JPS5948925B2 - 転炉滓のフオ−ミング鎮静剤 - Google Patents

転炉滓のフオ−ミング鎮静剤

Info

Publication number
JPS5948925B2
JPS5948925B2 JP9763377A JP9763377A JPS5948925B2 JP S5948925 B2 JPS5948925 B2 JP S5948925B2 JP 9763377 A JP9763377 A JP 9763377A JP 9763377 A JP9763377 A JP 9763377A JP S5948925 B2 JPS5948925 B2 JP S5948925B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converter slag
slag
sedative
pulp
binder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9763377A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5432116A (en
Inventor
忠男 富永
英夫 荒木
正幸 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP9763377A priority Critical patent/JPS5948925B2/ja
Publication of JPS5432116A publication Critical patent/JPS5432116A/ja
Publication of JPS5948925B2 publication Critical patent/JPS5948925B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は転炉で鋼を溶製する際に鋼滓のフォーミング現
象を鎮静するための鎮静剤に関するものである。
転炉で低炭素鋼を溶製するとき、鋼滓の粘性が大きい場
合あるいは副原料等の作用により、鋼滓が著しく泡立つ
、いわゆるフォーミング現象を発生する。
このフォーミング現象が強いと炉口から噴出するので測
温、サンプリング作業が実施できず、当然炉傾動ができ
ないので製鋼時間が延長される。
そして、噴出あるいは流出した鋼滓は作業場その他を汚
す等好ましくない結果をもたらす。
上記転炉滓のフォーミング現象は薪、川砂、あるいは加
工された鎮静剤等を投入添加することにより一応鎮静で
きる。
しかし、例えば川砂であると取扱い易さに難点があり、
また薪であると供給源及び即効性に問題がある。
そして、パルプ等に軽焼したパルプ廃滓、けい砂等を加
えて成形し、これを有機結合剤で結合した鎮静剤である
と価格が高い等の問題がある等、従来の鎮静剤であると
総合的評価で満足できるものが見当らない。
本発明者等は上記フォーミング現象の鎮静剤について、
種々検討を行ない実験を行なった結果、パルプ廃滓50
〜90%、転炉滓5〜25%、ベントナイト、カオリナ
イト、セメントの単味あるいは混合物からなる結合剤5
〜25%からなる転炉滓のフォーミング鎮静剤をフォー
ミング現象発生過程の鋼滓中に投入添加すると速やかに
鎮静でき、しかも取扱いが容易であって、かつ価格が安
いという総合的評価の高い鎮静剤を開発したものである
本発明の鎮静剤は炉熱でガスを発生する物質としてパル
プ廃滓を用い、この軽量であるパルプ廃滓の重量を増加
する物質として転炉滓を用い、これら混合物を成形固化
せしめると共に、それらの重量を増加せしめる結合剤と
してベントナイト、カオリナイト、セメントの単味ある
いは混合物を用いるものである。
通常、パルプ廃滓は水分を60〜90%その他繊維質物
質、有機成分、不純物からなっており、この状態のもの
は使用できない。
従って本発明では上記高水分のパルプ廃滓を自然乾燥あ
るいは乾燥装置を用いて水分を20%以下に脱水するも
のである。
通常、パルプ廃滓は例えば10%以下というように低水
分にしてから使用することが好ましいものであるが、本
発明はパルプ廃滓に転炉滓粒子とベントナイト、カオリ
ナイト、セメントの単味あるいは混合物からなる結合剤
を添加混合するのでパルプ廃滓の脱水状況を軽減できる
ものである。
上記20%以下の水分のパルプ廃滓において繊維質分、
有機成分等は炉熱によって燃焼し、C01CO2ガスを
発生し、そして含有水はH20ガスを発生し、フォーミ
ング現象の鎮静に作用していると解せる。
そして、パルプ廃滓中の水分は、転炉滓、結合剤を配合
した混合物の可塑性発現に寄与し、成形を可能とし、結
合剤としてセメントを使用した場合はセメントの水和硬
化に作用するものである。
しかして、上記20%以下の水分のパルプ廃滓中には転
炉滓粒子を5〜25(重量)%及びベントナイト、カオ
リナイト、セメントの単味あるいは混合物からなる結合
剤5〜25(重量)%を添加混合する。
上記混合物において、水利硬化を期待できない結合剤で
あるベントナイト、カオリナイトの単味あるいは組合せ
て用いる場合であると、パルプ廃滓の水分との関係から
転炉滓及び結合剤を5〜25%の範囲内で多い目に配合
し、成形後、成形物が自重で変形しない状態の可塑性に
調節するものである。
上記成形物は自然乾燥あるいは若干の強制乾燥を行なう
と輸送に耐える固化状態となる。
また、上記混合物において、水硬反応をもたらすセメン
トを単味あるいは組合せて配合する場合であると成形後
、所定時間放置すると水和硬化するので輸送に耐える固
形物となり、好ましい態様として推奨できるものである
上記混合物の配合においてパルプ廃滓を50%未満とす
ると発生ガス量が減少する。
一方、90%を超える配合量にすると、鎮静剤として軽
量化されてしまい、また、水分が過剰となり成形固化が
むづかしい。
また、転炉滓粒子は3mm以下の粒子が適しており、こ
れらは混合物中で骨材的作用をなすと共に重量増加作用
をなすので5%以上配合する必要がある。
一方、25%を超える量を配合すると結合剤配合量との
関係からガス発生量が不足し鎮静効果が低下する。
また結合剤は上記転炉滓との組合せ効果として、パルプ
廃滓の水分を奪取するものであり、水硬性のない結合剤
であると10%以上の配合そして水硬性結合剤であると
5%以上の配合が必要となる。
一方、25%を超える量を添加すると保形性は増加する
がガス発生量が不足するので好ましくない。
上記配合割合の混合物は成形に必要な可塑性を備えてい
るので、ロール成形、押出成形、プレス成形等の成形法
にもとづいて任意の形状に成形できる。
鎮静剤の形状としては輸送工程内にベルト輸送があるた
め真円でない形状とするものである。
実施例 1 水分約17%のパルプ廃滓60%、3mm以下の粒子か
らなる転炉滓20%、セメント20%を混錬したあとロ
ール成形機を用いてタドン状に成形した後、放置して固
化せしめた。
かかるタドン状鎮静剤はコンベヤー輸送及びシュート切
出し作業にトラブルを発生することな〈実施でき、鋼滓
のフォーミング現象が発生した初期段階に投入添加した
ところ、極めて迅速に鎮静できた。
実施例 2 水分約15%のパルプ廃滓55%、3mm以下の粒子か
らなり比較的微粒の多い転炉滓25%、カオリナイト2
0%を混合したあとロール成形機を用いてタドン状に成
形した。
これを2昼夜自然乾燥した後、使用したところ、コンベ
ヤー輸送の段階で若干形がくずれるもの(粉発生)があ
ったが投入は実施でき鎮静効果は満足できるものであっ
た。
以上のように本発明の鎮静剤は産業廃棄物であるパルプ
廃滓を利用し、これに転炉滓の組成に悪影響を与えるこ
とのない転炉滓粒子を配合すると共にベントナイト、カ
オリナイト、セメント等の結合剤を用いるので、パルプ
廃滓中の水分を流用して混合物を混錬すると成形に必要
な可塑性が得られ、成形によって、投入までの輸送工程
に要求される保形強度を有している。
また、本発明の鎮静剤は相当量の水分を含んだいわゆる
生乾き状の鎮静剤であるため、この鎮静剤は炉熱で水蒸
気となり、極めて効果的にフォーミング現象を鎮静する

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 パルプ廃滓50〜90%、転炉滓5〜25%、ベン
    トナイト、カオリナイト、セメントの単味あるいは混合
    物からなる結合剤5〜25%を含有し、固形状に成形し
    てなる転炉滓のフォーミング鎮静剤。
JP9763377A 1977-08-15 1977-08-15 転炉滓のフオ−ミング鎮静剤 Expired JPS5948925B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9763377A JPS5948925B2 (ja) 1977-08-15 1977-08-15 転炉滓のフオ−ミング鎮静剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9763377A JPS5948925B2 (ja) 1977-08-15 1977-08-15 転炉滓のフオ−ミング鎮静剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5432116A JPS5432116A (en) 1979-03-09
JPS5948925B2 true JPS5948925B2 (ja) 1984-11-29

Family

ID=14197551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9763377A Expired JPS5948925B2 (ja) 1977-08-15 1977-08-15 転炉滓のフオ−ミング鎮静剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5948925B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI484589B (ja) * 2011-11-18 2015-05-11

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62141336U (ja) * 1986-02-28 1987-09-07
KR20010111208A (ko) * 2000-06-09 2001-12-17 이구택 슬로핑 방지제의 제조방법
KR101185021B1 (ko) 2010-09-03 2012-10-02 주식회사 포스코 슬래그 포트용 포밍 진정제 및 그 제조방법
CN110023517A (zh) 2017-01-23 2019-07-16 日本制铁株式会社 抑制炉渣发泡的方法以及转炉精炼方法
CN110892083A (zh) 2017-08-25 2020-03-17 日本制铁株式会社 抑制炉渣发泡的方法以及转炉精炼方法
TWI703219B (zh) 2018-04-24 2020-09-01 日商日本製鐵股份有限公司 熔銑的脫磷方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI484589B (ja) * 2011-11-18 2015-05-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5432116A (en) 1979-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES384197A1 (es) Procedimiento para la preparacion de compuestos refractarioshidrahulicos
JPS5948925B2 (ja) 転炉滓のフオ−ミング鎮静剤
US3316083A (en) Briquetting of foundry materials
US3776992A (en) Method for producing sleeves or sheets for feeder heads formed in metal casting and an apparatus therefor
JPS59227978A (ja) 固形燃料並びにその製造装置
JPS5623237A (en) Manufacture of briquette using grinding chip and turning chip
JPH04187551A (ja) 路床材および路床材の製造方法
SU1262442A1 (ru) Огнеупорна масса дл заглушек кристаллизаторов
US2220384A (en) Metallurgical flux and method of producing it
JPS608284B2 (ja) 調整加炭材用ブリケツトの製造法
JPS6230063B2 (ja)
JPS5842241B2 (ja) 転炉用スラグ鎮静剤
RU2033880C1 (ru) Смесь для изготовления литейных форм и стержней
US1477064A (en) Manufacture of cores for foundry work
JPH10506152A (ja) 結合中間物
JPS5867832A (ja) 溶解炉用原料の製造方法
SU876287A1 (ru) Экзотермическа шлакообразующа смесь в виде гранул дл разливки углеродистых и легированных сталей
SU598683A1 (ru) Брикет дл разливки стали
JPH0328490B2 (ja)
RU1786151C (ru) Способ получени брикетов из промышленных дисперсных материалов
WO2015060792A1 (en) Binder for compacting bulk materials and method of use of the binder
JPS5849482B2 (ja) 炭素材料粉末の固化法
CZ20002951A3 (cs) Briketa vhodná pro ztekucování hutnické strusky a způsob výroby brikety
JPS5819624B2 (ja) 常温硬化性不定形耐火組成物
SU471391A1 (ru) Смесь дл разливки