JPS5958723A - 真空バルブ用接点材料の製造方法 - Google Patents

真空バルブ用接点材料の製造方法

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JPS5958723A
JPS5958723A JP16885582A JP16885582A JPS5958723A JP S5958723 A JPS5958723 A JP S5958723A JP 16885582 A JP16885582 A JP 16885582A JP 16885582 A JP16885582 A JP 16885582A JP S5958723 A JPS5958723 A JP S5958723A
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功 奥富
関口 薫旦
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、凋点弧発生率を軽減できる真空バルブ用接点
材料の製造方法に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
真空しゃ断器用接点に要求される特性は、耐溶着、耐電
圧、高しゃ断性が基本的に必要とされる三を件である。
しかしこれらは相反する物理的性質が要求されるため、
理想的に両立させることは、相反する物理的性質が要求
されるため、理想的に両立させることは回流、で、適用
する回路の優先要求を第1にして、他の要求は、若干犠
牲にして対応しているのが現状である。
例えば従来、高耐圧、大容量真空しゃ断器に於ては、溶
着防止成分(B+ HTe + Pbなど)を5重景チ
以下含有するCu合金を電極接点として具備しだものが
知られている。ところが、近年の高電圧化要求に対して
は、耐電圧の面で十分ではない。すなわち、真空しゃ断
器は小型軽量、メンテナンスフリー環境調和など、他の
しゃ断器に比べ優れた特徴を有するために、年々、その
適用範囲も拡大され、従来一般的に使用されていた36
kV以下の回路から更に高電圧の回路への適用が行われ
ると共に、特殊回路例えばコンデンサ回路を開閉する需
要も急増しているため、一層の耐高電圧化が必要となっ
ている。その達成を阻害している重要な要因の1つとし
て再点弧現象、再発弧現象が挙げられる。再点弧現象は
、製品の信頼性向上の観点から重散視されているにもか
かわらず、未だ防止技術は勿論のこと直接的な発生原因
についても明らかになっていない。上記高耐圧化に伴っ
て、接点材料に対しても、更に高耐圧でかつ再点弧現象
の発生頻度の低い特性を持つことが要求されている。接
点材料の高耐圧化、無再点弧化を図るには、耐圧的に欠
陥となる脆弱な溶着防止成分の量そのものを極力少なく
したり、過度に集中するのを避けること、ガス不純物や
ピンホール等を極力少なくすること、接点合金自体の強
度を大きくすること等々が望ましい。これらの観点から
前?u −B I合金は満足でき、も。−Cはない。或
いは従来使用されている他の接点材料であるCu−W接
点は耐電圧的にはかなシ優れているものの通常の粉末冶
金法で作成するものの一部には、なお、空孔が残存し、
品質の安定性に対し改良が望1れている。
〔発明の目的〕
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、空孔、ガス、不純物を除去[7た9i
’lt結系接点合金ケ具イIi# L、特に再点弧を軽
減できる真空バルブ用接点材料の製造方法を提供するも
のである。
〔本発明の概戟〕
本発明の特徴はW 、 Mo 、 Cr及びこれらの炭
化物の1つよシなる第1の材料と、Ag又はCuの少な
くとも1つよシなる第2の材料とを粉末冶金法で混合し
て成型体を得る成型工程と、この成型工程の後で前記成
型体を焼結する焼結工程とを有する真空しゃ断器用接点
材料の製造に於て、前記第2の材料は、第1と第2の材
料とを混合する前段階で第2の材料を単独で水素中30
0〜450℃で前加熱する熱処理工程を付加した用接点
材料は、バルブ内の真空度?長期に亘シ維持したシ、し
ゃ断或いは耐電圧性能を向上させるために、溶解法、焼
結法を問わず使用する接点材料中に含有されるガス或い
は表面ガスを極力低くする必要がある。一般にガスがあ
ると空孔が出来やすく、又空孔中にeまガスが含捷れる
場合が多い。特に後者の粉末を出発原料とする焼結法に
よる場合には、一般に前者の溶解法によるものよシ格段
にガス量が多い。その結果、W 、 Mo 、 Cr及
びこれらの炭化物自身が基本的性質として持っている高
い硬さに起因する高耐電性を一部で示すものの、ばらつ
きなど安定性に欠ける0更に、これらの材料例えばCu
−W材料で作った電極を真空中で対向させ、両電極間に
徐々に電圧を加えその時の暗電流の様子を観察すると、
かなシ低い電圧部分で暗電流がパルス的に増太す3.る
現象が観察され、これが治まると極めて高い電圧まで低
い安定した増電流が観察される。前記暗電流がパルス的
に増大するときには、02.COなどが多量に放出され
ていることが質量分析によって判った。一方、これと対
比させるため、電極を溶解法で作ったCu −Bi合金
接点を用いて同じ評価を行うと、Cu−W接点で観察さ
れた比較的低い電圧での暗電流の・ぞルス的増大現象は
見られない。しかも耐電圧は、Cu−W接点よシはるか
に低い値で絶縁破壊を起こした。これらの観察結果は、
焼結法にょるCu−W:lχ点には、溶解法によるCu
−B1合金接点J:llのガスを吸着或いは内蔵してい
ることを示すもので、成る電圧を印加することでひとた
びガスを除去した後はCu−旧合金接点に比較して充分
高い本来の耐電圧特性を表わしたことを意味する。一方
、真空バルブを使った別の実験によると比較的低い電圧
で、暗電流にパルス的増大のあったロットのCu−W合
金接点には、ノfルス的増大の少ないロットのCu−W
合金接点より再点弧の発生の確率が高い傾向にある実験
結果を得ている。このことから、杓点弧発生と暗電流の
如動とガス量とには、相関性があるものと推考される。
又、ガスの内容は前述のようにO2,COが主体である
ことから、Cu−W接点自身の酸化がガスの一つの原因
であることが考えられる。−万、Cu−W接点はスケル
トンの製造、或いは溶浸工程等に於て、水素に上る還元
が期待できる葬囲気で焼結が行われるのが通常であシ、
前述酸化物は充分還元される筈であるが、再点弧現象を
論する如く、よシミクロ的に考察するには更に検討の余
地のあることを意味している。Cu−W接点のガスの源
を推考すると、ボールミル、振動ミルによるCu、Wの
混合、Cu−Wの成型工程、スケルトン作成時の雰囲気
中の微量酸素、同じくスケルトン作成時に配合材として
使用するCu粉溶浸時雰囲気中の微量の酸化性ガス、溶
浸時に溶浸材などに使用するCu等々が挙げられる。し
かしこれらの各工程は製造時には常に一定条件で管理さ
れているので、均一はCu−W焼結体が得られる筈であ
るにもかかわらず、ガスの点でばらつきがあるのは上記
各工程よシ以前の工程にも原因があるものと推考される
。一方、成型焼結した純銅を水素中350℃で加熱処理
した試料■とこれを常温、乾燥空気デシケータ中に2時
間数回した試料■、同48時間放置した試料■について
室温よ、91300℃までの昇温過程でのガス放出を比
較すると■ではO2,CO等の顕著な放出がなく、又放
出ガス総量も低レベルにあるが、■ではガス総量が多い
のみならずCuが溶けなければ分解しないような酸化物
系の化合物が生成していることが認められた。■ではC
uの融点に至るまでに放出ガスは減少し、Cuが溶けて
初めて放出するようなことはない。この観察によってC
u、Wの混合工程以前のCu管理の状態、不揃いの程度
がガス放出に21tffな影響を与えるものと考えられ
る。このことは溶浸材として使用するCuの管理にも同
様にあてはめて考えることが出来る。以上の知見に基き
Cu−W接点の再点弧現象の軽減を阻害している要因の
1つとして、スケルトン或いは溶浸の工程で充分除去で
きないで固相表WJK存在する酸化物或いはその酸化物
が原因となって生成する気孔を挙げることが出来る。
以上のことは以下に述べる実験結果にもとづく第1表か
ら明らかである。
第1表は各接点拐料について、配合拐Cu粉の水素生前
加熱処理と再点弧発生確率の関係を示したものである。
尚、実施例1,2,3,12゜14 、1.5の26%
Cuについては、5チに相当するCuヲ配合材Cu粉か
ら供給し残り21%については、溶泣材Cu塊から供給
したものである。
同様に50チCu(実施例−4、実施例−10)につい
ては、約30%に相当するCuについて配合材Cu粉か
ら供給し、残シ20チについては、溶浸材Cu塊から供
給した。同様に17nCu(実施例−5)については、
約5%’jニー配合利Cu粉から、残シの約12チを溶
浸拐Cu塊から夫々供給した。この場合配合材Cu塊は
700℃×30分水素中前加熱処理した直後のものを使
用した、又、配合材Cu粉は、水素生前加熱処理後W(
又はMo * Cr等)との混合工程、成吾υ工程に要
する時間を極力短縮し、2時間以内とし、いづれも一定
とした。以上の条件で作成した各接点材料を直径30W
rm厚さs +nm (D 接点片とし真空バルブに装
着し、6kvx500Aの回路を2000回しゃ断した
ときの再点弧発生頻度を調査した。
その結果ヲ第[戒に示している。2台のしゃ断器(パル
プとして6本)の最高〜最低で示L7た。
第  1  表 この表から明らかなように、配合材Cu粉の水素生前加
熱処理の温度が300℃(実施例−1)〜450℃(実
施例−3)のとき、再点弧発生率を低く安定させること
ができた。尚、本実験で使用したCu粉末の粒径は一2
00メツシュ〜325メツシュの電解銅粒を使用したの
で、例えば比較例−2のように高目の処理温度に設定し
たとき、すてにCu粒子同士の焼結が進みCu−Wマト
リックス中にCuの凝集部分が存在する結果溶着重性等
への悪影響が表われるので好lしくない。
以上ricu26チ重量について述べたが、Cu量はこ
れに眠ることなく有効であり(実施例4〜5)、水素生
前加熱処理が不足すると、ばらつき幅が大きくなる等(
比較例3〜4)その効果が認められない。尚実施例6〜
11に示すように、他の合金系についてもCu又はAg
粉の水素生前加熱処理は有効である。尚、この配合材C
u粉の水素生前加熱処理が再点弧軽減に及ぼす効果も、
処理後の保管技術に左右されるのは自然であるが、室温
、乾燥デシケータ中でも約50〜120時間経過したも
のはその効果を減する傾向にあった。真空バルブ用接点
の耐溶着性向上技術として公知のBi+ Te + P
b + sb等を含有したCu−W接点においても実施
例12〜15のように同様の効果を得られる。一方、配
合材Cu粉とW粉(平均粒径3μ)とを、所定比率に混
合後前記と同様の温度、時間で水素中加熱処理したもの
であるが、再点弧発生頻度を軽減きせる効果が同様に認
められる。この場合W粉が、均一分散を阻害するCu同
士の焼結を防ぐ効果があり、処理温度は更に高く例えば
550℃でも有効である。
上記、実施例1〜11で述べた配合材Cu粉全水素中生
前熱処理する効果は、溶浸材Cu塊に対しても同じ趣旨
で適用が可能であると共に、前記配合材のように粉状で
ないので焼結への配慮が必要でない。このため、溶浸材
Cu塊ではCuの(或いはAgの)融点近傍まで昇温し
た処理も可能である。下限は配合材Cu粉の場合と同じ
理由で300℃程度である。
〔発明の効果〕
以上、詳述したように、本発明方法によれば配合材Cu
粉(又は、同Ag粉)をW等と混合する工程の前段階で
配合材Cu粉を水素中、所定温度範囲で前加熱する熱処
理工程を付与することで、特別の設備を必妥としないで
真空しゃ断器の再点弧発生頻度の低減、特性の安定化に
寄与する効果があり、その工業的価値は大である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  W” 、 Mo 、 Cr及びこれらの炭化
    物の少なくとも1つよHる第1の材料と、Ag又はCu
    の少なくとも1つよシなる第2の材料とを粉末冶金法で
    混合して成型体を得る成型工程と、この成型工程の後で
    前記成型体を焼結する焼結工程とからなる真空バルブ用
    接点材料の製造方法に於て、前記第2の材料は、第1と
    第2の材料とを混合する前段階で第2の材料を単独で水
    素中300〜450℃で前加熱する熱処理工程を付加し
    たものであることを特徴とする真空しゃ断器用接点材料
    の製造方法。
  2. (2)第2の材料は単独で水素中300〜450℃で前
    加熱してなる配合材と、単独で水素中300℃以上で前
    加熱してなる特許請求の範囲第1項記載の真空バルブ用
    接点材料の製造方法。
  3. (3)第2の材料は、Ag又はCuの少なくとも1つに
    、Bi * Pb r Te r Sbの少なくとも1
    つの元素を含有する導電材料であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の真空バルブ用接点材料の製造
    方法。
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