JPS5952518A - 移動磁界式混合撹拌処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は被処理物としての粉体、液体とともに強磁性
材あるいは非磁性導電材で作られた多数のワーキングピ
ースを処理室器内に収容し、この容器に対し外部から移
動磁界を作用させることにより、ワーキングピースに激
しいランダム運動を生起させて被処理物の混合、攪拌処
理を行うようにした移動磁界式混合攪拌処理装置に関す
る。

この種の移動磁界式処理装置として、第１図および第２
図に示すごとき装置が既に提案されている。図において
ｌは液体あるいは粉体の被処理物２とともに強磁性材あ
るいは非磁性導電材で作られた多数のワーキングピース
３を収容した非磁性材料の処理容器であり、この容器１
を中央に挾んでその上下には一対の移動磁界発生装置Ｒ
４１５が対向配置されでおり、かつその移動磁界、の移
動方向はφ１．・φ、で示すように互に逆方向に定めら
れている。この移動磁界発生装置４，５はいわゆるリニ
アモータとしてよく知られているものであって、（以下
１移動磁界発生装置」を１リニアモータ」と呼称する。

） 例えば３相交流巻＠６を回転電機と同じように鉄心７の
フィルスロット内に巻装して構成され、電源からの給電
を受けて移動磁界φ１．φ２を形成する。

かかる構成により、移動磁界φ１．φ２の作用する磁場
の中に置かれたワーキングピース３には移動磁界φ１．
φ２との相互作用に基づく電磁力が働き、これによって
移動磁界方向への並進力、浮上刃およびワーキングピー
ス自身の重心のまわりで自転する回転トルクを受けると
ともに、更にワーキングピース同士の衝突、ワーキング
ピースと容器壁面との衝突等が加わり、ワーキングピー
ス３は激しいランダム運動を生起しつつ、全体として矢
印Ｐのように処理容器ｌの中を旋回する周回運動を行う
。そしてこのワーキングピースのランダムな周回運動に
より、容器１内に収容されている被処理物２は混合１ｍ
ｍ焙処理れる。また図示例はバッチ処理方式を例示した
が、処理容器に被処理物の入口と出口を設け、被処理物
を連続処理する方式もある。

一方、この種の装置の用途としては、液体同士。

粉体同士、液体と粉体の混合攪拌、液体への気体溶解、
あるいはエマルジョンの生成等の各種用途かあり、いず
れの場合にも高い混合攪拌効果を得るには、被処理物を
処理容器の中で流動させつつ部分的には激しく攪拌して
乱流を与えることが必要であり、更に連続処理を行うに
は、限られた寸法の容器内を通流する間にできるだけ多
くワーキングピースからの攪拌作用を受けるようにする
ことが望ましい。

この発明は上記の点にかんがみなされたものであり、そ
の目的は限られた寸法の容器内で効率よく、シかも十分
にワーキングピースを被処理物に作用させて混合、攪拌
処理が連続式に行えるようにした新規な移動磁界式の混
合攪拌処理装同を提供することにある。

以下この発明の構成並びに動作を図示実施例に基づいて
詳述する。

第３図ないし第５図において、第１図と同じ符号は同一
部品を示す。ここでこの発明により、処理容器１は次記
のように構成されている。すなわち、まず箱形容器とな
る処理容器１の前後端には被処理物入口と出口が開口し
てあり、ここに例えば互に混合される２種類の被処理物
ＡとＢの供給管８と９、および混合物０の出口管１０が
接続配管されている。なお処理物Ａ、Ｂは定量供給ポン
プ、ファン等の適宜な搬送手段１１を通じて容器１へ強
制的に送り込まれる。一方容器１の中には、入口と出口
との間に前後複数枚の平行仕切壁１２が左右の向きに並
べて配設されており、各仕切壁の相互間および仕切壁と
容器の前後壁との間の空間をそれぞれ１区分とした複数
の処理室１３が画成されている。更に前記の各処理室１
３の相互を直列に連ねて入口と出口との間に千鳥形の被
処理物通路を形成するように、各仕切壁１２の左、′右
端部には１枚ずつ互い違いに多数の連通孔があけてあり
、かつこの連通孔が隣接し合う処理室１３の相互間の境
界のスクリーン１４を構成している。

このスクリーン１４は仕切壁に連通孔をあける代りに、
別部品としてのふるい網を用いてもよい。

このスクリーンの役目は、各処理室１３に収容したワー
キングピース３をその室内に封じ込めておくものであり
、そのスクリーン１４のふるい目は被処理物の透過を許
容し、ワーキングピースの透過逸出を阻止するように選
定されている。しかも処理容器１を挾んで両側に対向配
置された一対の１．リニアモータ４と５は、それぞれそ
の移動磁界φ、。

φ２の向きがともに前記仕切壁１２の壁面とは直角方向
で・、、かつφ１とφ２の間で互に逆向きとなるように
定めである。

上記の構成において、処理容器１に移動磁界φ、。

φ２を作用させることにより、処理容器１に仕切られた
各処理室１３の中では、移動磁界φ８．φ２に沿って個
々にワーキングピース３が第３図の矢印Ｐのようにラン
ダムな周回運動を行う。この周回運動は容器内の千鳥状
通路の断面方向で行われる。

したがってこの状態で供給管８，９を通じて被処理物Ａ
、Ｂを容器１へ押込み導入すれば、被処理物Ａ、Ｂは１
段目の処理室１３内で合流した後にワーキングピース３
の運動で混合攪拌されながら処理室内をらせん状に進行
し、その処理室の終端に達したところで被処理物のみが
スクリーン１４を透過して２段目の処理室へ移行し、再
びワーキングピース３により混合攪拌作用を受ける。以
下同様な動作を繰返しながら第４図の破線のように各処
理室１３を順次直列に通過して千鳥形通路内を通流し、
最後に容器１の出口より出口管１ｏを通じて混合物Ｃが
外部へ排出される。なお容器ｌの入口、出口にもワーキ
ングピース３の逸出を防ぐためにスクリーンを設けてお
くのがよい。また図示例の箱形容器の代りに予め千鳥形
に屈曲成形されたパイプを用いて処理容器を構成するこ
ともできる。

上記の動作によれば、ワーキングピース３は各区分の処
理室１３ごとに千鳥形の被処理物通路の断面方向に周回
運動を行う。つまり被処理物通路の方向とワーキングピ
ース３の周回運動方向は相対的に交叉し合う。したがっ
て、通路に沿って容器内を通流する被処理物Ａ、Ｅはワ
ーキングピース３の周回運動によって激しい乱流が与え
られ、効率よく混合攪拌されることになるっしかも被処
理物の入口と出口との間にまたがって容器内に画成され
ている通路は千鳥形であるから、限られた寸法の処理容
器１に対してその被処理物通路の有効長を長くとること
ができ、したがって被処理物はそれだけ長い時間容器内
に滞留して十分な混合攪拌作用を受けることになる。

以上述べたようにこの発明は、処理容器内にその被処理
物入口と出口との間を連ねて互い違いの平行仕切板によ
り千鳥形の通路を画膚、シ、かつ各仕切板の端部にスク
リーンを設けて通路を複数区分の処理室に区分し、各処
理室内にワーキングピースを収容するとともに、前記仕
切壁の壁面と直角方向に移動磁界を作用させるように互
に移動磁界の向きが逆向きな一対の移動磁界発生装置を
処理容器を挾んで対向配置したものであり、容器内へ連
続的に供給される被処理物を、移動磁界との電磁的相互
作用によるワーキングピースの連動によって、限られた
寸法の処理容器内で効率よく十分に混合攪拌させる処理
性能の優れた移動磁界式混合攪拌処理装置を提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の移動磁界式混合攪拌装置の概要構成図、
第２図は第１図の矢視■−…断面図、第３図はこの発明
の実施例の概要構成図、第４図および第５図はそれぞれ
第３図における処理容器の内部構造を示す平面図および
斜視図である。 １：処理容器、２＝被処理物、３：ワーキングピース、
４，５：移動磁界発生装置、８，９：被処理物供給管、
１ｏ：出口管、１２：平行仕切壁、１３：処理室、１４
ニスクリーン、φ１．φ２：移動磁界の移動方向。 −９ご

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）容器の両端に開口した被処理物の入口および出口、
   容器内に配列した互い違いの平行仕切壁により被処理物
   入口と出口との間に画成された千鳥形の被処理物通路、
   および該千鳥形通路の各辺部を処理室の１区分として互
   に直列に隣接し合う各処理室相互間の境界に配備された
   ワーキングピース逸出防止用スクリーンを有する処理容
   器と、処理容器の各処理室ごとにそれぞれ収容された強
   磁性材あるいは非磁性導電材で作られた多数のワーキン
   グピースと、処理容器を中央に挾んでその両側に対向配
   置され、かつその磁界の移動方向を前記仕切壁の壁面と
   直角の方向で互に逆向きに定めた一対の移動磁界発生装
   置とから構成され、移動磁界との相互作用に基づく電磁
   力で各処理室内に生起するワーキングピースの運動によ
   り、外部から容器に供給された被処理物の混合、攪拌処
   理を連続的に行うことを特徴とする移動磁界式混合攪拌
   処理装置。