JPS5963305A - 蒸気タ−ビン用部材 - Google Patents
蒸気タ−ビン用部材Info
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- JPS5963305A JPS5963305A JP5657482A JP5657482A JPS5963305A JP S5963305 A JPS5963305 A JP S5963305A JP 5657482 A JP5657482 A JP 5657482A JP 5657482 A JP5657482 A JP 5657482A JP S5963305 A JPS5963305 A JP S5963305A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam turbine
- hardness
- layer
- treatment
- collision
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/12—Blades
- F01D5/28—Selecting particular materials; Particular measures relating thereto; Measures against erosion or corrosion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な蒸気タービン用ノズルRK係わり、特に
、ボイラー等から作動蒸気と共に、飛来する固体粒子に
よるエロージョンに優れた蒸気タービン用ノズル翼に関
rる。
、ボイラー等から作動蒸気と共に、飛来する固体粒子に
よるエロージョンに優れた蒸気タービン用ノズル翼に関
rる。
蒸気タービンは、ボイラーによって発生させた蒸気の持
つ熱エネルギーを、タービンに有するノズル翼によって
膨張させ、これを運動エネルギーに変換して、発電様の
回転力を得るものである。
つ熱エネルギーを、タービンに有するノズル翼によって
膨張させ、これを運動エネルギーに変換して、発電様の
回転力を得るものである。
第1図に火力発屯用蒸気プラントの略式系統を示す。
蒸気タービンに於て、この重要な役割をになうノズル居
が固体粒子による摩耗によって二ローションを受ける。
が固体粒子による摩耗によって二ローションを受ける。
この主原因としては、ボイラ1のレス鋼管が、高温高圧
条件下での長期間の1車転により、ステンレス脩中めF
eの外向拡散と蒸気中の酸素の内向拡散によって内層と
外層の2 aiの酸化スケールが形成される。この内、
外層スケールが成る程度の厚さに成長するとボイラ1の
起動及び停止に併なう温度変化により剥離する。この剥
離したスケールが、微小粉末となり、固体粒子として、
ボイラ1にて発生した蒸気8と共に、第2図に示す如く
、蒸気タービンノズルボックス14に流入する。現在、
この蒸気は、温度566C。
条件下での長期間の1車転により、ステンレス脩中めF
eの外向拡散と蒸気中の酸素の内向拡散によって内層と
外層の2 aiの酸化スケールが形成される。この内、
外層スケールが成る程度の厚さに成長するとボイラ1の
起動及び停止に併なう温度変化により剥離する。この剥
離したスケールが、微小粉末となり、固体粒子として、
ボイラ1にて発生した蒸気8と共に、第2図に示す如く
、蒸気タービンノズルボックス14に流入する。現在、
この蒸気は、温度566C。
圧力2461(q/CrrI2という高温高圧の条件で
あり、ノズルボックス14内に配列された、第1段ノズ
ル翼15内を通過する場合、その速度は約500nl
/ Sにも達する。
あり、ノズルボックス14内に配列された、第1段ノズ
ル翼15内を通過する場合、その速度は約500nl
/ Sにも達する。
蒸気中に混入1〜だ固体粒子は、第3図に示す如く主と
してノズル翼出口1円の腹側15aに衝突しこの固体粒
子17がノズル翼材より硬い為研削拐の働きをなして、
この部分を侵食する。
してノズル翼出口1円の腹側15aに衝突しこの固体粒
子17がノズル翼材より硬い為研削拐の働きをなして、
この部分を侵食する。
この様に、ノズル翼の二ローションはノズル翼のエロー
ジョンは、高圧初段翼、中圧初段翼に於て発生している
。又固体粒子による浸食現象はその他のタービン部品に
於ても発生している。この対策としては、蒸気中に混入
した酸化スケールをタービン機器に入る前に除去すれば
良いわけであるが、これらの酸化スケールは、非′ポに
微イIHであり、完全に捕獲除去することは、困難であ
る。これらのことから、耐重ローション性に優れたノズ
ル翼の開発が望まれていた。
ジョンは、高圧初段翼、中圧初段翼に於て発生している
。又固体粒子による浸食現象はその他のタービン部品に
於ても発生している。この対策としては、蒸気中に混入
した酸化スケールをタービン機器に入る前に除去すれば
良いわけであるが、これらの酸化スケールは、非′ポに
微イIHであり、完全に捕獲除去することは、困難であ
る。これらのことから、耐重ローション性に優れたノズ
ル翼の開発が望まれていた。
耐エロージヨン性を向上させる方法として、特開昭54
−59507には材料表面にホウ化物層を形成させるこ
とが知られている。しかし、本願発明者らは、上述の固
体粒子によるエロージョンが以下に説明する研削摩耗に
よることから、公知の方法では十分でないことを見い出
した。
−59507には材料表面にホウ化物層を形成させるこ
とが知られている。しかし、本願発明者らは、上述の固
体粒子によるエロージョンが以下に説明する研削摩耗に
よることから、公知の方法では十分でないことを見い出
した。
蒸気タービンノズル松のエロージョンハ、蒸気に混入し
た酸化スケールの繰返し衝突により発生する。この現象
は、酸化スケールによるノズル翼面の研削1?拝、即ち
アブレーシブ摩耗(粉体摩耗)によること全県い出した
。従ってこの摩耗対策としては、その表面の硬さを衝突
rろものの硬さより高くしなければ解決出来ないことを
本願光明者らは見い出した。
た酸化スケールの繰返し衝突により発生する。この現象
は、酸化スケールによるノズル翼面の研削1?拝、即ち
アブレーシブ摩耗(粉体摩耗)によること全県い出した
。従ってこの摩耗対策としては、その表面の硬さを衝突
rろものの硬さより高くしなければ解決出来ないことを
本願光明者らは見い出した。
このようなエロージョンを受けるのは、ノズル翼の他に
もある。
もある。
本発明の目的は、微細固体粒子によるエロージョンを防
止し、1はエロージヨン性に優れた信頼性の高い蒸気タ
ービン用部材、特にノズル翼を1.′I−供するにある
。
止し、1はエロージヨン性に優れた信頼性の高い蒸気タ
ービン用部材、特にノズル翼を1.′I−供するにある
。
本発明は、粉体を含む高温蒸気の衝突を受ける部材にお
いて、該部材は前記衝突を受ける部分に至温におけるヴ
イツカース硬さが2000以上を有する金属化合物層が
形成さhていることを特徴とする蒸気タービン用部材−
にある。
いて、該部材は前記衝突を受ける部分に至温におけるヴ
イツカース硬さが2000以上を有する金属化合物層が
形成さhていることを特徴とする蒸気タービン用部材−
にある。
金属化合物層は、粉体の硬さより十分に高いヴイツカー
ス硬さが2000以上でなけノしば、エロージョンを防
止することができない。
ス硬さが2000以上でなけノしば、エロージョンを防
止することができない。
前記金属化合物層は炭化′吻、窒化′吻又ン」、硼化吻
が好ましく、特にヴイツカース硬さが3000以上の炭
化物が好ましい。
が好ましく、特にヴイツカース硬さが3000以上の炭
化物が好ましい。
硼化物として、グイツカース硬さは、T!B23300
.Zr)32 2300.TaBz 2500゜W2
B52600を有する。また、前記炭化物として、室
温のヴイツカース硬さは、それぞれB4 C5000、
S 1c4200.VC3000〜3500゜’L’1
C32QO,ZrC2800,N1)C2050を有す
るが、特に、VC,NbC,Ticは基地金属中に拡散
浸透させたCとそれらの金属と反応させて部材表面に形
成させることができ、剥離の生じにくい強固な皮膜が得
られ、酸化スケールの硬さく HV )のFe0270
〜350.Fe304420〜500 、 Fe20g
<1000より十分に高い値を有している。
.Zr)32 2300.TaBz 2500゜W2
B52600を有する。また、前記炭化物として、室
温のヴイツカース硬さは、それぞれB4 C5000、
S 1c4200.VC3000〜3500゜’L’1
C32QO,ZrC2800,N1)C2050を有す
るが、特に、VC,NbC,Ticは基地金属中に拡散
浸透させたCとそれらの金属と反応させて部材表面に形
成させることができ、剥離の生じにくい強固な皮膜が得
られ、酸化スケールの硬さく HV )のFe0270
〜350.Fe304420〜500 、 Fe20g
<1000より十分に高い値を有している。
化合1勿層の硬さは、約2倍以上であれば十分な耐エロ
ージヨン性が得られる。
ージヨン性が得られる。
一部た、これらの硬度を有する化合物は約565Cの蒸
気温度で長時間保持されても母材に拡散されることがな
く、厚さ及び硬さの変化はほとんど起らない。
気温度で長時間保持されても母材に拡散されることがな
く、厚さ及び硬さの変化はほとんど起らない。
前記部材としては、ノズル翼に前述の処理を施すのが好
ましい。
ましい。
前記炭化二吻層の厚さは2〜40 tt mが好ましい
。
。
前記部材は、重量で、CO,0,5〜0.2%、Si1
%以ド、Mn1.5%以下、Cr、9〜15%。
%以ド、Mn1.5%以下、Cr、9〜15%。
Ni1%以下、MOo、5%以ド、At0.1〜1%を
含み、全マルテンサイト組織を有するマルテンサイト鋼
で、室温のヴイツカース硬さが200以上であり、この
部材に対して前述の処理が施されているのが好′ましい
。
含み、全マルテンサイト組織を有するマルテンサイト鋼
で、室温のヴイツカース硬さが200以上であり、この
部材に対して前述の処理が施されているのが好′ましい
。
更に、本発明は、粉体を含む高【1情蒸気の衝突を受け
る部材において、該部材は前記衝突を受ける部分に拡散
による硬化処理が施され、その上に室温におけるヴイツ
カース硬°さが2000以上を有する金属化合物1脅が
形成されていることを特徴とする蒸気タービン用部材に
ある。
る部材において、該部材は前記衝突を受ける部分に拡散
による硬化処理が施され、その上に室温におけるヴイツ
カース硬°さが2000以上を有する金属化合物1脅が
形成されていることを特徴とする蒸気タービン用部材に
ある。
前記部材は鉄を主成分とし、前記硬化処理は浸炭、窒化
又は浸炭♀比処理であり、前記化合物層は前記処理に対
応して炭化物、窒化物又は炭窒化物、j脅が形成されて
いるのがH4しい。硬化処理は、金属化合物j鰻の保護
に役立つっ 更に、金属化合物層として炭化物、窒化吻がペース金7
)4からの炭素、窒素との反応によって形成させること
ができるので、密着性の高い層が形成さIしる。特に、
炭化物層の形成に効果がある。
又は浸炭♀比処理であり、前記化合物層は前記処理に対
応して炭化物、窒化物又は炭窒化物、j脅が形成されて
いるのがH4しい。硬化処理は、金属化合物j鰻の保護
に役立つっ 更に、金属化合物層として炭化物、窒化吻がペース金7
)4からの炭素、窒素との反応によって形成させること
ができるので、密着性の高い層が形成さIしる。特に、
炭化物層の形成に効果がある。
また、本発明は、粉体を含む高温蒸気の千馬突を受ける
部材において、該部材は前記衝突を受ける部分に鉄被覆
が施され、次いでその表面に拡散による硬化処理が施さ
れ、その上に室温におけるグイツカース硬さが2000
以上を有する金属化合物層が形成されていることを特徴
とする蒸気タービン用部材にある。
部材において、該部材は前記衝突を受ける部分に鉄被覆
が施され、次いでその表面に拡散による硬化処理が施さ
れ、その上に室温におけるグイツカース硬さが2000
以上を有する金属化合物層が形成されていることを特徴
とする蒸気タービン用部材にある。
前記鉄被覆の厚さは5〜30μmが好ましい。
鉄被覆は均一な金属化合物層の形成に役立つ。特に、炭
化物の形成に効果がある。
化物の形成に効果がある。
耐エロージヨン性を付加する表面及び表面硬化処理にお
いて、Fe被覆、特に浸炭処理及びほう砂を主成分とし
た溶融浴中で処理する中でその後の浸炭処理及び炭化物
等の化合物層形成処理を行う際に一例として炭化物層の
形成では部材の表1一部に脱炭を生じるのを防市するK
は5μIn以上が好ましく、炭化物1債として厚いほど
好ましいが、30μm以下が好ましい。
いて、Fe被覆、特に浸炭処理及びほう砂を主成分とし
た溶融浴中で処理する中でその後の浸炭処理及び炭化物
等の化合物層形成処理を行う際に一例として炭化物層の
形成では部材の表1一部に脱炭を生じるのを防市するK
は5μIn以上が好ましく、炭化物1債として厚いほど
好ましいが、30μm以下が好ましい。
ここで浸炭処理の前処理としてFe被覆処理を行うのは
、現在のノズル城材料は溶接性等を考慮して低Cのマル
テンサイト鋼となっており、浸炭しにくい事及びCrt
が多い為表面にCrの炭化物を作り易くかつCrが入シ
易い為浸炭処理属さが均一になシにくい。これらを改良
する目的でFe被覆を行うものである。
、現在のノズル城材料は溶接性等を考慮して低Cのマル
テンサイト鋼となっており、浸炭しにくい事及びCrt
が多い為表面にCrの炭化物を作り易くかつCrが入シ
易い為浸炭処理属さが均一になシにくい。これらを改良
する目的でFe被覆を行うものである。
又浸炭処理を省略し F e被覆−炭化物としてTiC
層形成処理した場合、並びにFe被覆と浸炭処理を省略
し、素材に直接炭化物層として′riC層形成処理を行
っても表層部の脱炭が条件によって約251zmと著し
く正常な炭化物層が形成されにくい。
層形成処理した場合、並びにFe被覆と浸炭処理を省略
し、素材に直接炭化物層として′riC層形成処理を行
っても表層部の脱炭が条件によって約251zmと著し
く正常な炭化物層が形成されにくい。
第4図は、蒸気タービン用ノズル翼の一部を示す斜視図
である。蒸気通路を形成するノズル翼部15dと、サイ
ドウオールを形成するスペーサ15cより構成されてお
り、これらは平角材料から一体で削り出すものと、一体
精密鋳造にて作るもの、或いはノズル、’に4部15
d 、!: スベー? 15 cを別体にて作った後嵌
込んで一体と成すもの′4種種の形がある。
である。蒸気通路を形成するノズル翼部15dと、サイ
ドウオールを形成するスペーサ15cより構成されてお
り、これらは平角材料から一体で削り出すものと、一体
精密鋳造にて作るもの、或いはノズル、’に4部15
d 、!: スベー? 15 cを別体にて作った後嵌
込んで一体と成すもの′4種種の形がある。
このノズル翼に本発明の化合物1脅、硬化処理→金、ρ
;こ化合物j(支)、特にFeメッキ→浸浸炭処理炭炭
化物層形成複合処理を行ったノズル翼を並べ、第5図の
如く相隣る部分を溶接にて半リング状に固定される。金
属化合物層の形成は焼入温度付近で行うのが好ましく、
処理後空冷又は油冷するのが好ましい。この半リング状
に固定されたノズル翼部15dを第6図に示す如く、ノ
ズルボックス14にザブマージアーク溶接或いは電子ビ
ーム溶接等にて固着され、応力除去焼鈍(SR処理)さ
れる。このS R処理は焼戻し処理温度で行うのが好ま
しい。この複合処理を行ったノズル翼は、前述した使用
fI1.度566C*、度では、表面に形成された化合
物層はノズル凡母材の中心側への拡散進行は殆んどなく
、形成された化合物層の厚さ及び硬さの変「ヒは(・子
とんど起らない。
;こ化合物j(支)、特にFeメッキ→浸浸炭処理炭炭
化物層形成複合処理を行ったノズル翼を並べ、第5図の
如く相隣る部分を溶接にて半リング状に固定される。金
属化合物層の形成は焼入温度付近で行うのが好ましく、
処理後空冷又は油冷するのが好ましい。この半リング状
に固定されたノズル翼部15dを第6図に示す如く、ノ
ズルボックス14にザブマージアーク溶接或いは電子ビ
ーム溶接等にて固着され、応力除去焼鈍(SR処理)さ
れる。このS R処理は焼戻し処理温度で行うのが好ま
しい。この複合処理を行ったノズル翼は、前述した使用
fI1.度566C*、度では、表面に形成された化合
物層はノズル凡母材の中心側への拡散進行は殆んどなく
、形成された化合物層の厚さ及び硬さの変「ヒは(・子
とんど起らない。
実施例1
第1表は、蒸気タービンノズル翼材として用いられる材
料の化学組成(,1lt−ft%)を示す。第2表はl
、’l eメッキ処理溶液の組成を示す。(、M eメ
ッキ処理は、この溶液を40i1Z’に別熱し、電流密
度2.5A/dm2通電時間4分の条件でメッキ処理し
、10μn1の厚さに形成させた。その後、浸炭処理を
プロパンガスを用い、850C×10分間加熱して、処
理し、表面C間約0.8市清%で、浸炭層厚さ10〜1
5μmを形成させ、次いで、はう砂(Na2B607
)及びフェロ/くナジウムを主成分とした1050Cの
溶融浴中で12時間浸漬させて処理し、表面に70層を
形成させた。第7図は処理後の1斤面のミクロ組織写真
(400倍)である。図中(A )は、Feメッキ→浸
炭処理→VCI−形成処理、(B)は、Feメッキ処理
を省略し、浸炭処理→vC層形成処理、(C) ’rj
、浸炭処理を省略し、Feeメツキ→C層形成処理、(
1))はFeメッキ及び浸炭処I甲を省略し、素材に直
接VC層杉形成理を行ったものである。図から明らかな
ように(A)は母材性゛111を(bうことなく所望の
厚さの70層が均一に形成されている。
料の化学組成(,1lt−ft%)を示す。第2表はl
、’l eメッキ処理溶液の組成を示す。(、M eメ
ッキ処理は、この溶液を40i1Z’に別熱し、電流密
度2.5A/dm2通電時間4分の条件でメッキ処理し
、10μn1の厚さに形成させた。その後、浸炭処理を
プロパンガスを用い、850C×10分間加熱して、処
理し、表面C間約0.8市清%で、浸炭層厚さ10〜1
5μmを形成させ、次いで、はう砂(Na2B607
)及びフェロ/くナジウムを主成分とした1050Cの
溶融浴中で12時間浸漬させて処理し、表面に70層を
形成させた。第7図は処理後の1斤面のミクロ組織写真
(400倍)である。図中(A )は、Feメッキ→浸
炭処理→VCI−形成処理、(B)は、Feメッキ処理
を省略し、浸炭処理→vC層形成処理、(C) ’rj
、浸炭処理を省略し、Feeメツキ→C層形成処理、(
1))はFeメッキ及び浸炭処I甲を省略し、素材に直
接VC層杉形成理を行ったものである。図から明らかな
ように(A)は母材性゛111を(bうことなく所望の
厚さの70層が均一に形成されている。
ITJ)ViVcImが薄く、更に70層が形成されな
い部分があり、また母材に一部脱炭が生じている(C)
及び(1))は表Jli部の脱炭が著しく生じ、表面だ
け硬くしてもそのベースが脱炭のため軟くなるので、1
二ローション性は得られない。
い部分があり、また母材に一部脱炭が生じている(C)
及び(1))は表Jli部の脱炭が著しく生じ、表面だ
け硬くしてもそのベースが脱炭のため軟くなるので、1
二ローション性は得られない。
第8図は、第1表のノズル材を標準状態である焼入焼も
どしく1000CX30分油冷、650Cxi時間空冷
)処理を行ったもの及び前述の(A)処理、Feメッキ
→浸炭処理→VC層形成処理を行った2種類について、
エロージョン試Mを行った。試験方法は液体ホーニング
機を用い、330番のエメリ砥粒をせ有するジェット噴
流水(圧縮空気10にり/CrrI2)を前述の2種類
の、試験片表面に20分間噴射させることKより行った
。
どしく1000CX30分油冷、650Cxi時間空冷
)処理を行ったもの及び前述の(A)処理、Feメッキ
→浸炭処理→VC層形成処理を行った2種類について、
エロージョン試Mを行った。試験方法は液体ホーニング
機を用い、330番のエメリ砥粒をせ有するジェット噴
流水(圧縮空気10にり/CrrI2)を前述の2種類
の、試験片表面に20分間噴射させることKより行った
。
この結果表面にVC1層を形成させたものは、処理しな
いノズル材に比べ数10倍優れていることがわかる。7
0層の厚さは約4μmである。′第9図は、(A)処理
;Feメッキ→浸炭処理→vC層形成したもののsEM
による線分析結果である。これより明らかなように表層
部には70層が形成されていることがわかる。
いノズル材に比べ数10倍優れていることがわかる。7
0層の厚さは約4μmである。′第9図は、(A)処理
;Feメッキ→浸炭処理→vC層形成したもののsEM
による線分析結果である。これより明らかなように表層
部には70層が形成されていることがわかる。
以上の(A)処理を、第6図のノズル体部15dの部分
に行った後、金属化合物層の形成温度より空冷し、次い
で隣接部分を溶接にてリング状に固定し、最後−に65
0Cで1時間加熱後空冷するSR処理を行い、ノズル翼
を形成した。このノズル翼は処理しないものに比較して
約20倍の寿命が得られることがわかった。
に行った後、金属化合物層の形成温度より空冷し、次い
で隣接部分を溶接にてリング状に固定し、最後−に65
0Cで1時間加熱後空冷するSR処理を行い、ノズル翼
を形成した。このノズル翼は処理しないものに比較して
約20倍の寿命が得られることがわかった。
第 1 表
[
第2表
実施例2
実施例1と同様K F eメッキを施し、次いで同様に
浸炭処理を施し、ホウ砂及びフェロチタンを主成分とす
る1050Uの溶融浴中で12時間浸漬し、表面に約5
μmの’l”icI*を形成させた。
浸炭処理を施し、ホウ砂及びフェロチタンを主成分とす
る1050Uの溶融浴中で12時間浸漬し、表面に約5
μmの’l”icI*を形成させた。
TiCl−を形成させた後、実施例1と同様に熱処理を
施し、同様にエロージョン試験を行った。その結果、摩
耗減成は0.3〜/Cm 2で、優れた耐エロージヨン
性が得られた。
施し、同様にエロージョン試験を行った。その結果、摩
耗減成は0.3〜/Cm 2で、優れた耐エロージヨン
性が得られた。
得られた+p HC層の硬さは、室温でヴイツカース硬
さが3300〜3850であった。これに対し、従来例
のホウ化処理による。E’ eB + P e213の
硬さは第10図に示すように1280〜1850で、低
い1直である。
さが3300〜3850であった。これに対し、従来例
のホウ化処理による。E’ eB + P e213の
硬さは第10図に示すように1280〜1850で、低
い1直である。
第11図は本発明のTiCt@とホウ化処理層の1”
e B I情の高温硬さ試験結果を示す線図である。
e B I情の高温硬さ試験結果を示す線図である。
図に示すように本発明のものは高い硬さを示す。
以−トの方法によって、第6図のノズル翼部15dの部
分に厚さ約10μmのTiCを形成させた後、溶接によ
ってリング状とした後、650Cで1時間加熱後空冷の
SR処理を行い、ノズルボックス14に電子ビーム溶接
した。このノズル翼は処理しないものに比らべ、約20
倍の寿命を有することが明らかとなった。
分に厚さ約10μmのTiCを形成させた後、溶接によ
ってリング状とした後、650Cで1時間加熱後空冷の
SR処理を行い、ノズルボックス14に電子ビーム溶接
した。このノズル翼は処理しないものに比らべ、約20
倍の寿命を有することが明らかとなった。
以上、本発明によれば、耐重ローション性に優れた蒸気
タービン用部材が得られ、特に蒸気タービン用ノズル翼
に粋いて長寿命が得られる顕著な効果が得られる。
タービン用部材が得られ、特に蒸気タービン用ノズル翼
に粋いて長寿命が得られる顕著な効果が得られる。
第1図は火力弗酸プラントの系統図、第2図は蒸気ター
ビンのノズル翼近辺の断面図、第3図はノズル4A i
3分に作用する酸化スケールの衝突の状況を示すノズル
翼部分の断面図、第4図及び第5図はノズル翼の斜視図
、第6図はノズル翼をノズルボックスに接続した斜視図
、第7図は金属化合物層を有する部材の断面の顕微鏡写
真、第8図はエロージョン試験結果を示す棒グラフ、第
9図は炭化物層のV、C,Cr濃度と距離との関係を示
す線図、第10図及び第11図はヴイノカース硬さを示
す線図である。 1・・・ボイラ、1a・・・過熱器、1b・・・再熱器
、2・・・高圧タービン、2a・・・高圧ケーシング、
2I)・・・高圧ロータ、3・・・中圧タービン、4・
・・低圧タービン、5・・・光電機、6・・・復水器、
7・・・給水ポンプ、8・・・蒸気、9・・・主塞止弁
、10・・・加減弁、工1・・・再熱蒸気1F弁、14
・・・ノズルボックス、15・・・ノズル第2図 鷺3図 第4−図 罰3図 第ムロ 場10 ([)) 笛3図 箋’i図 第10図 創Σ 第11図 日立市幸町3丁目1番1号株式 会社日立製作所日立工場内 手続補正書(方式) %式% 事件の表示 昭和57年’l、’rri’l願第 56574 弓
発明 の 名 称 蒸気タービン用部拐補正をする名 中外との関係 1−胃′1出願人 名 (′1.仙1fll lイ、式会(1日 立
・嬰 イ乍 )す1代 理 人 補j1:の内容 図面の第7図を別紙の通り補正する。
ビンのノズル翼近辺の断面図、第3図はノズル4A i
3分に作用する酸化スケールの衝突の状況を示すノズル
翼部分の断面図、第4図及び第5図はノズル翼の斜視図
、第6図はノズル翼をノズルボックスに接続した斜視図
、第7図は金属化合物層を有する部材の断面の顕微鏡写
真、第8図はエロージョン試験結果を示す棒グラフ、第
9図は炭化物層のV、C,Cr濃度と距離との関係を示
す線図、第10図及び第11図はヴイノカース硬さを示
す線図である。 1・・・ボイラ、1a・・・過熱器、1b・・・再熱器
、2・・・高圧タービン、2a・・・高圧ケーシング、
2I)・・・高圧ロータ、3・・・中圧タービン、4・
・・低圧タービン、5・・・光電機、6・・・復水器、
7・・・給水ポンプ、8・・・蒸気、9・・・主塞止弁
、10・・・加減弁、工1・・・再熱蒸気1F弁、14
・・・ノズルボックス、15・・・ノズル第2図 鷺3図 第4−図 罰3図 第ムロ 場10 ([)) 笛3図 箋’i図 第10図 創Σ 第11図 日立市幸町3丁目1番1号株式 会社日立製作所日立工場内 手続補正書(方式) %式% 事件の表示 昭和57年’l、’rri’l願第 56574 弓
発明 の 名 称 蒸気タービン用部拐補正をする名 中外との関係 1−胃′1出願人 名 (′1.仙1fll lイ、式会(1日 立
・嬰 イ乍 )す1代 理 人 補j1:の内容 図面の第7図を別紙の通り補正する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、粉体を含む畠温蒸気の衝突を受ける部材において、
該部材は前記衝突を受けする部分に室温におけるつ゛イ
ツカース硬さが2000以上を有する金属化合物層が形
成されていることを特徴とする蒸気タービン用部材。 2、前記化合物層は前記ヴイッカース硬さが3000以
上である炭化物からなる特許n’(l求の範囲第1項に
記載の蒸気タービン用部材。 3、前記炭化′吻層はVC又は’r t cであるir
:i許請求の範囲第2項に記載の蒸気タービン用部材。 4、前記部材はノズル翼である特許請求の範囲第1項〜
第3項のいずれかに記載の蒸気タービン用部材。 5、前記炭化物層の厚さは2〜10μmである特許請求
の範囲第3項又は第4項に記載の蒸気タービン用部材。 6、前記部材は、電縫で、CO,05〜02%。 Si1%以下、Mn1.5%以丁、Cr9〜15%。 Ni1%以下、Mo0.5%以下、A40.1〜1%を
含み、全マルテンサイト組織を有するマルテンサイト鋼
で、室温のグイツカース硬さが200以上である特許請
求の範囲第1項〜巣5項のいずれかに記載の蒸気タービ
ン用部材。 7、粉体を含む高温蒸気の衝突を受ける部材において、
該部材は前記衝突を受ける部分に拡散による硬化処理が
施され、その上に室温におけるヴイツカース硬さが20
00以上を有する金属化合物層が形成されていることを
特徴とする蒸気タービン用部材。 8、前記部材は鉄を主成分とし、前記硬化処理は浸炭、
窒化又は浸炭窒化処理であり、前記化合物層は前記処理
に対応して炭化物、窒化物又は炭窒化物層が形成されて
いる特許請求の範囲第7項に記載の蒸気タービン用部材
。 9、粉体を含む高温蒸気の衝突を受ける部材において、
該部材は前記衝突を受ける部分に鉄被覆が施され、次い
でその表面に拡散による硬化処理が施され、その上に室
温におけるヴイツカース硬さが2000以−にを有する
金属化合物層が形成されていることを特徴とするl〜気
メタ−ビン用部材10、@記鉄被庚の厚さは5〜30μ
mである肋・許請求の範囲第9項に記載の蒸気タービン
用部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5657482A JPS5963305A (ja) | 1982-04-07 | 1982-04-07 | 蒸気タ−ビン用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5657482A JPS5963305A (ja) | 1982-04-07 | 1982-04-07 | 蒸気タ−ビン用部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5963305A true JPS5963305A (ja) | 1984-04-11 |
JPS6259205B2 JPS6259205B2 (ja) | 1987-12-10 |
Family
ID=13030915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5657482A Granted JPS5963305A (ja) | 1982-04-07 | 1982-04-07 | 蒸気タ−ビン用部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5963305A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61190401U (ja) * | 1985-05-22 | 1986-11-27 | ||
US5080558A (en) * | 1990-06-07 | 1992-01-14 | Westinghouse Electric Corp. | Control stage nozzle vane for use in partial arc operation |
JPH0959747A (ja) * | 1995-08-25 | 1997-03-04 | Hitachi Ltd | 高強度耐熱鋳鋼,蒸気タービンケーシング,蒸気タービン発電プラント及び蒸気タービン |
US5807074A (en) * | 1995-02-03 | 1998-09-15 | General Electric Co. | Turbine nozzle diaphragm joint |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5569250A (en) * | 1978-11-17 | 1980-05-24 | Toshiba Corp | Manufacture of high-temperature gas turbine blade |
JPS55132303U (ja) * | 1979-03-13 | 1980-09-19 |
-
1982
- 1982-04-07 JP JP5657482A patent/JPS5963305A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5569250A (en) * | 1978-11-17 | 1980-05-24 | Toshiba Corp | Manufacture of high-temperature gas turbine blade |
JPS55132303U (ja) * | 1979-03-13 | 1980-09-19 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61190401U (ja) * | 1985-05-22 | 1986-11-27 | ||
US5080558A (en) * | 1990-06-07 | 1992-01-14 | Westinghouse Electric Corp. | Control stage nozzle vane for use in partial arc operation |
US5807074A (en) * | 1995-02-03 | 1998-09-15 | General Electric Co. | Turbine nozzle diaphragm joint |
JPH0959747A (ja) * | 1995-08-25 | 1997-03-04 | Hitachi Ltd | 高強度耐熱鋳鋼,蒸気タービンケーシング,蒸気タービン発電プラント及び蒸気タービン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6259205B2 (ja) | 1987-12-10 |
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