JPS5952395B2 - スキヤンニング式音波探査方法 - Google Patents
スキヤンニング式音波探査方法Info
- Publication number
- JPS5952395B2 JPS5952395B2 JP4847377A JP4847377A JPS5952395B2 JP S5952395 B2 JPS5952395 B2 JP S5952395B2 JP 4847377 A JP4847377 A JP 4847377A JP 4847377 A JP4847377 A JP 4847377A JP S5952395 B2 JPS5952395 B2 JP S5952395B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exploration
- fish
- scanning
- echoes
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(利用分野)
本発明は魚群探知の容易化などを図つたスキヤンニング
式音波探査方法に関するものである。
式音波探査方法に関するものである。
(従来技術およびその問題点)スキヤンニングソナーは
周知のように、同一円周上に配置された多数の送受波素
子からなる送受波器から、例えば第1図aの縦断面図の
ように3600の方向に同時にビームTを発射したのち
、上記多数箇のうちの複数箇宛の送受波素子を、例えば
第1図をのように1箇宛順次位置をずらすように切換操
作して、受波ビームRの旋回走査を行い、その受波信号
をスパイラル掃引されるブラウン管表示装置に加えて、
第1図cのように例えば魚群Fの探査を行うものである
。
周知のように、同一円周上に配置された多数の送受波素
子からなる送受波器から、例えば第1図aの縦断面図の
ように3600の方向に同時にビームTを発射したのち
、上記多数箇のうちの複数箇宛の送受波素子を、例えば
第1図をのように1箇宛順次位置をずらすように切換操
作して、受波ビームRの旋回走査を行い、その受波信号
をスパイラル掃引されるブラウン管表示装置に加えて、
第1図cのように例えば魚群Fの探査を行うものである
。
ところでスキヤンニングソナーによつて、第2図aのよ
うに遠い位置において発見した魚群を、ブラウン管表示
面から逃がさないように接近探査する場合、送波ビーム
Tが魚群Fからはずれないように俯角φを変える必要が
ある。
うに遠い位置において発見した魚群を、ブラウン管表示
面から逃がさないように接近探査する場合、送波ビーム
Tが魚群Fからはずれないように俯角φを変える必要が
ある。
し力化魚群は比較的速い速度で常に移動しており、船S
H自体も潮流の影響を受けるため、連続して最適な俯角
φを探し求めて、魚群像を常時ブラウン管面に表示する
ことは実際上極めて難しい。また送波ビームに俯角をか
けた場合には斜めに探査することになるため、例えば第
2図を中の点線図示のように物体Nが水平面において円
形のものであつても、探査されてブラウン管面上に表示
されたものは図中実線図示のように巾着形になる。従つ
て水中の網が実際の形より変形して見えるため漁扮上不
便である。また史に従来方法の最も大きい欠点は、従来
のスキヤンニングソナーの探知範囲は原理上第1図a(
7)縦断面図から推定されるように、送受波器0を頂点
とした円錐面であるため、第3図のように円錐面上の各
深度に存在する複数魚群F、が存在フした場合、探査方
向の位置は判つてもブラウン管の表示平面には各魚群が
同一深度にあるかのように表示される。
H自体も潮流の影響を受けるため、連続して最適な俯角
φを探し求めて、魚群像を常時ブラウン管面に表示する
ことは実際上極めて難しい。また送波ビームに俯角をか
けた場合には斜めに探査することになるため、例えば第
2図を中の点線図示のように物体Nが水平面において円
形のものであつても、探査されてブラウン管面上に表示
されたものは図中実線図示のように巾着形になる。従つ
て水中の網が実際の形より変形して見えるため漁扮上不
便である。また史に従来方法の最も大きい欠点は、従来
のスキヤンニングソナーの探知範囲は原理上第1図a(
7)縦断面図から推定されるように、送受波器0を頂点
とした円錐面であるため、第3図のように円錐面上の各
深度に存在する複数魚群F、が存在フした場合、探査方
向の位置は判つてもブラウン管の表示平面には各魚群が
同一深度にあるかのように表示される。
従つて適合した温度層或いはプランク1〜ン層内に生息
するのが一般(季節、海域、時刻によつて異る。)であ
る魚群、即ち第3図中夕に示す魚群下のように或る深度
d。のA面或いは海底の地形によつて定まる傾斜面A’
にほ・゛平面的に分布して生息する魚群を上記周知の生
態を利用して捕捉する場合不便である。本発明は上記の
如き従来方法の欠点の除去を目的としてなされたもので
あつて、次に図面を用いてその詳細を説明する。
するのが一般(季節、海域、時刻によつて異る。)であ
る魚群、即ち第3図中夕に示す魚群下のように或る深度
d。のA面或いは海底の地形によつて定まる傾斜面A’
にほ・゛平面的に分布して生息する魚群を上記周知の生
態を利用して捕捉する場合不便である。本発明は上記の
如き従来方法の欠点の除去を目的としてなされたもので
あつて、次に図面を用いてその詳細を説明する。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明の特
徴とするところは要するに次の点にある。
徴とするところは要するに次の点にある。
即ち第5図A,bおよび第6図A,bのように仰角φo
をもつて指向角θの広い指向幅をもつ送波パルスSを捕
獲すべき魚群が生息する第3図の深度D。の探査面A上
に第7図のようにリング状の面A。を作るように送波す
る。一方第6図bのように受波ビームRを送波パルスS
の指向幅θに対して充分狭くした指向幅をもつものとし
て、この受波ビームの最初の仰角φ。を送波後探査面A
上の最短距離の点P1を探知する予定時刻においてP1
点に合せると同時に、以後P1点から遠ざかる刻々のエ
コーの入来時刻に同期して第6図A,bのようにP2点
まで仰角φ。を変化しながらスパイラル走査する。そし
てこれより第7図の探査面A。のみからのエコーを受信
し、これを受波ビームRのスパイラル走査に同期して表
示面のスポットがスパイラル走査をしてるブラウン管に
加えて表示するようにしたものであつて、上記を第4図
に示す送受波器0の右側半分の水中断面図によつて更に
詳細に説明する。第4図の送受波器0より探査する一定
の深度面Aに向けて仰角φ0のもとに指向角乙PlOP
2(第5図のθ)で送波パルスを送り出す。この送波パ
ルスは面Aを点P1からP2へと順次横切る際にPlP
2の幅をもつ第7図のリング状の面A。上の魚群のエコ
ーを順次送り返す。一方対象とする魚群の深度DO、仰
角φo、指向幅θをもとに、送信前予めA面上の最短距
離の点P1を送波パルスが探知する予定時刻TlOと点
P2を送波パルスが探知する矛定時刻T2Oをによつて
演算しておく。そして受信時高速旋回走査され、かつ指
向角を送波のそれより充分狭くした受波ビームの仰角を
送信後の時刻TlO.t2Oにおいてそれぞれとし、か
つ時刻TlOからT2Oまでの間の任意の時刻TRにお
ける仰角φRをとなるように刻々に制御しつつ受信を行
うようにしたものである。
をもつて指向角θの広い指向幅をもつ送波パルスSを捕
獲すべき魚群が生息する第3図の深度D。の探査面A上
に第7図のようにリング状の面A。を作るように送波す
る。一方第6図bのように受波ビームRを送波パルスS
の指向幅θに対して充分狭くした指向幅をもつものとし
て、この受波ビームの最初の仰角φ。を送波後探査面A
上の最短距離の点P1を探知する予定時刻においてP1
点に合せると同時に、以後P1点から遠ざかる刻々のエ
コーの入来時刻に同期して第6図A,bのようにP2点
まで仰角φ。を変化しながらスパイラル走査する。そし
てこれより第7図の探査面A。のみからのエコーを受信
し、これを受波ビームRのスパイラル走査に同期して表
示面のスポットがスパイラル走査をしてるブラウン管に
加えて表示するようにしたものであつて、上記を第4図
に示す送受波器0の右側半分の水中断面図によつて更に
詳細に説明する。第4図の送受波器0より探査する一定
の深度面Aに向けて仰角φ0のもとに指向角乙PlOP
2(第5図のθ)で送波パルスを送り出す。この送波パ
ルスは面Aを点P1からP2へと順次横切る際にPlP
2の幅をもつ第7図のリング状の面A。上の魚群のエコ
ーを順次送り返す。一方対象とする魚群の深度DO、仰
角φo、指向幅θをもとに、送信前予めA面上の最短距
離の点P1を送波パルスが探知する予定時刻TlOと点
P2を送波パルスが探知する矛定時刻T2Oをによつて
演算しておく。そして受信時高速旋回走査され、かつ指
向角を送波のそれより充分狭くした受波ビームの仰角を
送信後の時刻TlO.t2Oにおいてそれぞれとし、か
つ時刻TlOからT2Oまでの間の任意の時刻TRにお
ける仰角φRをとなるように刻々に制御しつつ受信を行
うようにしたものである。
即ち送信後の送波パルスは第7図の幅広のリング状の探
査面A。上の魚群をリングの内側から外側へと波紋が拡
がるように照射して順次エコーを送り返えす。また受波
ビームは幅広のリング状の探査面を内側から外側に向け
てスパイラル状に走査する。(効 果) 以上のように本発明では、エコーの帰来時刻に対応して
受波ビームの指向方向を同期して合わせている。
査面A。上の魚群をリングの内側から外側へと波紋が拡
がるように照射して順次エコーを送り返えす。また受波
ビームは幅広のリング状の探査面を内側から外側に向け
てスパイラル状に走査する。(効 果) 以上のように本発明では、エコーの帰来時刻に対応して
受波ビームの指向方向を同期して合わせている。
その結果、探査面上のエコーのみを選択的に受信するこ
とができ、例えば第4図に示すように■■の幅以外にあ
る魚群P1″″およびP1″″は受信されることがない
ので、これを受波ビームのスパイラル走査に同期してス
ポットをスパイラル走査されるブラウン管に加えれば探
査面上の魚群の分布状況が平面的に表示され、他の深度
に魚群が存在していても表示されることがない。従つて
従来の最大の欠点は除去される。また、本発明は第5図
、第7図のように幅広の指向角θをもつて送波している
ので俯角φを正確に魚群に合せる必要がなくなり、それ
だけ従来に比べて魚群の追尾が容易になる。
とができ、例えば第4図に示すように■■の幅以外にあ
る魚群P1″″およびP1″″は受信されることがない
ので、これを受波ビームのスパイラル走査に同期してス
ポットをスパイラル走査されるブラウン管に加えれば探
査面上の魚群の分布状況が平面的に表示され、他の深度
に魚群が存在していても表示されることがない。従つて
従来の最大の欠点は除去される。また、本発明は第5図
、第7図のように幅広の指向角θをもつて送波している
ので俯角φを正確に魚群に合せる必要がなくなり、それ
だけ従来に比べて魚群の追尾が容易になる。
また受波ビームが探査面Aに入る角度は距離によつて異
るため、このま・では網などが変形表示されるが、ブラ
ウン管表示装置のスパイラル走査線のピッチを受波ビー
ムの入射角の大きさに対応させて伸縮することにより補
正して実体像に近づけることができ、前記した従来方法
の欠点は一掃される。以上、本発明を水平である探査面
Aの場合について説明したが、第3図、第4図のA゛の
傾斜平面の場合にもP1″からP2″間の幅をもつリン
グ状探査面の魚群情報を表示できる。
るため、このま・では網などが変形表示されるが、ブラ
ウン管表示装置のスパイラル走査線のピッチを受波ビー
ムの入射角の大きさに対応させて伸縮することにより補
正して実体像に近づけることができ、前記した従来方法
の欠点は一掃される。以上、本発明を水平である探査面
Aの場合について説明したが、第3図、第4図のA゛の
傾斜平面の場合にもP1″からP2″間の幅をもつリン
グ状探査面の魚群情報を表示できる。
なおこの場合探査面の深度は一定ではないので、深度の
変化を考慮に入れる必要がある。なお本発明において第
8図aのように仰角φ。
変化を考慮に入れる必要がある。なお本発明において第
8図aのように仰角φ。
の方向に対してφ。+θ (θは指向角)の方向の送彼
時刻をT2−t1だけ遅らせて送波することによつて全
探査面からのエコーの帰来時間をT2−t1だけ長くで
きる。従つて受波ビームの仰角の計算時間を長く採りう
るので、それだけ安価な演算処理回路を使用できる。ま
た送波時刻をT2−t1だけ遅らせた場合において受波
ビームの旋回走査時間を一定にすることにより、受波ビ
ームのスパイラル走査の間隔を狭めて走査密度の高いエ
コー像を得ることができる。また対象とする探査面が海
底に近い場合には、第8図bのようにφ。
時刻をT2−t1だけ遅らせて送波することによつて全
探査面からのエコーの帰来時間をT2−t1だけ長くで
きる。従つて受波ビームの仰角の計算時間を長く採りう
るので、それだけ安価な演算処理回路を使用できる。ま
た送波時刻をT2−t1だけ遅らせた場合において受波
ビームの旋回走査時間を一定にすることにより、受波ビ
ームのスパイラル走査の間隔を狭めて走査密度の高いエ
コー像を得ることができる。また対象とする探査面が海
底に近い場合には、第8図bのようにφ。
側の送波を遅らせ探査面の遠い方から先にエコーが帰る
ようにすれば、受波ビームが探査面をスパイラル走査す
る時刻には海底反射波がその方向からは入来しないため
、海底反射の妨害を防ぐことができる。
ようにすれば、受波ビームが探査面をスパイラル走査す
る時刻には海底反射波がその方向からは入来しないため
、海底反射の妨害を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のスキヤンニングソナーの送
受要領図および探査方法の説明図、第3図は魚群の分布
状態の説明図、第4図、第5図、第6図、第7図は本発
明の一実施例説明図であつて、このうち第4図か作用説
明図、第5図および第6図は送波および受彼要領の説明
図、第7図は探査領域の説明図である。
受要領図および探査方法の説明図、第3図は魚群の分布
状態の説明図、第4図、第5図、第6図、第7図は本発
明の一実施例説明図であつて、このうち第4図か作用説
明図、第5図および第6図は送波および受彼要領の説明
図、第7図は探査領域の説明図である。
Claims (1)
- 1 スキヤンニングソナーにおいて、適宜選択した深度
の探査平面に向けて所要の俯角をもつて縦方向に広い指
向幅で送波して、この送波ビームが照射した幅広のリン
グ状の探査面を、指向幅が上記送波ビームの指向幅に対
して充分に狭い受波ビームにより、内側から外側に向け
て高速でスパイラル送査すると共に、送波後探査面上の
最短距離のところを探知する予定時刻において上記受波
ビームの仰角方向の向きを最短距離の予測方向に合せ、
次いでこれより遠方の反射点からの刻々のエコーの入来
予定時刻に同期して反射波の入来方向に受波ビームを向
けるように制御して、探査面上のエコーのみ受信し、そ
の出力をブラウン管上にPPI表示することを特徴とす
るスキヤンニング式音波探査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4847377A JPS5952395B2 (ja) | 1977-04-28 | 1977-04-28 | スキヤンニング式音波探査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4847377A JPS5952395B2 (ja) | 1977-04-28 | 1977-04-28 | スキヤンニング式音波探査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53134473A JPS53134473A (en) | 1978-11-24 |
JPS5952395B2 true JPS5952395B2 (ja) | 1984-12-19 |
Family
ID=12804343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4847377A Expired JPS5952395B2 (ja) | 1977-04-28 | 1977-04-28 | スキヤンニング式音波探査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5952395B2 (ja) |
-
1977
- 1977-04-28 JP JP4847377A patent/JPS5952395B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53134473A (en) | 1978-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4287578A (en) | Method for shaping and aiming narrow beams | |
JPH01153989A (ja) | フェーズドアレイレーダ装置 | |
US20220171056A1 (en) | Techniques for sonar data processing | |
JP4057812B2 (ja) | 超音波送受信装置およびスキャニングソナー | |
JP2017227515A (ja) | アクティブソーナーおよびアクティブソーナーの制御方法 | |
JP6587564B2 (ja) | 音響測定装置、音響測定方法、マルチビーム音響測定装置及び開口合成ソナー | |
US6056694A (en) | Wave receiving apparatus and ultrasonic diagnostic apparatus | |
US7460433B2 (en) | Ultrasonic wave transmitting and receiving system for detecting underwater objects | |
US3943482A (en) | Marine mine detector | |
CN117849808A (zh) | 一种参量阵侧扫声纳探测系统及方法 | |
US4982384A (en) | Split beam sonar | |
US6192006B1 (en) | Device for and a method of determining the angle of incidence of a received signal and a scanning sonar | |
GB2373659A (en) | Detecting Apparatus | |
JPH03269284A (ja) | 三次元的表示レーダ | |
JPS5952395B2 (ja) | スキヤンニング式音波探査方法 | |
US4471473A (en) | Direction finding circuit arrangement | |
US4939698A (en) | Sonar system | |
JP2000206225A (ja) | レ―ダ装置 | |
JP2859916B2 (ja) | エコー信号処理装置及び該装置を含む水中探知装置 | |
JP2772647B2 (ja) | 超音波映像装置 | |
JPH03248082A (ja) | 海底反射波位置検出装置 | |
RU2161319C1 (ru) | Способ обнаружения подводных объектов на морском рубеже в мелком море | |
JPH01118791A (ja) | 超音波ソナーにおける信号処理装置 | |
JPH0427510B2 (ja) | ||
Tucker | Electronic sector-scanning asdic |