JPS596687B2 - カンシキシユウジンソウチ - Google Patents

カンシキシユウジンソウチ

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JPS596687B2
JPS596687B2 JP50132800A JP13280075A JPS596687B2 JP S596687 B2 JPS596687 B2 JP S596687B2 JP 50132800 A JP50132800 A JP 50132800A JP 13280075 A JP13280075 A JP 13280075A JP S596687 B2 JPS596687 B2 JP S596687B2
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JP
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dust
mist
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containing gas
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友次 山本
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Kurimoto Iron Works Ltd
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Kurimoto Iron Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、火の粉やミストを含んだ含塵気体を集塵処理
する乾式集塵装置に関する。
一般に、ルーバ一式集塵装置、サイクロン、バックフィ
ルター、電気式集塵装置などに代表される乾式集塵装置
は、オイルや水などの液体を使用した湿式集塵装置に較
べると、液体の噴霧、貯溜装置が不要で設備的に有利で
あるが、ダストが液体中に混入されないため、回収ダス
トの取扱いが容易である等々の優れた実用性を有してい
るところから、近年、集塵装置の主流になっている火の
粉やミストを含んだ含塵気体を対象とする場合には問題
があった。
即ち、コークス炉、銅合金熔解炉、亜鉛精錬炉、亜鉛再
生炉など各種の炉からの高温排ガスやその他の燃焼排ガ
ス、塩ビの射出成形機や着色ダイス機周囲の空気、塗装
工場内の空気などを集塵処理する場合、これらに含有さ
れたミスト、特に、タールミスト、オイルミスト、塩ビ
蒸気塗料ミスト等の粘着性ミストが集塵装置内に付着堆
積して含塵気体の圧損が著しく大きくなり、脱塵不能な
事態を招いたり、高温含塵気体に含まれた火の粉によっ
て集塵装置内部を焼損することがある。
例えば、第T図イ,口に示す如く、サイクロン10やル
ーバ一式集塵装置11は、集塵効率が低いため、バッグ
フィルター12の集塵工程に先行する第一次集塵機とし
て使用されることが多いが、この場合、炉13の排ガス
中に含有された粘着性のミストがサイクロン10の内周
面やルーパー47)抵抗板に付着堆積してこれらによる
所期の脱塵作用が不能になったり、第一次集塵機を通過
した粘着性ミストによってバッグフィルター12の目詰
りを生じやすいばかりでなく、排ガス中の火の粉が第一
次集塵機によって十分に消火、分離されないまま、バッ
グフィルター12へと移行してこれを焼損することがあ
った。
本発明の目的は、粘着性ミストの捕集を確実にしながら
も、その捕集された粘着性ミストが過剰に成長して目詰
まりを生じさせることを極力回避し、そして、長時間運
転ではどうしても避けられない目詰まりが増えてきたと
きには、その目詰まり状態を効果的に解消して長期にわ
たる安定操業が行えるようにすることである。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、第1図、
第2図は、本発明適用の乾式集塵装置を示し、1は、一
端下部にダスト排出口1’aを有し、かつ、内部を複数
の室に区画された下部ホツパーであり、各区画室の底部
にわたってダストを排出口1aに送り出すスクリューコ
ンベヤ1bが架設されている。
各区画室の側面には、亜鉛再生炉からの排ガス等、火の
粉とミストとを含んだ高温含塵気体を導入する吸気口1
c・・・・・・・・・が形成され、その近《には、消石
灰Ca(OH)2等、水硬性を有するミスト吸着用の粉
末状添加剤Bを供給するノズル2・・・・・・・・・が
連通連設されている。
各区画室の上部には、点検用ドア3a・・・・・・・・
・を有する筒体3・・・・・・・・・と、排気口4a・
・・・・・・・・を開閉する切替ダンパ=4b・・・・
・・・・・を備えた上部ボックス4・・・・・・・・・
とが連通連設され、後述する振動モーターMの作動と連
動して各排気口4aを択一的に閉塞作動すべく構成され
ている。
筒体計・・・・・・・・内には、第3図、第4図に示す
ように、エキスバンドメタル等の多孔板5・・・・・・
・・・によって集塵処理室6・・・・・・・・・が形成
され、集塵処理室6・−・・・・・・・内には、無数の
金属製集塵材A・・・・・・・・・がランダムな状態に
充填されている。
集塵材A・・・・・・・・・群の中には、スプリング7
・・・・・・・・・によって吊持ちされた可振部材8・
・・・・・・・・が埋設され、筒体3・゜゛・・・・・
・から外部に突出させた可振部材8・・・・・・・・・
の遊離には振動モーターMが搭載固定され、タイマー作
動により、あるいは、集塵処理室6の上流側と下流側と
の圧力差(圧損)検出結果に応答して、振動モーターM
を間歇的に駆動するように構成されている。
5a・・・・・・・・・は含塵気体の抵抗板、5b・・
・・・・・・・は集塵処理室6・・・・・・・・・の天
板、9は歩廊である。
上記の金属製集塵材A・・・・・・・・・は、第5図イ
,口に示す如《、全体形状が略円錐形または円筒形をな
し、かつ、最大径が数ミリー数十ミリ(好ましくは、最
大径が20mm程度で、線径が2〜4mrn程度)のコ
イル状に形成されており、これらの一方又は双方をラン
ダム状に充填するものである。
このようなコイル状の金属製集塵材A・・・・・・・・
・としては、特別に成形加工して作製したものであって
もよいが、旋盤加工に伴って発生する切削屑を使用する
ことが望ましい。
即ち、旋盤の切削屑は、一般に、図示のようなコイル状
を呈するため、特別な成形が不要であり、材料費の面で
非常に有利である。
金属製集塵材A・・・・・・・・・の材質は、普通鋼を
はじめ、適宜の金属を採用し得るが、耐化学性に優れた
ステンレス鋼を使用することが望ましい。
尚、金属製集塵材Aとしては、コイル状であることが望
ましいが、金米糖形状の金属粒、一対の半円筒体を断面
がX字形になるように一体化してある金属粒、全体形状
が球又は六面体をなす籠状の金属粒、あるいは、金属製
の産業廃棄物を粉砕したいわゆるインチスクラップ等の
不定形な金属粒など、適宜の具体形状を採用できる。
上記構成によれば、吸気口1cから下部ホッパー1内に
供給された高温含塵気体が第1図、第3図、第4図に矢
印で示すように集塵処理室6を通過することによって集
塵処理される。
即ち、コイル状の金属製集塵材A・・・・・・・・・が
ランダムな状態に充填されているため、含塵気体の乱流
、渦流を生じさせ、ダストの金属製集塵材A・・・・・
・・・・に対する衝突が無数に繰返えされるとともに、
無数の渦流によるマルチサイクロンの作用を期待できる
ため、ダストを確実に捕集できる。
金属製集塵材A・・・・・・・・・がコイル状であるた
め適度な弾性を有し、含塵気体の通風に伴なって伸縮振
動して目詰りを防止でき、長期にわたってダストの捕集
が確実に行なわれる。
また、含塵気体中の火の粉は、熱容量の大きい金属製集
塵材A・・・・・・・・・との接触により確実に消火さ
れ、捕集される。
殊に、含塵気体の供給に伴ない、ノズル2から吸引供給
されたCa(OH)2等の水硬性をもつミスト吸着用添
加剤Bが含塵気体中の水分を吸収して第6図イに示す如
く、金属製集塵材Aの表面をプレコートし、かつ、添加
剤Bの層が含塵気体に含まれたオイルミスト、タールミ
スト等の粘着性ミストCや燃焼生成水のミスト、カーボ
ン等を吸着して硬化することになり、集塵処理室60通
気性を不当に阻害することなく、ミストを確実に捕集で
きる。
集塵処理室6内に所定量のダスト、火の粉、ミスト等が
捕集されると、タイマー作動により又は、集塵処理室6
の上流側と下流側との圧力差検出結果に応答させてダン
パー4bを閉塞作動すると同時に振動モーターMを駆動
し、可振部材8を介して金属製集塵材A自体を直接振動
させ、金属製集塵材Aに付着されたダストを下部ホッパ
−1内に払い落とすことができる。
この場合、ミストを吸着して硬化した添加剤Bが、可振
部材8で付与される金属製集塵材Aの振動によって第6
図口に示す如く、集塵材A表面から容易に剥離するため
、粘着性のあるミストが集塵材Aの表面に不当に堆積し
て目詰りを生じるような虞れがない.殊に、集塵材Aが
コイル状であるため、適度な弾性を有し、振動に伴なっ
て圧縮、伸長等の微振動な繰返えすため、添加剤B層が
極めて容易、かつ、確実に剥離するのである。
また、含塵気体中にS02やHFなどが含まれている場
合であっても、 2 HF +Ca ( OH )2→CaF2 + 2
H2 0SO2+Ca(OH)2→CaSO3+H2
0のように、添加剤Bの化学反応により中和され、金属
製集塵材Aの腐蝕、発錆を防止して長期にわたって安定
した集塵性能が得られるのである。
尚、可振部材8の一部を多孔板−5に接触させておき、
可振部材8によって多孔板5にも強制振動を与えて、表
面に付着したダストを強制的に払い落とすべく構成して
実施することも可能である。
上記の実施例は、火の粉を含む高温の排ガスを・集塵処
理する場合を示したものであるが、塗装工場内の空気等
、ミストを含むが火の粉を含まない常温の含塵気体を集
塵処理する場合にも好適である。
即ち、実験によれば、コイル状の金属製集塵材Aとミス
ト吸着用添加剤Bとを充填した300鬼X300%x3
oo%の集塵処理室6を作製して、片面より、塗料ミス
トを含む常温空気を吸引させたところ、吸引側の半分(
150%)に98〜99%の塗料ミストが吸着され、排
気側の半分には殆んど着色されなかった。
このことは、粘着性ミストの捕集効率が極めて高いこと
を示している。
また、本実施例の集塵装置は、単独で使用してもよく、
バッグフィルター等に先行する第次集塵機として使用し
てもよい。
下記の表は、上述した本実施例の乾式集塵機と、サイク
ロン、バッグフィルター、電気式集塵機との比較結果を
示す。
含塵気体:−325メッシュ、95%石灰石粉を含む空
気、 含塵量: 1oI?/N扉 表からも明らかなように、本実施例では、火の粉及びミ
ストの捕集が確実であり、かつ、圧損が小さいため含塵
気体の吸引ファン及び消費動力を小さくすることが可能
で、金属製集塵材Aとして旋盤の切削屑を使用可能であ
ることと相まって、非常に経済的に実施し得る。
尚、添加剤Bとしては、消石灰の他、生石灰、シリカゲ
ル、ケイソウ土やこれらの一種又は数種と活性炭の粉末
とをブレンドした混合物などを使用することができる。
以上、実施例に基づいて詳述したように、本発明による
乾式集塵装置は、ミストを含んだ含塵気体の流路途中に
介装する乾式集塵装置であって、集塵処理室内に多数の
金属製集塵材を充填してあるとともに、前記集塵処理室
に向けてそれの上流側から水硬性をもつミスト吸着用の
添加剤を噴霧供給するノズルを設けてあり、かつ、前記
の充填された金属製集塵材の層内に埋入する状態で前記
金属製集塵材自体を振動させる脱塵用の可振部材を設け
てあることを特徴とするものであり、この構成によれば
、次の作用、効果がある。
即ち、ノズルから噴霧供給された水硬性をもつミスト吸
着用の添加剤が多数の金属製集塵材の表面をプレコー卜
することになる。
このプレコートされたところにダストおよび粘着性ミス
トが付着するためそれらを確実に捕集することができる
又、添加剤に付着した粘着性ミストは、添加剤とともに
硬化するため、その捕集された粘着性ミストが過剰に成
長して目詰まりを生じることが抑えられる。
そして、長時間運転により目詰まりが増加することは避
げられないが、その際には、金属製集塵材の層内に埋入
されている可振部材を振動させることにより、その集塵
材のすべてを直接積極的かつ十分に振動させ、もって、
硬化した層を、塊として極めて容易かつ確実に剥離させ
て、再生することができる。
つまり、目詰まりが生じたとしても、比較的小さな能力
の可振部材の振動で極めて効果的かつ、能率的にその目
詰まりを解消でき、粘着性ミストを含んだ気体を対象と
するものでありながら、長期にわたる安定操業が可能と
なったのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る乾式集塵装置の実施例を示し、第1
図は一部切欠正面図、第2図は平面図、第3図は要部の
縦断側面図、第4図は第3図の横断平面図、第5図イ,
口はコイル状金属製集塵材を例示する正面図、第6図イ
,岨ま作用を示すコイル状金属製集塵材の断面図、第7
図イ,岨ま各々従来例を示すフローシ一トである。 2・・・・・・ノズノレ、6・・・・・・集塵処理室、
8・・・・・・可振部材、A・・・・・・金属製集塵材
、B・・・・・・水硬性をもつミスト吸着用の添加剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ミストを含んだ含塵気体の流路途中に介装する乾式
    集塵装置であって、集塵処理室6内に多数の金属製集塵
    材Aを充填してあるとともに、前記集塵処理室6に向け
    てそれの上流側から水硬性をもつミスト吸着用の添加剤
    Bを噴霧供給するノズル2を設けてあり、かつ、前記の
    充填された金属製集塵材Aの層内に埋入する状態で前記
    金属製集塵材A自体を振動させる脱塵用の可振部材8を
    設けてある乾式集塵装置。
JP50132800A 1975-11-04 1975-11-04 カンシキシユウジンソウチ Expired JPS596687B2 (ja)

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JP50132800A JPS596687B2 (ja) 1975-11-04 1975-11-04 カンシキシユウジンソウチ

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JP50132800A JPS596687B2 (ja) 1975-11-04 1975-11-04 カンシキシユウジンソウチ

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JPS5256457A JPS5256457A (en) 1977-05-09
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