JPS596293Y2 - 流体洩れ防止用弁 - Google Patents

流体洩れ防止用弁

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JPS596293Y2
JPS596293Y2 JP8858078U JP8858078U JPS596293Y2 JP S596293 Y2 JPS596293 Y2 JP S596293Y2 JP 8858078 U JP8858078 U JP 8858078U JP 8858078 U JP8858078 U JP 8858078U JP S596293 Y2 JPS596293 Y2 JP S596293Y2
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JP
Japan
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valve
port
fluid
passage
pressure
Prior art date
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Expired
Application number
JP8858078U
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English (en)
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JPS557418U (ja
Inventor
智満 飯泉
雄一郎 志村
Original Assignee
焼結金属工業株式会社
新日本製鐵株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は圧力源からの流体を方向制御弁を介してアク
チュエータに送り、仕事に変換する流体圧回路において
、アクチュエータが可動部分上に設置されているなどの
理由で流体圧管路の一部がホースなどのつなぎ管で構或
されている場合に使用し、作業中にホースが外れたり、
裂損したりすると大量の流体が洩れ出したりすることの
不経済をなくし、かつ作業の安全性を確保しつるような
流体洩れ防止用弁に関する。
従来、これに類似するものとしては、人出口側の圧力差
と設定スプリングとの力関係により流体の流通をスプー
ルにて開閉する方式のものがほとんどで、その代表的な
ものとして、特公昭51−15251号公報記載の第6
図のもの、特公昭50−30866号公報記載の第7図
のものがある。
第6図のものについて説明すると、通常の状態(スプー
ルaの両方の口b,b’の圧力がほとんど同一であり、
図示の状態)から、今、何らかの原因で流出口Cの側の
圧力が大きく下ると、流出口Cの圧力は絞りdを通って
口b′の圧力も下るため、両方の口b,b’とに圧力差
が生じ、スプールaは予め設定されたばねeの力に打ち
勝って右側に動かされ、開口部fは閉鎖されるのである
が、第6図を含めスプール方式のため圧力差によるスプ
ールの微少変位に対する流量の変化が大きいため、微少
な洩れに対しては作動しなく感度は悪い。
またこの感度をよくするためには、ばねeのばね定数を
小さくする必要があり、そのためばねが大きくなり、全
体が大きくなってコストアップとなる。
第7図のものは、ピストンgの微少変位に対する流量変
化を少なくするために、テーパーを構或した環状切欠溝
hと対向してシリンダi側に環状切欠溝jを形或して可
変オリフイス孔としたもので、ピストンその他部品の工
作上及び構造的にも複雑になり、価格的にも高価なもの
となる。
またスプール方式の場合、例えばアクチュエータを駆動
するとき、始動時に出口側の圧力降下が急激に発生する
ため、過渡的に不安定な動きが発生する。
ここにおいて、この考案は、これらの問題を解決し、管
路の少くとも一部にホースを使用するような場合におい
て、圧力流体が洩れ量の大小に関係なく、高或度で、し
かも構造が簡単で安価な流体洩れ防止用弁を提供するこ
とにより、ホースの部分から洩れ出すような事故を自動
的に阻止させる事を目的とするものである。
なおこの考案において流体と称するのは空気その他の気
体及び水、油などの液体の双方を意味する。
この考案の基本的な構或は、所定の圧力差により流体の
通路を閉塞させる弁と、この弁に対して平行に人出口の
差圧のみ調整する絞り弁を個別に配設して微小差圧の調
整を容易にさせ、さらに他方の通路には逆とめ弁を設け
、出口側から入口側への流体の流通のみを許容させるの
もである。
次に図面に示されている実施例により、この考案をさら
に詳細に説明する。
第1図において、ボデイ1にはポート2と、ポート3と
、これらポート2,3を接続する通路4とが備えられて
おり、この通路4に形或した一対の座5,6に選択的に
就座する弁体7には、ポート3側からばね8を作用させ
、このばね8の力により弁体7に設けた切込部9の存在
によって圧力流体の流通は保たれる。
上記座5,6、弁体7、ばね8によって構或される弁部
分が設けられた前記通路4には前記弁体7を含む弁部分
を経由しないでポート2,3を連通させる二つの側路1
0,11が形或され、側路10は座6と弁体7との間を
前記ポート2側に連通させるもので、この側路10内に
は外部からハンドル12で回動調節可能なねじ13を備
えた絞り弁14が設けられ、前記側路11は座6よりポ
ート3側を前記ポート2に連通させるもので、この側路
11にはポート3側からの流体の流通のみを許容する逆
止め弁15が設けられる。
なお16は一種の固定絞りを構或するように前記弁体7
にポート2側からポート3側に貫通させて設けた細孔で
ある(その作用は後述する)。
第2図に示す構或は第1図における固定絞りを構或する
細孔16の代りに手動で開閉する二一ドル弁17を用い
たものであり、前記側路10を延長して前記ポート3側
に直通する分岐路1Bを形威し、この分岐路18内に二
一ドル19と調節ねじ桿20とを備える前記二一ドル弁
17を設けたものであって、その他の部分の構成は第1
図に示すものと変りがないので同等部分に同一符号をつ
けることによって説明に代える。
次に上記構或から或るこの考案の流体洩れ防止用弁21
の実施態様を例示する。
先ず第3図において、圧力源PSに連なる方向制御弁2
2からアクチュエータ23のシリンダ24の両端部に接
続される一対の管路内にそれぞれ前記流体洩れ防止用弁
21を設ける。
以下の説明の便宜上、前記シリンダ24内で摺動するピ
ストン27のヘッド側に連通ずる管路25内の流体洩れ
防止用弁を21 a、ロツド側に連通ずる管路26内の
流体洩れ防止用弁を21bとする。
その他の構或に関しては、第1図に示した構戊部分を略
示した部分には同一符号を付し、必要に応じて流体洩れ
防止用弁21 aの構戊部分の符号には「a」を付し、
弁2l bの構戒部分の符号には「b」を付して混同を
防ぐようにする。
なお第3図に示す流体洩れ防止用弁21 a, 21
bは、第1図の細孔16から固定絞りを有するタイプで
ある。
前記管路25. 26にはシリンダ24の直前において
それぞれ流量制御弁28a,28bを設けるのである。
そしてこれら流量制御弁28a,28bと前記流体洩れ
防止用弁21 a, 21 bとの間の管路25,26
の少くとも一部分を可撓性ホース29a,29bで構或
することによって、図示のように流体制御弁28a,2
8bをメータアウト方式で管路25, 26内に組み込
んだ場合は、前記流体洩れ防止用弁21a内の絞り弁1
4 aと弁体7の切込部9及び細孔16とで設定される
流量と、ロツド側の流量制御弁28 b内の可変絞り3
0 bを通過しうる流量との関係を後述する適正な圧力
差の保持を可能とするように設定し、また流体洩れ防止
用弁2l b内の絞り弁14 bと弁体7の切込部9及
び細孔16とによって設定される流量と、ヘッド側の流
量制御弁28 a内の可変絞り30 aを通過しうる流
量との関係も、上述の圧力差の保持を可能とするように
設定するのである。
このようにメータアウト方式の制御によりアクチュエー
タ23を作動させると、シリンダ24のロツド側とヘッ
ド側とにおいて、前記流体洩れ防止用弁21 aのポー
ト2,3側との圧力差は適正に保たれ、圧力流体の流通
は円滑に行われる。
ところがホース29 aが外れたり裂損したりして、ポ
ート3側の圧力が急激に低下すると、弁体7はばね8の
力に抗して座6に押し付けられ、あとは前記細{L16
によって形威される流体の流出のみとなる。
この状態から通常の状態に回復させるべくホース29
aをつなぎ直し又は変換すると、細孔16を通って流れ
る圧力流体によってポート3側の圧力が上昇したとき、
弁体7は再び座5におしつけられ、アクチュエータ23
の作動が続行できるのである。
この場合第2図図示の形態では二一ドル弁17の開放を
手動で行ってポート2からポート3への圧力流体の供給
を行い、ポート3側の圧力回復を行うのである。
以上の説明におけるようなメータアウト制御によらずメ
ータイン制御を行う場合は、流量制御弁28a,28b
を第3図の丸印の中に表示したように、前述の流量制御
弁28a,28bの代りにメータインタイプの流量制御
弁31 a, 3l bを接続すればよく、この場合は
ヘッド側における流体洩れ防止用弁21 aと流量制御
弁31 aとの間において流量調整を行うことになる。
したがってこの場合においてはロツド側の流体洩れ防止
用弁21 bと流量制御弁31 bとの間における流量
調整を行うのである。
第4図に示す実施例では、メータアウトタイプの流量制
御弁2Bとメータインタイプの流量制御弁31を、共に
ロツド側の管路26内にシリンダ23とホース29 b
との間において直列に接続したものであって、この場合
の流量調整は流体洩れ防止用弁21 aと速度制御弁2
8及び流体洩れ防止用弁21 bと速度制御弁31の間
において行うものとする。
その他の構或、作用は前述の実施例と同様である。
なお、第5図に示す実施例は、第3図と同様、流量制御
弁28a,28bをメータアウト方式で管路25, 2
6内に組み込んだ場合で、流量制御弁28a,28bは
、第5図に示すように、方向制御弁22と流体洩れ防止
用弁21 a, 21 bの間にそれぞれ接続したもの
である。
この場合の流量調整は流体洩れ防止用弁21 aと流量
制御弁28 b及び流体洩れ防止用弁2l bと流量制
御弁28 Hの間において行うもので、ホース29 a
又はホース29 bのいずれかが外れたり裂損した場合
でも、アクチュエータ23に流体を供給する側の管路2
5又は26の流体洩れ防止用弁21 a又は21 bは
作動する。
なお前記した構或では絞り弁14をハンドル12で手動
操作する場合について説明したが、これは機械的、電気
的に自動制御によって操作すること及び遠隔操作による
ことも可能であることは勿論である。
この考案は上記の構或であるから以下の利点を有する。
(1)人出口の圧力差の調整は二一ドル弁で行い、しか
も通路を閉塞する弁とは個別に配設されているため、差
圧の調整が容易に行え、圧力差と流量は微少かつ広範囲
にわたって設定することができる。
(2)ニ一ドル弁と通路を閉塞する弁体とは個別に機能
を保有するため、アクチュエー夕の始動時の流体の供給
量に変動がないので不安定な駆動が解消される。
(3)従来のスプール方式と比較し作動成度がよく、し
かも構造が簡単である。
(4)弁体の作動差圧は二一ドル弁により設定できるの
で、部品点数も少なく小形化ができ、価格的にも安価に
製作可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の流体洩れ防止用弁の基本構造の竪断
面図、第2図はその一変形の竪断面図、第3図はこの考
案の弁を回路に適用した一例を示し、第4図及び第5図
は他の適用例を示す回路図で、第6図及び第7図はそれ
ぞれ公知例の竪断面図である。 なお図において、1・・・ボテ゛イ、2,3・・・ポー
ト、4・・・通路、7・・・弁体、8・・・ばね、14
・・・絞り弁、15・・・逆止め弁、16・・・細孔(
固定絞り)、17・・・二一ドル弁、1B・・・圧力源
、22・・・方向制御弁、23・・・アクチュエータ、
24・・・シリンダ、25. 26・・・管路、28
(28 a, 28b)・・・流量制御弁(メータアウ
トタイプ)、29a,29b−・・可撓性ホース、31
(31 a, 31 b)・・・流量制御弁(メータ
インタイプ)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方向制御弁側に接続されるべきポートと、アクチュエー
    タ側に管路を介して接続されるべきポートと、これら両
    ポートを連通させる通路とを備えたボデイを有し、前記
    通路内において方向制御弁側とアクチュエータ側の各ポ
    ートの圧力差が所定の値を越えた際に閉塞する弁部分を
    設けると共に、この弁部分を経由することなく前記通路
    から分岐されて前記両ポートを連通させる二つの側路の
    一方には絞り弁を設け、他方にはアクチュエー夕側のポ
    ートからの流体の流通のみを許容する逆止め弁を設け、
    かつこれら通路及び側路のいずれかに復帰用絞りを形或
    して或る流体洩れ防止用弁。
JP8858078U 1978-06-29 1978-06-29 流体洩れ防止用弁 Expired JPS596293Y2 (ja)

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JP8858078U JPS596293Y2 (ja) 1978-06-29 1978-06-29 流体洩れ防止用弁

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JP8858078U JPS596293Y2 (ja) 1978-06-29 1978-06-29 流体洩れ防止用弁

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JPS557418U JPS557418U (ja) 1980-01-18
JPS596293Y2 true JPS596293Y2 (ja) 1984-02-27

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ID=29015190

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JP8858078U Expired JPS596293Y2 (ja) 1978-06-29 1978-06-29 流体洩れ防止用弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10220611A (ja) * 1997-02-12 1998-08-21 Komatsu Ltd 圧力補償弁

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JPS557418U (ja) 1980-01-18

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