JPS5949862A

JPS5949862A - 線状体塗布装置

Info

Publication number: JPS5949862A
Application number: JP16149282A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Sugiyama; 杉山　博司
Original assignee: NIPPON RANZUBAAGU KK; Ransburg Japan Ltd
Current assignee: NIPPON RANZUBAAGU KK; Carlisle Fluid Technologies Ransburg Japan KK
Priority date: 1982-09-16
Filing date: 1982-09-16
Publication date: 1984-03-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、金属線、カーボン線等のように導電性を有す
る細径の線状体の全周に塗布剤を均一に塗布しうるよう
にした線状体塗布装置に関するものである。

従来、線径が０，０５〜ｓｏｎｇ程度の細径な線状体に
微粒化された塗布剤微粒子を塗着するには、大型の塗布
ブース内に静電式寸たはエア噴霧式の噴霧機を線状体の
走行方向と直角に対向させて配置し、該線状体を所定速
度で走行させつつ塗布作業を行なうようにしていた。

しかし、このような従来技術によるものにおいては、第
１に噴霧機の塗布パターン幅に比較して線状体の線径の
方がはるかに小さいため、塗着効率が非常に悪いという
欠点があった。第２に、塗布剤微粒子が線状体に向けて
直角に飛行しない場合には、当該塗布剤微粒子は塗布ブ
ースの内壁面に向けて飛散してしまい、該塗布ブース内
を汚損するばかシでなく、無駄に塗布された塗布剤の回
収が困〃１（Ｌであると−う欠点があった。第３に、従
来技術によるものにおいては、線状体の全周に均一な塗
膜幅のものを得るには、塗布ブース内に複数台の噴霧機
を設置しなくてはならず、装置が複雑、かつ大型化して
しまう欠点があった。

本発明は、前述した従来技術による線状体塗布装置の欠
点を解消すること′ｆｆ：目的とするもので、アース電
位にある噴霧機により噴霧された塗布剤微粒子をチャン
バ内に閉じ込め、該チャンバ内に接触電極によシ前記噴
霧機に対し所定の′電位に帯１１１、した１本またけ複
数本の線状体を走行させることにより、該線状体の全周
に塗布剤を均一に塗着させることができるようにした線
状体塗布装置を提供するものである。

上記目的を達成はせるために、本発明の採用する構成は
、内部を線状体が走行するチャンバと、該チャンバ内に
塗布剤微粒子を噴霧するように該チャンバ内に臨んで設
けられた噴霧機と、前記線状体と接触することによシ該
線状体を帯電させる接触電極とを有し、該接触電極によ
シ帯電した線に塗布剤微粒子を楡看ハせるようにしたこ
とにある。

前述の構成により、噴霧機とギＨＨ状体との間に形成さ
れる静電界による静？ド吸引力によｐ、＃布剤微粒子が
線状体に無駄なく塗沼−坏せることができ、塗着効率が
著しく向上すると共に、静１１Ｘ　ＩＪ＆引力は線状体
の全周に作用するから、塗膜ハ絢状体の全周に均一とな
シ、塗布品質が向上する等の６者効果を奏する。

ここで、本発明において線状体としては、例えば銅線、
鉄線またはこれらの捩シ糾のような金属線やカーボン線
等の導電性を有する線材で、その断面形状は円形、角形
、板状等のものを含む。また、塗布剤としてはアミノア
ルキド、アクリル、エポキシ、ポリウレタン塗料等の溶
剤型塗料、非水系ティスパージョン塗料、バインリッド
系塗料、水系塗料、粉体塗料等は勿論のこと、紫外線硬
化型塗料、電子線硬化型塗料、線状体塗布用オイル等が
含まれるものである。まだ、噴霧機としては、例えば遠
心力を利用した回転霧化＠、星噴霧機、液圧を利用した
エアレス型唄霧機、霧化エアを利用したエア霧化型噴霧
機、超音波霧化を利用した超音波島！！１直霧機秀−を
言むものとして定義される。

以−Ｆ１本発明について図面に示す実施例と共に説明す
る。

図中、１（ま塗布剤が塗着嘔れる粉状体（図面でに、１
本のみを示す）を示し、該腓状体１は巻付ローラ２に巻
き付りられておυ、該巻付ローラ２から送シ出される。

巻伺ローラ２から送り出された線状体１は接触電極とし
てのブラシ３と接触せしめられる。該ブラシ３″ＶＣは
高電圧発生装置４から高１０、圧クープル５を介して高
電圧が供給されているから線状体ｊはブラシ３と接触す
ることにより当該電位と同電位に帯電せしめられる。こ
のようにして帯電せしめられた線状体１はチャン・ぐ６
内に碑かれ、孔部で塗布剤が穂布される。該チャンバ６
は金属部の導電体または合ｇ樹脂、ガラス、セラミック
等の絶縁体で形成されるもので、本実施例においては了
−ヌ電位に保持された金ス・４を使用し、その軸線は線
状体１０走行方向に延びるように配設された円筒体で形
成されておシ、内部にチャンバ室７が形成されている。

前記チャンノぐ６の上方側６ａは線状体通過口８ａを有
する蓋８によシ施蓋され、その下方側６ｂには塗布剤流
出防止壁を兼ねて、線状体通過口６Ｃが形成されると共
に、はぼ直角に折曲ってフランジ部６ｄが形成はれてけ
る。

９はチャンバ６の上方側６ａに固着して設けられた噴霧
機で、該噴霧機９がエア霧仕方式である場合には、パイ
プ１０、ポンプ１１を介して塗布剤タンク１２と、また
ニブホース１３を介してエア源１４とそれぞれ接続され
ている。そして、該噴霧機９は７一ス電位に保持されて
いる。また、噴霧機９のヘッド部９８Ｉ′ｉチャン／６
室７内に臨んで走行方向Ａに、即ち下方側６ｂに向くよ
うに斜めに設けられ、ヘッド部９ａからエア霧化された
塗布剤微粒子がチャンバ室７内に噴出される。そして、
ブラシ３によシ帯電せしめられた線状体１とチャン・ぐ
６との間（チャン・ぐ６が金属である場合）または線状
体１と噴霧機９との間（チャンバ６が絶縁体である場合
）に形成される静電、界の作用によシ、チャンバ室７内
の塗布剤微粒子は線状体１に吸引塗着される。

１だ、１５はチャンバ６の下方側６ｂにおいてフランジ
部６ｄに接続はれた排気筒全示し、該排気筒１５はチャ
ンバ６と同様の材料によって形成されている。そして、
排気筒１５の一側はフランジ部６ｄに接続されるフラン
ジ部１５ａとなり、他側は排気口１５ｂとなっており、
該排気筒１５内にはフランジ部１５ａから排気口１５ｂ
に向って塗布剤を付着させることによって該塗布剤を回
収するために塗布剤回収用邪雁板１６、塗布剤分離用フ
ィルタ１７、ファン１８がそれぞれ設けられている。−
万、排気筒１５には邪魔板１６近傍に位置して塗布剤回
収管１９が設けられ、塗布剤２０に集められ、再使用さ
れる。

芒らに、２１はチャンバ６０次段に設けられる乾燥用チ
ャンバで、該乾燥用チャンバ２１はチャンバ６で塗布剤
の塗着された線状体１を焼付け、乾燥をせるためのもの
で、その内部には乾燥源２２が設けられると共にその排
気タクト２１１１にはファン２３が設けられている。こ
こで、乾燥源２２は塗布剤が溶剤塗料等の場合にはヒー
タ等の熱源が使用され、紫外線硬化型紛糾の場合には紫
外線発生源が使用され、また電子線硬化型塗料の場合に
ｔＩｉ電子線発生源が使用される。そして、チャンバ６
の線状体通過口６ｃからの線状体１は前記乾燥用チャン
バ２１内全通過する間に乾燥され、該チャンノ々２１の
次に股りられた巻取シローラ２４によって巻取られるよ
うに構成されている。

本発明は以上のように構成されるが、線状体１はまず高
電圧が印加されたブラシ３と接触せしめられ、当該電位
に帯電した状態となる。このようにして帯電した線状体
１は線状体通過口８８を介してチャンバ室７内に導かれ
、該チャンバ室７内で線状体１が走行方向Ａに沿って進
行する間に噴霧機９によシ塗布剤が塗着される。然る後
に触状体辿過（」６Ｃから出て乾し＼用チャンバ２１内
を通過する曲にケイＩＪ剤葡乾燥させると共に焼付け、
巻Ｊｌｘｐローラ２４に巻き」１Ｖ、られる。

即ち、Ｉｎ状体ｌはブラシ３と接触することによシ（’
Ｉｔ　’屯された状態でチャンバ６内に樽がれる□−ノ
ハチャンバ６および噴）そ根９は共にアース電位にイ呆
持され１いるがら、チャンバ室７内ではチャンバ６の壁
面と線状体１との間に該線状体１に直父する方向に電気
力線が形成されることになる。

そして、噴穎杭９からは塗イ１）酌微粒子がチャンバ室
７内に向は噴霧芒れているから、このように噴霧された
塗布剤微粒子は前述の′電気力線に沿って線状体ｌに吸
引され、その表面に効率的に架着セしめられる。

一力、線状体ｌに塗着されなかった４ｊ布ハＩＪ微粒子
はファン１８によって排気筒１５の排気口１５ｂ側に吸
引される。この間、塗布剤微粒子はアースをれプこ邪魔
板１６に句着して成長落下し、塗布剤回収％、１９から
タンク２０に回収され、またフィルタ１７によってめと
余の準イ１ｉ　３−ｉ１１倣粉子が除去憾れ、清浄とな
った排気にＪ、Ｉｔ気口１５ｂから屋外的に刊出芒れる
。

法に、チャンバ６の形状についでであるか、該チャンバ
６はチャンバ室７内において、線状体１に向は上動な静
電吸引力か及ぶようにし、ておく必扱かあシ、本発明に
おいては、ブラシ３　（ｔ？ｌ印加−」る゛眼圧をプラ
ス６０　ｋＶとした場合、チャンバ６の内径ｆ　６００
　ｍｍとし、また糾・状体ｌの走行方向Ａに沿う長生方
向長さ１．ｇ）　８００　ｍｍとすることにより、ナヤ
ンパ♀７内に４３−効ｙｃ靜１１］界が形ル！さ第１１
、塗イ１１酌が無駄なく線状体ｌに休７１するから、伍
す効Ａ−は極めて良好となる。

さらに、静電１！ｌ（霧＠９のヘッド部９８全線ｖ５体
１の走行方向ＡＫ対してその下？ｔｉｒ　１１ｔ＋Ｈに
向くようしこ斜めに配置６、づることによシ、図示の如
く走行力向Ａに泊った塗布剤微粒子の流れを形成するこ
とができ、ケイｂ剤を均一に塗宥爆ぜることができる。

な秒、ｒ４１Ｊ述の実施１ン１−１においてｒＪ、チャ
ンバ６を円筒体として述べたか、角形の筒状体としても
よく、一方・　ウーヤノ・ゞ６と侠気１”Ｅ、Ｉ　１５
と’ｔ　−１イー的に形Ｊ戒してもよい。また、チャン
バ６は線状体１が上方から下方に走行するように垂直に
設けるものとして述べたが、該チャンバ６は軸線方向が
水平となるようにしてもよい。さらに、接触電極として
はブラシ３木用いるものとして述べたが、これに代えて
対向配設した接触ローラ、ばね性を有する金属片等によ
っても接触電極を形成することもできる。さらに−ｉた
、線状体１はチャンバ６の前段でブラシ３と接触させる
ようにしたが、塗膜を損傷させないかぎシ、チャンバ６
の後段で接触電極と接触させてもよい。

本発明による線状体塗布装置は以上詳細に述べた如くで
あって、チャンバ内に帯電した線状体を走行させる間に
、該線状体に塗布剤微粒子を塗着させるようにしたから
、静電吸引力の作用により塗布剤微粒子を線状体に対し
良好に塗着させることができる。凍た、塗布剤ヲ線状体
の走行方向に対して片寄って噴霧しても、チャンバ内に
は塗布剤微粒子が均一に分散されるから、線状体の塗布
膜厚さを均一なものとすることができる。さらに、チャ
ン″′内が全部ｊｔ４’巾界の影’ｒｌ＜ｆ−受けるよ
うに、ｈ≧ナヤンバの形状欠選ふことによ−）１、該チ
ャンバ内の塗布朔倣粒：ｆは外状併に良好に休翳し、従
来技術と比較し１合、イ１ｊハ１．１の回収比率な著し
く１１゛、１沁せ−ることかできる々ｊ幾多の優ハだ幻
、朱を、・２−フる。

【図面の簡単な説明】

図１ｈ本発明に保る糾払体月Ｊ　（＋ｊ”中ｆｉ＋ｉイ
ＩＪ装置＾を示す系統図でりる。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　内部を線状体が走行するチャンバと、該チャン
バ内に塗布剤微粒子を噴霧するように該チャンバ内に臨
んで設けられた噴霧機と、前記線状体と接触することに
よシ該線状体を帯電させる接触電極とを有し、該接触電
極により帯電された線状体を前記チャンバ内に走行させ
る間に該線状体に塗布剤微粒子を塗着させるようにした
線状体塗布装置。
（２）前記噴霧機を前記線状体の走行方向に向は配設し
てなる特許請求の範囲（１）項記載の線状体塗布装置。
（３）　　前記接触電極はブラシ、接触ローラまたは金
属片である特許請求の範囲（１）項記載の線状体塗布装
Ｍ、。
（４）　　前記接触電極は前記チャンバに対し、前記線
状体の走行方向前方側に配設してなる特許請求の範囲（
１）項記載の線状体塗布装置。