JPS5951083B2 - シ−ズヒ−タの電気絶縁充填材料 - Google Patents
シ−ズヒ−タの電気絶縁充填材料Info
- Publication number
- JPS5951083B2 JPS5951083B2 JP53164342A JP16434278A JPS5951083B2 JP S5951083 B2 JPS5951083 B2 JP S5951083B2 JP 53164342 A JP53164342 A JP 53164342A JP 16434278 A JP16434278 A JP 16434278A JP S5951083 B2 JPS5951083 B2 JP S5951083B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filling material
- metal pipe
- sheathed heater
- electrical insulation
- magnesium oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Resistance Heating (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシーズヒータの電気絶縁材料に関するもので、
ヒータ使用時の高温絶縁抵抗の低下を防止することを目
的とする。
ヒータ使用時の高温絶縁抵抗の低下を防止することを目
的とする。
周知の如く、シーズヒータはニクロムヒータ線の周囲を
熱伝導性の良い酸化マグネシウム(MgO)を介して金
属パイプで覆われている。
熱伝導性の良い酸化マグネシウム(MgO)を介して金
属パイプで覆われている。
酸化マグネシウムは絶縁抵抗が大きく、非常に良好Id
−、゛ 1−シー 、− 、 、− ご nl4−ιへ
欠点を有している。吸湿するとニクロムヒータ線と金属
パイプとの間の絶縁抵抗が小さくなり、シーズヒータ使
用時に金属パイプに漏洩電流が流れ危険である。そこで
吸湿性を防ぐために、シーズヒータの両端を例えばガラ
ス等で封口している。しかしこの完全封口型のシーズヒ
ータは800℃の高温使用時に金属パイプ内が減圧し、
熱時絶縁(800℃)が実用上要求される値2MΩ以下
になり、好ましくない。例えば全長60cmのシーズヒ
ータの両端に110V20分印加し、10分休止すると
いうサイクル試験を行なうと、5000回(実用に必要
な回数)で800℃での熱時絶縁が2MΩ以下となる。
本発明はこのシーズヒータ使用時の高温絶縁抵抗の低下
を防止するものであり、酸化マグネシウムに少なくとも
二酸化マンガン(MnO0)を1〜5重量%添加させて
なることを特徴とするものである。
−、゛ 1−シー 、− 、 、− ご nl4−ιへ
欠点を有している。吸湿するとニクロムヒータ線と金属
パイプとの間の絶縁抵抗が小さくなり、シーズヒータ使
用時に金属パイプに漏洩電流が流れ危険である。そこで
吸湿性を防ぐために、シーズヒータの両端を例えばガラ
ス等で封口している。しかしこの完全封口型のシーズヒ
ータは800℃の高温使用時に金属パイプ内が減圧し、
熱時絶縁(800℃)が実用上要求される値2MΩ以下
になり、好ましくない。例えば全長60cmのシーズヒ
ータの両端に110V20分印加し、10分休止すると
いうサイクル試験を行なうと、5000回(実用に必要
な回数)で800℃での熱時絶縁が2MΩ以下となる。
本発明はこのシーズヒータ使用時の高温絶縁抵抗の低下
を防止するものであり、酸化マグネシウムに少なくとも
二酸化マンガン(MnO0)を1〜5重量%添加させて
なることを特徴とするものである。
これによつてシーズヒータの使用時の高温(800℃)
絶縁抵抗の低下は防止される。以下本発明の実施例につ
いて説明する。市販の電融酸化マグネシウム粉末及び市
販の試薬二酸化マンガン粉末を用いて表に示す組成に配
合し、良く混合した後、この混合充填材料を10Ωのニ
クロムヒータ線が挿入された内径6mm、外径8mmの
金属パイプ内に充填し、その後金属パイプを圧延減径し
て外径6mmにする。
絶縁抵抗の低下は防止される。以下本発明の実施例につ
いて説明する。市販の電融酸化マグネシウム粉末及び市
販の試薬二酸化マンガン粉末を用いて表に示す組成に配
合し、良く混合した後、この混合充填材料を10Ωのニ
クロムヒータ線が挿入された内径6mm、外径8mmの
金属パイプ内に充填し、その後金属パイプを圧延減径し
て外径6mmにする。
このときの金属パイプの全長は60cmである。各シー
ズヒータの両端をガラスで完全封口した。各シーズヒー
タの両端端子部に110V20分間印加し、10分間休
止するというサイクル試験を5000回行なつた。この
印加時の金属パイプ表面温度は熱平衡時で800℃であ
り、金属パイプ表面温度800℃でのヒータ線と金属パ
イプ間の絶縁抵抗をD、C、IOOOVで測定し、量も
低下したときの絶縁抵抗値を表に示す。この表に示すよ
うに、試料lの従来の酸化マグネシウムのみの場合は8
00℃での初期の絶縁抵抗値は6MΩと高いが、500
0回のサイクル後の値は0.62MΩと低くなる。これ
に対し、酸化マグネジ.ウム(MgO)に二酸化マンガ
ン(MnO2)を1〜5重量%含有した粉末状の電気絶
縁充填材料(試料2〜5)では何れも実用上要求される
2MΩ以上を満たしている。又二酸化珪素(SiO。)
含有の酸化マグネシウムに1.5重量%の二酸化マンガ
ンを含有させた場合(試料7)も絶縁効果がある。この
ように酸化マグネシウムを主成分とする粉末に二酸化マ
ンガンをl〜5重量%の範囲内で含有させると、シーズ
ヒータ使用時の高温絶縁抵抗の低下を防止できる。尚二
酸化マンガンが0.5重量%ではそのような防止効果は
無く、7重量%のときは既に初期抵抗値が小さいので、
使用できず、本発明の範囲外である。ところで本発明は
前記金属パイプの内面に1〜5重量%の二酸化マンガン
を塗布しておき、この二酸化マンガンを金属パイプ内に
充填される酸化マグネシウムに接触させて添加させるよ
うにしても同様の効果が得られる。
ズヒータの両端をガラスで完全封口した。各シーズヒー
タの両端端子部に110V20分間印加し、10分間休
止するというサイクル試験を5000回行なつた。この
印加時の金属パイプ表面温度は熱平衡時で800℃であ
り、金属パイプ表面温度800℃でのヒータ線と金属パ
イプ間の絶縁抵抗をD、C、IOOOVで測定し、量も
低下したときの絶縁抵抗値を表に示す。この表に示すよ
うに、試料lの従来の酸化マグネシウムのみの場合は8
00℃での初期の絶縁抵抗値は6MΩと高いが、500
0回のサイクル後の値は0.62MΩと低くなる。これ
に対し、酸化マグネジ.ウム(MgO)に二酸化マンガ
ン(MnO2)を1〜5重量%含有した粉末状の電気絶
縁充填材料(試料2〜5)では何れも実用上要求される
2MΩ以上を満たしている。又二酸化珪素(SiO。)
含有の酸化マグネシウムに1.5重量%の二酸化マンガ
ンを含有させた場合(試料7)も絶縁効果がある。この
ように酸化マグネシウムを主成分とする粉末に二酸化マ
ンガンをl〜5重量%の範囲内で含有させると、シーズ
ヒータ使用時の高温絶縁抵抗の低下を防止できる。尚二
酸化マンガンが0.5重量%ではそのような防止効果は
無く、7重量%のときは既に初期抵抗値が小さいので、
使用できず、本発明の範囲外である。ところで本発明は
前記金属パイプの内面に1〜5重量%の二酸化マンガン
を塗布しておき、この二酸化マンガンを金属パイプ内に
充填される酸化マグネシウムに接触させて添加させるよ
うにしても同様の効果が得られる。
本発明シーズヒータの電気絶縁材料は以上述べたように
実施し得るものであり、少なくとも二酸化マンガンを1
〜5重量%添加した酸化マグネシウムにより構成してあ
るため、シーズヒータ使用時における高温絶縁抵抗の低
下を確実に防止することができるという優れた効果が得
られる。
実施し得るものであり、少なくとも二酸化マンガンを1
〜5重量%添加した酸化マグネシウムにより構成してあ
るため、シーズヒータ使用時における高温絶縁抵抗の低
下を確実に防止することができるという優れた効果が得
られる。
Claims (1)
- 1 少なくとも二酸化マンガンを1〜5重量%添加した
酸化マグネシウムにより構成したことを特徴とするシー
ズヒータの電気絶縁充填材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53164342A JPS5951083B2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | シ−ズヒ−タの電気絶縁充填材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53164342A JPS5951083B2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | シ−ズヒ−タの電気絶縁充填材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5590012A JPS5590012A (en) | 1980-07-08 |
JPS5951083B2 true JPS5951083B2 (ja) | 1984-12-12 |
Family
ID=15791340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53164342A Expired JPS5951083B2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | シ−ズヒ−タの電気絶縁充填材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5951083B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6327486U (ja) * | 1986-08-06 | 1988-02-23 |
-
1978
- 1978-12-27 JP JP53164342A patent/JPS5951083B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6327486U (ja) * | 1986-08-06 | 1988-02-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5590012A (en) | 1980-07-08 |
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