JPS5966588A - 分繊化したペクトセルロ−ス系繊維の製造方法 - Google Patents

分繊化したペクトセルロ−ス系繊維の製造方法

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JPS5966588A
JPS5966588A JP17818882A JP17818882A JPS5966588A JP S5966588 A JPS5966588 A JP S5966588A JP 17818882 A JP17818882 A JP 17818882A JP 17818882 A JP17818882 A JP 17818882A JP S5966588 A JPS5966588 A JP S5966588A
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alkaline
pectin
water
enzyme
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JP17818882A
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小林 良生
松尾 隆吉
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、分繊化したペクトセルロース系繊維の効率的
な製造方法に関し1.さら1(詳し、くけ、じん皮繊維
を予めアルカリ水溶液で処理した9ち、ペクチン分解酵
素を作用・させて迅速にパルプ化を進行させることを特
徴とする分繊化したペクトセルロース系繊維の、製造方
法に関するものである。
従来、ペクチン分解酵素などを用いる生化学的公知であ
る。この生化学的手段によるパ・・プ撃を工業的に実施
する場合、酵素による解繊の効率を高めることが重要な
課題となる。(たがって5.本発明者らはこの解繊効率
を高めるべく鋭意!F究を重ね、その結果、先にアルカ
リ性ペクチン分竺酵素をpH7,5〜12の範囲にお!
てじん皮繊維に作用させることを提案した(特開昭54
−147202号公報)。
本発明者らは、よυ効果的かつ効率的にしん皮繊維のパ
ルプ化を進行させる方法を開発すべくさらに研究を進め
た結果、じん皮繊維を先ず希薄なアルカリ杢溶液に浸せ
きする処理を行えば、アルカリ水、溶液に溶出しうる成
分を次の酵素作用系から排除することができ、かつじん
皮繊維は物理的に十分膨、潤した状態になり、その上じ
ん皮竺維のペクチン質はアルカリ性ペクチン分解酵素、
が作用しやすいように化学的に変質するため、じん皮繊
維をこのようにアルカリ水溶液に渋って処理したのち、
アルカリ性ペクチン分解酵素全作用させれば、前記の”
目的を達成しうろことを見出し;この 5知見に午づ、
諭千本発明・、を、完成するに至った。・、・□□l−
すなわち、本発明は、じん皮繊維を希アルカリ水溶加罰
処理し、次いで水洗したのち、アルカリ性ペクチン分解
酵素を作用させて、繊維間こう着物を分解することを特
徴とする分繊化したペクトセルロース系繊維の製造方法
を提供するものである。、             
        。
本発明ていうペクトセルロース系繊維とは、例えばガノ
ピ、ミッマタ、コウゾ、桑などのじん皮、ペンダ、ラミ
ー、ジュート、□ニュージランド麻などのいわゆる軟質
系麻類の主うな繊維間のこう着物質が主としてペクチン
質である植物繊維のことである。
本発明方法におい□て用いるアルカリ性ペクチン分解酵
素とdl、例えは特開昭54−’ 147202号公報
において記載されているように、アルカリ領域に酵素活
性の至適pHをもっペクチン分解酵素のことであって、
シー・ティー・ケリー(Q、T、Kelly )及びダ
ブリュー・エム・ホガティ(W、M、Fogart3’
 )−:□に・よつヤ規定されているアルカリ土類金属
する、、’、:  シフ、$、!〔プ、°す°バイオケ
ミストリーm1stry ) 778号、3〜9頁””
 (、、’i’976 ) ]。      □、 従
来、ペクトセルロース系繊維を処理する場合、発酵精練
法においても、あるいは化学蒸解法においても、そノt
をあらがじめ水に浸せき処理すること、が広く行われて
いる。
本発明方法は、、この水浸せき処理に代えて希薄なアル
カリ水溶液に浸せき処理することを内容とり“るもので
ある。
本発明方法において、じん皮繊維を希薄なアルカリ水溶
液に浸せき処理して得られ□る効果の第一は・水浸竺き
処理′比″′″1溶蟹抽出物が多くなるという点に、あ
、、る。通常、じん皮竺緯′に−は水溶性成分が数係存
在するが、アルカリ水溶液に浸せき処理することによっ
て、アルカリ可溶成分であるヘミセルロースを主体とす
る多糖類が主として溶出される。すなわち、じん皮繊維
をあらかじめ希薄なアルカリ水溶液に浸せき処理すれば
、原料は単に膨潤するだけでなく、前記のヘミセルロー
スを主体とする多糖類が十分に除去される。この多糖類
が十分に除去きれることによって、ペクチン分解酵素の
拡散路が素、犬され、かつ酵素の作用効果が促進される
。すなわちペクチン分解酵素は分子量数方程度のタンパ
ク質であり、こIzが基質である厚相系内に拡散するた
めには、かなり巨大な通路が必要であり、ナルカリ可溶
成分を除去することによって、この通路が拡大される。
また、酵素作用は一般に共存物質の影響を著しく受ける
が、不発り」に用いるアルカリ性ペクチン分解酵素は、
アルカリ可溶成分であるヘミセルロースを主体とする多
糖類を系外へ除去しておくと、失活を受けにくく、酵素
の分繊化作用効果が促進される。
次に、じん皮繊維を希薄なアルカリ水溶液に浸せ□き処
理して得られる効果の第二は、基質であるペクチン質が
化学変化するという点にある。このペクチン質の主体は
、ガラクツロン酸のポリマーから成る複合糖誘導体であ
って、そのガラクツロン酸は部分的にメチルエステルと
なっており、じん皮繊維を希薄なアルカリ水溶液に浸せ
き処理することによって、ペクチン質の中のガラクツロ
ン酸メチルエステル部分は加水分解され、遊離のガラク
ツロン酸になる。
ところで、じん皮繊維の分繊化て有効な酵素は、ペクチ
ン分解酵素のうち加水分解酵素と脱離酵素であり、前者
はペクチン酸分解酵素系しか知られてないが、後者はペ
クチン分解酵素とペクチン酸分解酵素が知られており、
一般的にはペクチン酸分解酵素作用の方が大きいといわ
れている。このペクチン酸分解酵素は、ペクチンをペク
チン・エステラーゼによるか、又は化学的なけん化作用
によって加水分解し、その中めエステル基を遊離のカル
ボキシル基に変えてから作用させることが必要であり、
本廃明の希薄なアルカリ水溶液にしん皮繊維を浸せき処
理することによってその目的が達せられる。第三の効果
は、アルカリによって着色物質が抽出されるために生成
するパルプの白色度が著しく向上することである。
本発明方法において用いるアルカリ水溶液の濃度は5重
量%以下が好壕しく、通常1重量係程度で十分である。
もちろん5重量%を超えた濃度でも効果はあるが、経済
的に不利である。また、アルカリ水溶液に用いる塩基性
化合物としては、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の
水酸化物又はそれらの弱酸塩があり、具体的には水酸化
アンモニウム、水酸化すトリウム、水酸イ、ヒカリウム
、水酸化カルシウム、炭酸アン阜ニウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素すトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸水素カルシウム、亜硫酸ア
ンモニウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カルシウムなど
が挙げられる。
本発明方法において用いるアルカリ水溶液の量は原料の
ペクトセルロース系繊維が万遍なく浸せきされる程度で
よく、通常浴比で7貢上□が好ましい。もちろんこれ以
下の鼠でも可能ではあるが、この場合、手動あるいは機
械的なかき捷ぜを少な斗とも不定期、に行うことが必要
である。
また、浸せ□き温度は通常室温でよいが、必要に応じて
加熱してもよく、浸せき時間は室温の場合、1時間以上
数日間が望ましい。
このよ1うにアルカリ水・溶液に浸せき処理して得られ
た腎ん皮繊維を水洗又は中和によってアルカリ分を半分
除去したのち、本発明者らが先に9案 。
した方法(特開昭54−147202号公報)に準じて
 トアルカリ性分解酵素を作用させて繊維間のとp q
、、、、、’、、 、、、 ’:物質を分解する。
本発明方法に従えば、従来法に比べて極めて動床的か′
り効率的にしん皮繊維?酵素によるパルプ化が進行する
。得られた分繊化繊維は和紙原料として用いられる。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明 。
11111         1 する。
実施例1〜3.比較例1〜3 高知産コウゾ白皮(じん皮)を繊維長30胴に切断した
もの700 f (絶対乾燥重量、を、ll係濃度のア
ンモ=ア水溶液10V、に常温で浸りした・ ゛ウシを
時“手で今き4ぜ仝がら一昼夜装置L7″ち゛水洗し1
77 % = 7 f除去し゛次!、。
で遠心脱水してパルプ化槽に入れた。
一方、アルカリ性ペクチン分解酵素として、エルウィニ
ア・カロトボラ(、Krwi* carotovora
 )GIR−726f:ペクチン帆5壬、グルタミン酸
モノナトリウム0.5係、硫酸アンセン0.3係、K2
HPO40,24%、Na2HPO40−08%、Mg
SO4・7 H2O0,02%から成る培地(pH6,
8)に培着して得られた粗酵素液の限外ろ過濃縮WLを
、その中に含まれる酵素がペクチン酸リアーゼとしてコ
ウゾ1ii′(絶対乾燥重量)当9200〜50単位の
範囲になるように用いた。ここでペクチン酸リアーゼ1
単位とは、ペクチン酸に作用し、1分間に1μ+110
1の4,5−不飽和ガラクツロンef:遊離するに必要
な酵素量のことである。
この粗酵素液の限外沢過濃縮液を\2N−アンモニア緩
衝液(pH9,5)に加えて液量110tとし、前記ア
ンモニア水に浸せき処理して得られたコウゾを入れであ
るパルプ槽に入れ、液循環接触方式でコウゾのパルプ化
を行った。、<レグ化は約1.5N−アンモニア水でp
Htlt制御しながら、30℃の温度で24時間行った
。反応後、ノクルプは時々かきまぜながら水道水で30
分洗ったのち、遠心脱水した。
分繊化の挙動は、次のようにして結束繊維率を測定し、
その値で表示した。
結束繊維率の6111定。
標準離解機にパルプ3.Of(絶対乾燥重量)、水2t
を加え、5000回転して回転せん断力により離解した
。離解後671000インチ幅の目を有する6カツトの
フラットスクリーンにて解繊した繊維をろ別し、残存す
る結束繊維を集めて乾燥し、その重量を求め、離解機に
加えたパルプとの百分率で結束繊維率を示す。
なお、比較例として水で浸せきして同様の処理を行い、
得られたパルプの結束繊維率を求めた。
これらの結果を第1表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 じん皮繊維を希アルカリ水溶液で処理し、次いで水
    洗したのち、アルカリ性ペクチン分解酵素を作用させて
    、繊維間こう着物を分解することを特徴とする分繊化し
    たペクトセルロース系繊維の製造方法。
JP17818882A 1982-10-08 1982-10-08 分繊化したペクトセルロ−ス系繊維の製造方法 Pending JPS5966588A (ja)

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