JPS596025B2 - カラ−陰極線管 - Google Patents
カラ−陰極線管Info
- Publication number
- JPS596025B2 JPS596025B2 JP6196479A JP6196479A JPS596025B2 JP S596025 B2 JPS596025 B2 JP S596025B2 JP 6196479 A JP6196479 A JP 6196479A JP 6196479 A JP6196479 A JP 6196479A JP S596025 B2 JPS596025 B2 JP S596025B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode ray
- ray tube
- color cathode
- shadow mask
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はカラー陰極線管に関し、特にその形状寸法の
安定性に関するものである。
安定性に関するものである。
第１図はカラー陰極線管の一例を示す一部断面側面図で
あって、１はパネル、２はファンネル、３はネックでＬ
２，３は一体に溶接されたガラス管を構成し、４はパネ
ルの内面に保持されろシャドウマスク、５はカラー陰極
線管の電子軌道に影響を及ぼすおそれのある外部磁界を
しやへいする磁気シールド、６は電子銃、１は偏向ヨー
ク、８はパネル内面に塗布された螢光体である。
あって、１はパネル、２はファンネル、３はネックでＬ
２，３は一体に溶接されたガラス管を構成し、４はパネ
ルの内面に保持されろシャドウマスク、５はカラー陰極
線管の電子軌道に影響を及ぼすおそれのある外部磁界を
しやへいする磁気シールド、６は電子銃、１は偏向ヨー
ク、８はパネル内面に塗布された螢光体である。
カラー陰極線管ではネック３０部分に普通は３本のカラ
ー電子銃６が配列され、これらの電子銃から放射されろ
電子ビームは偏向ヨークγによる磁界によって偏向され
シャドウマスク４の孔を経てｉｔ体８に衝突する。
ー電子銃６が配列され、これらの電子銃から放射されろ
電子ビームは偏向ヨークγによる磁界によって偏向され
シャドウマスク４の孔を経てｉｔ体８に衝突する。
この螢光体８には普通は赤、緑、配にそれぞれ発光する
ドツトが配列されていて、それぞれ対応する電子銃から
の電子ビームはシャドウマスク４の一つの孔を通過した
後対応する色のドツトに衝突する。
ドツトが配列されていて、それぞれ対応する電子銃から
の電子ビームはシャドウマスク４の一つの孔を通過した
後対応する色のドツトに衝突する。
シャドウマスク４は螢光体８０手前約１０朋のところに
取り付けられた薄い鉄板（厚み０．１５ｍｍ程度）で、
幅または直径０２０〜０．２５朋程度の孔が０．５６〜
０．７５ｍｍのピッチで規則正しく配列されている。
取り付けられた薄い鉄板（厚み０．１５ｍｍ程度）で、
幅または直径０２０〜０．２５朋程度の孔が０．５６〜
０．７５ｍｍのピッチで規則正しく配列されている。
カラー陰極線管においては上述のようなシャドウマスク
４を作り、これをパネル１に装着した後で螢光体８の各
ドツトを形成する。
４を作り、これをパネル１に装着した後で螢光体８の各
ドツトを形成する。
この形成には写真印刷の技術が用いられ、偏向された電
子ビームが螢光体８に至る通路と、偏向中心に置かれた
点光源の光が螢光体８に至る通路とは同一であるという
原理を応用して各色のドツトを形成する。
子ビームが螢光体８に至る通路と、偏向中心に置かれた
点光源の光が螢光体８に至る通路とは同一であるという
原理を応用して各色のドツトを形成する。
したがってカラー陰極線管では上述の製造過程における
シャドウマスク４の各孔と螢光体８上の各発色ドツトと
の関係位置が、カラー陰極線管として完成して動作する
際の上記関係位置と正確に一致していることが必要であ
る。
シャドウマスク４の各孔と螢光体８上の各発色ドツトと
の関係位置が、カラー陰極線管として完成して動作する
際の上記関係位置と正確に一致していることが必要であ
る。
このため従来はシャドウマスク４には軟鋼の材料を用い
、゛パネル１内面の形状に対応した形状にプレスされ、
有効画面に対応する部分には先に説明した孔が形成され
かつこの部分では降伏点現象が発生しないように軟鋼を
前処理して用いる。
、゛パネル１内面の形状に対応した形状にプレスされ、
有効画面に対応する部分には先に説明した孔が形成され
かつこの部分では降伏点現象が発生しないように軟鋼を
前処理して用いる。
磁気シールド５は従来は軟鋼の材料を用い外部磁界の影
響を有効に防止できるよう、カラー陰極線管の内部に所
定の形状に成形加工されろ。
響を有効に防止できるよう、カラー陰極線管の内部に所
定の形状に成形加工されろ。
又シャドウマスク４及び磁気シールド５は軟鋼の表面を
酸化に対して安定にしかつ磁気シールド効果を上げる目
的で熱処理によってＦｅ３Ｏ４膜される。
酸化に対して安定にしかつ磁気シールド効果を上げる目
的で熱処理によってＦｅ３Ｏ４膜される。
この熱処理はシャドウマスク４に対しては螢光体８０発
色ドツトをつくる前にほどこされ、磁気シールド５に対
してはカラー陰極線管を組立てる前の部品の状態におい
てほどこされろ。
色ドツトをつくる前にほどこされ、磁気シールド５に対
してはカラー陰極線管を組立てる前の部品の状態におい
てほどこされろ。
電子銃６にはステンレス鋼が用いられる。
カラー陰極線管は各部品を組立てろ過程で上述のＦｅ３
Ｏ４膜形成のための熱処理とは別に、４００°Ｃ前後の
熱処理が数回行なわれる。
Ｏ４膜形成のための熱処理とは別に、４００°Ｃ前後の
熱処理が数回行なわれる。
以上説明したような製造工程と組立後の性能に対する要
求とを考慮すると、シャドウマスク４および磁気シール
ド５は成形時は加工し易いことが必要であり、成形後は
形状変化がないことが望ましい。
求とを考慮すると、シャドウマスク４および磁気シール
ド５は成形時は加工し易いことが必要であり、成形後は
形状変化がないことが望ましい。
特にシャドウマスク４に関しては、シャドウマスク４を
介して螢光体８上に発色ドツトの形成を始めると、その
後に生じたシャドウマスク４の形状変化は先に説明した
光と電子との位置関係に変化を与えることになり、色ず
れを生ずる原因となる。
介して螢光体８上に発色ドツトの形成を始めると、その
後に生じたシャドウマスク４の形状変化は先に説明した
光と電子との位置関係に変化を与えることになり、色ず
れを生ずる原因となる。
又磁気シールド５に関しても設計した形状から熱変形等
により変化すると外部磁界の影響により電子軌道に変化
が生じ所定の場所へ電子が到達しない結果になり、電子
軌道と光の軌道がパネル１内面で一致しなくなる点にお
いてはシャドウマスク４の変形と同様な欠点が生じる。
により変化すると外部磁界の影響により電子軌道に変化
が生じ所定の場所へ電子が到達しない結果になり、電子
軌道と光の軌道がパネル１内面で一致しなくなる点にお
いてはシャドウマスク４の変形と同様な欠点が生じる。
以上のように成形時は加工し易くかつ成形後は形状変化
がないという要求に対しては従来の軟鋼は満足できろ材
料ではなかった。
がないという要求に対しては従来の軟鋼は満足できろ材
料ではなかった。
したがって、この発明の目的は成形時は加工し易く成形
後は形状変化のない材料によってシャドウマスク４、磁
気シールド５、及び必要な場合は電子銃６を構成し画像
品質の良好なカラー陰極線管を提供することを目的とす
るものである。
後は形状変化のない材料によってシャドウマスク４、磁
気シールド５、及び必要な場合は電子銃６を構成し画像
品質の良好なカラー陰極線管を提供することを目的とす
るものである。
この目的のため、この発明では二相組織■」ａｌＰｈａ
ｓｅ）’Ａ板、特にＤｕａｌ Ｐｈａｓｅ高張力薄鋼
板を用いてカラー陰極線管のガラス管内に内蔵される金
属材料部品を構成したものである。
ｓｅ）’Ａ板、特にＤｕａｌ Ｐｈａｓｅ高張力薄鋼
板を用いてカラー陰極線管のガラス管内に内蔵される金
属材料部品を構成したものである。
ＤｕａｌＰｈａｓｅ高張力薄鋼板については現任、自動
車゛産業界等の要求により開発されており、たとえば１
９７８年１０月金属物理セミナー第３巻第３号第４９頁
乃至第５４頁に「Ｄｕａｌ Ｐｈａｓｅ高張力薄鋼板
の特性と金属学的性質」と題して解説されているので、
その一般的な説明は省略するが、以下二相組織鋼を用い
るこの発明について図面によって説明する。
車゛産業界等の要求により開発されており、たとえば１
９７８年１０月金属物理セミナー第３巻第３号第４９頁
乃至第５４頁に「Ｄｕａｌ Ｐｈａｓｅ高張力薄鋼板
の特性と金属学的性質」と題して解説されているので、
その一般的な説明は省略するが、以下二相組織鋼を用い
るこの発明について図面によって説明する。
第２図は従来用いられている軟鋼の応カー歪み曲線を示
す特性図で、縦軸は応力（ｋｇ／Ｉｎ＆ ）、横軸は歪
み（％）を示し、Ａは成形前の材料の特性を示し、Ｂは
４００℃で２０分の時効の材料の特性を示す。
す特性図で、縦軸は応力（ｋｇ／Ｉｎ＆ ）、横軸は歪
み（％）を示し、Ａは成形前の材料の特性を示し、Ｂは
４００℃で２０分の時効の材料の特性を示す。
成形前の材料の特性Ａにおいて降伏応力が低く、成形後
の特性Ｂにおいて降伏応力が２０ｋｇ／ｍｉｔ程度に向
上していることは成形時の加工性が良く成形後の変形が
少ないことを表わ、しているが、特性Ｂの降伏応力２０
ｋｙ／ｍ−程度では未だ不充分であって、使用中に熱変
形あるいは振動等によりその形状が維持できないという
欠点があった。
の特性Ｂにおいて降伏応力が２０ｋｇ／ｍｉｔ程度に向
上していることは成形時の加工性が良く成形後の変形が
少ないことを表わ、しているが、特性Ｂの降伏応力２０
ｋｙ／ｍ−程度では未だ不充分であって、使用中に熱変
形あるいは振動等によりその形状が維持できないという
欠点があった。
二相・組織鋼はフェライトと分散マルテンサイトの混合
組織の鋼であシ、第３図はこの発明に用いる二相組織鋼
の応カー歪み曲線を示す特性図で。
組織の鋼であシ、第３図はこの発明に用いる二相組織鋼
の応カー歪み曲線を示す特性図で。
第２図と同様に表示してありＡは成形前の材料の特性を
示し、Ｂは４００℃で２０分の時効の材料の特性を示す
。
示し、Ｂは４００℃で２０分の時効の材料の特性を示す
。
第３図を第２図と比較すれば明らかなように、第３図Ａ
の降伏応力は比較的低くしたがって成形時の加工性がよ
く、かつ第３図Ｂの降伏応力は第２図Ｂの降伏応力に比
し約２倍に向上しており、したがってシャドウマスク４
や磁気シールド５を二相組織鋼によって構成し、それぞ
れの部品の状態においてＦｅ３０４の黒化模をそれぞれ
の表面に形成するときに必要な熱処理を行なえば降伏応
力を従来のものの約２倍とし、換言すれば形状維持性能
を従来の約２倍に向上すること−ができる。
の降伏応力は比較的低くしたがって成形時の加工性がよ
く、かつ第３図Ｂの降伏応力は第２図Ｂの降伏応力に比
し約２倍に向上しており、したがってシャドウマスク４
や磁気シールド５を二相組織鋼によって構成し、それぞ
れの部品の状態においてＦｅ３０４の黒化模をそれぞれ
の表面に形成するときに必要な熱処理を行なえば降伏応
力を従来のものの約２倍とし、換言すれば形状維持性能
を従来の約２倍に向上すること−ができる。
以上のように、この発明によればシャドウマスク４及び
磁気シールド５の形状変化がなくしたがって螢光体８上
に色ドツトを形成したときの光の軌道とカラー陰極線管
として動作するときの電子の軌道が正しく一致して邑ず
れを生ずることのない良好な画質を得ることができる。
磁気シールド５の形状変化がなくしたがって螢光体８上
に色ドツトを形成したときの光の軌道とカラー陰極線管
として動作するときの電子の軌道が正しく一致して邑ず
れを生ずることのない良好な画質を得ることができる。
第１図はカラー陰極線管の一部１を示す一部断面側面図
、第２図は従来用いられている軟鋼の応カー歪み曲線を
示す特性図、第３図はこの発明に用いる二相組織鋼の応
カー歪み曲線を示す特性図である。 図において１はパネル、２はファンネル、３はネック、
４はシャドウマスク、５は磁気シールド、６は電子銃、
Ｔは偏向ヨーク、８は螢光体である。
、第２図は従来用いられている軟鋼の応カー歪み曲線を
示す特性図、第３図はこの発明に用いる二相組織鋼の応
カー歪み曲線を示す特性図である。 図において１はパネル、２はファンネル、３はネック、
４はシャドウマスク、５は磁気シールド、６は電子銃、
Ｔは偏向ヨーク、８は螢光体である。
Claims (1)
- １ カラー陰極線管のガラス管内に内蔵される金属材料
の部品を二相組織鋼板により構成したことを特徴とする
カラー陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6196479A JPS596025B2 (ja) | 1979-05-18 | 1979-05-18 | カラ−陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6196479A JPS596025B2 (ja) | 1979-05-18 | 1979-05-18 | カラ−陰極線管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55154042A JPS55154042A (en) | 1980-12-01 |
| JPS596025B2 true JPS596025B2 (ja) | 1984-02-08 |
Family
ID=13186365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6196479A Expired JPS596025B2 (ja) | 1979-05-18 | 1979-05-18 | カラ−陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS596025B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6313240A (ja) * | 1986-07-04 | 1988-01-20 | Hitachi Ltd | カラ−ブラウン管 |
-
1979
- 1979-05-18 JP JP6196479A patent/JPS596025B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55154042A (en) | 1980-12-01 |
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