JPS596322B2

JPS596322B2 - 低高圧蒸気の取出し装置

Info

Publication number: JPS596322B2
Application number: JP53017233A
Authority: JP
Inventors: 正長瀬; 正徳上西
Original assignee: SEO KOATSU KOGYO KK
Current assignee: SEO KOATSU KOGYO KK
Priority date: 1978-02-15
Filing date: 1978-02-15
Publication date: 1984-02-10
Also published as: JPS54109501A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、低圧蒸気と高圧蒸気との取出し装置に関す
るもので、その目的とする所は、一つのガス通路中から
高圧蒸気発生ラインを介して高圧蒸気と、低圧蒸気発生
ラインを介して低圧蒸気とを得るようにしたものである
。

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

図において、１はガス通路で、このガス通路１内の高温
側から低温側に向けて過熱器２と、低温側に給水予熱器
３を有する高圧蒸気発生器４とで構成された高圧蒸気発
生ラインと、低温側に給水予熱器５を有する低圧蒸気発
生器６で構成された低圧蒸気発生ラインとを組み込む。

７は低圧タンクで、この低圧タンク７の上端には、低圧
蒸気発生器６に連なる排出回路８の至端が接続されてい
る。

９は高圧タンクで、この高圧タンク９の上端には、高圧
蒸気発生器４に連なる排出回路１０の至端が接続されて
いる。

１１は過熱器２の流入口と高圧タンク９の上部とを接続
する回路、１２は高圧タンク９の下端と低圧タンク７の
上部とを接続する回路で、この回路１２の途中に設けで
あるパルプ１３の開閉は、上記高圧タンク９に設けであ
る調節器Ａで行なう。

１４はタンク１５に接続した冷水回路で、この給水回路
１４に上記タンク１５側からポンプ１６とパルプ１７と
を設ける。

上記のポンプ１６は、絶えず働き、低圧タンク７の缶水
レベル調節器Ｂの指示によりバルブ１７の開閉が行なわ
れ、適当な給水が行なわれる。

また、バルブ１７が閉或は閉に近づいてくると、ポンプ
１６が過熱するのを避けるためミニマムフロー回路１８
を設けておく。

１９は低圧タンク７の下端に連なる給水回路２１と給水
予熱器３の流入口とを接続する給水回路で、上記給水回
路２１の途中には、ポンプ２２が設けである。

２０は給水回路１４と給水予熱器５の流入口とを接続す
る給水回路である。

２９は給水回路２１と給水回路２０とを接続する回路、
２３は低圧タンク７の上端に接続した低圧蒸気の排出回
路である。

２４は過熱器２の排出口に接続した高圧蒸気の排出回路
である。

２５は給水回路２１と給水回路１４との間の給水回路２
９中に設けたバルブ、２６は給水回路２１と給水予熱器
３との間の給水回路１９中に設けたバルブである。

２７はバルブ２５と給水回路１４との間の回路２９に設
けだ逆止弁、２８はバルブ２６と給水予熱器３との間の
回路１９中に設けた逆止弁である。

同２台のポンプ２２により回路２０，１９に向うように
してもよい。

又低圧タンク７への給水は、ポンプ１６により行なわれ
る。

即ち、缶水レベル調節器Ｂの指示によりバルブ１７が開
閉し、適当な給水が回路２０から給水予熱器５、低圧蒸
気発生器６、回路８をへて低圧タンク７に向う。

高圧タンク９への給水は、ポンプ２２の働きにより、回
路１９、給水予熱器３、高圧蒸気発生器４、回路１０へ
て行なわれ、しかもこの給水は、蒸発量以上の量を送り
、かつ余剰分は、回路１２をへて低圧タンク７帰る。

低圧ラインの循環は、低圧タンク７内の水をポンプ２２
に送り、バルブ２５、逆止弁２７から回路２９をへて回
路２０に向うが、その際ポンプ１６の働きにより給水さ
れている水と混合して給水予熱器５、低圧蒸気発生器６
にてガスと熱交換し、回路８をへて低圧タンク７に向う
。

バルブ２５は、予め所要流量を得るように開度を定めて
おくか、又は給水予熱器５０入口水温を検出して流量の
調整を行なう。

さらに、ポンプ２２は、低圧蒸気発生ラインの循環、高
圧蒸気発生ラインの給水及び循環を兼用しており、ポン
プ２２からの水は、高圧蒸気発生ラインにも分流され、
バルブ２６、逆止弁２８から回路１９をへて給水予熱器
３、高圧蒸気発生器４でガスと熱交換し、排出回路１０
をへて高圧タンク９に送られる。

上記高圧タンク９では、余剰の水は缶水レベル調節器Ａ
の指示によりバルブ１３の開閉が行なわれ、高圧水が回
路１２をへて低圧タンク７に向う。

この際高圧水の保有熱量が大きいだめ、低圧タンク７に
かえり、フラッシュ蒸気と低圧飽和水とに分離される。

給水ポンプ１６の流量は、高圧蒸気発生ライン、低圧蒸
気発生ライン夫々の蒸発量とミニマムフローの合計を充
分に満足する。

ポンプ２２は、低圧蒸気発生ラインへ給水される低温給
水の予熱に必要な量払しかも高圧蒸気発生ラインで発
生する蒸発量の数倍の給水量を高圧蒸気発生ラインに送
り込む能力を有している。

以上のように、この発明に係る装置によれば、全体の給
水量の確保は、給水ポンプで行なわれ、又低圧蒸気発生
器用給水予熱器入口で低圧タンクからの熱水をポンプで
送って一次加熱するようにしであるので、低圧蒸気発生
器用給水予熱器外表面の低温硫酸腐蝕が防止されると共
に、低圧蒸気発生器ラインの伝熱面積を減少することが
できる。

また、予熱温度を変化させることにより、発生蒸気量を
コントロールすることができる。

さらに、高圧蒸気発生ラインに蒸発量の数倍の循環水を
給水するようにしであるので、高圧蒸気発生ラインの伝
熱性能を向上することができ、缶水中の有害成分の濃縮
を防ぎ、高圧蒸気発生ラインの管内からの腐蝕を防止す
る。

また、余剰熱水を高圧タンクから低圧タンクに戻すよう
にしであるので、フラッシュ蒸気が得られ、低圧蒸気発
生ラインの熱負荷が軽減され、低圧蒸気発生ラインの伝
熱面積の減少をはかることができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施の一例を示す回路図である。Ａ・・・缶水レベル調節器、Ｂ・・・缶水レベル調節器
、１・・・ガス通路、２・・・過熱器、３・・・給水予
熱器、４・・・高圧蒸気発生器、５・・・給水予熱器、
６・・・低圧蒸気発生器、７・・・低圧タンク、８・・
・排出回路、９・・・高圧タンク、１０・・・排出回路
、１１・・・回路、１２・・・回路、１３・・・バルブ
、１４・・・給水回路、１５・・・タンク、１６・・・
ポンプ、１７・・・バルブ、１８・・・ミニマムフロー
回路、１９・・・給水回路、２０・・・給水回路、２１
・・・給水回路、２２・・・ポンプ。

Claims

【特許請求の範囲】

１一つのガス通路中の高温側に高圧蒸気発生ライン、
低温側に低圧蒸気発生ラインを設け、また上記高圧蒸気
発生ラインに高圧タンクを、低圧蒸気発生ラインに低圧
タンクを設けると共に、低圧蒸気発生ラインの給水入口
側には、高圧、低圧夫夫のラインで発生する蒸気量に見
合う給水能力を有する給水ポンプを設け、又高圧タンク
と低圧タンクは、高圧蒸気側戻り水を低圧タンクに高圧
側缶水レベル調節弁を介しパイプにより連通させ、更に
低圧タンクの水を循環ポンプにより低温側に設置された
低圧蒸気発生ライン及び高温側に設置された高圧蒸気発
生ライン用とに分流させ、一方は高圧蒸気発生ラインの
給水として配管で接続し、他方は低圧蒸気発生ラインの
給水加熱用の熱水として給水ポンプと低圧蒸気発生ライ
ンを結ぶ配管に接続し、低圧タンクから循環ポンプをへ
て夫々に供給する様にした低高圧蒸気の取出し装置。