JPS596209B2 - 誕生記念額 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は誕生記念手型足型の記念メタルを組込んだ誕生
記念額に関するものである。

生後数ケ月或いは数ケ年内の幼児の手型、足型を合成磁
脂材にて指紋等が鮮明に浮出た記念メタルとなし、この
記念メタルを額内に固定すると共に、誕生に因んだ祝の
ことばと生年月日、氏名を額面に書き添えて誕生の喜び
を一生の思い出として残るように成したものである。

本発明誕生記念額は、額内に固定する幼児の手型、足型
の記念メタルを指紋等が鮮明に浮出すことができるよう
にすると共に製作容易で軽量、堅牢な合成樹脂材にて形
成した点に特徴がある。

以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。リン
グ１内に詰めた粘土２の表面３に幼児の手型、足型４を
とり、リング１と同径のリング５をリング１上に重ねて
、該リング５の内面、粘土の表面及び手型、足型４に下
塗り材６（液状のポリエステル系合成樹脂材に少量（約
１％）の凝固剤を混ぜたもの）を薄く塗り、この下塗り
材６が乾いた後、液状のポリエステル系合成樹脂材と寒
水石とをおよそ１対１の割合で混合した本流し材Ｔをリ
ング５内に流し込み充填し、固化させることによつてメ
タルとなし、このメタルにメッキ処理を施して記念メタ
ルＡとなす。

粘土表面３に波形等の凹凸模様をつけて、記念メタルＡ
の手型、足型を除いたフラットな面に波形模様を形成す
るとよい。記念メタルＡの裏部には額に取付けるビス受
け用袋ナット８を埋設固定していてもよい。

このようになる記念メタルＡを額Ｂの装飾板９にビス１
０等で固定し、誕生記念額とする。

図面では手型の記念メタルＡを装飾板９に１個固定して
いるが、左右の手型、足型の記念メタルを数個配列固定
してもよい。装飾板９の表面には、記念メタルＡに現わ
された手型、足型の幼児の氏名、生年月日１１及び誕生
に因んだ官葉１２等を書表わして永く誕生の記念となる
ようにする。

記念メタルＡの装飾板９への取付け固定は、ビス等の他
、接着剤による固定であつてもよい。

また、額Ｂの形状、構成はいかなるものであつてもよい
。１３はメッキ層である。

上記の如くなる本発明誕生記念額は、記念メタルＡを合
成樹脂材にて成形しているため、手足の、指紋までも鮮
明に浮出表現することができると共に、軽量、堅牢で製
作容易であるため、記念品としての価値が高く、装飾板
の表面に幼児の氏名、生年月日及び誕生に因んだ言葉を
書表わしてなるため、子供の将来に幸多かれと願う両親
、家族の心をこめて、赤ちやんが大きくなつた時の思い
出に、また贈り物としても最適の誕生記念額である。

【図面の簡単な説明】

第１図はリングに詰めた粘土表面に幼児の手型をとつた
斜視図、第２図は第１図のリング上に更にリングを重ね
置き下塗り材を塗つた状態の断面図、第３図は第２図に
本流し材を充填しビス受けの袋ナツトを埋設した状態の
断面図、第４図は装飾板に記念メタルをビス止めした断
面図、第５図は本発明誕生記念額の正面図。 Ａ・・・記念メタル、Ｂ・・・額、２・・・粘土、４・
・・手型、足型、６・・・下塗り材、７・・・本流し材
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 粘土の表面にとつた幼児の手型・足型４に、液状の
   ポリエステル系合成樹脂材に少量の凝固剤を混ぜてなる
   下塗り剤６を薄く塗つて形成された下塗り剤層と、該下
   塗り剤層６が乾いた後本流し材７を流し込んで固化させ
   て形成された本流し材層と、さらにこの本流し材層と下
   塗り材層を粘土から外した後、下塗り材層の表面に形成
   されたメッキ層とからなる記念メタルＡが、額Ｂの装飾
   板９に固定されてなることを特徴とする誕生記念額。