JPS5950011A - 黒鉛とフッ化アルカリ金属及びフッ素との3成分系黒鉛層間化合物、及びその製造方法ならびにそれから成る電導材料 - Google Patents

黒鉛とフッ化アルカリ金属及びフッ素との3成分系黒鉛層間化合物、及びその製造方法ならびにそれから成る電導材料

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JPS5950011A
JPS5950011A JP57156600A JP15660082A JPS5950011A JP S5950011 A JPS5950011 A JP S5950011A JP 57156600 A JP57156600 A JP 57156600A JP 15660082 A JP15660082 A JP 15660082A JP S5950011 A JPS5950011 A JP S5950011A
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    • H01B1/04Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of carbon-silicon compounds, carbon or silicon
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J21/00Catalysts comprising the elements, oxides, or hydroxides of magnesium, boron, aluminium, carbon, silicon, titanium, zirconium, or hafnium
    • B01J21/18Carbon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な黒鉛層間化合物に関する。更に詳細には
、本発明は湿気に対して安定であるのみならず優れた電
導性を有する黒鉛とフッ化アルカリ金属及びフッ素との
3成分系黒鉛層間化合物に関する。本発明は又、黒鉛と
フッ化アルカリ金属及びフッ素との3成分系黒鉛層間化
合物の製造方法に関する。本発明は更に又、黒鉛とフッ
化アルカリ金属及びフッ素との3成分系黒鉛層間化合物
から成る電導材料に関する。
近年、フッ化物の黒鉛層間化合物が、その秀れた電導性
の故に注目されつつある。しかし従来より知られている
黒鉛層間化合物の殆どは湿気に対して不安定であり、従
って空気中に放置するとただちに分解する。ゆえに実用
に供することが不可能である。これまで、黒鉛層間化合
物を作る侵入物質として用いられているフッ化物は融点
及び沸点ともに低く、室温ではガス状又は液状である。
ゆえに、一般に侵入物質としてのフッ化物は比較的低温
で高い蒸気圧を持つことが必要であるということが通念
となっていた。そのため、高い融点乃至沸点を有するフ
ッ化物の黒鉛層間化合物の製造の試みはなされなかった
。事実、高温でも蒸気圧を示さないフッ化アルカリ金属
と黒鉛との2成分系黒鉛層間化合物は生成しない。
本発明者らは、優れた電導性を有するばかシでなく湿気
に対して極めて安定な、実用に供し得るフッ化物の黒鉛
層間化合物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、黒鉛と
フッ化アルカリ金属及びフッ素とから成シ、式CxF(
MF)y(但し、Mはアルカリ金属を表わす)で表わさ
れる3成分系黒鉛層間化合物(以下、しばしば単に°゛
3成分系黒鉛層間化合物″と呼ぶ)が原料黒鉛に対して
100チの収率で得られることを見い出した。得られた
3成分系黒鉛層間化合物は湿気に対して安定であるのみ
ならず優れた電導性を有する。本発明の3成分系黒鉛層
間化合物の電導度は原料黒鉛に比べ一桁高い優れたもの
である。本発明はこのような新しい知見に基づき成され
たものである。
したがって本発明の目的は、湿気に対して安定3− であるのみならず優れた電導性を有する新規な3成分系
黒鉛層間化合物を提供することにある。
本発明の他の一つの目的は、この新規な3成分系黒鉛層
間化合物の製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の一つの目的は、上述の如き新規な3成
分系黒鉛層間化合物から成る新規な電導材料を提供する
ことにある。
上記及び他の諸口的、本発明の諸特徴及び諸利益は、以
下に述べる詳細な説明及び添付の図面から明かになろう
本発明の一つの態様によれば、黒鉛とフッ化アルカリ金
属及びフッ素とから成シ、式CxF(MF)y(但し、
Mはアルカリ金属を表わす)で表わされる3成分系黒鉛
層間化合物が提供される。
一般に、式CxF(MF)y(但し、Mはアルカリ金属
を表わす)で表わされる3成分系黒鉛層間化合物は、原
料黒鉛を、フッ素雰囲気下で温度0〜250℃にて少な
くとも該黒鉛に重量増加を起こさせる時間フッ化アルカ
リ金属と反応させること4− によって得られる。
式CXF(MF)y(但し、Mはアルカリ金属を表わす
)で表わされる本発明の3成分系黒鉛層間化合物におい
て、Mで表わされるアルカリ金属とはLllNa + 
K + Rb r Cs +又はFrである。一般に、
Xは約5〜100でyは約0.0.01〜0.80であ
る。本発明の3成分系黒鉛層間化合物には、第1ステー
ジ、第2ステージ、第3ステーソ、第4ステージ、第5
ステージ、第6ステージ、第7ステージ及び第8ステー
ジもしくはそれ以上のステージ数のもの及びそれらの混
合ステージ化合物がある。3成分系黒鉛層間化合物のス
テージ数は、X線回折から得られる周期距離(■c)を
測定することにより求められる。得られた3成分系黒鉛
層間化合物のステージ数は反応温度及び時間のみならず
原料黒鉛の結晶性及び厚み(C軸方向)にも影響される
以下、弐〇xF(LiF)yで表わされる黒鉛とフッ化
すチウム及びフッ素との3成分系黒鉛層間化合物を例に
とって本発明を更に詳細に説明する。
弐CxF (L ’ F )yで表わされる3成分系黒
鉛層開化合物には、前述したように第1ステージ、第2
ステージ、第3ステージ、第4ステーゾ、第5ステージ
、第6ステージ、第7ステージ及び第8ステージもしく
はそれ以上のステージ数のもの及びそれらの混合ステー
ジ化合物がある。3成分系黒鉛層間化合物のステージ数
は、X線回折から得られる周期距離(工。)を測定する
ことによシ求められる。
得られた3成分系黒鉛層間化合物のステージ数は反応温
度及び時間のみならず原料黒鉛の結晶性及び厚み(C軸
方向)にも影響される。第1ステージのものは、X=約
5.0〜20、y=約0.10〜0.80である。第2
ステージのものは、X−約11〜50、y=約0.03
〜0.50である。第3ステージ以上のものは、X=約
40〜100、y=0.001〜0.30である。
一般にE CxF (L iF )yで表わされる3成
分系黒鉛層間化合物において、Xは約5〜100であり
、yは約0.001〜0.80である。第1ステージ、
第2ステージ、第3ステージ、第4ステージ、第5ステ
ージ、第6ステージ、第7ステージ及び第8ステージも
しくはそれ以上のステージ数の化合物及びそれらの混合
ステージ化合物のそれぞれについて、Xとyの値は、上
述の範囲内で、反応温度及び時間のみならず、原料黒鉛
の結晶性及びC軸方向の厚みによって変化する。
以下余白 7一 本発明に用いられる黒鉛原材料としては、天然黒鉛のほ
か、石油コークスなどを加熱処理して得られる人造黒鉛
も用いることができる。粒径は臨界的ではなくフレーク
状あるいは粉状で、約20〜50メツシユ又は50〜4
00メツシユ又は400メツシュ以上(タイラー)のも
のを用いることができる。又、ブロック状の黒鉛が望ま
れる場合には、メタン、プロ/?ン、ベンゼン及び/又
はアセチレンなどの炭化水素を約2,100℃に加熱さ
れた基材(一般に人造黒鉛から成る)に接触させて炭化
水素を熱分解し、得られた黒鉛材料を基材上に沈積し、
その後沈積した黒鉛材料を熱処理して得られたものを用
いることができる。その場合、熱処理温度に応じて黒鉛
化度の異なったブロック状黒鉛が得られる。約2,40
0℃で熱処理を行なうと、熱分解炭素が得られる。約2
,600℃〜3,000℃で熱処理を行なうと熱分解炭
素に比べて高い結晶性を有する熱分解黒鉛が得られる。
原料黒鉛をフッ素雰囲気下で温度O〜250℃にて少な
くとも該黒鉛に重量増加を起こさせる時間LiFと反応
させることによって行なわれる、式CXF (L iF
 )yで表わされる3成分系黒鉛層間化合物の製造に関
し、望ましい反応条件は下記の通りでおる。フッ素圧は
特に臨界的ではないが、通常0.5〜10atm位が用
いられる。反応温度は0〜250℃、好ましくは0〜2
00℃である。前述したように、望ましいy値及びy値
を有する、弐CxF(LiF)yで表わされる化合物を
得るための反応時間は、原料黒鉛の結晶性及びC軸方向
の厚み、且つ反応温度とに依存する。しかし、反応時間
は一般に30分〜10日、更に一般には1時間〜7日で
ある。原料黒鉛のLiFに対する重量比は3成分系黒鉛
層間化合物の望ましいステージ数に依存するが、通常1
:0.01〜1:iである。反応条件に関して注目すべ
きことは、反応系の温度が100℃よシ高い温度まで上
げられた場合、いったん加熱した反応系を冷却する過程
において、温度が100℃を下回った時点で黒鉛に重量
増加が認められるという点である。原料黒鉛のC軸方向
の厚みがIWll+!よシ厚い場合、生成物は第1ステ
ージ化合物であるよシ第2ステーソもしくは第1ステー
ゾよりむしろ高いステージ数の化合物である場合が多い
。第1ステーソ化合物を得るためには、通常、厚み(C
軸方向)が0.8 mvtまでの黒鉛材料を用いるのが
好ましい。
反応終了後、反応系の温度が室温より高い温度にまで上
げられていた場合、反応系の温度は室温にまで下げられ
、式CxF (L r F )yで表わされる所望の3
成分系黒鉛層間化合物が得られる。
CXF(LiF)yの周期距離(IC)は、第1ステー
ジのものについては9.4〜9.5X、第2ステージの
ものについては12.8〜12.9 A N第3ステー
ジのものについては161〜16.2X%第4ステージ
のものについては19.5〜19.6X、第5ステージ
のものについては22.8〜22.9X、第6ステーク
のものについて1d26.2γ26.3L第7ステージ
のものについては29.5〜29.6Xそして第8ステ
ージのものについては32.9〜33.0Xである。式
CxF(LiF)yで表わされる3成分系黒鉛層間化合
物の場合、第1.第2゜第3.第4.第5.第6.第7
及び第8ステージ化合物はともに黒色を呈する。式CF
(LiF)  で表x        y わされる本発明による3成分系黒鉛層間化合物は全て、
湿気に対して非常に安定であるため、数週間空気中に放
置したシ、1晩水に浸しておいてもそのX線回折図には
殆ど変化が見られない。
式CxF(LiF)yで表わされる本発明の3成分系黒
鉛層間化合物のいくつかの例について、元素分析及びX
線回折を行なった結果を第1表に示す。
第  1  表 但し第1表に示す元素分析値は、3成分系黒鉛層間化合
物に含まれるフッ化リチウムのフッ素含有を酸素フラス
コ法で検出し補正して得た値である。
第1図には、C44F(LiF)。、5及び016F(
LiF)。、8のX線回折図(Cu−に、)を示す。上
述の3成分系黒鉛層間化合物のX線回折ノやターンを考
察すると、ブロードな回折線が時々観察される。第1図
に示されるCxF(LiF)yで表わされる化合物の内
Cl4F(LIF)0.5及びC46F(LIF)o、
Bについての周期距離(IC)は、(ooz)回折線か
ら計算され、それぞれ9.4X及び9.38Xである。
第2図には、C44F(LiF)。、5のDTA曲線(
昇温速度20℃/分にて、空気中にて測定)を示す。第
2図においては、C44F(LiF)。、5の発熱のブ
ロードなピークが50、y付近で始まり270℃付近で
ピークに達しているのが認められる。ESCAは、ホス
ト黒鉛と浸入物質の間の化学結合に関する貴重な情報を
得るための最も有用な手段の一つである。第3図には第
1ステーゾ化合物C14F(LiF)。、5 のESC
Aスペクトルを、(02F)n59重量%及び(CF)
n41重量係から成るフッ化黒鉛のそれと対比して示す
(C2F)n型のフッ化黒鉛については、コンタミネー
ション炭素の18ビークが284.OeVのところに観
察されるのに対し、炭素の18ピークが289.OeV
と287.OeVのところに2個観察される。289.
OeVのととるに観察されるC1sピークはC−F結合
に由来するものであり、287.OeVのところに観察
されるC4sビークはC−F結合に隣接するC−C結合
に由来するものである。(CF)  型のフッ化黒鉛は
C−C結合のみしか有していないため、ESCAスペク
トルは289.OeVのところに018ビークを1個有
するのみである。第1ステージ化合物(C14F(Li
F)。、5〕については、284.OeVのところに強
いピークが観察され、又288.7eVのととるにもピ
ークが見られる。後者は、ホスト黒鉛の炭素原子に化学
的に吸着し且つ共有結合したフッ素原子が存在すること
を示唆するものである。F、sスペクトルも又、687
.8eVのところに比較的ブロードな−一りを持つ。E
SCA考察において、各原子の内殻から発する光電子の
運動エネルギーが測定される。固体における光電子の平
均自由行程はせいぜい数十λ程度であるため、黒鉛層間
化合物においては僅か数層の黒鉛層が分析できるにすぎ
ない。よって、化合物の表面附近の化学結合がESCA
スペクトルにおいては強く出てくる。C44F(LiF
)。、5については、CとFの結合に相当するピークは
小さく、表面にはC−F共有結合はほとんど存在しない
ことが分る。
式CF(LiF)  で表わされる3成分系黒鉛層間化
x        y 合物の生成については、下記のことが考えられる。
気体種(LiF)m・(F2)nが次式によって表わさ
れるLiFとフッ素との反応によって最初に生成する。
mLiF + nF2 : (LiF)m・(F2)n
上述の気体種は次に黒鉛に侵入する。温度上昇と共に化
学的平衡は左に移動し、気体状の錯化合物は高温におい
て分解する。
上述の如く、本発明による3成分系黒鉛層間化合物を数
週間空気中に放置し、その後X線回折法による分析を行
なっても、空気中に放置しなかったものと殆ど同じX線
回折ツクターンが得られる。
本発明による3成分系黒鉛層間化合物は、空気中に放置
するとただちに分解してしまう従来のフッ化物−黒鉛層
間化合物とは異な9、湿気に対して安定である。
本発明による3成分系黒鉛層間化合物のa軸方物と第3
ステージ化合物との間には実質上室導度における差異は
ないこと、及び第2ステージ、第3ステージ化合物の電
導度は他のステージの化合物のそれに比べて優れている
ことが知られている〔ディー・ビランド、ニー・エロル
ド及ヒエフ・フォーグル、シンセティック メタルス第
3号(1981)、第279〜288頁(D、B111
and、 A、H5roldand F、Vogel、
 5YNTHETICMETALS、 3 (1981
) 279−288)を参照〕。熱分解黒鉛(日本カー
ボン社製)、027F(LiF)。、5(第2ステージ
、第4ステージ及び第6ステージの混合ステージ化合物
)、018F(LiF)。、5(第3ステージと第8ス
テージの混合ステージ化合物)及びC14F(LiF)
。、5(第1ステージ化合物)のa軸方向の比抵抗を、
シンセティック15− メタオ第3巻、247頁(1981) [Synthe
ticMetals、3,247(1981)]に記載
の非接触式電導度測定法によって測定した。その結果を
第2表に示す。
第  2  表 化合物  比抵抗(25℃)、(Ω・m)第2表から明
らかなように、本発明による3成分系黒鉛層間化合物の
比抵抗は原料の熱分解黒鉛に比べて一桁低い。本発明に
よる3成分系黒鉛層〜 間化合物は湿気に対して安定であるのみならず高い電導
度を有する。本発明による3成分系黒鉛層間化合物は、
銅箔に包みこんだり、エポキシなどに含入せしめること
によって電導材料として用いることができる。本発明に
よる3成分系黒鉛層間16− 化合物は電導材料として有用であるのみならず、各種の
有機反応における触媒としても用いることができる。
次に本発明の実施例を挙げるが、本発明の範囲は実施例
に限定されるものではない。
実施例1 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛〔20〜48メツシ
ユ(タイラー) :) 0.3059−と市販試薬特級
LiF 0.3079−をNi網で隔ててNi製反応器
に入れ、これをフッ素化装置内に置いた。そして系内を
真空排気後、230℃の一定温度でフッ素ガスを一気圧
まで導入し、7日間反応させた。その後室温まで降温し
、室温で保持した。降温時間及び室温保持時間は併せて
2時間とした。その後、装置内のフッ素ガスを窒素ガス
で置換し、黒色の黒鉛層間化合物013F(LiF)。
、4を得た。
実施例2 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛[’20〜48メツ
シー(タイラー)10.3077と市販試薬特級LiF
 0.3009−をNi網で隔ててNi製反応器に入れ
、これをフッ素化装置内に置いた。そして系内を真空排
気後、200℃の一定温度でフッ素ガスを一気圧まで導
入し、2日間反応させた。その後室温まで降温し室温で
保持した。降温時間及び室温保持時間は併せて2時間と
した。その後、装置内のフッ素ガスを窒素ガスで置換し
、黒色の黒鉛層間化合物c14F(LI F)。、5を
得た。
実施例3 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛〔20〜48メツシ
ユ(タイラー))0.3007と市販試薬特級LiF 
0.3029−をNi網で隔ててNi製反応器に入れ、
これをフッ素化装置内に置いた。そして系内を真空排気
後、190℃の一定温度でフッ素ガスを一気圧まで導入
し、63時間反応させた。その後室温まで降温し室温で
保持した。降温時間及び室温保持時間は徘せて2時間と
した。その後装置内のフッ素ガスを窒素ガスで置換し、
黒色の黒鉛層間化合物016F(LiF)。、8を得た
ところでここに記載のESCA考察は、デュポン社製6
50B電子分光計を用いて、Mg−Ka線で行なりたも
のである。DTAについては、空気中にてα−At20
3を対照として行なった。Liの分析は原子吸収法によ
って行なった。又、X線回折は日本電子■社製JDX−
8F型X線回折装置を用いてCu−Ka線わされ、優れ
た特性を有する新規な黒鉛層間化合物及びその製造方法
を提供するものであることが明らかである。又、本発明
の諸特徴及び諸利益は前述した詳細な説明において挙げ
られた多くの実験データよシ明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による3成分系黒鉛層間化合物の例であ
るC44F(LiF)。、5及びC16F(LiF)。 、8のX線回折図である。 第2図は本発明による3成分系黒鉛層間化合物の一例で
あるC14F(LiF)。、5 のDTA曲線である。 第3図は本発明による3成分系黒鉛層間化合物の一例で
あるC 、4F(LiF)。、5のESCAスペクトル
をフッ化黒鉛のそれと対比して示した図である。 第1図 回 才印 自  2e (’1 第2図 EiL度(0C) 第3図 お缶(1工隼ル’i’−(eV) 手続補正書(自発) 昭和58年3月17日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和57年 特許願 第156600号2、発明の名称 法ならびにそれから成る電導材料 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 山口県宇部市大字沖宇部5253番地名称 (2
20)  セントラル硝子株式会社代表者  伊  藤
  三  良 4、代理人 住所 東京都港区赤坂4丁目3番1号 全文補正明細書 1、発明の名称 黒鉛とフッ化アルカリ金属及びフッ素との3成分系黒鉛
層間化合物、及びその製造方法ならびにそれから成る電
導材料 2、特許請求の範囲 (1)式CxF(MF′)y(但し、Mはアルカリ金属
、Xは約2〜約100、yは約0.001〜約0.80
を表わす)で表わされる黒鉛とフッ化アルカリ金属及び
フッ素との3成分系黒鉛層間化合物。 (2)該3成分系黒鉛層間化合物が、第1ステージ化合
物、第2ステージ化合物、第3ステージ化合物、第4ス
テージ化合物、第5ステージ化合物、第6ステージ化合
物、第7ステージ化合物及び第8ステージ化合物よシ成
る群から選ばれた少なくとも2種より成る混合ステージ
化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)
項に記載の3成分系黒鉛層間化合物。 (3)原料黒鉛をフッ素雰囲気下において0〜250℃
の温度で少なくとも該黒鉛に重量増加を起こさせる時間
フッ化アルカリ金属と反応せしめることを特徴とする、
式CxF(MF)y(但しMはアルカリ金属、Xは約2
〜約100、yは約0.001〜約0.80を表わす)
で表わされる黒鉛とフッ化アルカリ金属及びフッ素との
3成分系黒鉛層間化合物の製造方法。 (4)原料黒鉛とフッ化アルカリ金属の重量比が、1:
0.01〜1:50であることを特徴とする特許請求の
範囲第(3)項に記載の方法。 (5)温度が0〜200℃であることを特徴とする特許
請求の範囲第(3)項に記載の方法。 (6)  フッ素雰囲気のフッ素圧が0.5〜10at
mであることを特徴とする特許請求の範囲第(3)項に
記載の方法。 (7)  式CXF(MF)y(但し、Mはアルカリ金
属、Xは約2〜約100、yは約0.001〜約0.8
0を表わす)で表わされる黒鉛とフッ化アルカリ金属及
びフッ素との3成分系黒鉛層間化合物より成る電導材料
。 3、発明の詳細な説明 本発明は新規な黒鉛層間化合物に関する。更に詳細には
、本発明は湿気に対して安定であるのみならず優れた電
導性を有する黒鉛とフッ化アルカリ金属及びフッ素との
3成分系黒鉛層間化合物に関する。本発明は又、黒鉛と
フッ化アルカリ金属及びフッ素との3成分系黒鉛層間化
合物の製造方法に関する。本発明は更に又、黒鉛とフッ
化アルカリ金属及びフッ素との3成分系黒鉛層間化合物
から成る電導材料に関する。 近年、フッ化物の黒鉛層間化合物が、その秀れた電導性
の故に注目されつつある。しかし従来より知られている
黒鉛層間化合物の殆どは湿気に対して不安定であり、従
って空気中に放置するとただちに分解する。ゆえに実用
に供することが不可能である。これまで、黒鉛層間化合
物を作る侵入物質として用いられているフッ化物は融点
及び沸点ともに低く、室温ではガス状又は液状である。 ゆえに、一般に侵入物質としてのフッ化物は比較的低温
で高い蒸気圧を持つことが必要であるということが通念
となっていた。そのため、高い融点乃至沸点を有するフ
ッ化物の黒鉛層間化合物の製造の試みはなされなかった
。事実、低温で非常に低い蒸気圧しか示さないフッ化ア
ルカリ金属と黒鉛との2成分系黒鉛層間化合物は生成し
ない。 本発明者らは、優れた電導性を有するばか9でなく湿気
に対して極めて安定な、実用に供し得るフッ化物の黒鉛
層間化合物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、黒鉛と
フッ化アルカリ金属及びフッ素とから成シ、式CxF(
MF)y(但し、Mはアルカリ金属を表わす)で表わさ
れる3成分系黒鉛層間化合物(以下、しばしば単にパ3
成分系黒鉛層間化合物″′と呼ぶ)が原料黒鉛に対して
100%の収率で得られることを見い出した。得られた
3成分系黒鉛層間化合物は湿気に対して安定であるのみ
ならず優れた電導性を有する。本発明の3成分系黒鉛層
間化合物の電導度は原料黒鉛に比べ一桁高い優れたもの
である。本発明はこのような新しい仰見に基づき成され
たものである。 したがって本発明の目的は、湿気に対して安定であるの
みならず優れた電導性を有する新規な3成分系黒鉛層間
化合物を提供することにある。 本発明の他の一つの目的は、この新規な3成分系黒鉛層
間化合物の製造方法を提供することにある。 本発明の更に他の一つの目的は、上述の如き新規な3成
分系黒鉛層間化合物から成る新規な電導材料を提供する
ことにある。 上記及び他の諸口的、本発明の諸特徴及び諸利益は、以
下に述べる詳細な説明及び添付の図面から明太になろう
。 本発明の一つの態様によれば、黒鉛とフッ化アルカリ金
属及びフッ素とから成シ、式CxF(MF′)y(但し
、Mはアルカリ金属、又は約2〜約100、yは約0.
001〜約0.80’に表わす)で表わされる3成分系
黒鉛層間化合物が提供される。 一般に、式CxF(MF)y(但し、Mはアルカリ金属
、Xは約2〜約100、yは約0.001〜約0.80
を表わす)で表わされる3成分系黒鉛層間化合物は、原
料黒鉛を、フッ素雰囲気下で温度O〜250℃にて少な
くとも該黒鉛に重量増加を起こさせる時間フッ化アルカ
リ金属と反応させることによって得られる。 式CxF(MF)y(但し、Mはアルカリ金属、Xは約
2〜約100、yは約0.001〜約0.80を表わす
)で表わされる本発明の3成分系黒鉛層間化合物におい
て、Mで表わされるアルカリ金属とはLi。 Na + K + Rh + Cs +又はFrである
。一般に、Xは約2〜約100でyは約0.001〜約
0.80である。 本発明の3成分系黒鉛層間化合物には、第1ステージ、
第2ステージ、第3ステージ、第4ステージ、第5ステ
ージ、第6ステージ、第7ステージ及び第8ステージも
しくはそれ以上のステージ数のもの及びそれらの混合ス
テージ化合物がある。 3成分系黒鉛層間化合物のステージ数は、X線回折から
得られる周期距離(Ic)を測定することによシ求めら
れる。得られる3成分系黒鉛層間化合物のステージ数は
反応温度及び時間のみならず原料黒鉛の結晶性及び厚み
(C軸方向)にも影響される。X及びyの値は3成分系
黒鉛層間化合物のステージ数によって変化する。第1ス
テージのものについては、Xは約20〜約20、yは約
0.02〜約0.80である。第2ステーソのものにつ
いては、Xは約5〜約50、yは約0,01〜約0.5
0である。 第3ステージ以上のものについては、Xは約20〜約1
00、yは約0.001〜約0.30である。第1ステ
ージ、第2ステージ及び第3ステージもしくはそれ以上
のステージ数の化合物について、Xとyの値は、上述の
範囲内で、反応温度及び時間のみならず、原料黒鉛の結
晶性及びC軸方向の厚みによって変化する。 本発明に用いられる原料黒鉛としては、天然黒鉛のほか
、石油コークスなどを加熱処理して得られる人造黒鉛も
用いることができる。原料黒鉛の粒径は臨界的ではなく
、フレーク状黒鉛(一般には約10〜約80メツシユ、
タイラー)や粉末状黒鉛(一般には約80〜約400メ
ツシユ、タイラー)を用いることができる。又、ブロッ
ク状の黒鉛が望まれる場合には、メタン、プロパン、ベ
ンゼン及び/又はアセチレンなどの炭化水素を約2.1
00℃に加熱された基材(一般に人造黒鉛から成る)に
接触させて炭化水素を熱分解し、得られた黒鉛材料を基
材上に沈積し、その後沈積した黒鉛材料を熱処理して得
られたものを用いることができる。その場合、熱処理温
度に応じて黒鉛化度の異なったブロック状黒鉛が得られ
る。約2,400℃で熱処理を行なうと、熱分解炭素が
得られる。約2.600℃〜3,000℃で熱処理を行
なうと熱分解炭素に比べて高い結晶性を有する熱分解黒
鉛が得られる。 式CXF(MF)y(但し、Mはアルカリ金属、又は約
2〜約100、yは約0.001〜約0.80を表わす
)で表わされる3成分系黒鉛層間化合物は、原料黒鉛を
フッ素雰囲気下で温度0℃〜250℃にて少なくとも該
黒鉛に重量増加を起こさせる時間フッ化アルカリ金属と
反応させることによって得られる。この反応は様々な仕
方で行なわせることができ、以下に述べる仕方に限定さ
れるものではない。 一つの方法として例えばパデュアルファーネス法″とし
て知られている方法〔ジャーナル・オブ・)7− イズイクスD第1巻291頁(1968) ] [J、
 Phys。 DI、291(1968)]に類似した方法を用いるこ
とができる。このデュアルファーネス法に類似した方法
においては反応器の中に網を隔てて原料黒鉛とフッ化ア
ルカリ金属を互いに離して置き、フッ素雰囲気下で原料
黒鉛とフッ化アルカリ金属との反応を引き起こして目的
とする3成分系黒鉛層間化合物を得る。この方法は、生
成した3成分系黒鉛層間化合物を未反応のフッ化アルカ
リ金属から分離するというやっかいな操作を必要としな
いという点で便利である。上記の反応を行なわせる別の
やり方の例として、原゛料黒鉛をフッ化アルカリ金属と
接触させる方法を用いることができる。 この場合、未反応のフッ化アルカリ金属はふるいやビン
セットによって分離し、目的の3成分系黒鉛層間化合物
を得る。 原料黒鉛金フッ素雰囲気下で温度0℃〜250℃にて少
なくとも該黒鉛に重量増加を起こさせる時間フッ化アル
カリ金属と反応させて式CxF(MF′)y(但し、M
はアルカリ金属、Xは約2〜約100、8− yは約0.001〜約0.80を表わす)で表わされる
3成分系黒鉛層間化合物を得る際の望ましい反応条件は
下記の通シである。フッ緊圧は特に臨界的では々いが、
通常065〜10atm位が用いられる。反応温度は0
〜250℃、好ましくは0〜200℃である。前述した
ように、望ましいX値及びy値を有する、式CXF(M
F)yで表わされる化合物を得るための反応時間は、原
料黒鉛の結晶性及びC軸方向の厚み、且つ反応温度とに
依存する。しかし、反応時間は一般に30分〜10日、
更に一般には1時間〜7日である。原料黒鉛のフッ化ア
ルカリ金属に対する重量比は3成分系黒鉛層間化合物の
望ましいステージ数に依存するが、通常1:0.01〜
1:50である。反応条件に関して注目すべきことは、
反応系の温度が100℃よシ高い温度まで上げられた場
合、いったん加熱した反応系を冷却する過程において、
温度が100℃を下回った時点で黒鉛に重量増加が認め
られるという点である。原料黒鉛のC軸方向の厚みがI
 Mmよシ厚い場合、生成物は第1ステージ化合物であ
るよシ第2ステージもしくは第2ステージよりむしろ高
いステージ数の化合物である場合が多い。第1ステージ
化合物を得るためには、通常、厚み(C軸方向)がo、
 s 2+1111までの黒鉛材料を用いるのが好まし
い。 反応終了後、反応系の温度が室温よシ高い温度にまで上
げられていた場合、反応系の温度は室温にまで下げられ
、式CxF(MF)yで表わされる所望の3成分系黒鉛
層間化合物が得られる。 式CXF(MF)yにおいてMがLiである場合、3成
分系黒鉛層間化合物CXF(MF′)yの周期距離(I
c)は、第1ステージ、第2ステージ、第3ステージ、
第4ステージ、第5ステージ、第6ステーソ、第7ステ
ージ及び第8ステージ化合物についてそれぞれ、約9.
3〜9.5 A z約12.7〜12.9X、約16.
0〜16.2X%約19,4〜19.6 A %約22
7〜22.9 A−、約26.1〜26.3X、約29
.4〜29.6X、及び約32,8〜33.0Xである
。一般に、第1ステージ、第2ステージ、第3ステージ
、第4ステージ、第5ステージ、第6ステージ、第7ス
テージ及び第8ステージの各々についてのCxF(MF
′)yの周期距離(Ic)は、式CxF(MF)yの中
のアルカリ金属Mの種類によって少し変化する。本発明
の3成分系黒鉛層間化合物の色は一般には黒色である。 式CxF(MF)y(但し、Mはアルカリ金属を表わす
)で表わされる本発明による3成分系黒鉛層間化合物は
、全て、湿気に対して非常に安定であるため、数週間空
気中に放置したり、1晩水に浸しておいてもそのX線回
折図には殆ど変化が見られない。 式CXF(MF)yで表わされる本発明の3成分系黒鉛
層間化合物のいくつかの例について、元素分析及びX線
回折を行なった結果を第1表に示す。 6ロー ーーーーーーーーーーーー□□−−−辷一一一□−□□
□−一一一一」oo−100F−1、CO?−1 13− 元素分析の際に、3成分系黒鉛層間化合物の炭素含量は
柳本ハイスピードC)(NコーダーM丁−2(柳本製作
所製)を用いて測定された。又フッ素含量については酸
素フラスコ法によシ求められた。 Liミラ有する3成分系黒鉛層間化合物の元素分析に関
して、3成分系黒鉛層間化合物中のフッ化リチウムに帰
因するフッ素の量は、フッ化リチウムの水への溶解度が
乏しいため、酸素フラスコ法によって十分に検出できな
い。それで、Lii含有する3成分系黒鉛層間化合物の
フッ素含量は、標準フッ化リチウム試料を酸素フラスコ
法で分析してフッ素含量の測定値と理論値を比較する実
験を行なうことによって得られた補正係数を用いて求め
られる。他の3成分系黒鉛層間化合物の元素分析に関し
てはこのような補正は必要ない。アルカリ金属の分析は
原子吸光分析によって行なうことができる。 第1図、第4図及び第5図にはC44F(LiF)。、
5゜C16F(LiF)。、8. C1oF(NaF)
。、15. C3F(KF)。、。2. C2,3F(
CsF)。、。5及びC13F(LiF)。、2oのX
線回折図(cu−Ka)を示す。 これらの3成分系黒鉛層間化合物のX線による研究にお
いて、ブロードな回折線が時々観察される。 第1図、第4図及び第5図に示されるC14F(LiF
)。、5゜C16F(LiF)。、8. C4゜F(N
aF)。、15. C3F(KF)0.09 +c、、
F(csr)0.05及びCl5F(LIF)0.20
についての周期距離(Io)は、(002)回折線から
計算され、それぞれ約9.4X、約9.38X、約9.
55X、約9.45 A %約9.55X及び約9.3
2Xである。 第2図には、C14F(LiF)。、5のDTA曲線(
昇温速度20℃/分にて、空気中にて測定)を示す。第
2図においては、C14F(LiF)。、50発熱のブ
ロードなピークが50℃付近で始まり270℃付近でピ
ークに達しているのが認められる。 ESCAは、ホスト黒鉛と侵入物質の間の化学結合に関
する貴重な情報を得るための最も有用な手段の一つであ
る。第3図には第1ステージ化合物C14F(LIF)
o、5のESCAスペクトルを、(C2F)n59重量
%及び(CF)41重量%から成るフッ化黒鉛のそれと
対比して示す。(02F)n型のフッ化黒鉛については
、コンタミネーション炭素のISビークが14− 284、OeVのところに観察されるのに対し、炭素の
18ビークが289.OeVと287.OeVのところ
に2個観察される。289.OeVのところに観察され
るC18ピークはC−F結合に由来するものであシ、2
87、OeVのところに観察されるC48ピークはC−
F結合に隣接するC−C結合に由来するものである。(
CF) n型のフッ化黒鉛はC−C結合のみしか有して
いないため、ESCAスペクトルは289.OeVのと
ころにC18ビークを1個有するのみである。 第1ステージ化合物(c 14F(r−iF)。、5〕
については、284、OeVのところに強いピークが観
察され、又288.7eVのところにもピークが見られ
る。後者は、ホスト黒鉛の炭素原子に化学的に吸着し且
つ共有結合したフッ素原子が存在することを示唆するも
のである。F、8スペクトルも又、687.8eVのと
ころに比較的ブロードなピークを持つ。ESCA考察に
おいて、各原子の内殻から発する光電子の運動エネルギ
ーが測定される。固体における光電子の平均自由行程は
せいぜい数十^程度であるため、黒鉛層間化合物におい
ては僅か数層の黒鉛層が分15− 析できるにすぎない。よって、化合物の表面附近の化学
結合がESCAスペクトルにおいては強く出てくる。C
14F(LiF)。、5については、CとFの結合に相
当するピークは小さく、表面にはC−F共有結合はほと
んど存在しないことが分る。 式CxF(MF)y(但し、Mはアルカリ金属を表わす
)で表わされる3成分系黒鉛層間化合物の生成について
は、下記のことが考えられる。気体種(MF現・(F2
)n(ここでMはアルカリ金属を表わす)が次式によっ
て表わされるMFとフッ素との反応によって最初に生成
する。 mMF+nF2#(MF)rrl・(F2)n上述の気
体種は次に黒鉛に侵入する。温度上昇と共に化学的平衡
は左に移動し、気体状の錯化合物は高温において分解す
る。 上述の如く、本発明による3成分系黒鉛層間化合物を数
週間空気中に放置し、その後X線回折法による分析を行
なっても、空気中に放置しなかったものと殆ど同じX線
回折/’Pターンが得られる。 本発明による3成分系黒鉛層間化合物は、空気中に放置
するとただちに分解してしまう従来のフッ化物−黒鉛層
間化合物とは異なシ、湿気に対して安定である。 本発明による3成分系黒鉛層間化合物のa軸方向(黒鉛
層に対して平行な方向)における電導度について説明す
る。一般に当業者には、第2ステージ化合物と第3ステ
ーソ化合物との間には実質−ヒ電導度における差異はな
いこと、及び第2ステージ、第3ステーソ化合物の電導
度は他のステージの化合物のそれに比べて優れているこ
とが知られている〔ディー・ビランド、ニー・エロルト
及びエフ・フォーrル、シンセティックメタルス第3号
(1981)、第279〜288頁(D、 B111a
nd。 A、 H5rold and F、 Vogel、 5
YNTHETICMETALS 、 3(1981)2
79−288)を参照〕。熱分解黒鉛(日本カーピン社
製)、027F(LiF)。、5(第2ステージ、第4
ステージ及び第6ステージの混合ステージ化合物)、c
laF(L I F)。、5(第3ステージと第8ステ
ージの混合ステージ化合物)及び014F(LiF)。 、5(第1ステージ化合物)のa軸方向の比抵抗を、シ
ンセティックメタルス、第3巻、247頁(1981)
[SyntheticMetals、 3 、247(
1981)]に記載の非接触式電導度測定法によって測
定した。その結果を第2表に示す。 第  2  表     ・ 第2表から明らかなように、本発明にょる3成分系黒鉛
層間化合物の比抵抗は原料の熱分解黒鉛に比べて一桁低
い。本発明による3成分系黒鉛層間化合物は湿気に対し
て安定であるのみならず高い電導度を有する。本発明に
よる3成分系黒鉛層間化合物は、銅箔に包みこんだシ、
エポキシなどに含入せしめることによって電導材料とし
て用いることができる。本発明による3成分系黒鉛層間
化合物は電導材料として有用であるのみならず、各種の
有機反応における触媒としても用いることができる。 次に本発明の実施例を挙げるが、本発明の範囲は実施例
に限定されるものではない。 実施例1 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛〔20〜48メツシ
ユ(タイラー))0.30554と市販試薬特級LiF
 0.3079−をNi網で隔ててNi製反応器に入れ
、これをフッ素化装置内に置いた。そして系内を真空排
気後、230℃の一定温度でフッ素ガスを一気圧まで導
入し、反応系を7日間この温度で放置した。その後室温
まで降温し、室温で保持した。 降温時間及び室温保持時間は併せて2時間とした。 その後、装置内のフッ素ガスを窒素ガスで置換し、黒色
の黒鉛層間化合物C1sF(L iF)。、4f:得た
。このものの元素分析及びX線回折の結果を上記の第1
表に示す。 実施例2 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛〔20〜48メツシ
ー(タイラー))0.307F−と市販試薬特級LiF
 0.300 fをNi網で隔ててNi製反応器に入れ
、これをフッ素化装置内に置いた。そして系内金真空排
気後、200℃の一定温度でフッ素ガスを一気圧まで導
入し、反応系を2日間この温度で放置した。その後室温
まで降温し室温で保持した。降温時間及び室温保持時間
は併せて2時間とした。 その後、装置内のフッ素ガスを窒素ガスで置換し、黒色
の黒鉛層間化合物C14F(LiF)。、5全得た。こ
のものの元素分析及びX線回折の結果を上記の第1表に
示す。 実施例3 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛〔20〜48メツシ
ユ(タイラー))0.300g−と市販試薬特級LiF
 0.302 fをNi網で隔ててNi製反応器に入れ
、これをフッ素化装置内に置いた。そして系内金真空排
気後、190℃の一定温度でフッ素ガスe −気圧まで
導入し、反応系を63時間この温度で放置した。その後
室温まで降温し室温で保持した。 降温時間及び室温保持時間は併せて2時間とした。 その後装置内のフッ素ガスを窒素ガスで置換し、黒色の
黒鉛層間化合物C16F(LiF)。、8を得た。この
ものの元素分析及びXa回折の結果を上記の第1表に示
す。 実施例4 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛〔80メ、ッシュ以
上(タイラー)〕2、ooyと市販試薬NaF0.50
0ψをNi網で隔ててNi製反応器に入れ、これをフッ
素化装置内に置いた。そして系内金真空排気後、160
℃の一定温度でフッ素ガスを一気圧まで導入し、反応系
を68時間この温度で放置した。その後室温まで降温し
、室温で保持した。 降温時間及び室温保持時間は併せて24時間とした。そ
の後、装置内のフッ素ガスを窒素ガスで置換し、黒色の
黒鉛層間化合物C1oF(NaF)。、15ヲ得た。 このものの元素分析及びX線回折の結果を上記の第1表
に示す。 実施例5 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛〔80メツシュ以上
(タイラー)12.OOiと市販試薬KF0.5g−を
Ni網で隔ててNi製反応器に入れ、とれをフッ素化装
置内に置いた。そして系内を真空排気後、140℃の一
定温度でフッ素ガスを一気圧まで導入し、反応系を64
時間この温度で放置した。その後室温まで降温し、室温
で保持した。降温時間及び室温保持時間は併せて24時
間とした。 その後、装置内のフッ素ガスを窒素ガスで置換し、黒色
の黒鉛層間化合物08F(KF′)。、。9を得た。こ
のものの元素分析及びX線回折の結果を上記の第1表に
示す。 実施例6 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛〔80メツシュ以上
(タイラー)12.007と市販試薬C5F0.5g−
をNi網で隔ててNi製反応器に入れ、これをフッ素化
装置内に置いた。そして系内金真空排気後、140℃の
一定温度でフッ素ガスを一気圧まで導入し、反応系を4
8時間この温度で放置した。その後室温まで降温し、室
温で保持した。降温時間及び室温保持時間は併せて24
時間とした。 その後、装置内のフッ素ガスを窒素ガスで置換し、黒色
の黒鉛層間化合物C7,3F(C8F)。、。5を得た
。このものの元素分析及びX線回折の結果を上記の第1
表に示す。 実施例7 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛〔20〜48メツシ
ユ(タイラー)〕1100Tnと市販試薬LiF200
 m9を混合してNi製反応器に入れ、これをフッ素化
装置内に置いた。そして系内を真空排気後、148℃の
一定温度でフッ素ガスを一気圧まで導入し、反応系を2
4時間この温度で放置した。その後室温まで降温し、室
温で保持した。降温時間及び室温保持時間は併せて5時
間とした。その後、装置内のフッ素ガスを窒素ガスで置
換し、黒鉛層間化合物C43F(LiF)。、20を得
た。このものの元素分析及びX線回折の結果を上記の第
1表に示す。 実施例8 マダガスカル産フレーク状天然黒鉛〔80メツシュ以上
(タイラー)12.00fPと市販試薬NaFQ、5o
oji’i混合してNi製反応器に入れ、これをフッ素
化装置内に置いた。そして系内を真空排気後、160℃
の一定温度でフッ素ガスを一気圧まで導入し、反応系を
87時間この温度で放置した。その後室温まで降温し、
室温で保持した。降温時間及び室温保持時間は併せて1
92時間とした。その後、装置内のフッ素ガスを窒素ガ
スで置換し、黒鉛とフッ化ナトリウム及びフッ素との3
成分系黒鉛層間化合物を得た。との゛もののX線回折の
結果を第3表に示す。 第  3  表 2θ(0)d■ (007)   Icの9.79.1
1001 19.04.67002 28.2 3.16003  約9.4847.01.
93005 58.71.57006 ところでここに記載のES CA考察は、デュポン社製
650B電子分光計を用いて、Mg−にヶ線で行なった
ものである。DTAについては、空気中にてα−ht2
o3を対照として行なった。X線回折は日本電子(株)
社製JDX −8F型型線線折装置を用いてCu−Ka
線で行なった〇 上述の実施例より、本発明が式CXF(MF)y(但し
Mはアルカリ金属を表わす)で表わされ、優れた特性を
有する新規な黒鉛層間化合物及びその製造方法を提供す
るものであることが明らかである。 又、本発明の諸特徴及び諸利益は前述した詳細な説明に
おいて挙げられた多くの実験データより明らかである。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明による3成分系黒鉛層間化合物の例であ
る014F(LiF)。、5及びC16F(LiF)。 、8のX線回折図である。 第2図は本発明による3成分系黒鉛層間化合物の一例で
あるC14F(LiF)。、5のDTA曲線である。 第3図は本発明による3成分系黒鉛層間化合物の一例で
ある014F(LiF)。、5のESCAスペクトルを
フッ化黒鉛のそれと対比して示した図である。 第4図は本発明による3成分系黒鉛層間化合物の例であ
るC1oF(NaF)o、、s l c8F’(’KF
’)。、。、及びC9,,5F(C8F)0.05のX
線回折図である。 第5図は本発明による3成分系黒鉛層間化合物の一例で
あるC13F(LiF)。、20のX線回折図である。 特許出願人 セントラル硝子株式会社 代理人弁理士片桐光治 −7〔 回折角  、 2e (’) 手続補正書(自発) 昭和58年4月1日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和57年 特許願 第156600号2、発明の名称 黒鉛と7.2化アルカリ金属及びフッ素との3成分系黒
鉛層間化合物、及びその製造方法ならびにそれから成る
電導材料 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 別紙の通り 補 正 書(特願昭57−156600号)本願明細書
を以下の通シ訂正する。 (1)昭和58年3月17日付提出の手続補正書(自発
)の全文補正明細書の第19頁第2表中1 「(Ω・m)」を削除して、その代わりに「(Ω・、i
)j を挿入する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)式 CxF(MF)y(但し、Mはアルカリ金属
    を表わす)で表わされる黒鉛とフッ化アルカリ金属及び
    フッ素との3成分系黒鉛層間化合物。 (2)xが約5〜100でyが約Q、001〜0.80
    であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記
    載の3成分系黒鉛層間化合物。 (3)該3成分系黒鉛層間化合物が、第1ステージ化合
    物、第2ステーゾ化合物、第3ステーゾ化合物、第4ス
    テージ化合物、第5ステージ化合物、第6ステージ化合
    物、第7ステージ化合物及び第8ステージ化合物より成
    る群から選ばれた少なくとも2種よシ成る混合ステージ
    化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)
    項に記載の3成分系黒鉛層間化合物。 (4)原料黒鉛をフッ素雰囲気下において0〜250℃
    の温度で少なくとも該黒鉛に重量増加を起こさせる時間
    フッ化アルカリ金属と反応せしめることを特徴とする、
    式CXF(MF)y(但しMはアルカリ金属を表わす)
    で表わされる黒鉛とフッ化アルカリ金属及びフッ素との
    3成分系黒鉛層間化合物の製造方法。 (5)原料黒鉛とフッ化アルカリ金属の重景比が、1:
    0.01〜1:50であることを特徴とする特許請求の
    範囲第(4)項に記載の方法。 (6)温度が0〜200℃であることを特徴とする特許
    請求の範囲第(4)項に記載の方法。 (7ン  フッ素雰囲気のフッ素圧が0.5〜10at
    mであることを特徴とする特許請求の範囲第(4)項に
    記載の方法。 (8)式CxF(MF)y(但し、Mはアルカリ金属を
    表わす)で表わされる黒鉛とフッ化アルカリ金属及びフ
    ッ素との3成分系黒鉛層間化合物よシ成る電導材料。
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