JPS5966488A - 石炭の短時間液化方法 - Google Patents
石炭の短時間液化方法Info
- Publication number
- JPS5966488A JPS5966488A JP17531882A JP17531882A JPS5966488A JP S5966488 A JPS5966488 A JP S5966488A JP 17531882 A JP17531882 A JP 17531882A JP 17531882 A JP17531882 A JP 17531882A JP S5966488 A JPS5966488 A JP S5966488A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coal
- reaction
- liquefaction
- hydrogen
- solvent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、石炭を原料として、より少ない水素油IJR
量で、より多くの液化油を取得する経済性のすぐれた石
炭液化法に関するものである。
量で、より多くの液化油を取得する経済性のすぐれた石
炭液化法に関するものである。
従来より石炭を転化させて有用な石油様液体生成物を#
遺する方法は、旧くから多数知られている。石炭を液化
するには、石炭を高温に加熱して熱分解留出分を回収す
る乾留液化法、石炭を浴剤にて抽出する溶剤抽出液化法
、水素移行又は水素供与性溶剤にて石炭を抽出と同時に
分解、水素化する浴剤分解液化法、高圧水素ガス(分子
状水素)の供帽下で#剤佃出全行う抽出水添液化法、高
圧水素ガスの供給下で触媒を使用して石炭の水素化分M
を行う直接水添液化法等がある。
遺する方法は、旧くから多数知られている。石炭を液化
するには、石炭を高温に加熱して熱分解留出分を回収す
る乾留液化法、石炭を浴剤にて抽出する溶剤抽出液化法
、水素移行又は水素供与性溶剤にて石炭を抽出と同時に
分解、水素化する浴剤分解液化法、高圧水素ガス(分子
状水素)の供帽下で#剤佃出全行う抽出水添液化法、高
圧水素ガスの供給下で触媒を使用して石炭の水素化分M
を行う直接水添液化法等がある。
上述の各々の融化法は、単独の1段液化法としてみるな
らば、乾留液化法は液化油の収率が低く、又、旧くから
知られているベンゼン、トルエン、キシレン、石炭酸、
クレオソート油、クレゾール、アントラセン油等を用い
る濯剤抽出液化法は、抽出時間が長く抽出効率が慈く液
化油の収率が低い欠点があった。テトラリンに代表され
る水素化された芳香族化合物は、石炭液化の初期反応で
石炭分子の架橋構造が熱分解しで生成するフラグメント
に水素を供与して安定化させる作用を有することは旧く
から知られており、このような物質を含有する溶剤音用
いる溶剤分解液化法及び抽出水添液化部は、比較的短時
間で高い液化油の収率が得られる特徴を有する反面、得
られた液化油は櫃して高分子量の液化油比率が島(軽質
化の進行が不充分である欠点があった。父、抽出水添液
化法に於いて、比較的長時間の処理で溶剤分解液化法よ
り液化油の軽質化を計る方法が試みられているが、これ
は、石炭の灰分と共存する触媒物質の作用で水素化分解
の効果に期待するものであり、消極的な方策で対象石炭
種に大さく依存する方法である。触媒を添加し、積極的
に石炭の水素化分解を行う直接水添液化法は、上記説明
の液化法の欠点でわる液化収率及び液化油の軽質化に関
17て、はソその欠点を解決(−得る方法て゛あるが、
反応温度、反応圧力などの反応条¥1:が苛酷であり、
石炭液化の経済性に大きな比重金占める水素消費量が上
記諸方法に比較し7て大きく庁る欠点を有することは周
知である。
らば、乾留液化法は液化油の収率が低く、又、旧くから
知られているベンゼン、トルエン、キシレン、石炭酸、
クレオソート油、クレゾール、アントラセン油等を用い
る濯剤抽出液化法は、抽出時間が長く抽出効率が慈く液
化油の収率が低い欠点があった。テトラリンに代表され
る水素化された芳香族化合物は、石炭液化の初期反応で
石炭分子の架橋構造が熱分解しで生成するフラグメント
に水素を供与して安定化させる作用を有することは旧く
から知られており、このような物質を含有する溶剤音用
いる溶剤分解液化法及び抽出水添液化部は、比較的短時
間で高い液化油の収率が得られる特徴を有する反面、得
られた液化油は櫃して高分子量の液化油比率が島(軽質
化の進行が不充分である欠点があった。父、抽出水添液
化法に於いて、比較的長時間の処理で溶剤分解液化法よ
り液化油の軽質化を計る方法が試みられているが、これ
は、石炭の灰分と共存する触媒物質の作用で水素化分解
の効果に期待するものであり、消極的な方策で対象石炭
種に大さく依存する方法である。触媒を添加し、積極的
に石炭の水素化分解を行う直接水添液化法は、上記説明
の液化法の欠点でわる液化収率及び液化油の軽質化に関
17て、はソその欠点を解決(−得る方法て゛あるが、
反応温度、反応圧力などの反応条¥1:が苛酷であり、
石炭液化の経済性に大きな比重金占める水素消費量が上
記諸方法に比較し7て大きく庁る欠点を有することは周
知である。
石炭から高い液化収率で、しかもより軽質化の進行した
液化油全取得するには、何らかの形式で水素を利用する
ことは必要で、水素を利用する液化法では、この水素消
費量を極小に抑えることは経済性を高める基本となるも
のである。
液化油全取得するには、何らかの形式で水素を利用する
ことは必要で、水素を利用する液化法では、この水素消
費量を極小に抑えることは経済性を高める基本となるも
のである。
石炭液化の主反応は、石炭−ナブレアスファルテン(ピ
リジンh」溶、ベンゼン不溶分つ一→アスファルテン(
ベンゼン不溶分・ペンタン不溶分)→油の順に進む逐次
反応でおり戊↓6速度は後段に進むにつれて著しく小さ
くなることは周知でろる。反応条件を緩和し、水素消費
量を低減するためには、加熱により速やかに反応の進行
する石炭→アスファルテンの一次液化反応に止め、メタ
ン等のガス生成全抑制する必要がらり、又、主反応であ
る水素化分解を効果的に促進させるためには、触媒の被
栂となり得る物質を共存させないことが望ましい。
リジンh」溶、ベンゼン不溶分つ一→アスファルテン(
ベンゼン不溶分・ペンタン不溶分)→油の順に進む逐次
反応でおり戊↓6速度は後段に進むにつれて著しく小さ
くなることは周知でろる。反応条件を緩和し、水素消費
量を低減するためには、加熱により速やかに反応の進行
する石炭→アスファルテンの一次液化反応に止め、メタ
ン等のガス生成全抑制する必要がらり、又、主反応であ
る水素化分解を効果的に促進させるためには、触媒の被
栂となり得る物質を共存させないことが望ましい。
か\る観点から、反応速度の速い石炭−→アスファルテ
ンの反応と、反工6速度の遅いアスファルテン→油の反
応VC分け、−次液化物から触媒被毒原因物質を除去し
てCo −Mo父はNi−Mo/アルミナ等の触媒で二
次液化を促進する2段液化法が提案されている。
ンの反応と、反工6速度の遅いアスファルテン→油の反
応VC分け、−次液化物から触媒被毒原因物質を除去し
てCo −Mo父はNi−Mo/アルミナ等の触媒で二
次液化を促進する2段液化法が提案されている。
2段液化法の一次液化(第1段反応工程)としては、上
記説明の溶剤分解液化法と抽出水添液化法が適用されて
いて、いずれも液化反応の媒体油として水素移行又は水
素供与性剤金用いる。抽出水添液化法は、水素供与性溶
剤として2環芳香族炭化水素の芳香族項の部分水素化物
を中心とする比較的軽質な媒体油を用い高圧水素ガス供
給下で比較的長時間の反応時間をかけて石炭−→アスフ
ァルテンの液化反応を送付させる方法でめυ、また浴剤
分解液化法では、水素供与性溶剤として、好ましくは、
3〜5環の多環芳香族炭化水素及びそのアルキル誘導体
の芳香族植の一部が水素化された部分水素化物を中心と
する中質媒体油を用い、実質上、水素ガスを用いず比較
的常圧に近い低圧力条#’Fで、且つ比較的短時間の反
応時間で石炭→アスファルテンの一次液化反応を遂行さ
せる方法である。
記説明の溶剤分解液化法と抽出水添液化法が適用されて
いて、いずれも液化反応の媒体油として水素移行又は水
素供与性剤金用いる。抽出水添液化法は、水素供与性溶
剤として2環芳香族炭化水素の芳香族項の部分水素化物
を中心とする比較的軽質な媒体油を用い高圧水素ガス供
給下で比較的長時間の反応時間をかけて石炭−→アスフ
ァルテンの液化反応を送付させる方法でめυ、また浴剤
分解液化法では、水素供与性溶剤として、好ましくは、
3〜5環の多環芳香族炭化水素及びそのアルキル誘導体
の芳香族植の一部が水素化された部分水素化物を中心と
する中質媒体油を用い、実質上、水素ガスを用いず比較
的常圧に近い低圧力条#’Fで、且つ比較的短時間の反
応時間で石炭→アスファルテンの一次液化反応を遂行さ
せる方法である。
石炭→アスファルテンの一次液化反応は、アスファルテ
ンー→油の二次液化反五δに比較して反応速度が速く、
上記、溶剤分解液化法、抽出水添液化法共に、更に反応
温度全土けて、例えば3〜4分の短詩m1で一次液化反
応を実施する高温短詩r41反応2段液化法が提案され
ている。
ンー→油の二次液化反五δに比較して反応速度が速く、
上記、溶剤分解液化法、抽出水添液化法共に、更に反応
温度全土けて、例えば3〜4分の短詩m1で一次液化反
応を実施する高温短詩r41反応2段液化法が提案され
ている。
しかし乍ら、この方法の第1段反応は、得られfc液化
物のアスファルテンに対するグレアスフアルテン比率が
局く、液化率が満足場れているにも拘らず軽質化度合の
光分な液化物が得られず、高分子曾、高粘性に白米する
液化残渣の難分離性、第2段水素化分解反応の難分解性
など大きな問題を有する欠点がある。更に重要なことは
、晶温短時間の反応であるためVC%得られた液化物の
軽質化度合からみての相対的な媒体油の損失及び水素消
費前が高く効率的な水素消費がなされていないという欠
点がある。
物のアスファルテンに対するグレアスフアルテン比率が
局く、液化率が満足場れているにも拘らず軽質化度合の
光分な液化物が得られず、高分子曾、高粘性に白米する
液化残渣の難分離性、第2段水素化分解反応の難分解性
など大きな問題を有する欠点がある。更に重要なことは
、晶温短時間の反応であるためVC%得られた液化物の
軽質化度合からみての相対的な媒体油の損失及び水素消
費前が高く効率的な水素消費がなされていないという欠
点がある。
本発明者らは、上記のような状況に鑑み、第1段液化反
心を短時間接触反応とする2段液化法の実用性且つ経済
性のめる技術について種々検討を亘ねた結果、以゛トに
述べる発明全するに至った。即ち、本発明は、溶済分解
液化法の液化反応方法全水素消費量の小さい短時間且つ
軽質化度の進行した新規な方法に改良することにより、
これ全第一段液化反応とする新規な改良液化性全提供す
るもので、石炭液化に関して、トータルでの水素油IJ
&倉が少なく且つエネルギーの消費蓋が少ない特徴を有
するものである。
心を短時間接触反応とする2段液化法の実用性且つ経済
性のめる技術について種々検討を亘ねた結果、以゛トに
述べる発明全するに至った。即ち、本発明は、溶済分解
液化法の液化反応方法全水素消費量の小さい短時間且つ
軽質化度の進行した新規な方法に改良することにより、
これ全第一段液化反応とする新規な改良液化性全提供す
るもので、石炭液化に関して、トータルでの水素油IJ
&倉が少なく且つエネルギーの消費蓋が少ない特徴を有
するものである。
即ち、本発明は水素化処理し、水素供与能力を持たせた
溶剤と15炭を常温〜500°Cの温度中トド下で混合
し、スラリー状原料ff、製造し、原料全10〜500
’C/分、好吐(7〈は2D〜200°C/分の昇温速
度で〃1熱昇温し、430〜480°Cの温度条件下で
2〜15分間保持し石炭を液化する方法である。
溶剤と15炭を常温〜500°Cの温度中トド下で混合
し、スラリー状原料ff、製造し、原料全10〜500
’C/分、好吐(7〈は2D〜200°C/分の昇温速
度で〃1熱昇温し、430〜480°Cの温度条件下で
2〜15分間保持し石炭を液化する方法である。
水素供与性溶剤する溶剤は最も良く知られているナトラ
リン月外に2〜5環の多狽力香族およびそれらのアルキ
ル誘導体もしくは石炭から生成する、500’C以上の
沸点金有する重質成分全適当な条件、例えばN1.Mo
/アルミナ担体系触媒ケ用い、620°C5150kg
/1wr” G 。
リン月外に2〜5環の多狽力香族およびそれらのアルキ
ル誘導体もしくは石炭から生成する、500’C以上の
沸点金有する重質成分全適当な条件、例えばN1.Mo
/アルミナ担体系触媒ケ用い、620°C5150kg
/1wr” G 。
Ll(SV=0.5%r の条FI=で水素化すること
によυ得られる。
によυ得られる。
このような水素供与性溶剤は前述の如く、芳香現の一部
が水素化された部分水素化物であり、2猿ではテトラリ
ン、3環ではジヒドロフェナントレン、テトラヒドロフ
ェナントレン、ジヒドロアントラセン、テトラヒドロア
ントラセン、4猿ではジヒドロピレン、テトラヒドロピ
レン、ジヒドロクリセン、テトラヒドロクリセン、5項
ではジヒドロベンゾピレン、テトラヒドロベンゾピレン
およびそれらのアルキル誘導体が代表例として挙けられ
る。これら部分水素化物中の供与性水素量は1〜3亜量
チでめり、又、混合成分から成る溶剤中vc@゛まれる
これら有効成分量はカスクロマトダラフイー、NMR(
核磁気共鳴測足装置うで定量化がム」能でおる。
が水素化された部分水素化物であり、2猿ではテトラリ
ン、3環ではジヒドロフェナントレン、テトラヒドロフ
ェナントレン、ジヒドロアントラセン、テトラヒドロア
ントラセン、4猿ではジヒドロピレン、テトラヒドロピ
レン、ジヒドロクリセン、テトラヒドロクリセン、5項
ではジヒドロベンゾピレン、テトラヒドロベンゾピレン
およびそれらのアルキル誘導体が代表例として挙けられ
る。これら部分水素化物中の供与性水素量は1〜3亜量
チでめり、又、混合成分から成る溶剤中vc@゛まれる
これら有効成分量はカスクロマトダラフイー、NMR(
核磁気共鳴測足装置うで定量化がム」能でおる。
一方、石炭のプレアスファルテン化、アスファルテン化
に対しては最低0.5重値係の活性な水素が必要である
ことから、上記部分水素化された溶剤量(上記の有効浴
剤成分のみとした場合)は無水無灰石炭100に対し、
50〜150■量を供給することが石炭の液化(可溶化
)VC対し必要条件である。
に対しては最低0.5重値係の活性な水素が必要である
ことから、上記部分水素化された溶剤量(上記の有効浴
剤成分のみとした場合)は無水無灰石炭100に対し、
50〜150■量を供給することが石炭の液化(可溶化
)VC対し必要条件である。
本発明者らは、上記の条rトを背景とし、更Vこ供与性
水素を有効に利用する条件を見出すべく種々の検討を行
なった結果、石炭と溶剤の混合スラリーの昇温速度、反
応温度、反応時間の6つの要因が極めて重要であること
を見出した。
水素を有効に利用する条件を見出すべく種々の検討を行
なった結果、石炭と溶剤の混合スラリーの昇温速度、反
応温度、反応時間の6つの要因が極めて重要であること
を見出した。
石炭と上記の溶剤は常温乃至溶剤の節点以下の温度(一
般には300°C月下)で混合されるが、この時当然の
こと乍ら反応は実質的には生起しない。石炭の可溶化反
応を生じさせるためVCは約680°C以上の温度領域
1で上げる必要がある。この場合、数℃/分月下の緩や
かな昇温、10°C/分〜100℃/分の適度な昇温1
.100℃/分以上の急速な昇温の各条件に対し、石炭
の可溶化率〔ピリジン可溶成分、もしくはテトロヒドロ
フラン(THF)j5■浴成分の割合〕およびアスファ
ルテン(500℃留分〜ベンゼンTi[成分)/プレア
スファルテン(ベンゼン不溶〜T HP可溶成分)の比
で表わされる軽質化度の両者をもって組成を比較すると
、軽動化度VC極めて大きな影響を及ばずことを見い出
した。
般には300°C月下)で混合されるが、この時当然の
こと乍ら反応は実質的には生起しない。石炭の可溶化反
応を生じさせるためVCは約680°C以上の温度領域
1で上げる必要がある。この場合、数℃/分月下の緩や
かな昇温、10°C/分〜100℃/分の適度な昇温1
.100℃/分以上の急速な昇温の各条件に対し、石炭
の可溶化率〔ピリジン可溶成分、もしくはテトロヒドロ
フラン(THF)j5■浴成分の割合〕およびアスファ
ルテン(500℃留分〜ベンゼンTi[成分)/プレア
スファルテン(ベンゼン不溶〜T HP可溶成分)の比
で表わされる軽質化度の両者をもって組成を比較すると
、軽動化度VC極めて大きな影響を及ばずことを見い出
した。
この理由については石炭の反応機構並びに溶剤中の供与
性水素の移行機構、速度論的何党成果に待つ所大ではめ
るが1本発明者らの推論によれば石炭が加熱され固体か
ら膨飼状態に変化し、次いで熱分解を開始するまでの過
程の時間的遅れと、浴剤が加熱され、供与性水素を放出
する速度の兼ね合いにより、供与性水素の有効な利用が
左右され、ひいては石炭生成物の軽質化に影@を及はす
ものと考えられる。
性水素の移行機構、速度論的何党成果に待つ所大ではめ
るが1本発明者らの推論によれば石炭が加熱され固体か
ら膨飼状態に変化し、次いで熱分解を開始するまでの過
程の時間的遅れと、浴剤が加熱され、供与性水素を放出
する速度の兼ね合いにより、供与性水素の有効な利用が
左右され、ひいては石炭生成物の軽質化に影@を及はす
ものと考えられる。
昇温速度は後記の実施例2で示すように10〜b
2以上とすることができることが判明した。
次いで反応温度、反16時間に関しては、石炭の可溶化
率、@質化度のいずれにも太きくJ#響を及ぼすが、本
発明者らはこの両者の組み合せの最適な条件として反応
温度460〜480℃、反応時間2〜15分を見出した
。
率、@質化度のいずれにも太きくJ#響を及ぼすが、本
発明者らはこの両者の組み合せの最適な条件として反応
温度460〜480℃、反応時間2〜15分を見出した
。
石炭の可溶化過程は前述の如く1石炭−→ブレアスファ
ルテンー→アスファルテンと進むことが知られているが
、この時隔分子が熱分解し、活性ラジカルを生成する速
度と、水素供与性溶剤からの活性な水素の放出速度が一
致(〜た時に良好な可溶化反応となる。
ルテンー→アスファルテンと進むことが知られているが
、この時隔分子が熱分解し、活性ラジカルを生成する速
度と、水素供与性溶剤からの活性な水素の放出速度が一
致(〜た時に良好な可溶化反応となる。
この両速症は、温度の関数で必り、それに時間(< /
J[l味すると反応到達度となるべきでおるが、石炭の
可溶化反応はそれK /Jllえて尚分子中への溶剤拡
散を考慮すべきでめり、極めて核雑な反応メカニズムと
想像される。
J[l味すると反応到達度となるべきでおるが、石炭の
可溶化反応はそれK /Jllえて尚分子中への溶剤拡
散を考慮すべきでめり、極めて核雑な反応メカニズムと
想像される。
本発明者らは上記メカニズムの解明にンよ到っていない
が、実用的な条件範囲を決定すべく、各棟の液化試験を
実尻し、本発明に到達した。
が、実用的な条件範囲を決定すべく、各棟の液化試験を
実尻し、本発明に到達した。
以下、具体的実施例をもって本発明を更に詳細に説明す
る。
る。
実施例1
石炭タール系油を減圧カットし、アントラセンおよびフ
ェナンスレン、フルオランテン、ピレン、クリセン、チ
ョランスレンおよびベンゾピレンの3〜5壌芳香族炭化
水素成分が62.8チを占める沸点範囲が320〜55
0°Cの炭化水垢類混合物を、石油脱硫用のNi −M
o系触媒を用いて反応温度520℃、反工6圧力150
に9/1−rn2Gの条件で水素化処理し、上記6〜5
環芳香族炭化水素成分の部分水素化率50%未満のもの
の割合が57チを占める水素化処理された石炭タール系
油を石炭液化用の水素供与性溶剤として準備した。第1
段液化反応供試原料石炭としては、元素分析値(MAF
俤〕がa ; 79.1 %。
ェナンスレン、フルオランテン、ピレン、クリセン、チ
ョランスレンおよびベンゾピレンの3〜5壌芳香族炭化
水素成分が62.8チを占める沸点範囲が320〜55
0°Cの炭化水垢類混合物を、石油脱硫用のNi −M
o系触媒を用いて反応温度520℃、反工6圧力150
に9/1−rn2Gの条件で水素化処理し、上記6〜5
環芳香族炭化水素成分の部分水素化率50%未満のもの
の割合が57チを占める水素化処理された石炭タール系
油を石炭液化用の水素供与性溶剤として準備した。第1
段液化反応供試原料石炭としては、元素分析値(MAF
俤〕がa ; 79.1 %。
H: 6.6茅、N ; 0.9%、e : o、3チ
、0(dlff); 13.1φであり、工業分析値(
係)が灰分8.9%、揮発分41.3%、固定炭素39
.5%。
、0(dlff); 13.1φであり、工業分析値(
係)が灰分8.9%、揮発分41.3%、固定炭素39
.5%。
水分10.5%の亜瀝青炭全100メツシユ以下に粉砕
したものを準備した。
したものを準備した。
上記原料石炭100N普部(無灰無水規準)と溶剤20
0重量部の比率で混合した石炭スラ1J500Fを20
0℃に温度調節し、内容積21で予め反応温度より高目
に予熱された攪拌機付オートクレーブに短時間で圧入し
た。反応温度は410〜490”Cの範囲で条件変動さ
せ、反工5時間は11〜17分の間で条件変動させた。
0重量部の比率で混合した石炭スラ1J500Fを20
0℃に温度調節し、内容積21で予め反応温度より高目
に予熱された攪拌機付オートクレーブに短時間で圧入し
た。反応温度は410〜490”Cの範囲で条件変動さ
せ、反工5時間は11〜17分の間で条件変動させた。
反応温度1での昇温速度は200〜580“0間では平
均150”07分であった。
均150”07分であった。
所定の反応終了後、オートクレーブ下部抜出しバルブか
ら短時間で反応液を抜き出し、急冷した後反応生成物の
分析を行なった。
ら短時間で反応液を抜き出し、急冷した後反応生成物の
分析を行なった。
反応生成物をベンゼンおよびテトラヒドロフランで溶剤
分別し、未反応炭量の指標としてテトラヒドロフラン不
溶分を、軽質化度の指標として(ガス−ベンゼン可溶分
*)/(ベンゼン不溶分〜テトラヒドロフランfil溶
分量)の比を求めた。
分別し、未反応炭量の指標としてテトラヒドロフラン不
溶分を、軽質化度の指標として(ガス−ベンゼン可溶分
*)/(ベンゼン不溶分〜テトラヒドロフランfil溶
分量)の比を求めた。
第1図は未反応炭fが15!f条以下全M:準とした適
正条件範囲を示しており、第2図は軽質化度20以上全
基準とした適正条件範囲を示している。
正条件範囲を示しており、第2図は軽質化度20以上全
基準とした適正条件範囲を示している。
この結果から両適正条注7に満足する条件として、反応
温度430〜480°C5反応時間2〜15分が選定さ
れた。
温度430〜480°C5反応時間2〜15分が選定さ
れた。
11こ、両適正栄件をより正確に数式表示すればほぼ次
式の範囲となった。
式の範囲となった。
30≦S≦90
但し
S 子 101’xθ×θx p (−25160/(
273+す〕2≦d≦15 (反応時間、分) 460≦t≦480 (反応温度、”c )実施例2 実施例1と同様の性状の原料スラリーを内径6.8m、
長さ最高150mの管式反応器に連続的に供給し液化反
応を行なわせた。反応器の前部は原料スラIJ−(20
0°C)を昇温するための加熱炉であジ、後部れ支反応
温度を維持するために電気ヒーターで温f調節を行なっ
ている。
273+す〕2≦d≦15 (反応時間、分) 460≦t≦480 (反応温度、”c )実施例2 実施例1と同様の性状の原料スラリーを内径6.8m、
長さ最高150mの管式反応器に連続的に供給し液化反
応を行なわせた。反応器の前部は原料スラIJ−(20
0°C)を昇温するための加熱炉であジ、後部れ支反応
温度を維持するために電気ヒーターで温f調節を行なっ
ている。
加熱炉はステンレス製の反応器に直接低電圧の電流を流
し、発熱させる方式のものであり、電流、電圧の制御に
よp昇温速度を変化させることができる。
し、発熱させる方式のものであり、電流、電圧の制御に
よp昇温速度を変化させることができる。
この管式反応路に原料スラリーを5〜801/H1流速
調整用の適当量の窒素を供給し、昇温速度5〜b 反応時間5.2分の条件下で液化反応2行なわせた。反
応生成物は実施例1と同様VC分析し、軽質化度と昇温
速度の関係を得た。結果を第3図に示すが、昇温速度が
10〜b 囲が軽質化度2以上で適当な条件であることが判明した
。
調整用の適当量の窒素を供給し、昇温速度5〜b 反応時間5.2分の条件下で液化反応2行なわせた。反
応生成物は実施例1と同様VC分析し、軽質化度と昇温
速度の関係を得た。結果を第3図に示すが、昇温速度が
10〜b 囲が軽質化度2以上で適当な条件であることが判明した
。
第1図、第2図は本発明の石炭液化反応が適正に行なわ
れる反応温度と反応時間の範囲を示したグラフであり、
第1図は液化率から、第2図ij:軽質化度から、各々
適正範囲金みたものである。第6図は本発明反応におけ
る昇温速度と軽質化度との関係を示し、その適正範囲を
示したグラフである。 り代理人 内 1) 明 復代理人 萩 原 亮 − 図面の浄書(内容に変更なし) 芭1図 O× モ 巨 X OX X 霊 模 メ 第2図 第3図 昇 温 速度 (’C/iL劫 手続補正書 昭和57年 11月−+/[] 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、事件の表示 昭和57年t’l” ii′f”41”[第17531
8 号2、’(i’:’“JJ ” 名+6: 石炭
の短時間液化方法3、補正をする各 事件どの関係 特許出願人 LL +・)i 東京都千代田区丸の内二丁目5番
1号氏□′パ 、、 15. (620)三菱重工業株式会社代表
者 矢 野 漁 4声代理人 (ほか1名) 5、補正dな令のR付 自発補正 6、補正により増加する発明の数 なしl補正の対象 委任状および図面 a補正の内容 委任状および図面を補充する。 9添付書類の目録 (1)委 任 状 2通
れる反応温度と反応時間の範囲を示したグラフであり、
第1図は液化率から、第2図ij:軽質化度から、各々
適正範囲金みたものである。第6図は本発明反応におけ
る昇温速度と軽質化度との関係を示し、その適正範囲を
示したグラフである。 り代理人 内 1) 明 復代理人 萩 原 亮 − 図面の浄書(内容に変更なし) 芭1図 O× モ 巨 X OX X 霊 模 メ 第2図 第3図 昇 温 速度 (’C/iL劫 手続補正書 昭和57年 11月−+/[] 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、事件の表示 昭和57年t’l” ii′f”41”[第17531
8 号2、’(i’:’“JJ ” 名+6: 石炭
の短時間液化方法3、補正をする各 事件どの関係 特許出願人 LL +・)i 東京都千代田区丸の内二丁目5番
1号氏□′パ 、、 15. (620)三菱重工業株式会社代表
者 矢 野 漁 4声代理人 (ほか1名) 5、補正dな令のR付 自発補正 6、補正により増加する発明の数 なしl補正の対象 委任状および図面 a補正の内容 委任状および図面を補充する。 9添付書類の目録 (1)委 任 状 2通
Claims (1)
- 石炭と水素供与性浴剤の混合vlJを10°C/分〜5
00℃/分の昇温速度で7JO熱昇温し、430°C〜
480℃の条件下で2〜15分保持することを特徴とす
る石灰の短時間液化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17531882A JPS5966488A (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 石炭の短時間液化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17531882A JPS5966488A (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 石炭の短時間液化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5966488A true JPS5966488A (ja) | 1984-04-14 |
Family
ID=15993988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17531882A Pending JPS5966488A (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 石炭の短時間液化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5966488A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5371105A (en) * | 1976-11-30 | 1978-06-24 | Gulf Research Development Co | Method of liquefying coal |
JPS54125204A (en) * | 1978-03-16 | 1979-09-28 | Exxon Research Engineering Co | Hydrogen doner liquefaction |
JPS5686988A (en) * | 1979-12-17 | 1981-07-15 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Liquefaction of coal |
JPS5710682A (en) * | 1980-06-06 | 1982-01-20 | Yamagata Daigaku | Coal direct liquefaction process and equipment therefor |
-
1982
- 1982-10-07 JP JP17531882A patent/JPS5966488A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5371105A (en) * | 1976-11-30 | 1978-06-24 | Gulf Research Development Co | Method of liquefying coal |
JPS54125204A (en) * | 1978-03-16 | 1979-09-28 | Exxon Research Engineering Co | Hydrogen doner liquefaction |
JPS5686988A (en) * | 1979-12-17 | 1981-07-15 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Liquefaction of coal |
JPS5710682A (en) * | 1980-06-06 | 1982-01-20 | Yamagata Daigaku | Coal direct liquefaction process and equipment therefor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0093501B1 (en) | Process for thermal cracking of carbonaceous substances which increases gasoline fraction and light oil conversions | |
EP0055556B1 (en) | Conversion of municipal waste to fuel | |
DE2350666A1 (de) | Herstellung von synthetischem naturgas aus rohoel | |
DE2733186A1 (de) | Kohleverfluessigungsverfahren | |
DE2733185A1 (de) | Verfahren zur verfluessigung von kohle | |
US4035281A (en) | Production of fuel oil | |
EP0047570B1 (en) | Controlled short residence time coal liquefaction process | |
CA1104961A (en) | Process for coal liquefaction | |
DD151181A5 (de) | Kombiniertes kohle-verfluessigungs-vergasungsverfahren | |
JPS5966488A (ja) | 石炭の短時間液化方法 | |
DD144787A5 (de) | Kombiniertes kohleverfluessigungs-vergasungsverfahren | |
US4521291A (en) | Coal extraction | |
JPS6219478B2 (ja) | ||
US4412908A (en) | Process for thermal hydrocracking of coal | |
US4522700A (en) | Coal liquefaction | |
DE102013224039A1 (de) | Behandlung von Synthesegasen aus einer Vergasungseinrichtung | |
US4431510A (en) | Process for producing hydrogen-enriched hydrocarbonaceous products from coal | |
US4323447A (en) | Coal Liquefaction process employing octahydrophenanthrene-enriched solvent | |
JPS60212486A (ja) | 亜歴青炭の液化法 | |
EP0033621A1 (en) | Solvent refining of coal using octahydrophenanthrene-enriched solvent and coal minerals recycle | |
JPS58179289A (ja) | 石炭の液化方法 | |
Fixari et al. | Hydrogenation of polyaromatics in the presence of hydrogen-hydrogen sulphide system | |
JPH0457886A (ja) | 石炭液化方法 | |
US4495089A (en) | Continuous process for the production of solvents for coal liquefaction | |
JPH01279990A (ja) | 石炭からの芳香族化合物の製造方法 |