JPS596869B2 - 第三−ブチルグリシジルエ−テルの製法 - Google Patents

第三−ブチルグリシジルエ−テルの製法

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JPS596869B2
JPS596869B2 JP4290575A JP4290575A JPS596869B2 JP S596869 B2 JPS596869 B2 JP S596869B2 JP 4290575 A JP4290575 A JP 4290575A JP 4290575 A JP4290575 A JP 4290575A JP S596869 B2 JPS596869 B2 JP S596869B2
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ロス セクストン ア−サ−
ピ−タ− コ−ルソン フレデリツク
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Dow Chemical Co
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Dow Chemical Co
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は第三−ブチルグリシジルエーテルの製法に関す
る。
本発明によれば、第三−ブチルグリシジルエーテルは安
価な容易に入手出来る原料から(1)イソブチレンをグ
リセロールα−モノハロヒドリンと反応させて本質的に
ハロヒドリンの1−、2−および1 ・ 2−第三−ブ
チルエーテル類の混合物をつくり、(2)(1)から得
たエーテル類の混合物をデハイドロハロゲン化剤と反応
させて1−エーテルを第三−ブチルグリシジルエーテル
に転化し、一方2−および1・2−エーテル類を本質的
にそのまま変えずにおき、(3)第三−ブチルグリシジ
ルエーテルを分離し他の2種のエーテル類を(1)の工
程に戻す方法によつてよい収率で製造される。
上記方法の多くの利点は次のとおりである:(a)比較
的高価な第三ブタノールを必要としない。
(b)工程(1)で得た混合エーテル類は工程(2)の
前に分離する必要がない。
(c)工程(2)において1−エーテルの閉環が非常に
選択的で2−エーテルの反応を殆んど伴なわず本質的に
完全に行なわれることがはからずも発見されたのである
(d)不用のハロヒドリンの2−および1・2−エーテ
ル類は工程(1)に戻すことが出来て本質的に完全に望
むグリシジルエーテルに転化出来る。
本方法における反応は次のとおり示される:工程(1)
において生成物の大部分はIでありは一部分でありは更
に少い。
好ましいグリセロールモノハロヒドリン類はクロロ一お
よびブロモヒドリン類であり前者は安価の為好ましい。
工程(2)においてデハイドロハロゲン化剤は近接ハロ
ヒドリンを対応するエポオキシドに転化するに便利な普
通の薬剤でよい。
実際にはアルカリおよびアルカリ土族金属の水酸化物類
、特に水酸化ナトリウムがよい。工程(1)は約50−
60℃の温度で少くも自然発生圧でモノハロヒドリン1
モル当りイソブチレン約1.0−1.25モルとスルフ
オン酸又は強酸イオン交換樹脂の様な酸触媒とを用いて
行なうのが便利である。
適当する触媒はベンゼンスルフオン酸、トルエンスルフ
オン酸、イセチオン酸およびドウエクス(DOwex)
樹脂50WX8−Hである。この反応は可逆的であるが
、イソブチレンの大量過剰使用はジエーテルの大量生成
となるから反応を完了させることは出来ない。約10%
過剰を使用した場合モノハロヒドリンの転化は普通約8
0−85%である。未使用原料および副成エーテル類を
循環させることにより望むエーテルIの収率は約90%
に上昇する。工程(2)は殆んど大気温度(20−30
℃)で僅かに過剰(理論量の105−110%)のデハ
イドロ・・ロゲン化剤の使用で適当に行なわれる。
デハイドロハロゲン化剤は約15−25重量%のNaO
H水溶液がよい。工程(1)で生成した粗生成物全部を
工程(2)に使用出米るが、普通先づ混合物から未転化
グリセロールモノクロロヒドリンを分離した方がよい。
これは水抽出によつて簡単に出来る。抽出した水溶性原
料は水を除去して工程(1)に戻す。反応状態は反応混
合物の未反応第三〜ブチル3クロロ−2−ヒドロオキシ
−1−プロピルエーテルを分析してしらべることが出来
る。
これが実質的になくなつた時混合物を水相と有機相に分
離し後者をとり蒸留して最終製品、第三−ブチルグリシ
ジルエーテルを得る。2−ブトオキシ一3クロロ−1−
プロパノールおよび2・3−ジブトオキシ一1−クロロ
プロパンを含む部分は工程(1)に戻し最終的に望むエ
ーテルに転化出来る。
本発明は次の実施例で例証される。実施例 1〜5 工程(1)イソプテンとグリセロールα−モノクロロヒ
ドリンの反応反応温度50−60℃で反応混合物の組成
が本質的に一定となる迄(約6−8時間)反応を継続し
て一連の試験を行なつた。
ついで混合物中の次の4成分について分析した:A未反
応モノクロロヒドリン 11−第三−ブトオキシ一3−クロロ−2−プロパノー
ル2−第三−ブトオキシ一3−クロロ−1−プロノくノ
ーノレ1・2−ジ第三−ブトオキシ一3−クロロプロノ
くン結果は第1表に示す。
生成物は反応に用いたAのモル当り各成分のモルによつ
て報告している。上記と同様の他の試験においてイセチ
オン酸は触媒としてPTSAと本質的に同等であつた。
実施例 6水とエピクロロヒドリンの反応によつてつく
つたグリセロールα−モノクロロヒドリンを用いてパイ
ロツトプラントで一連の試験操業をした。
イソブチレンとの反応後、未反応(4)を水で抽出し工
工に戻した。操業は次のとおり行なつた。試験,461 かまに脱イオン水43U.S.ガロン(1631)p−
トルエンスルフオン酸一水和物200yを投入しかまを
大気に対ししや断した。
混合物を75℃に加熱し75−90℃のエピクロロヒド
リン185ポンド(83.8k9)を4時間にわたりポ
ンプで注入した。湿度調節の為時々冷却が必要であつた
。混合物を更に2時間90℃に保持した。蒸気相クロマ
トグラフ法(VPC)により試料を分析して未反応エピ
クロロヒドリンがないことがわかつた。かまの内容物を
50℃に冷却しついでかまの温度を徐々に90℃にあげ
ながら絶対100mmHgで最終的には20m77!H
gで水を蒸留した。
これは6時間かかつた。かまの内容物を50℃に冷却し
50−60℃で30−40psig(2.12−2.8
2kg/Cd)で7.5時間にわたりイソブチレン11
2ポンド(50.8k9)(2モル)を加えた。
ついで温度を更に6時間50−60℃に保つた。最後の
3時間圧力低下が認められなかつた。かまの内容物を2
5ごCに冷却しトルエン175ポンド(79.4kg)
と次いで脱イオン水10U.S.ガロン(37.81)
を加えた。
混合物は水を加えた後5分間攪拌し次いで30分間静止
させた。水相を排出し更に3回洗滌した。洗滌水(36
9ポンド)(167k9)は有機物質13%(48ポン
ド)(21,8kg)を含み、その93%又は44.5
ポンド(20.2k9)はグリセリンモノクロロヒドリ
ンで残余は重合体であつた。この洗滌水は次回試験の為
保存した。油層は絶対100mmHg乃至100℃のポ
ツト温度で蒸留しトルエンを除去した。
トルエン留出物は185ポンド(83.8kg)ありモ
ノ−およびジーエーテル混合物5.2%又は9.63ポ
ンド(4.36k9)を含んでいた。これは次の試験の
為保存した。残留油は243,5ポンド(110kg)
ありVPCで分析した結果次のとおりであつた。
試験滝2上記試験からの回収グリセリンモノクロロヒド
リン(0.4ポンドーモル)(0.18k9−モル)を
含む洗滌水、新規p−トルエンスルフオン酸2007お
よび脱イオン水15.5U.S.ガロン(58.61)
を反応器に装入し全量水25ポンドモル(11.3k9
−モル)とした。
前記のとおりエピクロロヒドリン(194ポンド)(8
.79k9)又は2.1ポンドーモル(0.95k9−
モル)を5時間にわたり加えた。
1イソブチレン2.5ポンドーモル(1.1
3kg−モル)を加えて前記のとおり残余の反応を行な
わせた。洗滌水は415.5ポンド(188k9)に達
しグリセリンモノクロロヒドリン81ポンド(36.7
1k9)と重合体7ポンド(3.18k9)を含んでい
た。
これは次回試験用として保存した。トルエン留出物は1
一第三ブトオキシ一3−クロロ−2−プロパノール3,
47ポンド(1.57k9)※とは次の実験で示すとお
り循環出来るから 5Iの収率は7.53×100/1
0.615−89.7%となる。
2一第三−ブトオキシ一3〜クロロ−1−プロパノール
(11)とジエーテル傾のアルキル基転移ジエーテル8
0%(5.4モル)と2一第三− qブトオキシ一3−
クロロ−1−プロパノール20%(1.82モル)より
成る上記物質試料1500yをグリセワンモノクロロヒ
ドリン800y(7.25モル)およびp−トルエンス
ル哀と痕跡の2一異性体およびジエーテルを含んでいた
これも次回試験の為保存した。残留物は296ポンド(
134kg)ありVPCによる分析結果次のとおりであ
つた。
試験の概略は上記のとおりであつた。
試験結果をVPC分析にもとづいて次に示す。要約 フオン酸107と混合し95−98℃で2時間加熱した
得た混合物を冷却しトルエン1500CCと混合しこの
稀釈混合物を毎回500CCの水で3回抽出した。
水層を蒸留してグリセリンモノクロロヒドリン4227
(3.82モル)を得た。油層を蒸留して1−第三−ブ
トオキシ一3−クロロ−2−プロパノール17.65モ
ル、2一第三ブトオキシ一3−クロロ−1−プロパノー
ル0.75モルおよびジエーテル1.12モルを得た。
即ちの59%との79%がIに転化された。残余の大部
分も更に循環すれば転化出来る。工程(2) 1一第三
−ブトオキシ一3−クロロ−2プロパノールとNaOH
の反応実施例 7 13057(7,83モル)の11135.67(0.
81モル)の、426t(1.91モル)のおよび12
67のポリエピクロロヒドリン生成物を含み上記のとお
りつくられた粗イソブチル化されたグリセロールα−モ
ノクロロヒドリン2kgを20重量%水溶液としたNa
OH8.4モルと室温で一夜攪拌した。
ついで水相を分離しトルエン500CCで2回抽出した
。トルエン抽出物を有機相に加えそれを水250CCで
3回抽出した。最後に中性でNaClのない水で洗つた
。ついで油層を減圧蒸留して第三−ブチルグリシジルエ
ーテル7.64モル、0.715モル、1.89モルお
よび残渣707を得た。これはグリシジルエーテルの収
率97.5%に相当しこの条件においてはとが本質的に
NaOHと不活性であることを示している。実施例 8 1一第三−ブトオキシ一3−クロロ−2−プロパノール
3.39ポンドーモル(1.54kg−モル)、35.
2%NaOH5OOポンド(227kg)(4.4ポン
ドーモル)(1.95k9−モル)、前記試験からの洗
滌水277ポンド(126kg)および脱イオン水14
U.S.ガロン(53.01)を含む粗イソブチル化し
たグリセロールモノクロロヒドリン735ポンド(3.
34kg)をかまに装入した。
試験中温度を23−25℃に保つ為冷却水をジヤケツト
にとおした。16時間後、油層のVpC分析は未反応1
−第三−ブトオキシ一3−クロロ−2−プロパノールの
存在しないことを示した。
二層を分離し毎回10U.S.ガロン(37.81)の
水で油層を洗つた。洗滌水を併せて試料をとりCH2C
l2で抽出し抽出物をVPCで分析した。この結果水抽
出物は第三−ブチルグリシジルエーテル11.2ポンド
(5.09kg)と高級物9ポンド(4.09kg)を
含有することがわかつた。最終油層は741ポンド(3
3.6kg)あり次の分析結果を得た。
全第三−ブチルグリシジルエーテルは438.5ポンド
(198kg)−3,37ポンドーモル(1.52k9
−モル)であつた。
装入した1一第三ブトオキシ一3−クロロ−2−プロパ
ノールに対する収率は99.5%であつた。本発明の実
施態様は次のとおりである。
(1)前記特許請求の範囲に記載の製法。
(2)上記(1)においてグリセロールα−モノハロヒ
ドリンがグリセロールモノクロロヒドリンである方法。
(3)上記(1)又は(2)においてデハイドロハロゲ
ン化剤がアルカリ又はアルカリ土族金属の水酸化物であ
る方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 グリセロールα−モノハロヒドリンをイソブチレン
    と反応させてハロヒドリンの1−および2−第三−ブチ
    ルモノエーテル類と1・2−ジ(第三−ブチルエーテル
    )との混合物を生成し(工程1)、1−モノエーテルを
    デハイドロハロゲン化剤と反応させて第三−ブチルグリ
    シジルエーテルを生成し(工程2)、グリシジルエーテ
    ルを残つたハロヒドリンエーテル類と分離しかつ後者を
    工程1に戻す(工程3)ことを特徴とする第三−ブチル
    グリシジルエーテルの製法。
JP4290575A 1975-04-10 1975-04-10 第三−ブチルグリシジルエ−テルの製法 Expired JPS596869B2 (ja)

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