JPS59556B2 - 化粧石鹸製造法 - Google Patents
化粧石鹸製造法Info
- Publication number
- JPS59556B2 JPS59556B2 JP11125677A JP11125677A JPS59556B2 JP S59556 B2 JPS59556 B2 JP S59556B2 JP 11125677 A JP11125677 A JP 11125677A JP 11125677 A JP11125677 A JP 11125677A JP S59556 B2 JPS59556 B2 JP S59556B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cosmetic soap
- added
- soap
- casein
- glutamate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Detergent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は変性カゼインとN−アシル■L−グルタミン酸
塩を化粧石鹸素地に添加する事を特徴とする化粧石鹸製
造法に関するものであり、これによると、この添加物の
相助作用によつて本来の化粧石鹸の洗浄効果を損う事な
く、牛乳タン白の腐敗を防止し、刺激性少く且つ使用中
又はその直後に皮膚の感じるミスミスしさを長く維持し
得る効果を達成する。
塩を化粧石鹸素地に添加する事を特徴とする化粧石鹸製
造法に関するものであり、これによると、この添加物の
相助作用によつて本来の化粧石鹸の洗浄効果を損う事な
く、牛乳タン白の腐敗を防止し、刺激性少く且つ使用中
又はその直後に皮膚の感じるミスミスしさを長く維持し
得る効果を達成する。
本発明で使用される変性カゼインは酸カゼインに粗粉状
を呈する範囲内に塩化アンモニア及び過酸化水素の水溶
液を均質に吸収させたものを熟成するか、又は、直ちに
加熱乾燥するか或は高周波乾燥して得られる(特公昭4
6−35983及び特公昭46−35984参照)。
を呈する範囲内に塩化アンモニア及び過酸化水素の水溶
液を均質に吸収させたものを熟成するか、又は、直ちに
加熱乾燥するか或は高周波乾燥して得られる(特公昭4
6−35983及び特公昭46−35984参照)。
これを実施例により説明すると、脱脂乳から塩酸によつ
てカゼインの等電点(pH4.6)でカゼインカードを
凝固させ、これを数回水洗した後、圧搾脱水(水分量5
5%)した湿潤カゼインカード100に9に塩化アンモ
ニア2.6に9を水5リットルに溶解した溶液を均質に
吸収させ、次いで、35%過酸化水素2リットルを水5
リットルに溶解した溶液を均質に吸収させ、これを圧搾
脱水(水分量50%)し、レイモンド型フラッシュドラ
イヤーにより乾燥して所期変性カゼインとする。この変
性カゼインは、ベスター化工株式会社(栃木県)により
製造され、商品名「インスタラツクTYP」として市販
されている。
てカゼインの等電点(pH4.6)でカゼインカードを
凝固させ、これを数回水洗した後、圧搾脱水(水分量5
5%)した湿潤カゼインカード100に9に塩化アンモ
ニア2.6に9を水5リットルに溶解した溶液を均質に
吸収させ、次いで、35%過酸化水素2リットルを水5
リットルに溶解した溶液を均質に吸収させ、これを圧搾
脱水(水分量50%)し、レイモンド型フラッシュドラ
イヤーにより乾燥して所期変性カゼインとする。この変
性カゼインは、ベスター化工株式会社(栃木県)により
製造され、商品名「インスタラツクTYP」として市販
されている。
又、N−アシルーL−グルタミン酸ナトリウムは、天然
脂肪酸とアミノ酸の一種であるL−グルタミン酸ナトリ
ウムを結合させて得られる強力な界面活性剤であつて、
pH7以上で処理されるとアシル基が遊離し効力が低下
するといわれているが、本発明に於ては、化粧石鹸素地
中に溶融分散している変性カゼインのタン白分子の保護
作用によるためか、pH7以上でも意外に安定した状態
でNーアシルーL−グルタミン酸塩と混在せしめ得る。
脂肪酸とアミノ酸の一種であるL−グルタミン酸ナトリ
ウムを結合させて得られる強力な界面活性剤であつて、
pH7以上で処理されるとアシル基が遊離し効力が低下
するといわれているが、本発明に於ては、化粧石鹸素地
中に溶融分散している変性カゼインのタン白分子の保護
作用によるためか、pH7以上でも意外に安定した状態
でNーアシルーL−グルタミン酸塩と混在せしめ得る。
又、このN−アシルーL−グルタミン酸塩は不快な臭気
を持つているが、変性カゼインと溶解する事により完全
に脱臭する事ができる。更に、NーアシルーL−グルタ
ミン酸塩単独を添加した化粧石鹸は、硬さと光沢に劣る
欠点があるが、変性カゼインの添加によりこれらの欠点
を防止する事が可能である。化粧石鹸素地に対する変性
カゼインの添加量は10〜35%の範囲で好ましくは1
5〜30%であり、又、N−アシルーL−グルタミン酸
塩の添加量は5〜25%好ましくは10〜20%である
。
を持つているが、変性カゼインと溶解する事により完全
に脱臭する事ができる。更に、NーアシルーL−グルタ
ミン酸塩単独を添加した化粧石鹸は、硬さと光沢に劣る
欠点があるが、変性カゼインの添加によりこれらの欠点
を防止する事が可能である。化粧石鹸素地に対する変性
カゼインの添加量は10〜35%の範囲で好ましくは1
5〜30%であり、又、N−アシルーL−グルタミン酸
塩の添加量は5〜25%好ましくは10〜20%である
。
本発明方法の実施例を示すと、日本工業規格による化粧
石鹸素地 ヤシ油、牛脂及び苛性ソーダ(25Be〜28Be)7
4部に対し、変性カゼイン16.3部、NaOH1部を
加え80℃で加熱攪拌し、中和後、N−アシル−L−グ
ルタミン酸ソーダ9.6部を加え攪拌しつつ食塩を加え
て塩析し、チツパで小薄片とし水分14〜1670程度
に乾燥し、香料、色素、安定剤等を加え撹拌混和しミキ
サーで反復してこね、次にロールでリボン状にし、更に
圧出機で捧状に押し出し、切断型打ちして製品化粧石鹸
に仕上げる。
石鹸素地 ヤシ油、牛脂及び苛性ソーダ(25Be〜28Be)7
4部に対し、変性カゼイン16.3部、NaOH1部を
加え80℃で加熱攪拌し、中和後、N−アシル−L−グ
ルタミン酸ソーダ9.6部を加え攪拌しつつ食塩を加え
て塩析し、チツパで小薄片とし水分14〜1670程度
に乾燥し、香料、色素、安定剤等を加え撹拌混和しミキ
サーで反復してこね、次にロールでリボン状にし、更に
圧出機で捧状に押し出し、切断型打ちして製品化粧石鹸
に仕上げる。
以上の如くして得た本発明による製品は、添加物の相互
作用によつて、洗浄効果を損う事なく、牛乳タン白の腐
敗を防止し、刺激性少く、使用後の皮膚のミスミスしさ
を長時間にわたつて維持する事ができる効果を有してい
る。
作用によつて、洗浄効果を損う事なく、牛乳タン白の腐
敗を防止し、刺激性少く、使用後の皮膚のミスミスしさ
を長時間にわたつて維持する事ができる効果を有してい
る。
Claims (1)
- 1 酸カゼインに塩化アンモニア及び過酸化水素の水溶
液を均質に吸収したものを乾燥した変性カゼインと界面
活性剤N−シアル−L−グルタミン酸塩とを化粧石鹸素
地に添加し、塩析後、素地石鹸をチツパで小薄片とし乾
燥し、香料、色素等を加えミキサーで反復こねまぜ、ロ
ールでリボン状とし、更に圧出機で棒状に押し出し切断
型打ちする化粧石鹸製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11125677A JPS59556B2 (ja) | 1977-09-17 | 1977-09-17 | 化粧石鹸製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11125677A JPS59556B2 (ja) | 1977-09-17 | 1977-09-17 | 化粧石鹸製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5445311A JPS5445311A (en) | 1979-04-10 |
JPS59556B2 true JPS59556B2 (ja) | 1984-01-07 |
Family
ID=14556567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11125677A Expired JPS59556B2 (ja) | 1977-09-17 | 1977-09-17 | 化粧石鹸製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59556B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4335501A (en) * | 1979-10-31 | 1982-06-22 | The General Electric Company Limited | Manufacture of monolithic LED arrays for electroluminescent display devices |
JPH0762157B2 (ja) * | 1987-08-14 | 1995-07-05 | 文一郎 細田 | 石けん |
-
1977
- 1977-09-17 JP JP11125677A patent/JPS59556B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5445311A (en) | 1979-04-10 |
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