JPS595707B2 - 洗濯仕上用エアゾ−ル糊剤 - Google Patents
洗濯仕上用エアゾ−ル糊剤Info
- Publication number
- JPS595707B2 JPS595707B2 JP3611877A JP3611877A JPS595707B2 JP S595707 B2 JPS595707 B2 JP S595707B2 JP 3611877 A JP3611877 A JP 3611877A JP 3611877 A JP3611877 A JP 3611877A JP S595707 B2 JPS595707 B2 JP S595707B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aerosol
- laundry
- finishing
- added
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、洗濯仕上用糊剤に関し、特にエアゾール剤に
関するものである。
関するものである。
従来、洗濯仕上用のエアゾール糊剤としては、デンプン
ＩＣＭＣを初めとする天然植物から抽出した物質（多少
の加工の物を含む）を水にとかしたものや、酢酸ビニー
ルを水に溶カルたもの（エマルジョンも含む）等を液化
噴射剤と混合してエアゾール糊剤としたものが知られて
いる。
ＩＣＭＣを初めとする天然植物から抽出した物質（多少
の加工の物を含む）を水にとかしたものや、酢酸ビニー
ルを水に溶カルたもの（エマルジョンも含む）等を液化
噴射剤と混合してエアゾール糊剤としたものが知られて
いる。
ところでこれらのエアゾール糊剤はその主剤である糊剤
に応じて、それぞれ一長一短があり、また対象となる布
地の種類や所望の仕上がり状態に応じて向き不向きがあ
る。一方、ポリビニールブチラールなる樹脂が接着剤や
繊維の加工に特に優れていることが知られている。
に応じて、それぞれ一長一短があり、また対象となる布
地の種類や所望の仕上がり状態に応じて向き不向きがあ
る。一方、ポリビニールブチラールなる樹脂が接着剤や
繊維の加工に特に優れていることが知られている。
この樹脂は、水溶性にすると有機溶剤に対しても可溶で
あり、無色透明で、耐候性に優れ、熱可塑性であるため
自身架橋性を有し、塗膜性、接着性がある。本発明者は
、このようなポリビニールブチラールの特徴を生かし、
これを洗濯仕上用糊剤として使用することを考えた。
あり、無色透明で、耐候性に優れ、熱可塑性であるため
自身架橋性を有し、塗膜性、接着性がある。本発明者は
、このようなポリビニールブチラールの特徴を生かし、
これを洗濯仕上用糊剤として使用することを考えた。
そこで、このポリビニールブチラールの水溶液を液化噴
射剤と混ぜてエアゾール剤として試みたところ、洗濯仕
上用糊剤として満足する効果を得たが、長期の保存中に
ゲル化して、バルブにつまりを起す欠点や、容器を腐食
させる欠点があつた。これらの欠点は、エアゾール品と
しては致命的な欠点である。そこで、本発明者は、種々
研究の結果、有機リン酸エステルを添加することによつ
て、上記欠点が解消されることを見出した。
射剤と混ぜてエアゾール剤として試みたところ、洗濯仕
上用糊剤として満足する効果を得たが、長期の保存中に
ゲル化して、バルブにつまりを起す欠点や、容器を腐食
させる欠点があつた。これらの欠点は、エアゾール品と
しては致命的な欠点である。そこで、本発明者は、種々
研究の結果、有機リン酸エステルを添加することによつ
て、上記欠点が解消されることを見出した。
また更に安息香酸アンモニウムやアンモニア水を添加す
ることによつて、容器の腐食を更に抑えることができる
ことを見出した。有機リン酸エステルの添加量は、添加
後の全重量を１００として１０重量％以下の範囲で、こ
れ以上入つても意味がなく、また０．１〜５％の範囲が
より好ましい。
ることによつて、容器の腐食を更に抑えることができる
ことを見出した。有機リン酸エステルの添加量は、添加
後の全重量を１００として１０重量％以下の範囲で、こ
れ以上入つても意味がなく、また０．１〜５％の範囲が
より好ましい。
安息香酸アンモニウムやアンモニア水は少なくとも一方
が添加されれば充分で、その添加量は、添加後の全量に
対して１重量％以下で、これ以上入つても意味がなく、
好ましくは０．０１〜０．３重量％とする。
が添加されれば充分で、その添加量は、添加後の全量に
対して１重量％以下で、これ以上入つても意味がなく、
好ましくは０．０１〜０．３重量％とする。
有機リン酸エステルとしては、一般式
Ｒ１−Ｏ−Ｐ−ＯＲ２
で示されるものである。
ただしＲ１は炭素数２０以下のアルキル基またはアシル
基でアルコキシ基を有しても良い。Ｒ２はＲ１と同じも
のあるいは水素原子を表わす。Ｒ３は炭素数２０以下の
アルキル基を有するアルキルアリール基を、Ｍは水素原
子、アルカリ金属原子またはＮＨ４を表わす。ｎはＯ〜
５０の整数である。このような有機リン酸エステルの例
としては、ヘキシルアルコール、２−エチルヘキシルア
ルコール、イソオクチルアルコール、ステアリルアルコ
ール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリス
チルアルコール、セチルアルコール、オレイルアルコー
ル、グリコール類及びフエノール類とリン酸とのモノも
しくはジエステルがあげられる。
基でアルコキシ基を有しても良い。Ｒ２はＲ１と同じも
のあるいは水素原子を表わす。Ｒ３は炭素数２０以下の
アルキル基を有するアルキルアリール基を、Ｍは水素原
子、アルカリ金属原子またはＮＨ４を表わす。ｎはＯ〜
５０の整数である。このような有機リン酸エステルの例
としては、ヘキシルアルコール、２−エチルヘキシルア
ルコール、イソオクチルアルコール、ステアリルアルコ
ール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリス
チルアルコール、セチルアルコール、オレイルアルコー
ル、グリコール類及びフエノール類とリン酸とのモノも
しくはジエステルがあげられる。
リン酸とエステルを形成している上記化合物の残基がさ
らに水酸基を有する場合はこれらの水酸基の水素原子は
アルキル基又はアリール基により置換されてもよい。ま
たアルキルもしくはアルキルアリル−モノもしくはジホ
スフエート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルもし
くはポリオキシエチレンアルキルアリルエーテルのモノ
もしくはジホスフエートを用いられる。後述の実施例で
は、有機リン酸エステルとして、米国ゼネラルアニリン
社製の商品名ガフアソクＲＭ５ｌＯｌ同じくＲＤ５ｌＯ
、また独国ヘキスト社製の商品名ホストパットＭＤＨＸ
−Ｄ，同ＭＤＳＡ−Ｔ−０４０，同ＭＤＡＲ−Ｎ−０２
０を用いた。
らに水酸基を有する場合はこれらの水酸基の水素原子は
アルキル基又はアリール基により置換されてもよい。ま
たアルキルもしくはアルキルアリル−モノもしくはジホ
スフエート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルもし
くはポリオキシエチレンアルキルアリルエーテルのモノ
もしくはジホスフエートを用いられる。後述の実施例で
は、有機リン酸エステルとして、米国ゼネラルアニリン
社製の商品名ガフアソクＲＭ５ｌＯｌ同じくＲＤ５ｌＯ
、また独国ヘキスト社製の商品名ホストパットＭＤＨＸ
−Ｄ，同ＭＤＳＡ−Ｔ−０４０，同ＭＤＡＲ−Ｎ−０２
０を用いた。
なお、液下噴射剤としては、液化石油ガスやジメチルエ
ーテルが使用できる。表１に本発明の実施例の組成を、
本発明によらないものと比較して示し、各試料の試験結
果を表２に示した。
ーテルが使用できる。表１に本発明の実施例の組成を、
本発明によらないものと比較して示し、各試料の試験結
果を表２に示した。
表に示した試料１〜８と試料９〜１７との比較から、本
発明のものが長期間の保存においても、液は安定で、従
つて目づまりの恐れなくまた容器の腐食の恐れも少ない
こと、特に、リン酸エステルだけでなく、アンモニア水
ないし安息香酸アンモニウムを添加したものでは容器の
腐食は全く見られないことがわかる。
発明のものが長期間の保存においても、液は安定で、従
つて目づまりの恐れなくまた容器の腐食の恐れも少ない
こと、特に、リン酸エステルだけでなく、アンモニア水
ないし安息香酸アンモニウムを添加したものでは容器の
腐食は全く見られないことがわかる。
なおシリコンオイルおよびＰ．Ｅ．Ｇ＃４００（ポリエ
チレングリコール）はしつじゆうん剤で、デンプン、ポ
リビニルアルコール、およびデキストリンは助剤で、エ
チレンアルコール９９．５％は乾燥性及び粘度低下のた
めのものである。
チレングリコール）はしつじゆうん剤で、デンプン、ポ
リビニルアルコール、およびデキストリンは助剤で、エ
チレンアルコール９９．５％は乾燥性及び粘度低下のた
めのものである。
本発明は、ポリビニールブチラールを主剤とした安定し
たエアゾール糊剤を得ることができる。
たエアゾール糊剤を得ることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ポリビニルブチラール水溶液と噴射剤とを主成分と
した洗濯仕上用エアゾール糊剤であつて、これに有機リ
ン酸エステル０．１〜１０重量％添加含有されているこ
とを特徴とする洗濯仕上用エアゾール糊剤。 ２ ポリビニルブチラール水溶液と噴射剤とを主成分と
した洗濯仕上用エアゾール糊剤であつて、これに有機リ
ン酸エステル０．１〜１０重量％が添加含有されており
、更に２８％アンモニア水および安息香酸アンモニウム
の少なくとも一方が０．１〜１重量％の範囲で添加含有
されていることを特徴とする洗濯仕上用エアゾール糊剤
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3611877A JPS595707B2 (ja) | 1977-04-01 | 1977-04-01 | 洗濯仕上用エアゾ−ル糊剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3611877A JPS595707B2 (ja) | 1977-04-01 | 1977-04-01 | 洗濯仕上用エアゾ−ル糊剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53122889A JPS53122889A (en) | 1978-10-26 |
| JPS595707B2 true JPS595707B2 (ja) | 1984-02-06 |
Family
ID=12460853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3611877A Expired JPS595707B2 (ja) | 1977-04-01 | 1977-04-01 | 洗濯仕上用エアゾ−ル糊剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS595707B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5682869A (en) * | 1979-12-12 | 1981-07-06 | Seitetsu Kagaku Co Ltd | Method for preventing corrosion of metal in aerosol product |
| JPS5753599A (en) * | 1980-09-17 | 1982-03-30 | Jiyonson Kk | Partial washing aid |
| JPS57183473A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-11 | Shinetsu Chem Ind Co | Aerosol washing size |
| CN110230200B (zh) * | 2019-05-21 | 2021-09-24 | 武汉纺织大学 | 一种提高氨纶长丝强力的方法 |
-
1977
- 1977-04-01 JP JP3611877A patent/JPS595707B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53122889A (en) | 1978-10-26 |
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