例がここに説明されているが、本
発明の範囲内で構造の細部を変更することは可能である
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は容器内の流体
を吸引し吐出するため容器に設置された膜ポンプ装置の
斜視図、第2図は同装置の拡大縦断面図、第3図は第2
図の3−3線での断面図、第4図は第2図の4−4線で
の断面図、第5図は作動状態の4つの場合を示す説明図
である。 15・・・・・・ポンプハウジング、20・・・・・・
ピストン、22・・・・・・油圧室、24・・・・・・
仕切膜、26・・・・・・ポンプ室、35・・・・・・
作動油リザーバ、49・・・・・・環状肩部、50・・
・・・・スリーブ、51・・・・・・ばね、52・・・
・・・座金、54・・・・・・ねじ式キャップ、56・
・・・・・縦通路、58・・・・・・横1し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 膜の一方側に膜を作動させる油圧室、膜の他方側に
    液を移送するポンプ室を有し、油圧室に外部より機械的
    に往復駆動されるピストンを挿入している膜ポンプ装置
    であって、 (a) ピストンの外周を軸方向に摺動可能であり、
    その一端面の少なくとも一部が油圧室内部に露出してお
    り、他端面が油圧室の外側に位置するスリーブと、 (b) スリーブの他端面を押圧しスリーブを油圧室
    の方向へ押し下げるためのばねと、 (c) スリーブの油圧室方向への動きを限定するた
    め油圧室周壁に設けられた環状肩部と、 (d) 油圧室に対して軸方向に隣接配置され、ピス
    トンの外部へ通ずる部分によって貫通されかつ前記ばね
    を収容している作動油リザーバと、(e) 油圧室に
    向かってピストン先端面に開口した一端と、ピストン側
    面に開口した他端とを有してピストンに貫設された作動
    油補給通路と、を含んで構成され、該補給通路の他端が
    ピストンの最大復動位置で作動油リザーバに開口して該
    リザーバと油圧室とを連通し、また油圧室の内圧が所定
    値を越えると該スリーブが移動されて油圧室容積を増加
    し該内圧の上昇が制限されることを特徴とする膜ポンプ
    装置。 2 前記ばねがねじ機構によってそのばね力を調整され
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の膜ポ
    ンプ装置。 3 前記環状肩部の内径がスリーブの内径よりも太き(
    スリーブの外径よりも小さい寸法を有することを特徴と
    する特許請求の範囲第2項に記載の膜ポンプ装置。 4 前記ばねがピストンを同軸に取り巻(圧縮ばねであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の膜ポ
    ンプ装置。 5 圧縮ばねとスリーブの他端面との間が座金で連係さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載
    の膜ポンプ装置。 6 作動油補給通路がピストンの軸と同軸である縦通路
    とピストンの軸を横切って該縦通路と連通ずる横孔とか
    ら成ることを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の
    膜ポンプ装置。
JP51030745A 1975-03-20 1976-03-19 膜ポンプ Expired JPS5920877B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/560,210 US3957399A (en) 1975-03-20 1975-03-20 Diaphragm pump

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS51119501A JPS51119501A (en) 1976-10-20
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