JPS5951376B2 - テ−パ付薄肉缶胴体の製造方法および工具 - Google Patents

テ−パ付薄肉缶胴体の製造方法および工具

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JPS5951376B2
JPS5951376B2 JP54142984A JP14298479A JPS5951376B2 JP S5951376 B2 JPS5951376 B2 JP S5951376B2 JP 54142984 A JP54142984 A JP 54142984A JP 14298479 A JP14298479 A JP 14298479A JP S5951376 B2 JPS5951376 B2 JP S5951376B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテーパ付薄肉缶胴体の製造方法およびその製造
に使用する工具に関し、さらに詳しくは、テーパ形成後
の缶胴体よりの工具の抜き出し,が容易であり、かつテ
ーパ形成工程において缶胴体に工具による縦の線条や擦
り傷が発生することのないテーパ付薄肉缶胴体の製造方
法および工具に関する。
炭酸飲料、ジユーズ、果実および魚肉等の缶詰jに使用
される金属缶の缶胴体は通常直筒状(本明細書において
は、高さ方向の全体または大部分において直径もしくは
対応する辺の長さが等しい缶胴体を直筒状缶胴体とよぶ
従つて円筒状、角筒状缶胴体、ならびに端部にネツクイ
ン加工された5缶胴体等を含む)である。ただしコンビ
ーフ缶のように角筒状で蓋部が底部より大きいテーパ付
缶胴体もみられる。このテーパ付缶胴体は、内容物が固
形物の場合その取り出しが容易であるという長所を有し
、さらに現在はまだ製造されていないqが、小径端部が
ネツクイン加工(縮径加工)された場合は、空缶のさい
互に嵌め込むことができるので、1個当りの所要空間が
減少できて、保管コストや輸送コストが低減できる等の
利点を有するが、テーパ形成技術に問題点を有するため
、従来特殊の場合を除いては、テーパ付薄肉缶は実用さ
れていなかつた。すなわちテーパ付薄肉缶胴の製造方法
としては、扇形のブランクを缶胴状に成形し、側面接合
部を半田付や溶接等により接合して缶胴体を形成する方
法が考えられるが、ブランク形成のさいの板の歩留りが
悪くコスト高を招き、またテーパがついているため従来
の製缶設備をそのまま使用することができないという欠
点を有す”る。一方従来の方法で製造された直筒状薄肉
缶胴体に表面剛体よりなるテーパ付ポンチを圧入してテ
ーパ付薄肉缶胴体を製造する方法は、圧入後ポンチが缶
胴体により強い弾性圧により締め付けられるためポンチ
の抜き出しが困難で、特に缶胴体の高さが高い場合等し
ばしば抜き出しが不能となるという問題を有する。さら
に剛体よりなるポンチと缶胴体内面の高い圧力下での滑
り摩擦により、缶胴体内面の表面保護被膜(錫めつき層
や塗料膜)に擦り傷が発生し易く、内面の耐食性を損ね
るという欠点を有する。本発明はテーパ付薄肉缶胴体の
従来の製造技術の以上のような問題点に鑑みなされたも
のであつて、本発明の目的は工具よりの抜き出しが容易
なテーパ付薄肉缶胴体の製造方法および工具を提供する
ことである。
本発明の他の目的はテーパ形成工程において缶胴体内面
に縦の線条や擦り傷発生の防止されたテーパ付薄肉缶胴
体の製造方法および工具を提供することである。本発明
のさらに他の目的は、ブランク作製のさいの板素材の歩
留りの高いテーパ付薄肉缶胴体の製造方法および工具を
提供することである。本発明の別の目的は小径端部がネ
ツクイン(Neck−1n)された空缶同志を互に深く
嵌め込むことが可能なテーパ付薄肉缶胴体の製造方法お
よび工具を提供することである。以下本発明の実施例を
示す図面を参照しながら本発明について説明する。
第1図、第2図および第3図は高さ方向の全体にわたり
直径が等しい円筒状薄肉缶胴体1から上広がりのテーパ
付薄肉缶胴体1″を製造する工具Aおよび製造工程を示
したものである。
割り型2は多数の(本実施例では16個)高さ方向に細
長い割り型片2aによつて構成されている。割り型片2
aの外周面2a1は、その上端部と下端部を除き、各割
り型片が密着した状態で円筒面2bを形成するような形
状を有している。なお、円筒面2bには弾性ゴムよりな
る円筒体3が弾性により周着されているが、後述の割り
型上部2cを放射状に拡張するさい弾性ゴム円筒体3が
割り型片外周面2a,に沿い上下方向にスリツプするの
を防止するため円周方向の横溝2a,を円筒面2bに多
数旋削することが望ましい。同様に上記スリツプを防止
するため特にゴムに大きな圧縮力が加わる割り型片2a
の上端部および必要に応じ下端部には、夫々各割り型片
が密接した状態で環状フランジを形成するような突出部
2c,および2d,を突設し、上記環状フランジの外周
面と弾性ゴム円筒体3の外周面が一体となつて円筒面3
aを形成することが望ましい。円筒面3aの直径は円筒
状薄肉缶胴体1の内径より僅かに小さい範囲でほぼ等し
いことが必要である。円筒面3aの直径の方が大きいと
工具Aを缶胴体1内に挿入することができないので、実
施不可能であり、一方余り小さいと割り型2の上部2C
が放射状に拡張しても、円筒面3aと円筒状缶胴体1が
接触せず、従つてテーパを形成することが不可能となる
からである。円筒体3を構成する弾性ゴムには特に制限
はないが、例えばジユロメータA硬度90〜95のウレ
タン系ゴム等が好適に使用される。割り型片2aの両側
面2eは円筒面2bを軸線方向に平行に等間隔に切断し
た直線と軸線により形成される面の一部よりなつている
。また割り型片2aの内面2fは上垂直部2fh上広テ
ーパ部2f,および下垂直部2f,よりなり、各部の面
は平面である。さらに割り型片.2aの下面外方近傍に
内面2f,に平行な突条2gが突設されており、突条2
gは支持体4の上部に設けられた真直な溝4aと係合し
割り型片2aは係合点4bを支点としてその上部が半径
方向外方に移行できるように構成されている。割り型片
2aの内面2fによつて形成される中心孔2hには中心
軸5が挿通している。
中心軸5は上直筒部5a、上広テーパ部5b、下直筒部
5cおよびシヤフト5dとよりなつている。上直筒部5
aおよび下直筒部5Cの外周面は、夫々割り4型片2a
が互に密接した状態の割り型2の上垂直部内面2f,お
よび下垂直部内面2f。と相補的な多角形状であつて、
夫々内面2f,および2f,に沿い摺動可能となつてい
る。上広テーパ部5bの各面には転動子(図ではローラ
)6が各面に平行な水平線を中心として回転可能に設け
られており、転動子6の面は割り型片2aの上広テーパ
部2f2と接触している。従つて図示されない駆動機構
例えばクランク軸と連接するシヤフト5dが下降すると
、転動子6は回転しながら割り型片2aのテーパ部2f
2に沿い下降し、割り型片2aは支点4bを中心として
外方へ回動する。回動角度はテーパ部2f,のテーパ角
度とシヤフト5dの下降量に依ノ存する。転動子6が設
けられていないときは、上直筒部5aとテーパ部5bの
境界線5a,あるいは下直筒部5Cとテーパ部5bの境
界線5c,と割り型片2aのテーパ部2f。との線接触
による摺動によつて割り型片2aが回動するのであるが
、この場合は摺動抵抗のためシヤフト5dの下降に要す
る負荷が増大し、また摺動面の摩耗が生じたりしてシヤ
フト5dの上下動が困難となる場合がある。転動子6を
設けることにより上記困難は解消され、シヤフト5dの
往復動を円滑に行なうこと゜が可能となる。以上の工具
を用いてテーパ付薄肉缶胴体は次のようにして形成され
る。まず第1図に示すように円筒状薄肉缶胴体1(厚さ
約0.15〜0.35mmの金属シートよりなる溶接缶
もしくは有機接着剤によるラツプ接合缶が好ましい)を
工具Aにその下端部1aが支持体4の上面に接触するま
で挿入する。
割り型片2aは缶胴体の上端部1bが上部突出部2c,
にほぼ接触する高さであることが望ましい。上端部Ib
が弾性ゴム円筒体の円筒面3aと接触して放射状に拡張
される場合は、上部突出部2c,と上端部1bの間から
弾性ゴムがはみ出て、その影響で上端部1bに好ましく
ないカールが形成されるからである。次にシヤフト5d
に連接する図示されない駆動機構により所要のテーパ度
に相当する距離だけ中心軸5を下方に圧入する。そうす
ると第2図に示されるように割り型片2aは支点4bを
中心として朝顔状に回動し、円筒状薄肉缶胴体1の下端
部1aの直径は元のままであるが、上端部1bの方向に
向つて直径が増大し、円筒状薄肉缶胴体1はテーパ付薄
肉缶胴体1’に塑性変形される。そのさい割り型片2a
の側面2eの間には隙間7が生ずる(第2図(a),(
c)参照、この隙間7は高さに比例して大きくなる)が
、テーパ付薄肉缶胴体1’の上端部1′bの僅かの部分
を除いて、テーパ付薄肉缶胴体1″の大部分と隙間7の
間には弾性ゴム円筒体3が介在しているため、この隙間
7に対応するテーパ付薄肉缶胴体1″の部分が凹んで縦
筋が生じて(薄肉になるほど起り易い)真円度が損なわ
れるという現象は防止される。次に割り型2を図示され
ない係止具で係止してその上昇を抑えながら中心軸5を
上昇させて原位置に復帰させると(第3図)、割り型片
2aも弾性ゴム円筒体3の弾性復帰力により、支点4b
を中心として内方に回動して原位置に復帰する。そして
弾性ゴム円筒体3の円筒面3aとテーパ付薄肉缶胴体1
″の内面との間に空隙8が生ずるため、テーパ付薄肉缶
胴体1″は円筒面3aによつて摩擦されることなく、極
めて容易に工具Aから引き出すことができる。以上の実
施例は中心軸5を下方より駆動しているが、上方から駆
動してもよい。
この場合は例えば第4図に示すように、中心軸5の下直
筒部5aの上部に駆動機構(図示されない)と連続する
シヤフト5d″を設け、また下直筒部5Cの下部に鍔5
gを設け、・鍔5gが挿通可能のように中心孔の下部2
h″を拡げることにより、シヤフト5d″が上昇すると
き鍔5gの上面5g1と中心孔下部2h″の上面2h″
1が係合することにより、工具A″も支持体4を残して
上昇しうるように構成することによつて実現される。第
5図、第6図、第7図、第8図および第9図は同一工程
で缶胴体のテーパ加工と下端部のネツクイン加工を行な
うための工具とその動作の実施例を示す。
第1〜3図と同一符号の部品は同一機能または同様の機
能を有する部品を示す。第5図、第7図、(a)におい
て、A″はテーパ加工用工具を、Bはネツクイン加工用
工具を示す。
テーパ加工用工具A″″は割り型片2aよりなる割り型
2、弾性ゴム円筒体3、中心軸5、および支持体4″よ
り主としてなり、ネツクイン加工用工具Bは縮径リング
9、コア10、固定板11および押圧板12より主とし
てなる。なおコア10はテーパ加工時に支持体4″を所
定高さに保持する役目をも有する。本実施例の割り型片
2aは内面がストレートであつてテーパ部を有しない、
そして内面の上方部に転動子6(本実施例ではローラ)
を取付けるための水平溝21が穿設されている。転動子
6は中心軸のテーパ部5bと接触し、フ中心軸5が下降
のさい回転しながら割り型の半径方向外方に移行して、
割り型片2aを支点4″bを中心として朝顔状に拡張せ
しめる作用を有する。
各割り型片2aの上面には、その上面と対応する形状の
底面を有する複数の押圧板(割り片よりなる)12が固
着されている。押圧板12の底面は弾性ゴム円筒体3の
上面に接触し、さらにその外縁は円筒状薄肉缶胴体1に
工具A″″を挿入したときその上端部1bと当接する位
置まで延びている。押圧板12の上部内面に突出部12
aが突設されている。押圧板12は中心軸の主軸5eの
下面と各押圧板12の上面間に設けられたコイルばね1
3によつて、突出部12aと中心軸の上直筒部5aの肩
部が係合するよう押圧されている。中心軸の下直筒部5
Cの下面と支持体4″の筒部4″Cの上面の間にはコイ
ルばね14が設けられており、支持体4″はコイルばね
14によつてその溝4″aが割り型片の下面突条2gと
係合するよう引張られている。また中心軸5の上部には
鍔5fが設けられている。その作用については後述する
。ネツタイン加工用工具Bを構成する縮径リング9の内
面は缶胴体のネツクイン部の外面と対応する形状を有し
、またコア10の外径はネツクイン部の内径とほぼ等し
い寸法を有している。
コア10はコアロツド10aを介して、図示されないカ
ム機構により、中心軸5の上下動に同期して所定のサイ
クルで上下動するよう構成されている。次に上記工具の
動作について説明する。先ず円筒状薄肉缶胴体1を第5
図に示すように、縮径リング9の大径部9aにその下端
部1aが縮径リングのテーパ部9bの起点に当接するま
で挿入する。
この時点ではテーパ加工用工具A″″は円筒状缶胴体1
の上方に位置する。円筒状薄肉缶胴体1の高さは、テー
パ部に相当する高さ(上端部1bと下端部近傍の所定点
1Cまでの距離)とネツクイン部に相当する高さ(下端
部1aと所定点1Cまでの距離)の和よりなる。次に主
軸5Cと連接する図示されない駆動機構(例えばクラン
ク軸)によりテーパ加工用工具A″″を下降させると、
同時にコアロjソド10aも上昇し、支持体4″の外端
上面4″dが円筒状薄肉缶胴体の所定点1Cの高さに達
した時点で支持体4″とコア10は当接して、支持体4
″、割り型2および弾性ゴム円筒体3はコア10に支承
されて下降を停止する。一方中心軸5は引続いて下降す
るが、割り型片2aは停止しているので、中心軸5のテ
ーパ部5bは転動子6を回転させながら割り型片2aを
朝顔状に拡張して缶胴体の上端部1’bと所定点1′C
の間にテーパ部を形成する (第6図)。そして第6図
に示すように中心軸の鍔5fと押圧板12が等接した時
点で、中心軸5のみの下降は止み割り型片2aの拡張も
停止してテーパ部形成は終了する。しかし主軸5eの下
降は続いて、鍔5fを介して中心軸5と共に割り型2、
弾性ゴム円筒体3およびテーパ付薄肉缶胴体1’も下降
し、それに同期してコア10も下降する。上記下降は第
8図に示されるようにコア10の底面が固定板11の上
面と当接した時点で停止する。その間にテーパ付薄肉缶
胴体の下端部1′aと所定点1′Cの間にネツクイン部
1′dが形成される。次にコア10は停止したまま中心
軸5が上昇し、中心軸の上直筒部5aの屑部も押圧板1
2の突出部12aが係合した時点で、第9図に示される
ようにテーパ付薄肉缶胴体1’と弾性ゴム円筒体3の円
筒面3aは全高にわたり離れるので、以降中心軸5すな
わち工具A″をさらに上昇せしめてもテーパ付薄肉缶胴
体1’は元の位置に残る。そして支持体4’がテーパ付
薄肉缶胴体1’の上方適当な位置まで上昇した時点で、
図示されない把具によりネツクインされたテーパ付薄肉
缶胴体1’を縮径リング9から抜き出す。以上はテーパ
加工とネツクイン加工を同一工程で行なう場合の実施例
であるが、支持体4’の形状が若干異なる以外は全く同
様の構造のテーパ加工用工具A”を用いて、予め一端部
のみネツクイン加工された円筒状薄肉缶胴体1”からテ
ーパ付缶胴体1’を形成することも可能である。すなわ
ち第10図に示されるように、テーパ加工用工具A″の
支持体4″の板状部4”dの高さは、ネツクイン加工さ
れた円筒状薄肉缶胴体1″のネツクインされた下端部1
”aとネツクイン起点部1″c間の高さにほぼ等しく、
かつ板状部4”dの側面はネツクイン部内に挿入可能の
輪郭に形成されている。従つて先づ固定板11上にネツ
クインされた円筒状薄肉缶胴体1”をネツクイン部を下
方にして載置した後、テーパ加工用工具A’″を上記缶
胴体1”内に挿入し、中心軸5を圧入することにより、
前記実施例とほぼ同様にしてテーパ部を形成することが
できる。以上のようにして形成されたネツクインされた
テーパ付薄肉缶胴体1’はその両端部にフランジを形成
された後、第11図に示されるようにネツクイン端部に
底板を2重巻締されて空缶20となる。かかる空缶は互
に嵌入可能であるので、貯蔵時および輸送時の1缶当り
の平均占有面積が減少でき、従つて貯蔵コストおよび輸
送コストを節減できるという利点を有する。さらにテー
パ加工しない場合に比べて内容積が増大するので、同一
ブランク面積当りの内容物収納量が増大するというメリ
ツトを有する。本発明によれば薄肉缶胴体内面は金属の
ような剛体とでなく弾性ゴムと接触しながら朝顔状に拡
張されてテーパ加工されるので、そのさいに内面のめつ
き層や塗料膜に擦り傷がついて耐食性が損なわれるとい
うおそれがない。
また拡張された割り型片の隙間にもとづく縦の線条がつ
いて外観が損なわれることがない。さらに一たん拡張さ
れた弾性ゴムが元の形状に復帰してからテーパ加工され
た缶胴体を抜き出すので、抜き出し抵抗は皆無で抜き出
しは極めて容易である。さらにネツクイン加工用工具と
併用することによりテーパ加工とネツクイン加工を同一
工程で行なうことができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本発明の第1の実施例の工具を円筒状薄肉缶
胴体に挿入した状態の平面図、第1図bは第1図a(7
)Ib−Ib線に沿う縦断面図、第1図cは第1図b(
7)IC−IC線に沿う横断面図、第2図aは第1図の
工具の中心軸を下降させた状態の平面図、第2図bは第
2図a(7)11b−Ilb線に沿う縦断面図、第2図
eは第2図b(7)11C−11c線に沿う横断面図、
第3図aは第2図の工具の中心軸を上昇復帰させた状態
の平面図、第3図bは第3図aのIb−Illb線に沿
う縦断面図、第4図および第5図は夫々本発明の第2お
よび第3の実施例の工具を円筒状薄肉缶胴体に挿入した
状態の軸線を通る縦断面図、第6図は第5図の工具の中
心軸を下降させてテーパ加工が終了した状態の縦断面図
、第7図aは第5図の1a−1a線に沿う横断面図、第
7図bは第6図のIb−b線に沿う横断面図、第8図は
第6図の工具の中心軸をさらに下降させてネツクイン加
工が終了した状態の縦断面図、第9図は第8図の工具の
中心軸を上昇復帰させた状態の縦断面図、第10図は本
発明の第4の実施例の工具を円筒状薄肉缶胴体に挿入し
た状態の軸線を通る縦断面図、第11図は本発明の方法
により形成されたテーパ付薄肉缶胴体よりなる空缶を互
に挿入した状態の縦断面図である。 A,A″,A″″,A″″・・・・・・テーパ加工用工
具、B・・・・・・ネツクイン加工用工具、1・・・・
・・円筒状(直筒状)薄肉缶胴体、1″・・・・・・テ
ーパ付薄肉缶胴体、1″a・・・・・・下端部(第1の
端部)、1″b・・・・・・上端部(第2の端部)、1
″C,l″″c・・・・・・ネツクイン部の起点部(第
1の端部近傍の所定点)、1″d・・・・・・ネツクイ
ン部、2・・・・・・割り型、2a・・・・・・割り型
片、2h・・・・・・中心孔、3・・・・・・弾性ゴム
円筒体(直筒体)、4・・・・・・支持体、2g,4a
・・・・・・蝶着部、4b・・・・・・支点、5・・・
・・・中心軸、5b・・・・・・テーパ部、5f・・・
・・・鍔、6・・・・・・転動子、10・・・・・・コ
ア。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直筒状薄肉缶胴体から第1の端部もしくはその近傍
    の所定点の直径よりも第2の端部の直径が大きいテーパ
    付薄肉缶胴体を製造する方法において、複数の細長い割
    り型片よりなる直筒状の割り型と、該割り型に周着され
    かつ上記直筒状薄肉缶胴体の内径とほぼ等しい外径を有
    する弾性ゴム直筒体とを備えた工具を上記直筒状缶胴体
    に挿入し、上記第1の端部もしくは所定点に対応する位
    置にある該割り型片の部分を支点として、上記第2の端
    部に対応する位置にある該割り型および該弾性ゴム直筒
    体の部分を放射状に拡張することを特徴とするテーパ付
    薄肉缶胴体の製造方法。 2 直筒状薄肉缶胴体から第1の端部側にネックイン部
    を有し該ネックイン部の起点部の直径よりも第2の端部
    の直径が大きいテーパ付薄肉缶胴体を製造する方法にお
    いて、複数の細長い割り型片よりなる直筒状の割り型と
    、該割り型に周着されかつ上記直筒状缶胴体の内径とほ
    ぼ等しい外径を有する弾性ゴム直筒体とを備えた工具を
    上記直筒状缶胴体に挿入し、上記起点部に対応する位置
    にある該割り型片の部分を支点として上記第2の端部に
    対応する位置にある該割り型および該弾性ゴム直筒体の
    部分を放射状に拡張して上記直筒状薄肉缶胴体の起点部
    と第2の端部間にテーパ部を形成し、次いで該テーパ部
    の形成された缶胴体の上記起点部と第1の端部間の部分
    をネックイン加工用工具に圧入してネックイン部を形成
    することを特徴とするテーパ付薄肉缶胴体の製造方法。 3 直筒状薄肉缶胴体から第1の端部の直径よりも第2
    の端部の直径が大きいテーパ付薄肉缶胴体を製造するた
    めの工具において、該工具は、複数の細長い割り型片が
    密接して中心孔を有するように形成された外周面が直筒
    状の割り型、該割り型に周着されその外径が前記直筒状
    缶胴体の内径とほぼ等しい弾性ゴム直筒体、該割り型片
    を前記第1の端部に対応する位置において蝶着する支持
    体、および前記第1の端部側から第2の端部側に向つて
    広がつたテーパ部を有する中心軸を備え、該中心軸を該
    割り型の中心孔に沿い第2の端部側から第1の端部側に
    圧入することにより、該割り型と該弾性ゴム直筒体の前
    記第2の端部に対応する部分を放射状に拡張することが
    可能であることを特徴とするテーパ付薄肉缶胴体の製造
    工具。 4 直筒状薄肉缶胴体から第1の端部側にネックイン部
    を有し該ネックイン部の起点部の直径よりも第2の端部
    の直径が大きいテーパ付薄肉缶胴体を製造するための工
    具において、該工具は、長さが上記起点部と第2の端部
    間の高さにほぼ等しい複数の細長い割り型片が密接して
    中心孔を有するように形成された外周面が直筒状の割り
    型、該割り型に周着されその外径が上記直筒状缶胴体の
    内径とほぼ等しい弾性ゴム直筒体、該割り型片の上面に
    固着され該弾性ゴム直筒体の上面に接し、かつその外縁
    部は少なくとも上記直筒状薄肉缶胴体の板厚に相当する
    長さだけ該弾性ゴム直筒体の外周面より外方に伸びてい
    る複数の押圧体、該割り型片の下部を蝶着し、かつ上記
    ネックイン部内に収納できる寸法を有する支持体、該支
    持体を支承するコア、および第1の端部側から第2の端
    部側に向つて広がつたテーパ部と該押圧体の外方に位置
    する鍔とを有する中心軸とを備え、先づ該コアにより該
    支持体をその蝶着部が上記起点部の高さにほぼ位置する
    ように支承して、該中心軸を該割り型の中心孔に沿い第
    2の端部側から第1の端部側に圧入することにより、該
    割り型と該弾性ゴム直筒体の上記第2の端部に対応する
    部分を放射状に拡張して、上記直筒状薄肉缶胴体の起点
    部と第2の端部間にテーパ部を形成し、次いで該鍔と押
    圧体が係合した状態で該中心軸をさらに同一方向に移行
    させて上記工具および該テーパ部の形成された缶胴体を
    同時に移行させることにより上記第1の端部と起点部の
    間の部分をネックイン加工用工具に圧入してネックイン
    部を形成することが可能であることを特徴とするテーパ
    付薄肉缶胴体の製造工具。 5 中心軸のテーパ部に割り型片の内面と接触する複数
    の転動子が設けられた特許請求の範囲第3項または第4
    項記載のテーパ付薄肉缶胴体の製造工具。 6 割り型片の内面に中心軸のテーパ部と接触する転動
    子が設けられた特許請求の範囲第3項または第4項記載
    のテーパ付薄肉缶胴体の製造工具。
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