JPS59501312A - 酸浸出誘導塩化アルミニウム六水和物から無水塩化アルミニウムを製造する方法 - Google Patents
酸浸出誘導塩化アルミニウム六水和物から無水塩化アルミニウムを製造する方法Info
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- JPS59501312A JPS59501312A JP50261883A JP50261883A JPS59501312A JP S59501312 A JPS59501312 A JP S59501312A JP 50261883 A JP50261883 A JP 50261883A JP 50261883 A JP50261883 A JP 50261883A JP S59501312 A JPS59501312 A JP S59501312A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
酸浸出誘導塩化アルミニウム六水和物から無水塩化アルミニウムを製造する方法
発明の背景
(1)発明の分野
本発明はアルミナ質原料ρ・ら無水塩化アルミニウムを製造する方法、より詳し
くは、酸浸出により誘導した塩化アルミニウム六水和物から、該水和物を脱水し
たあとで還元塩素化することによって、無水塩化アルミニウムを製造する改良さ
れた方法周知の通り、無水塩化アルミニウムを約700〜750Cの低温で電解
還元すると、ホール法によるアルミナの還元よりも少ないエネルギー消費で、ア
ルミニウムと塩素とを生成することかできる。エネルギー節約効果ぞあげるため
に、無水塩化アルミニウムを経済的に製造する方法が多数提案されている。電解
槽において有用な塩化アルミニウムは実質的に無水のものでなけれはならない。
また、高純度のものでなければならない。
米国特許第4,264,569号明細書は、電解槽で使用する無水塩化アルミニ
ウムの製造方法を記載しており、その方法にお(・では、塩化アルミニウム六水
和物を200〜450Cの温度範囲で加熱して実質的に脱水させ、そのあとでこ
の脱水された材料を塩素、−酸化炭素、二酸化炭素および水素の気体混合物の存
在下で反応させて気体無水塩化アルミニウムを生成させる。
しかし、現在までのところ、この先行技術は、酸浸出により2 特表昭59−5
01312 (2)誘導された塩化アルミニウム六水和物を選択することにより
得られる効果を見落している。
発明の要約
不発明によれば、アルミニウムへの電解還元に適した、後続の脱水素と塩素化の
ための塩化アルミニウム六水和物出発原料が提供される。該原料は塩素化速度を
高めることかでき、塩素消費を減らし、また一体3よひ気体還元体℃・すれの使
用も可能にするものである。
本発明によれば、アルミニウムの電解製造用供給原料として有用な無水塩化アツ
ベニウムの改良された農法が提供される。
本発明の方法においては、アルミナ質原料の酸浸出で誘導された塩化アルミニウ
ム六水和物話晶ぞか焼((より脱水し、還元塩素化して、無水塩化アルミニウム
を生成させる。本発明の方法で製造した塩化アツベニウム六水相物を使用すれば
、塩素化利用率は予想外に改良され、さらに無水塩化アルミニウム製造において
固体あるいは気体還元剤のし・すれも使用することが可能になる。
無水塩化アルミニウムを製造するのに好ましい方法は、(a)アルミナ質原料例
えは粘土を乾燥、が焼して、HCl 浸出のためにアルミナ分を活性化させ、
fb) そのか焼した粘土のHC,l fi出を行って、アノベナ分を可溶性塩
化アルミニウムとして溶解させ、(C)工程用置数を得るために、代表的には沈
降タンクおよび/またはフィルターを使用して固液分離を行い、(d)置数ρ・
らすべての可イ各性塩化鉄を分離し、fCl 置数を晶出処理して、塩化アルミ
ニウム穴水和物結晶の分離可能なスラリーを生成させ、
(力 塩化アルミニウム穴水相物汚晶を約450cま1゛の温度に加熱して該結
晶を実質的に脱水し、
(!/)実質的に脱水した塩化アルミニウム六水和物結晶に還元塩素化して無水
塩化アルミニウムを生成させることから成る。
最も好ましい実施態様においては、結晶化はガス散布にょっ粘土その惟のアルミ
ナ質原料kn&出処理して、アルミナ含有分ケ原料の不活性分n・ら溶解する。
アルミナ質鉱石または原料なら何でも使用できるか、粘土またはフライアノンユ
が好ましい原料であ10.、好ヲしし・鉱石は、カロナイトまたは刀オリ/のよ
うな粘土であるっ浸出に先立って粘土をか焼して活性fヒさせ、最小限の時間で
浸出するようにさせるのかよい。粘土、まか焼しない場合でも支出処理できるか
、速度はずっとJ6そくなる。
鉱山ρ・もの粘土は、必要であれば、乾燥させて取扱いと粒径制御とに便利なよ
つK L、それから連成作業で、普通は、ふた付きの貯蔵庫に送る。貯蔵庫から
とり出された粘土は、必要に応して、破砕/凝集される。次にか焼するが、それ
は粉炭乞食む任意の燃料で直接焼し・ても差支えない。
すべての酸に対する粘土のmm速度は、粘土を649〜816 C(] 200
〜1.500 F )の温度て01〜2時間が焼することによって非常に犬ご(
増大する。従って、か焼における所要滞留時間は、が焼されろ粒子の径により、
ぽた個々の泣子くおける熱移動速度知より、犬とく決定される。チだ、が焼によ
って遊離水および化合水が除去これ、採1シt1こま票の粘土沈存在しうる任意
の有機物が破壊される。
代表的な採掘粘土:・工大体次のような組成■有する9水分 22.0%
全Al2O3:35o%(乾量基準)
利用可能Al2O3322係
全Fe2O31,15%(乾量基準)
利用可能Fe2O3108%
強熱減量 1175%(乾量基準)
火格子キル/に送られる粘土ば予熱乾燥され、予熱のあと、乾燥粘土フレークを
石炭たきのキルンて2時間が焼する。高温のか焼粘土を移動格子冷却装置て冷却
し、浸出タンクに送るために約39.51Z’(約85 ’F )のと1〕出り
温度にする。
あるいは、粘土が焼のために石炭だきの流動床反応器を使用することもできる。
湿った粘土の大きさを二重ロールカッターで、貯蔵のために、:30.5cm以
下(−12インチ)から5.1 cm以下(−2イノチ)に減少させる1、この
材料をタンクログハンマーミルに送り、その太ささ’t1.9cm以下(−74
インチ)にする。生成物乞、乾式粉砕のために、が焼装置からの排ガスにより回
転乾燥機て1o〜15%水分になるまで乾燥させる。このように少し乾燥させ1
こ粘土を解放回路ロッドミルまたはケー7ミルで乾式粉砕して、さらに20ノソ
ンユ以下(−20メツシユ)にし、貯蔵する。。
5
粘土のか焼は粉炭を用いて三段階流動床反応器で実施する。
上段床は1211C(250′F)で運転し、該上段床は粘土を受けとって完全
に乾燥させる。この床には熱を補給して乾燥温度が維持されるようにすることが
できる。乾燥粘土を反応器の中段床で、石炭燃焼により約6492T(約120
0″F)で約1時間か焼する。熱の回収は、第3(底部)床にお(・て、送り込
まれる燃焼用空気で粘土を冷却することによって行われる。粘土ばか焼装置から
約482.22Z’(約900’F)で出て来て、粘土乾燥機からの排ガスを利
用し、65.6r(150’F)に冷却されろ。
浸出工程においては、可溶性アルミナ分を、塩酸を用い、か焼粘土の不活性分か
ら溶解する。いくつかの不純物も溶解するので、この工程においては、不溶性残
留物を含むスラリー中に、塩化アルミニウムと他の塩化物から成る低純度浴液ま
たは粗製溶液が生成される。最も重要な不純物は鉄である。浸出時に起る主要な
化学反応は次の通りである。
(A120.+2SLO2)+6HCl→2AlC13+3H20+2S乙02
Fe 203+6H(J−+2FcC13+3H20Fe○+2HCl−+FC
C12+H20貯蔵庫からのか焼粘土は、例えば秤量スクリューコンベヤーによ
り連続計量され、第1段の浸出タンクに送られる。同時に濃度10〜26重量敷
好ましくは20〜26重量係の塩酸も計量されて浸出タンクに送られる。典型的
には、最終浸出タンクを出てくる浸出溶液内に10 g711 以上のH(J
が維持される。必要であれ、ば、グラファイト熱交換機を使って、送り込む酸を
6o、oC(14off)に加熱する。あるいは、この酸を、水蒸気、または浸
出タンクから排出される107.2c(225′F′)のスラリーで間接加熱す
ることもできる。各浸出タンク系列は機械攪拌される容器からなり、固体の懸濁
を維持するのに十分な攪拌がなされる。浸出スラリーは各系列においてタンクか
らタンクに連続的に流れる。全滞留時間は約3時間であり、この時間中に抽出率
は約92%に達する。上述した浸出工程は連続工程であるが、浸出工程はバッチ
処理工程として実施することもできる。
粗製溶液は、一般に約107.2C(約225’F)の沸騰スラリーであり、最
終浸出タンクを出て二段階の真空フラッシュ冷却装置には℃・る。該装置におい
て、後続処理前に、浸出スラリーを固液分離し、塩化アルミニウムの溶液から全
固体を除去する。フラッシュ冷却装置から出てくる冷却浸出スラリーは、一般に
は、凝集剤と混合して約46.2t?(約115’F)で運転される一つ以上の
7ツクナーに送られる。最終シックナーからのオーバーフローは最終溶液清澄化
のために直列運転される二組のフィルタープレスの第1のものに送られる。第2
段のフィルタープレスは、第1段フィルタープレスからの流出物が作業条件不良
のために不透明溶液であるときに備えるものである。ろ液または潰液は次の代表
的分析結果を有する。
上記分析結果において鉄含有量は鉄Iの形で記録されて℃・るが、その約24%
は鉄(IDの形で存在する。最終シックナー力・らのアンダーフローは、30%
の固型分を含み、回転フィルターにポンプで送られる。フィルター冷却剤は、浴
液清澄イヒで得られるものとともにテールに送られる。
結晶化の際にとり込まれないように、ここで鉄を除去し、最終生成物から鉄が確
実に排除されるようにするのカー望まし見・。
鉄除去の第1工程は、元素塩素による浴剤抽出を容易ならしめるために、鉄を鉄
(3)に定量酸化することである。塩素を1次の反応に従って鉄([)を迅速に
酸化する。
Fe”+172CIJ2−+Fe””十Gl−塩素は、潰液を最終清澄化フィル
タープレスカ・ら塩素イヒ置数用ゴム張りタンクに送るノミイブライン内に注入
される。液体イオン交換有機浴剤を使用して、三段階の対向流ミキサー/沈降装
置において潰液から鉄を抽出する。置数流の鉄含有量(ま046重量%かも34
.5pFに減少する。必要な接触時間(ま数秒である。液体イオン交換有機浴剤
(ま、デシルアルコールシン、、および鉄ストリッピングを行う高分子量の第2
または第3アミンの混合物から成る。該浴剤は2容量係アミン、9容量チテシル
アルコール、および89容量係ケロシンの組成を有する。この混合物を20%の
塩酸で処理してアミンを浴剤抽出に必要な塩化アミンの形に転換する。連続作業
の場合,鉄を含まない漬液を晶出帯となる貯蔵タンクにポンプで送る。鉄を抽出
した有機浴剤を処理して再生させることかでごる。
浸出溶液を残留物から分離し、浴剤抽出工程で処理して鉄分を抽出した後の生成
置数は、一般に25ないし約35%の塩化アルミニウム六水和物を含む。芙質的
に鉄を含まない使用可能な結晶を得る二つの方法は、蒸発とH(J ガス散布で
ある。蒸発晶出の場合、鉄非含有貴液中の塩化アルミニウムを、再循環熱交換器
および真空フラッシュ装置を使用して蒸発により濃縮する。この蒸発装置により
塩化アルミニウム濃度は約18,7重量係から約290重量係に増大する。この
ようにして得られる飽和流は晶出装置に送られ、ここで該飽和流の温度はフラッ
シュにより91.1tl:’(192″F)まて低下する。この晶出装置におい
て塩化アルミニウム六水和物(ACH)の結晶が生成される。
晶出装置連続運転の場合、底部における結晶濃度は、標準沈降試験使用のとき約
33容量チに維持される。このような運転により、粒径が10〜20メツシユの
高品質結晶が生成される。
この塩化アツベニウム六水和物結晶は晶出装置母液から分離帯において真空ろ過
または遠心機によって分離することができる。そのあとで、その結晶を35%の
塩酸(この塩酸への塩化アルミニウムの溶解度は極めて低い)で洗浄して、付着
してい9
る母液をとり去る。遠心分離からの母液は分割して一部を晶出装置供給原料タン
クに戻す。母液の残りは、系の不純物しにル制御のためのパージ晶出装置に送ら
れる。
さらに好ましい実施態様においては、晶出は、プロセス溶液中の塩化アルミニウ
ム六水和物溶解度を減少させるために共通イオン効果を使用する、ガス導入(散
布)法によって実施される。鉄を含まないプロセス溶液を、蒸発晶出に使用した
再循環熱交換器及び真空フラソンユ装置に類似の装置で、飽和に近くなるまで蒸
発させる。蒸発により、塩fヒアルミニラム濃度は18.7重量係から約31重
量%に増大する。
濃縮塩化アルミニウム溶液と塩化水素ガスとを晶出装置(71,11T(160
’F)で運転)の循環ループに導入して、塩化アルミニウム六水和物過飽和の塩
酸溶液を生成する。循環溶液は降下管から晶出装置マグマチャンバーの底部には
いり、それから流動結晶床を通って上方に流れる。溶液の過飽和状態は既存結晶
表面上への塩化アルミニウム穴水和物の成長と新しい核の生成とにより消失する
。
最初飽和していた塩化アルミニウム浴液から、塩化水素が溶解するにつれて、@
液中の塩化物の重量モル濃度を実質的に一定値に維持するために、塩化アルミニ
ウム溶解度が256係HCl の存在下で約65%に低下するまで塩化アルミニ
ウム六水和物が晶出する。塩化アルミニウムの溶解度は355%HGl のとき
にはさらに07%まで低下する。HCl添加速度は、再循環溶液中で所望の大き
さの過飽和か常に達成されることのみを目標に制御される。
各晶出工程からの結晶スラリーをポンプで遠心分離機に送り、洗浄する。洗浄隘
み結晶を、分解またはか焼帯に送り、活性アルミナと残留塩化物とに転換する。
晶出回路からの清澄化母液は粘土浸出工程に再循環される。母液流の残りの部分
は採取処理工程に送られ、そこで付加的な塩化アルミニウム六水和物結晶を採取
し、蒸発装置供給原料液に戻す。
塩化アルミニウム六水相物(ACH)晶出の主目的は、酸洛性不純物からアルミ
ニウムを分離することである。しかし、塩化アルミニウム六水和物は純粋成分と
して晶出する傾向を有するとは言え、溶液中の他の元素例えばリンやマグネシウ
ムもある程度析出または同時晶出するから、それらのものもその塩化アルミニウ
ム六水和物中に存在しうる。生成物中のマグネシウムおよびリンの存在は、本発
明の実施に有害な作用をおよぼすものではない。しかし、注意すべきことは、本
発明の酸浸出方法を、アルミニウムのホール法電解生成のための供給原料として
のアルミナを製造するのに使用する場合には、そのような不純物の存在は許容さ
れず、本発明の実施においては不要な第2の晶出工程が必要となる。
従来、粘土処理の最終目的はホール電解槽への供給原料のアルミナを製造するこ
とであった。したがって、これまでは高純度アルミナを得るために、晶出した塩
化アルミニウム六水和物を再処理して高純度生成物を製造していた。その場合、
1回目の晶出塩化アルミニウム六水相物を洗浄し、その浴液を鉱石浸出工程に戻
す。洗浄済みの塩化アルミニウム水和物結晶は純粋のHClg液に溶解させてか
ら前と同じようにして再晶出させ1す
る。再晶出により精製した塩化アルミニウム六水和物を乾燥し、約1000〜1
280Cでか焼してホール電解槽供給原料のアルミナを得、AlCl3・6H2
0のか焼工程から出てくるHGl ガスを、一般には、さらに鉱石浸出に使用す
るため母液で捕集する。単一工程塩化アルミニウム六水和物と再晶出塩化アルミ
ニウム六水和物の代表的不純物濃度をベイヤーのアルミナと比較してA表に示す
・
A表−単一工程及び二工程晶出塩化アルミニウム六水和物対電解槽供給原料用ベ
イヤーアルミナにおける代表的不純物濃度
濃度(重量%)
G+b0 .0014 .0014 .01Ca0 .004 .004 .0
4
N a 20 .0028 .0014 .4弓で 塩化アルミニウム六水和物
の不純物濃度はAl2O3に対する重量係で示す。
A表から明らかなように、単一工程晶出塩化アルミニウム六水和物のか焼により
生成されるアルミナは、ベイヤーのアルミナよりも高濃度のP2O5lMgOお
よびCr2O3を含み、ホール電解槽の供給原料としては許容されない。許容さ
れないのは主として高P2O5a度のためである。なぜならば、ポール電解槽に
おけるアルミニウム電気分解の電流効率は電解質中00.01係のリン濃度あた
り約1%低下ずろということが立証されているからである。か焼した再晶出塩化
アルミニウム六水和物はホール電解槽用の供給原料として許容し5るアルミナを
生成するが、再晶出装置のために余分の資本とエネルギー経費が必要になる。本
発明によれは、最終電解工程におし・てリンの有害作用を伴わずに、無水AlC
l3を生成するための供給原料として単一工程晶出塩化アルミニウム六水和物を
使用することができる。
次いで、塩化アルミニウム六本和物結晶質生成物を、先行技術の方法に従って、
200〜450Cの温圧範囲でが焼する。
すなわち活性アルミナと塩酸−水蒸気流とに熱分解させる。主要な分解反応は次
の通りであるっ
放出されるHGl は、受出工程で再使用するために回収するのが有効である。
単一工程晶出塩化アルミニウム六水和物生成物は回転キルン、流動床またはフラ
ノ7ユが焼装置を用いて脱水することができる。
ついで、ある程度か焼した塩化アルミニウム六水相物を、−13
つ以上の還元体の存在下で、公知の方法−例えば約350〜1000iC1好ま
しくは約350〜600cの温度で、脱水塩化アルミニウム六水和物を反応させ
るなど−により、塩素化する。還元塩素化反応は次の通りである。
上記反応式における還元体(CまたはCO)、酸素(03(1−y)。
xO)およびば化炭素(CO,CO3)の平衡は温度の関数なので、平衡は起ら
ない。本発明の脱水された酸浸出誘導塩化アルミニウム六水和物の塩素化は、気
体還元体(すなわち−酸化炭素、二酸化炭素、水素およびこれらの混合物)、ま
たは固体還元体(例えば、完全か焼石油コークスまたは部分が焼石油コークス、
および石炭または他のものから得られる活性炭)を用いて実施することができる
。還元塩素化で生じるH(Jは、通常、公知の方法、例えばケル・クロール(K
elj−CAlor )法で処理して塩素分を回収する。
生成される無水塩化アルミニウムは公知の方法、例えば米国特許第3,755,
099号および第4,151,061号明細書に記載のに極電解槽を用いる方法
で、アルミニウムと塩素とに電解還元することができる。電解槽からの塩素およ
び/または塩素化時に生成されるH(J かも回収される塩素は、塩素化装置で
使用するために有効に再循環させることができる。
以下に示す実施例は本発明を説明するためのものであって、本発明を限定するた
めのものではない。
実施例1
市販のアメリカンヘキスト(AynericaルHoechst) の塩化アル
ミニウム六水和物(100,9)を、400Cで2時間、回転キルン内でか焼し
た。得られる脱水塩化アルミニウム六水和物試料15.i9を、塩素化剤として
塩素ガスを使用し、2.5crIL(1インチ)流動床反応器内で塩素化した。
200ccZ分の窒素を用い650Cで30分間回転キルン内で加熱して部分が
焼した石油コークス3g(100メツシユ以下)を、還元体として使用した。第
2の試料についてもこの手順を繰返した。塩素化速度測定値は次の通りである。
実験I A : 0.0004.9 A11C13/9j実験I B : 0.
02.9 klc13/分実施例2
実施例1の方法で市販のアメリカンヘキストのACHな脱水、塩素化した。ただ
し、還元体としては一酸化炭素を使用した。
二回の実験で得られた結果は次の通りである。
実験2 A : 0.01 g fi/lG13/分実験2 B : 0.01
.9 A11Gl13/f+実施例3
東中央ジョーシア産のカオリン粘土を用いて本発明の方法で製造した酸浸出誘導
塩化アルミニウム六水和物を、400Cで2時間、回転キルン内でか焼した。こ
の部分か焼塩化アルミニウム六水和物を、2.5cm(1インチ)流動床反応器
内で550・Cにおいて塩素化した。塩素化剤としては塩素ガスを使用し。
5
還元剤としては実施例Jの部分が焼石油コークスを使用した。
二回の実験で得られた結果は次の通りである。
実験3 A : 0.08 Q 、9 AlCl3/分実験3 B : Oo、
86 、!? M、CJly’分実施例4
実施例30手順に従い、実施例3の酸浸出誘導塩化アルミニウム六水和物ケが焼
し、塩素化した。ただしゃ還元剤としては一酸化炭素を使用した。二回の実験で
得られた結果は次の通りである。
実験4 A : 0.086 & AIJCIJ3/分実験4 B : 0.0
96 g A1043/分以上、本発明を明確化と理解とのために説明と実施例
と罠よりある程度詳しく述べたが、請求の範囲によってのみ限定される本発明の
範囲を逸脱することなくある程度の変形と修正が可能なことは明らかである。
国際調査報告
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)(a)アルミナ質原料を塩酸少出液で浸出処理してアルミナ分乞可溶性塩 化アルミニウムとして溶解させ、(h) 前記浸出液を存在する任意の固型分か ら分離し、(C)前記浸出液から存在するすへての可溶性塩化鉄を分離除去して 、実質的に鉄を含まない置数を得、(d)前記貴液を晶出処理して、塩化アノベ ニウ÷六水和物(AC:H)結晶の分離可能スラリーを生成し、(Cり前記スラ リーから得られる塩化アツベニウム六水和物結晶を約200〜450Uの温度で 加熱して脱水塩化アルミニウム六水相物を生成し、 (、/)前記脱水塩化アルミニウム六水和物を塩素及び還元体の存在下で塩素化 する ことを特徴とする無水塩化アツベニウムを製造する方法。 (2)前記アルミナ質原料が粘土である請求の範囲第1項に記載の方法。 (3)前記浸出に先立って前記粘土をか焼する請求の範囲第2項に記載の方法。 (4) 前記還元体が気体である請求の範囲第1項に記載の方法。 (5)前記還元体を、−酸化炭素、木葉、二酸化炭素およ0でそれらの混合物か ら成るグループから選択する請求の範囲第4項に記載の方法。 (6) 前記還元体か固体である請求の範囲第1項に記載の方法。 (7)前記還元体か部分力・焼石油コークスである請求の範囲第6項に記載の方 法。 項に記載の方法。 (9)塩化アルミニウム六水和物(ACH)を約200〜450Cの温度に加熱 することによって該塩化アルミニウム穴水和物を脱水し、その脱水した塩化アル ミニウム六水和物を塩素と一つ以上の気体還元体との気体混合物の存在下で還元 塩素化することから成る塩化アルミニウム穴水和物から無水塩化アルミニウムを 製造する方法において、 fal アルミナ質原料を塩酸浸出液で浸出処理してアルミナ分を可溶性塩化ア ルミニウムとして溶解させ、fbl 前記浸出液を存在する任意の固型分から分 離し、(C)前記置数から存在するすべての可溶性塩化鉄を分離除去して、実質 的に鉄を含まない置数を得、(d)前記置数を晶出処理して、塩化アルミニウム 穴水和物結晶の分離可能スラリーを生成させる ことを含む方法によって製造した塩化アルミニウム穴水和物を使用することを特 徴とする方法。 UO+ 工程(d)の前記晶出処理が単一工程から成る請求り範囲第9項に記載 の方法。 ■ 無水塩化アルミニウムの電解還元によってアルミニウムを製造する方法にお いて、請求の範囲第1項に記載の方法で製造した無水塩化アルミニウムを使用す ることを特徴とする特許
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP50261883A Pending JPS59501312A (ja) | 1982-07-20 | 1983-07-13 | 酸浸出誘導塩化アルミニウム六水和物から無水塩化アルミニウムを製造する方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013530909A (ja) * | 2010-04-27 | 2013-08-01 | チャイナ シェンフア エナジー カンパニー リミテッド | 流動床フライアッシュを使用して工業用アルミナを調製するための方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
HU190913B (en) | 1986-12-28 |
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