JPS5950997B2 - 音声パラメ−タ情報抽出方式 - Google Patents

音声パラメ−タ情報抽出方式

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JPS5950997B2
JPS5950997B2 JP4156077A JP4156077A JPS5950997B2 JP S5950997 B2 JPS5950997 B2 JP S5950997B2 JP 4156077 A JP4156077 A JP 4156077A JP 4156077 A JP4156077 A JP 4156077A JP S5950997 B2 JPS5950997 B2 JP S5950997B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、線形予測により音声信号を分析して得たパラ
メータ情報を伝送もしくは蓄積したのち再び合成する音
声分析合成方式における音質の改善を目的とする音声パ
ラメータ情報の抽出方式に関するものである。
従来、音声信号を分析してその特徴を抽出し、これを再
び合成して音声を人工的に作り出すようにした音声分析
合成を行なうには、いわゆる線形予測の手法を用いるの
が最も好適とされているが、かかる線形予測による音声
信号の分析においては、刻々に到来する音声信号を所定
の微小時間間隔で測定した順次の複数個のデータにそれ
ぞれ適切な係数を乗じて加え合わせることによつて次に
到来する音声信号のデータを予測するために、前記の測
定した信号を遅延素子と前記の係数の乗算を行なう乗算
器とその乗算出力の加算を行なう加算器とよりなる予測
係数を用いてリカーシブフノイルタを構成し、有音声で
は、音声信号を構成する互いに高調波関係にある線スペ
クトルの分布の包絡線情報が得られるようにし、無音声
では、その連続のスペクトルの特性が得られるようにす
る。
かかる構成のリカーシブフイルタにパルス波丁形の信号
を印加すると上記の特性の回路応答に対応する出力信号
が現われるので、音声のピッチに相当当する時間間隔で
パルス波形を予測フィルタに印加すれば合成出力として
有声音に相当する音声信号が得られ、白色雑音信号を印
加すれば無声ク音に相当する音声信号が得られる。上述
のような音声信号の線形予測分析を行なうには、具体的
には、音声信号波形を音声の最高再生周波数の2倍、例
えば15KH2に相当する微小時間間隔のサンプル周期
で抽出した信号振幅を順5次に所定個数だけ上述の予測
フィルタに印加したときに得られる予測出力信号の振幅
とその時点における現実の音声信号の振動との誤差の自
乗和が最小となるように、予測フィルタにおいて入力信
号に乗する前述の係数を設定することになるが、θかか
る係数を求めるについては、音声信号のスペクトルがほ
ぼ不変とみなされる適切な微小時間、例えば10msの
フレーム期間毎に音声信号の振幅を測定し、適切な時間
幅、例えば30msの分析窓内における音声信号の自己
相関関数を係数とする5−次連立方程式の解として上述
の予測フィルタにおける各係数を設定する。
したがつて、第1図aに示すように、入力端子]からの
A−D変換したデジタル音声信号を予測分析器2に導き
、その人力音声信号の包絡線情報として合成時に予測フ
イルタに印加すべきパラメータ、すなわち、所定個数の
順次のフレーム期間よりなる分析窓内で求めた上述の予
測係数を、1フレーム期間ずつ分析窓を移行させながら
順次に測定すると同時に、予測した信号振幅値を入力音
声信号振幅との誤差の自乗和の平行根よりなる予測残差
によつて表わす予測フイルタ駆動信号の強度を残差実効
値計算器3により求め、さらに、入力音声信号をピツチ
抽出器4に導いて順次のフレーム毎の入力音声信号の代
表的ピツチ周期、例えば平均的ピツチ周期を求めると同
時に、そのピツチ抽出出力を有声・無声判定器5に加え
てその周期性の有無により順次のフレーム毎の入力信号
に対する有声・無声判定出力を求め、これらの各データ
を音声信号線形予測分析のパラメータ情報として、要す
れば適宜伝送したのち、コンピユータ6に蓄積する。
一方、音声信号の合成にあたつては、上述した線形予測
分析結果の各パラメータ情報を受信し、もしくは、第1
図bに示すように、コンピユータ7から読出するが、そ
のパラメータ情報は、予測分析時における分析窓の1フ
レーム期間ずつの移行に対応して、1フレーム期間ずつ
更新された値のものとなる。
このようにして受信し、もしくは、読出したパラメータ
情報のうち、予測係数は、例えばシフトレジスタからな
るデジタル遅延素子と共に予測係数を用いたリカーシブ
フイルタとしてのデジタルフイルタ8を構成する乗算器
に加えてその乗算を制御する。また、予測残差によつて
表わすデジタルフイルタ駆動信号の強度を示すパラメー
タ情報は、乗算器9に印加してその乗算を制御し、ピツ
チ周期を示すパラメータ情報は、デジタルフイルタ駆動
パルスを発生させるパルス発振器12に印加してそのパ
ルスの発生を制御し、さらに、有声・無声判定出力のパ
ラメータ情報は、切替えスイツチ10に印加し、有声の
ときにはパルス発振器12からの音声ピツチ周期のパル
ス列を乗算器9に導き、無声のときには雑音発生器11
からの白色雑音を乗算器9に導くように、その切り替え
を制御する。このようにしてスイツチ10により切り替
えたパルス信号もしくは白色雑音信号と強度パラメータ
情報との乗算を行ない、それらの信号の振幅を強度パラ
メータ情報に応じて変化させた乗算器9の乗算出力をデ
ジタルフイルタ8に導いてこれを駆動し、前述したよう
に、デジタルフイルタ出力として有声もしくは無声の合
成出力デジタル音声信号を取出し、DA変換器13を介
して出力端子14から合成出力アナログ音声信号を取出
す。以上に述べたような線形予測による音声信号の分析
および合成においては、例えば第2図aに示lすように
、音声信号波形を前述した線形予測のためのフレーム期
間毎に区切つた場合に、無声フレーム期間Uと有声フレ
ーム期間Vとの間に無声有声の境界点を含む境界フレー
ム期間Vが存在するが、かかる境界フレーム期間を含む
分析窓、すな.わち、第2図aにおいて3フレーム期間
の分析窓を設けたときに各フレーム期間の境界点2,3
,4を始点とする順次の分析窓について線形予測のパラ
メータ情報を求めると、これらの分析窓中には、少なく
とも2種類の互に異なるスペクトルのノ音声信号フレー
ム期間が含まれることになるので、かかる分析窓によつ
て自己相関関数を求めた結果のパラメータ情報は、互に
異なるスペクトルが混合したものに対するパラメータ情
報となる。
しかして、有声フレーム期間Vのみからなる分析1窓か
ら得た強度パラメータ情報と無声フレーム期間Uのみか
らなる分析窓から得た強度パラメータ情報とには1桁以
上の相違があるので、境界フレーム期間を含む分析窓か
ら得た強度パラメータ情報を無声部のものとみなして合
成を行なうと原ノ音声信号には存在しない強勢のノイズ
が発生し、また、有声部のものとみなすと、原音声信号
の有声部とは異なるスペクトルを有する信号波形が合成
されることになり、いずれの場合にも、合成出力音声信
号には、聴感上甚しい音声の劣化が生ずることになる。
すなわち、上述のようにして合成を行なつた従来の合成
出力音声信号波形は例えば第2図bに示すようになり、
第2図aに示した原音信号波形とは、有声・無声の境界
の状態となる境界フレーム期間Vの直前の2フレームが
著しく゛相違している。本発明の目的は、かかる従来の
欠点を除去し、音声信号の線形予測分析における有声・
無声境界の前後のパラメータを適切に修正して、原音声
信号と同等の音質の合成出力音声信号を得られるように
改良した音声パラメータ情報抽出方式を提供することに
ある。
すなわち、本発明音声パラメータ情報抽出方式は、音声
信号を所定時間の期間毎に区切つてフレーム期間を構成
し、そのフレーム期間より長い一定期間の長さの分析窓
を前記音声信号に対して設け、前記分岐窓中に含まれる
音声信号を順次にlフレーム期間ずつ更新しながら前記
分析窓を順次に移行させ、順次の分析窓毎に音声信号の
線形予測分析におけるパラメータ情報を抽出するにあた
り、音声信号の有声部と無声部との境界点を含む境界フ
レーム期間に先立つ少な<とも1個のフレーム期間のパ
ラメータ情報を前記境界を分析窓内に含むフレーム期間
の直前におけるパラメータ情報をもつて置換するように
したことを特徴するものである。
以下に図面を参照して本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の要点は、線形予測によつて得られるパラ
メータ情報の修正、特に、有声・無声の判定方法の改良
による修正と、かかる修生を行なうようにした回路の改
良とにある。
(1)パラメータ情報の修正 前述したように境界フレーム期間を含む分析窓によるパ
ラメータ情報のひずみ信号を除去するために、まず、第
2図bにおいてフレーム境界点2および3を始点とする
分析窓については、境界フレーム期間の直前の2フレー
ム期間に関する予測係数のスペクトル包絡線情報と強度
とのパラメータ情報をフレーム境界点1を始点とする分
析窓、すなわち、境界フレーム期間を含まず、かつ、直
前の分析窓によるパラメータ情報をもつて置換する。
つぎに、第2図bにおいて、フレーム境界点4を始点と
する分析窓、すなわち、境界フレーム期間から始まる分
析窓については、得られた強度のパラメータ情報を0<
K1<lなる範囲の値K1を選んでK,倍する。
このK,は0.25〜0.5程度とするのが好適であり
、2−nなる2進数に設定すれば、後述する具体的回路
のデジタル構成が容易となる。以上のよ・うなパラメー
タ情報の修正により、第2図bのような従来の合成出力
音声信号波形が第2図cに示すように修正され、第2図
aの原音声信号波形とほぼ同様のひずみのない信号波形
となる。
し力化、かかる修生によると、有声部の始まりが急に大
振幅の波形となる場合が生じて、破裂音のときにその破
裂音が強過ぎるという現象が生ずることがある。したが
つて、この点を改良するために、つぎのようにして音声
合成回路に改良を加える。(2)音声合成回路の改良 フレーム期間の強度を、フレーム内で一定とせず、直線
のフレームの強度の値から、現在の強度の値までを直線
的に内挿することとし、それぞれのフレーム期間におい
て駆動パルスを印加する場合には、それぞれのフレーム
期間の内挿値に相当する振幅のパルス信号により駆動す
るようにする。
さらに、上述の駆動パルス印加を有効に実施するため、
駆動パルス発生器を無声・有声の境界点ごとにりセツト
し、かつ、それぞれのフレーム期間の始点から駆動パル
スの印加を開始するようにIするとともに、境界フレー
ム期間では、直前のフレームの強度の値をそれぞれフレ
ーム期間における現実の信号強度に相当する値のK。
倍にセツトすることとし、その倍数K。を0 〜0.2
5の範囲に選び、好ましくは0.1に設定する。音声合
成回路のかかる改良を前述したパラメータ情報の修正と
併わせて実施すると、合成出力音声信号波形は第2図d
のようになり、有声部の始まりが滑らかとなり、不自然
な破裂音を生じなくなる。
なお、有声部から無声部への境界についても上述したと
同様の信号処理を施すことができるが、有声・無声の境
界点においては、無声・有声の境界点における上述した
程の音質上の影響は生じない。
有声・無声境界点については、第3図に示すように、フ
レーム境界点3,4をそれぞれ始点とする3フレーム期
間よりなる分析窓による音声信号の包絡線情報をフレー
ム境界点2を始点とする3フレーム期間よりなる分析窓
による包絡情報をも”つて置換し、無声・有声境界点に
ついてと同様のパラメータ情報の修正を施すとともに、
前述と同様の内挿を行なうために音声合成回路を改良し
、境界点3を始点とするフレーム期間の強度として境界
点2を始点とするフレーム期間の強度をK倍したものを
設定し、境界点4を始点とするフレーム期間の強度とし
ては零を設定するが、上述の倍数K3は、無声・有声境
界点についての倍数K1と同様に、0〈K3く1の範囲
に選び、0.5とするのが好適である。
上述の信号処理により、有声・無声境界点についても、
第3図aの原音声信号の分析合成を行なつた場合に、従
来は第3図bに示すようにひずみ信号が増加していたの
に対し、上述のパラメータ情報の修正のみを施したとき
には第3図Cのようになるが、合成回路の改良も施した
ときには、第3図dに示すように、良好な音質の合成出
力音声信号が得られる。
本発明における上述したパラメータ情報の修正を行なう
ための回路構成の例を第4図乃至第6図にそれぞれ示す
が、いずれも、有声・無声判定出力を1桁の2進数、ま
た、スペクトル包絡線情報については、予測係数をK桁
の2進数、強度をM桁の2進数としてそれぞれの入出力
信号を構成するものとし、更に、前述した倍数としての
補生係数Kl,K2も2進数として、K1=K2二2−
0に設定した場合についての構成例を示す。
まず、第4図に示すパラメータ修正用制御部の構成例に
おいては、入力端子15に有声・無声判定出力信号とし
て“゜1゛と゜゛0゛との2レベルよりなる1ビツトの
2進数を表わすデジタル信号を1フレーム期間の時間長
T毎に印加し、無声→有声境界点のときには出力端子2
7に、有声→無声境界点のときには出力端子28に、ま
た、上記境界点のいずれかのときには出力端子29に、
それぞれ出力信号“ビが現われるように構成する。
すなわち、入力端子1からの判定出力信号は、フレーム
期間の時間Tに相当する遅延量をそれぞれ有するシフト
レジスタなどからなる遅延素子16,17,18を順次
に介し、3フレーム期間遅延して出力端子26に達する
が、その間各遅延素子16,17,18には順次の3分
析窓にる音声・無声判定出力信号がそれぞれ蓄えられる
ことになる。入力の判定出力信号と各遅延素子からの順
次遅延した判定出力信号とは、それぞれ、極性反転器2
2と19,20,21とに導いて“1゛は“゜0゛に、
また、゜“0゛ぱ゜1゛に変換し、入力の判定出力信号
と各遅延出力の極性を反転した判定出力信号とをAND
回路23に導くとともに、極性を反転した入力の判定出
力信号と各遅延素子からの判定出力信号とをAND回路
24に導く。したがつて、順次の4分析窓による有声・
無声判定出力信号が遡つて“1− “O− “O″,゛
゜0゛のとき、すなわち、無声→有声境界点が現われた
ときにはAND回路23の出力が“1”となり、出力端
子27に無声・有声境界信号が現われ、また、順次の有
声・無声判定出力信号が遡つて“0− 1ビ,“゜ビ,
“ビのとき、すなわ9ち、有声→無声境界点が現われた
ときにはAND回路24の出力が゜“1゛となり、出力
端子28に有声・無声判定出力信号が現われ、さらに、
これらのAND回路23,24の出力を導いた0R回路
25の出力は、AND回路23,24の出力のい5ずれ
かが“1゛のときに“1゛となるから、出力端子27,
28のいずれかに有声・無声判定信号が現われるときに
は、出力端子29にも境界判定出力゜“1゛が現われる
。つぎに、第5図に示す予測係数修正部の構成例0にお
いては、予測係数をK桁の2進数とした場合に、各桁に
対応させて、第5図示の同じ回路をK組並べて構成する
ことになるが、入力端子35からの境界判定信号が゜゜
0”のときには、極性反転器40の出力ぱ゜1゛となり
、AND回路34,539が閉じるので、入力端子30
から、1フレーム期間の時間Tだけの遅延量をそれぞれ
有する遅延素子31,36,41を介し、3フレーム期
間遅延した入力の予測係数の第j桁目の信号が出力端子
42に現われる。
有声・無声境界点に対応すフる境界判定信号゜゛ビが入
力端子35に印加されると、AND回路32,37の方
が閉じるので、遅延素子41の遅延出力信号がそれぞれ
0R回路32,37を介して遅延素子36,41の入力
に加わることになる。したがつて、入力端子30か・ら
の予測係数信号は、無声部のときには3フレーム期間遅
延して出力端子42に現われ、無声・有声境界点が現わ
れると、その直前の無声部のみの状態に対応する予測係
数信号力弓1続き2フレーム期間にわたつて繰返し出力
端子42にあられれる1ことになる。さらに、第6図に
示す強度パラメータ修正の構成例においては、強度パラ
メータをM桁の2進数とした場合に、各桁に対応させて
、第6図示の同じ回路をM組並べて構成することになる
が、入力端子43および46からの無声・有声判定信号
および有声・無声判定信号がいずれも゛゛o’’のとき
、すなわち、有声部と無声部との境界が現われていない
ときには、上述した第5図示の予測係数修正部における
と同様に、入力端子46からの有声・無声判定信号を極
性反転器61を介して印加したAND回路55,59、
並びに、入力端子43からの無声・有声判定信号を極性
反転器52を介して印加したAND回路50がいずれも
閉じるので、入力端子48からの第i桁の強度パラメ一
.夕情報信号が、0R回路51,56,60を通り、
遅延素子53,57,62により3フレーム期間遅延し
て出力端子65に現われる。
また、入力端子43からの無声・有声判定信号が’’1
’’のとき、すなわち、無声→有声境界点が現われたと
きには、AND回路49が閉じ、当該第i桁よりn桁上
位の第(n+i)桁の強度パラメータ情報修正回路にお
ける入力強度パラメータ情報信号が入力端子44からA
ND回路49,0R回路51を介して遅延素子53に加
わり、その入力強度パラメータ情報信号が2−n倍にな
り、また、AND回路63,64を介して遅延素子62
からの3フレーム期間遅延した強度パラメータ情報信号
が遅延素子57,62に加わり、無声→有声境界点を含
む境界フレーム期間の直前の2フレーム期間の強度パラ
メータ情報としては、当該境界フレーム期間より3期間
前のフレーム期間における強度パラメータ情報信号が設
定される。つぎに、入力端子46からの有声・無声判定
信号が“1’’のとき、すなわち、有声→無声境界点が
現われたときには、AND回路54および58が閉じる
ので、入力端子45に供給されている’’0”の信号が
遅延素子57の入力に導かれると共に、入力端子47に
供給されている前述の第(n+i)桁の強度パラメータ
情報修正回路において遅延素子62の遅延出力に相当す
る3フレーム期間遅延した強度パラメータ情報信号が当
該第i桁の修正回路の遅延素子62の入力に導かれるの
で、境界フレーム期間の強度パラメータ情報信号が゛゛
o’’となるとともに、その直前の2フレーム期間の強
度パラメータ情報信号は3期間前のフレーム期間におけ
る強度パラメータ情報信号の2−n倍となり、第3図d
に示した合成出力音声信号波形が得られる。なお、上述
した第(n+i)桁の強度パラメータ情報修正回路から
は、 (n+i)〉Mのときには、入力端子44,47
に゛“0’゛の信号が導かれるものとする。
つぎに、前述したように改良を施した音声合成器の構成
例を第7図に示す。
第7図示の音声合成器においては、クロツクパルス発生
器65からの例えば15KHzの繰返し周波数を有する
パルス列をフレーム周期用カウンタ66で計数して、フ
レーム期間の時間長T毎にフレーム周期パルスを形成す
る。一方、入力端子95,87,86,77には予測計
数、強度、ピツチ周期、有声・無声判定の各パラメータ
情報信号が加えられ、かつ、フレーム周期毎に更新され
る。しかして、入力端子77に無声・有声判定信号が加
わる無声→有声境界点を含む境界フレーム期間の始点に
おいては、無声・有声判定信号が’゛1’’となり、そ
の判定信号を極性反転器78および1フレーム周期遅延
素子85を介してAND回路84に加え、そのAND回
路84に入力端子77からの上述した無声・有声判定信
号をも加えると、そのAND出力には、上述した始点か
ら1フレーム期間゛’1’゛となる境界フレーム信号が
得られる。一方、入力端子87からの強度パラメータ情
報信号は、乗算器94に導いて、入力端子96に供給し
てある定数K2を表わす信号との乗算によりK2倍され
、さらに、上述の境界フレーム信号を印加してあるAN
D回路92に導いて、その境界フレーム期間中のみ、そ
のK。倍した強度のパラメータ情報信号が減算器89に
導かれるようにする。この減算器89にフ.は入力端子
87から直接に強度パラメータ情報信号をも導き、上述
のK。倍した信号との差を求めて、その減算出力を除算
器90に加え、入力端子91から導いたフレーム周期に
対応する定数Tを表わす信号による除算を行なつてその
除算出力に5(I−K。I)/Tを得る。なお、ここに
、Iは上述した強度パラメータ情報信号を表わすものと
する。上述の除算出力信号を、前述したフレーム周期パ
ルスを印加してあるAND回路80を介してメlθモリ
レジスタ76に導き、フレーム期間の始端にお゛いて、
そのレジスタ76に記録したうえで加算器75の一方の
入力端子に加える。
一方、フレーム周期パルスを加えてあるAND回路81
を介して各フレーム期間の始端において前述した乗算出
力のK2lをメモリレジスタ79に記録したうえで、加
算器75の他方の入力端子に加える。したがつて、加算
器75の加算出力としては、発生器65からのクロツク
パルスの印加の度に1回の加算が行なわれ、また、各フ
レーム期間の始端以外では極性反転器83の出力が゜“
1゛となるため、AND回路82を介して、加算器75
の加算出力がメモリレジスタ79に記録される。なお、
加算器75の加算出力はクロツクパルスの印加によつて
直線的に増加し、K2l+1・ (1−K2l)/Tと
なる。ここにlは印加したクロツクパルスの数を表わす
ものである。入力端子77からの無声・有声判定信号が
“゜1゛のときにはAND回路74が閉じているので、
入力端子86からのピツチ周期信号を計数したカウンタ
73の計数出力が乗算器71に加わり、上述した加算器
75の加算出力により乗算して振幅変調される。
その振幅変調された乗算出力をデジタルフイルタ72に
加え、入力端子95からの予測係数によりこのデジタル
フイルタ72の減衰特性を制御し、そのフイルタ出力を
、発生器65から印加するタロツクパルスの周期毎にD
一A変調器68を介し、アナログ信号に変換して出力端
子67から取出す。また、無声→有声境界点が現われて
いないときには、前述した乗算器94の乗算出力のK2
lの代わりに、AND回路93から、1フレーム期間前
の強度パラメータ情報信号が、1フレーム期間の遅延量
を有する遅延素子88を介して減算器89に印加される
他は、有声部においては、上述したと全く同様の信号処
理が行なわれるが、無声部においては、入力端子86か
らのピツチ周期信号の入来がないので、前述したカウン
タ73の計数出力の代わりに、乱数発生器69からのノ
イズ出力がAND回路70を介して乗算器71の被乗算
入,力として加えられる他は、上述したと全く同様の信
号処理が行なわれる。
以上のような信号処理により、第7図示の音声合成器に
おいては、強度パラメータ情報のフレーム内直線内挿が
行なわれるが、ここに、各AND・回路は、信号を表わ
す2進数の桁数だけ並列に配置されているものとする。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、線形
予測による音声信号の分析および合成を行なう際に、分
析窓内に単なるスペクトルの音声波が混在する場合の誤
つた分析結果を除去することができるので、合成音に従
来生じていた上記誤り分析に基づく歪みを除去しうる顕
著な効果が得られる。
更に、上述した分析結果の修正に伴つて合成音に生じや
すい信号強度の異常な変化を合成器の構成を改良するこ
とにより緩和させて、合成音の総合音質を極めて良好な
ものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは本発明方式における分析系および合
成系の原理的構成をそれぞれ示すプロツタ線図、第2図
A,b並びにCおよびdは原音声信号、従来の合成音信
号並びに本発明により一部,および全部を改良した合成
音信号の態様の例をそれぞれ示す信号波形図、第3図a
−dは同じくその他の態様をそれぞれ示す信号波形図、
第4図は本発明方式によるパラメータ修正用制御部の構
成例を示すプロツタ線図、第5図は同じくその予測ノ係
数修正部の構成例を示すプロツク線図、第6図は同じく
その強度パラメータ修正部の構成例を示すプロツタ線図
、第7図は同じくその音声合成器の構成例を示すプロツ
ク線図である。 1・・・・・・原音入力端子、2・・・・・・予測分析
器、3・・・・・・残差実効値計算器、4・・・・・・
ピツチ抽出器、5・・・・・・有声・無声判定器、6,
7・・・・・・パラメータ用コンピユータ、8・・・・
・・デジタルフイルタ、9・・・・・・乗算器、10・
・・・・・切替器、11・・・・・・雑音発生器、12
・・・・・・パルス発振器、13・・・・・・D−A変
換器、14・・・・・・合成音出力端子、15・・・・
・・有声・無声判定信号入力端子、16,17,18・
・・・・・遅延素子、19,20,21,22・・・・
・・極性反転器、23,24・・・・・・AND回路、
25・・・0R回路、27,28,29・・・・・・境
界信号出力端子、30・・・・・・予測係数入力端子、
31,36,41・・・・・・遅延素子、32,34,
37,39・・・・・・AND回路、33,38・・・
・・・0R回路、35・・・・・・境界判定入力端子、
40・・・・・・極性反転器、42・・・・・・予測係
数修正出力端子、43〜48・・・・・・パラメータ情
報信号入力端子、49,50,54,55,59,63
,64・・・・・・AND回路、51,56,60・・
・・・・0R回路、52,61・・・・・・極性反転器
、53,57,62・・・・・・遅延素子、65″,
66″, 6T・・・・・・強度パラメータ出力端子、
65・・・・・・クロツタパルス発生器、66・・・・
・・フレーム周期用カウンタ、67・・・・・・合成音
出力端子、68・・・・・・D−A変換器、69・・・
・・・乱数発生器、70,74,80,81,82,8
4,92,93・・・・・・AND回路、71,94・
・・・・・乗算器、72・・・・・・デジタルフイルタ
、73・・・・・・カウンタ、75・・・・・・加算器
、76,79・・・・・・メモリレジスタ、77,86
,87,95・・・・・・パラメータ情報信号入力端子
、78,83,97・・・・・・極性反転器、85,8
8・・・・・・遅延素子、89・・・・・・減算器、9
0・・・・・・除算器、91,96・・・・・・定数信
号入力端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 音声信号を所定時間長の期間毎に区切つてフレーム
    期間を構成し、そのフレーム期間より長い一定期間の長
    さの分析窓を前記音声信号に対して設け、前記分析窓中
    に含まれる音声信号を順次に1フレーム期間ずつ更新し
    ながら前記分析窓を順次に移行させ、順次の分析窓毎に
    音声信号の線形予測分析におけるパラメータ情報を抽出
    するにあたり、音声信号の無声部と有声部との境界点を
    含むフレーム期間に先立つ少なくとも1個のフレーム期
    間のパラメータ情報を前記境界を分析窓内に含むフレー
    ム期間の直前におけるパラメータ情報をもつて置換する
    ようにしたことを特徴とする音声パラメータ情報抽出方
    式。
JP4156077A 1977-04-13 1977-04-13 音声パラメ−タ情報抽出方式 Expired JPS5950997B2 (ja)

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