JPS5953842B2 - ベニヤレ−ス - Google Patents

ベニヤレ−ス

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JPS5953842B2
JPS5953842B2 JP3709577A JP3709577A JPS5953842B2 JP S5953842 B2 JPS5953842 B2 JP S5953842B2 JP 3709577 A JP3709577 A JP 3709577A JP 3709577 A JP3709577 A JP 3709577A JP S5953842 B2 JPS5953842 B2 JP S5953842B2
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克次 長谷川
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Meinan Machinery Works Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はベニヤレースの改良に関するものである。
従来のベニヤレースは、切削用刃物とノーズバー又はロ
ーラバーとで切削部が構成され、動力は原木を支持する
スピンドルチャックを介して供給されていた。
こうした従来のベニヤレースの問題点を指摘すれば、次
の通りである。
従来のベニヤレースは、中心部の柔らかい原木、割れ又
は腐れ等のある原木の切削に不適当であり、チャックが
空回りして動力供給が不能化したり、原木が破壊して切
削自体が不能化する等の欠点を有していた。
これは、大半径の位置に掛かる切削抵抗に対して小半径
の位置に動力供給する形である処から原木チャック部に
大応力が集中する虞れがあり、また原木両端のチャック
部から切削部までの長い距離の原木内部を動力供給の媒
体とする仕組みである処から原木の弱部に破壊が起こる
虞れがあり、またチャックを原木に対して極めて大きな
力で圧入せざるを得ない仕組みである処から、その圧入
力で原木が破壊する虞れがあり、また原木を小さく切削
するには、その径以下にチャック径を小さくする必要が
あり、ところがチャック径が小さい程チャックの空回り
又は原木破壊の可能性が増大する、等の理由によるもの
である。
また従来のベニヤレースでは、刃口における屑詰りの発
生が多い。
屑詰りは主に原木欠片の剥離によって生じ、例えば原木
とバーの間に原木欠片等が詰まることによって起こる。
屑詰りの状態で切削されたベニヤ単板の品質は低く、製
品に使用できない場合が多い。
また屑詰りの発生は、切削抵抗及びバーによる荷重の異
状増加を招く虞れがあり、屑詰りに対する適切な処置が
遅れた場合は原木破壊を招く虞れもある。
この屑詰りは、年輪割れ、空隙のある割れ、腐れ、外皮
等を有した原木の切削時に多く発生し、ベニヤ単板の屑
化、原木破壊等の原因となるのに加えて、低速切削、装
置の停止及び屑の除去等の必要性も生じ、装置稼動率の
低下、妨自動化の原因ともなっており、これらは原木事
情の悪化に伴い、更に増加する傾向にある。
従来型ベニヤレースの欠陥は、以上のような直接的な問
題だけに限らず、それより更に重大な潜在的支障を合板
産業に及ぼしている。
それは円滑な切削が可能か否かが先ず原木の合板用とし
ての適、不適を決定して仕舞うという実情によるもので
あり、しかも工場に搬入された原木に混入している切削
困難な原木よりも、工場外で選別されて他の用途へ向け
られる原木の方が多く、更にそれよりも産地で選別され
、不適材として処理される原木の方が多い可能性があり
、こうした実情に因る損失は、恐らくは想像以上の重大
な規模に達するに違いない。
更に、従来のベニヤレースにおける他の欠点は、本発明
又はその利用発明によって生ずる諸効果を以て結果的に
指摘することになる。
尚、本発明は原木外周駆動型レースに関するもので、従
来においても原木外周駆動の考え方は存在していたが、
実現には至らなかった。
例えば、原木撓み防止用ロールの駆動によりチャックか
らの動力供給を援助する形のものであり、しかし乍ら前
記ロールによる原木駆動能力は低く、また前記ロールの
位置の原木外周に対する動力供給は、その有効性に全く
欠けていた。
また本発明者らによって開発され、本発明の基礎となっ
た、ベニヤレースに於けるベニヤレースに於けるベニヤ
単板のカール防止と原木外周駆動に関する技術「特公昭
54−2958号(特願昭49−44247号)発明の
名称ベニヤレース、参照」及び従来における諸欠点を基
本的に解決した先願技術「特開昭53−91499号(
特願昭52−6288号)発明の名称ベニヤレース、参
照」も存在するが、本発明はここれらを更に具体化し、
有効且つ効果的な形に発展させたものである。
本発明は、従来型ベニヤレースの顕在的、潜在的諸問題
の解決、従来において切削困難であった中心部の柔らか
い原木、腐れ、主人等を有した原木の円滑切削の可能化
、更に雑木又は小径木その他の広範囲品質の原木の切削
に適応し、更に従来の原木事情においても適応できるベ
ニヤレースの提供等を目的とし、原木外周駆動型ベニヤ
レースをもつとも有効且つ効果的な形で実現させること
を目的とするものであり、その詳細は次に記す通りであ
る。
本発明に於けるベニヤレースは、外周に多数の突刺体を
有した駆動部材を軸方向に適当な間隔をおいて複数個配
設した形の原木駆動用突刺体ロールを、切削用刃物に近
いプレッシャーバー側の位置に備えると共に、固定バー
等のプレッシャーバーを支持するプレッシャ一台を、前
記突刺体ロールの略々上手の位置に、而も前記切削用刃
物を支持する刃物台と、ベニヤ単板吐出路を隔てた両端
付近で連結した形で備え、更に前記突刺体ロールの各駆
動部材の間の適宜複数の空間に、固定バー又はローラバ
ー等のプレッシャーバーを、前記プレッシャ一台から前
記切削用刃物の刃先付近へ向けて垂下させた形で配置し
、更に前記突刺体ロールを回転させる電動機等の駆動源
を、前記プレッシャ一台上に備えたことを主たる特徴と
するベニヤレースである。
例えば゛第1図、第2図及び第6図に例示したように、
外周に多数の突刺体7を有した駆動部材、例えばリング
状の駆動部材8を軸方向に適当な間隔をおいて多数個配
設した形の原木駆動用突刺体ロール5を、切削用刃物2
の刃先に近いプレッシャーバー側の位置(従来ベニヤレ
ースにおけるプレッシャーバーの位置近辺)に、前記切
削用刃物2の刃先線(刃先尖端)と略々平行に、前記突
刺体7が切削中における原木1の外周を実利可能な形で
備え、更に前記突刺体ロール5の各駆動部材8′の間に
確保されている空間の内の適宜多数の空間に、例えば第
1図例示の固定バー又は第5図例示のローラバー等のプ
レッシャーバー3を、前記突刺体ロール5の駆動部材8
の回転方向上手から前記切削用刃物2の刃先付近へ向け
て垂下させた形で配置し、換言すれば、例えば前記突刺
体ロール5のシャフト9と原木1との間の空間に対して
、上手方向から挿入したような形で配置するのである。
前記駆動部材8は、例えば第1図及び第6図に例示のよ
うに、原木外周に対して実利可能な略々半径方向に鋭利
に伸びた形の多数の突刺体7を外周に有し、またその回
転軸と略々平行な適当長の刃先を有した刃物状の突刺体
7を多数有した形にすることにより、突刺体7の刃先部
分が原木の繊維に略々平行な形で実利が行われ、また突
刺体7の実利容積が比較的少ないのでベニヤ単板11に
おける実利傷の残存が小さく、而も原木繊維の切断又は
破壊が少ないので低位の実利力で高位の原木駆動能力が
得られる等の効果を有するが、これに限らず原木外周に
実利可能な突刺体が実利可能な形で設けてあれば、其相
応の価値で実用することも可能である。
前記突刺体ロール5は、多数の突刺体7を有した駆動部
材の部分とシャフトの部分を単一材料から加工した一体
構造のもの、又は適当に分解し、例えば駆動部材8とシ
ャフト9と分けて加工し、これを組合わせた構造のもの
等から成る。
また例えば第3図例示のように、シャフト9に対してリ
ング状の駆動部材8とスペーサリング25を交互状に而
も交換可能に装嵌した構造にすることにより、消耗の早
い駆動部材8のみの交換が容易であり、また前記リング
25により駆動部材8の軸方、向における位置決めが可
能である。
尚前記駆動部材8はシャフト9のキー溝24の利用によ
りキー係止が可能である。
また前記駆動部材8は、軸方向に等間隔をおいて配設し
、又は第4図例示のように、軸方向における中央付近で
は、側方に比べて大きな間隔で配設した形にすることも
できる。
前者の場合は、例えばスペーサリング25又はプレッシ
ャーバー3等の種類が少なくて済み、また後者の場合は
、突刺体ロール5による原木のたわみを少なくすること
ができる。
、尚、前記駆動部材8の間隔は、屑詰りの防止の点にお
いては、できるだけ細かくした方がより効果的である。
次に前記突刺体ロール5の位置について更に具体的に説
明すれば、例えば第5図例示のように、外周の突刺体7
が切削用刃物2の刃先より原木回転方向上手の、実質的
に原木1の外周部のみを実利可能な位置に備える場合と
、例えば第1図例示のように、突刺体7が切削用刃物2
の刃先より原木回転方向上手の原木1の外周部と、切削
直後のベニヤ単板との両方を共に実利可能な位置に備え
る場合とがあり、基本的にはこの2通りの構成を提供す
ることができる。
特に後者の構成の場合は、突刺体ロール5によるテンダ
ー効果が高く、幾らか寸法の増した、カールの少ないベ
ニヤ単板11を製造できる可能性を有し、また前記突刺
体ロール5による原木外周駆動の有効性が高く、また原
木径の違い又は切削に伴う原木の小径化に対しても、突
刺体7の原木に対する実利深さの変化が少なく、従って
突刺体ロール5の位置関係を切削用刃物2に対して固定
化できる可能性を有している。
また前者の、突刺体ロール5をその突刺体7が切削用刃
物2の刃先より原木回転方向上手の原木外周部のみを実
利可能な位置又は実効の無い程度に切削直後のベニヤ単
板をも実利可能な位置に備えた場合は、ベニヤ単板への
テンダー効果は減少し、原木径に関連した突刺体ロール
さの変化が大きくなり、原木径又は切削の進行に関連し
て突刺体ロール5の位置関係を調整する機構を必要とす
る傾向となるが、原木の効果的な駆動は充分に可能であ
り、むしろ原木に対する実利深さは大きくできる傾勾と
なる。
いずれの構成の場合も、前記突刺体ロール5は、その軸
受は箱19を例えば刃物台4上に設けることにより、前
記切削用刃物2等と一体的に送り機構30 (第7図参
照)により移動する構造にすることができ、構造上、操
作上の簡素化を図ることができる。
また前記突刺体ロール5の軸受けば、両端の他そのたわ
みを少なくするために中間にも置くことができ、また前
記突刺体ロール5の駆動は、チェーン13又は歯車等を
介して行うことができ、軸の一端又は両端、更に中間か
ら駆動することもできる。
次に本発明におけるプレッシャーパー3について説明す
れば、本発明の場合も従来のベニヤレースの場合と同様
の目的で、原木部とベニヤ単板部の境界付近を圧縮する
ためのものであり、例えば第1図例示の固定バー形式の
もの又は第5図例示のローラバー形式のもの、等を使用
することができ、いずれの場合も例えば第1図又は第5
図例示のように、前記突刺体ロール5の駆動部材8の回
転方向上手から切削用刃物2の刃先付近へ向けて垂下さ
せた形で配置し、また前記バー3は、剛体的に設は得る
゛ことは勿論、原木圧縮方向に幾らかの弾性変形が生ず
るように、弾性的に設けることも可能である。
更に前記バー3は、前記突刺体ロール5の駆動部材8の
間の適宜複数の空間に対して分割的に配置するために、
例えば適当な間隔をおいて複数の縦溝を設けた形にし、
例えば適数個の櫛状バー又は第2図例示のように多数個
の小片バー等の形で配置する。
尚、第2図又は第6図の実施例におけるバー3によれば
、原木1は形状的には部分的に圧縮される形になるが、
前記バーの原木圧縮端における空隙の大きさ又は割合が
一定以下であれば、ベニヤ単板の品質に対する影響は極
めて少ない。
むしろ従来のベニヤレースにおいては、チャックの空回
り、原木の破壊、屑詰り等の発生を恐れて、ノーズバー
を充分に効かさすに切削が行われる傾向があったが、本
発明では前記バー3を充分に効かした切削が可能であり
、むしろベニヤ単板の品質は実質的に向上する可能性を
有している。
尚、前記バー3は、突刺体ロール5の各駆動部材8の間
の、切削する原木の長さに対して有効な総ての空間に配
置するのが好ましいが、例えば適当に間引したような形
で配置した場合も、それに応じた価値で使用することが
できる。
ところで前記バー3と切削用刃物2との間隔は、バー調
整機構を設けることにより自由に設定することかで゛き
、また刃口を開口させるための、前記バー3及び前記突
刺体ロール5等の往復又は転回の機構、原木外周への突
刺体7の実利深さを自動的に調整するための、前記突刺
体ロール5の位置関係の調整機構、従来のベニヤレース
の常識的な機構である切削角調整機構等も必要に応じて
設けることができる。
次に第1図及び第2図における6は、固定バー又はロー
ラバー等のプレッシャーバー3を支持するプレッシャ一
台であり、前記突刺体ロール5の略々上手の位置に、而
も前記切削用刃e72を支持する刃物台4と、ベニヤ単
板11の吐出路を隔てた両端付近で直接的又は間接的に
連絡した形で備えるものであり、前記刃物台4等と一体
的に送り機構により移動する仕組みになっている。
そして前記固定バー等のプレッシャーパー3は、第1図
例示のように前記プレッシャ一台6から切削用刃物2の
刃先付近へ向けて垂下させた形で、前記突刺体ロール5
の各駆動部材80間の適宜多数の空間に配置することが
できる。
尚、前記バー3とプレッシャ一台6の区分は必ずしも明
確ではなく、また明確にすべきでもないが、例えば第1
図及び第2図に例示のように区分、し、分解可能にした
場合は、前記バー3の摩耗又は破損等に対する交換が容
易であり、実用上における価値は大きい。
更に、第1図及び第2図例示のように、前記プレッシャ
一台6上には、前記突刺体ロール5を回転駆動させる電
動機23等の駆動源を直接的又は間接的に備えることが
できる。
電動機23等の駆動源を前記プレッシャ一台6上に備え
ることにより、前記突刺体ロール5の駆動機構は著しく
簡素化され、また前記ロール5の交換の容易化等にも有
利であり、実用上の価値は大きい。
尚、第1図及び第2図における電動機23は、減速機付
を示しており、その出力軸に設けた鎖車21と、前記突
刺体ロール5に設けた鎖車20はチェーン13を介して
連絡されている。
また第1図及び第6図における14は、ベニヤ単板11
を前記駆動部材8に添わせるガイド面15を有し、単板
吐出路の切削用刃物2側に設けられた単板ガイド部材で
あり、前記ガイド部材14と、そのガイド面15の終端
より駆動部材8の回転方向下手の位置に配置されている
単板曲げ部材17とにより、前記駆動部材8と前記ガイ
ド部材14のガイド面15とによる単板吐出路の末端付
近において、ベニヤ単板11の表側が外側となる曲がっ
た吐出路を形成させており、ベニヤ単板11は、前記の
曲がった吐出路によりその表側の割。
れが成長し、又は形成され、極めてカールの少ない状態
で吐出され得ることになる。
前記ガイド部材14のガイド面15は、前記の曲がった
吐出路又はその直前における前記駆動部材8による単板
搬送力を高める為のものであり、。
前記ガイド面15は実施例のように前記駆動部材8に沿
った円弧状であれば−そう好ましい。
また前記ガイド部材14は、そのガイド面15の終端か
ら吐出路を開放する逃げ面16も有し、その境界付近が
凸部を形成した形になっている。
また前記曲げ部材17は、前記各駆動部材8の間の適宜
複数の空間に配置されており、しかも前記駆動部材8の
突刺体ロール(実利耐7の先端を結ぶ仮想円)より内方
の位置から前記駆動部材8の回転方向下手の外方へ伸び
たガイド面18を有1し、更にベニヤ単板11に対する
テンダー効果を調整するための、前記曲げ部材17の往
復機構(図示せず)を設けることもで゛きる。
尚第1図の10は、前記曲げ部材17の支持台である。
尚、前記曲げ部材17は、ベニヤ単板11を前記駆動部
材8の突刺体7から円滑に離脱させ、又は前記突刺体7
の周辺を清掃させる。
はがし部材の機能を兼用させることができる。
更に、はがし部材として単板で設けることもできる。
尚、第1図及び第2図における12は刃物押えであり、
第2図の22はけびき用刃物で゛ある。
次に、スピンドルの駆動機構について簡単に説明すれば
、本発明ベニヤレールおいても例えば第7図に例示のよ
うに、スピンドル26を駆動させる為の、電動機等の駆
動源28を含むスピンドル駆動機構27を設けることが
できる、。
尚、第7図・中29は刃物台4の送りねじで゛あり、3
0はその駆動機構、31はギヤボックスである。
本発明におけるスピンドル駆動機構27の基本的な意義
は、突刺体ロール5による原木駆動開始の円滑化、更に
前記突刺体ロール5とスピンドル26を併用した動力供
給の可能化、等にある。
例えば、外周形状の不規則な通常の原木の場合は、前記
突刺体ロール5のみによる切削開始が困難であり、この
場合はスピンドル駆動機構27が原木空転機構として有
効に働き、更に原木の形状、材質、強度等に合せて、ス
ピンドル26から積極的に動力供給して切削することも
可能である。
更にスピンドル26の出力トルクを調整可能化したスピ
ンドル駆動機構、スピンドル26による原木周速と前記
突刺体ロール5との同調機構、等を設けることにより、
本発明ベニヤレールの完成度を一層高める可能性がある
本発明は、外周に多数の突刺体を有した駆動部材を軸方
向に適当な間隔をおいて複数個配設した形の原木駆動用
突刺体ロールを、切削用刃物の刃先に近いプレッシャー
バー側の位置に備え、更に前記突刺体ロールの各駆動部
材の間の適宜複数の空間に、固定バー又はローラバー等
のプレッシャーを配置し、詰り前記突刺体ロールとプレ
ッシャーバーを互いに干渉させ合ったような形で備えた
ことにより、固定バー等のプレッシャーバーを用いた状
態で、切削等に必要な動力の内の適当な割合又は全部の
、前記突刺体ロールによる、切削用刃物の刃先に近い原
木外周への供給を可能化したものであり、例えば原木チ
ャック部の応力、原木自体を動力供給の媒体とする度合
、原木に対するチャック圧入力、等を少なくできる可能
性を有し、例えばチャックの空回り、原木破壊、原木欠
片の剥離、等を著しく少なくできる可能性を有している
また本発明に於ける前記突刺体ロールは、例えば原木と
プレッシャーバーの間の原木欠片を、強制的に押込み、
又は強制的に送り出す価値ある効果を有し、従って刃口
における屑詰りの発生又は屑詰りによる支障を著しく少
なくできる可能性を有し、また屑詰りで起こる原木破壊
も必然的に少なくできる可能性を有している。
また本発明に於いては、固定バー又はローラバー等のプ
レッシャーバーを、突刺体ロールの駆動部材の回転方向
上手から、又は前記突刺体ロールの略々上手の位置に設
けたプレッシャ一台から切削用刃物の刃先付近へ向けて
垂下させた形で配置したことにより、プレッシャーバー
による原木圧縮が極めて円滑であり、例えば突刺体ロー
ルの駆動部材の回転方向下手から設けた場合は、プレッ
シャーバーに振動の起こる恐れがあるが、本発明の場合
はその可能性が非常に少ない。
また本発明の場合は、プレッシャーバーを表側に位置さ
せ得ることで、交換その他の手入が容易であり、または
がし部材等を設けることも容易であり、而も該プレッシ
ャーバーを支持するプレッシャ一台の上に、突刺体ロー
ルを回転駆動させる電動機等の駆動源を備えたものであ
るから、°突刺体ロールの駆動機構を著しく簡素化し得
ると共に、突刺体ロールの交換性等を容易化し得、原木
外周駆動型ベニヤレースが最も効果的な形で実現するこ
とになる。
また前記プレッシャーバーは、既述のように、剛体的に
設は得ることは勿論、弾性的に設けることもできる。
むしろ本発明の場合は、弾性的に設けることの方が構造
的に容易であり、原木圧縮方向に幾らかの弾性変形が生
ずるようにした場合は、屑詰り時における原木欠片等の
脱出が容易であり、また節部等の切削時におけるプレッ
シャーバーによる異状荷重の発生が少ないので原木破壊
の防止に有効であり、また節の周辺の切削肌が向上する
可能性をも有している。
原木を破壊する要因の少ない本発明ベニヤレースは、割
れの多い原木その他の低品質原木の円滑切削を可能にす
るものであり、より広範囲の品質の原木の切削に適応さ
せることが可能であり、而も原木をより小径に切削でき
る可能性を有し、原木の歩止り向上及び資源の有効利用
等に多大な価値を提供するものである。
また刃口における屑詰りを著しく少なくできる特長を有
した本発明ベニヤレース−は、適応できる対象原木の拡
大、ベニヤ単板の歩止り向上、装置の稼動率、生産性の
向上、切削工程の自動化、等に多大な価値を提供するも
のである。
本発明は以上のように、従来における諸問題を解決し、
而も将来の原木事情に適応できる可能性を有したもので
あり、従来のベニヤレースを根本的に変革したものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明における実施の一例及び実正の態様を例示
したものであり、第1図及び第5図は断面図(側面図)
、第2図は第1図の正面図、第3図及び第4図は突刺体
ロール5の説明図、第6図は第2図の部分拡大図、第7
図はスピンドル駆動機構の説明図である。 4・・・・・・原木、2・・・・・・切削用刃物、3・
・・・・・プレッシャーバー、4・・・・・・刃物台、
5・・・・・・突刺体ロール、6・・・・・・プレッシ
ャ一台、7・・・・・・突刺体、8・・・・・・駆動部
材、9・・・・・・シャフト、11・・・・・・ベニヤ
単板、23・・・・・・電動機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外周に多数の突刺体を有した駆動部材を軸方向に適
    当な間隔をおいて複数個配設した形の原木駆動用突刺体
    ロールを、切削用刃物の刃先に近いプレッシャーバー側
    の位置に備えると共に、固定バー等のプレッシャーバー
    を支持するプレッシャ一台を、前記突刺体ロールの略々
    上手の位置に、而も前記切削用刃物を支持する刃物台と
    、ベニヤ単板吐出路を隔てた両端付近で連結した形で備
    え、更に前記突刺体ロールの各駆動部材の間の適宜複数
    の空間に、固定バー又はローラバー等のプレッシャーバ
    ーを、前記プレッシャ一台から前記切削用刃先付近へ向
    けて垂下させた形で配置し、更に前記突刺体ロールを回
    転駆動させる電動機等の駆動源を、前記プレッシャ一台
    上に備えてことを特徴とするベニヤレース。 2 前記駆動部材は、原木外周に対して突刺可能な、略
    々半径方向に鋭利に伸びた形の多数の突刺体を有して成
    る特許請求の範囲第1項記載のベニヤレース。 3 前記駆動部材は、その回転軸と略々平行な適当長の
    刃先を有した刃物状の多数の突刺体を有して成る特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載のベニヤレース。 4 前記突刺体ロールは、外周に多数の突刺体を有した
    駆動部材とスペーサリングとを、シャフトに対して交互
    状に而も交換可能に嵌装した構造から成る特許請求の範
    囲第1項〜第3項のいずれか一つの項に記載のベニヤレ
    ース。 5 前記突刺体ロールは、前記駆動部材を軸方向に等間
    隔をおいて複数個配設した構造から成る特許請求の範囲
    第1項〜第4項のいずれか一つの項に記載のベニヤレー
    ス。 6 前記突刺体ロールは、前記駆動部材を軸方向におけ
    る中央付近では、側方に比べて大きな間隔で配設した構
    造から成る特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか一
    つの項に記載のベニヤレース。 7 前記突刺体ロールは、その外周の突刺体が切削用刃
    物の刃先より原木回転方向上手の実質的に原木外周部の
    みを突刺可能な位置に備えて成る特許請求の範囲第1項
    〜第6項のいずれか一つの項に記載のベニヤレース。 8 前記突刺体ロールは、その外周の突刺体が切削用刃
    物の刃先より原木回転方向上手の原木外周部と切削直後
    のベニヤ単板との両方を共に突刺可能な位置に備えて成
    る特許請求の範囲第1項〜第6項のいずれか一つの項に
    記載のベニヤレース。 9 前記プレッシャーバーは、複数個の小片バー適数個
    の櫛状バーを以て配置して成る特許請求の範囲第1項〜
    第8項のいずれか一つの項に記載のベニヤレース。
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