JPS5948159B2 - 高含水泥状物質の連続処理設備 - Google Patents

高含水泥状物質の連続処理設備

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JPS5948159B2
JPS5948159B2 JP56055014A JP5501481A JPS5948159B2 JP S5948159 B2 JPS5948159 B2 JP S5948159B2 JP 56055014 A JP56055014 A JP 56055014A JP 5501481 A JP5501481 A JP 5501481A JP S5948159 B2 JPS5948159 B2 JP S5948159B2
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えば、ヘドロ、汚泥等の高含水率の泥状
物質(以下高含水泥状物質という)の連続処理設備に関
するものである。
高含水泥状物質は、個粒子が懸濁または沈降した流動性
のある物質であり、高含水泥状物質として、河川、湖沼
、港湾等に生じた、通常「ヘドロ」と称されるものの他
に、排水等を処理した後に残る泥状のものや、製造業の
製造工程から生ずる泥状の通常「汚泥」と呼ばれるもの
などがあり、その種類は多岐にわたるが、含水率の高い
ことが共通の性質である。
このような高含水泥状物質は、含水率が高いので、この
ままの状態ではその後の処理または再利用が困難であり
、従ってこれを脱水して低い含水率にしなければならな
い。
一般に高含水物質の含水率を下げるには、まずシックナ
ーで沈降させ、ついで沈降物をフィルターを通して水分
除去し、さらに熱風によって加熱乾燥するという工程を
とらなければならない。
浄水場の沈澱汚泥をこのようにして処理している例があ
るが、汚泥トン当りについてみると非常に高価な処理費
になる。
浄水トン当りの沈澱汚泥の発生量が非常に少ないので、
このような方法を適用しても良いのである。
また、天日乾燥法も知られている。
これは乾燥に要するエネルギーを太陽熱に依存する方法
であり、貯蔵池中に泥状物質を流し込み、その表面を太
陽光に照射する。
貯蔵池中の泥状物質の乾燥は。その表面部から進み、や
がてその部分が乾燥してひび割れが生じるが、深部まで
は乾燥がなかなか進まない。
従って短時間で乾燥を終えるには、貯蔵池中の泥状物質
の層厚を薄くしなければならないが、このようにすると
、広大な貯蔵池面積を必要と゛し、実際問題としては実
現困難な場合が多く、結局天日乾燥法は、大量処理には
適していない。
上述のような方法は、含水率を下げる直接法といえるが
、この他に間接法と称すべき方法が知られている。
例えば、(1)、含水率の低い材料と混合。すること、
(2)、生石灰と混合すること、(3)、セメントと混
合すること、などの方法が収る。
いずれも地盤改良工法として知られているが、これらの
方法といえども万能でなく、特に高含水物質の場合は、
混合する物質の量を多くしないと、所期の。
目的を達成しることができないし、混合する物質の量を
多くすると処理費が増加するという問題がある。
なお、高含水物質が有機質分を多く含むときには、セメ
ントの硬化作用は見られない場合が多い。
そこでこの発明は以上のような問題を解消した高含水泥
状物質の連続処理設備を提供すべくなされたもので、 固定枠内に微粒珪酸カルシウム水和物を加圧成形してな
る成形板が取付けられ、かつ前記固定枠の上部にフード
が設けられてなる成形板ユニットを装入して、高含水泥
状物質を脱水処理するための処理槽が設けられた脱水設
備と、 前記高含水泥状物質の脱水処理により前記成形板が水分
を吸収した前記成形板ユニットの前記フードを支持して
、前記フードの下に前記成形板乾燥用の空気を導入する
ためのトンネルを形成する側壁が設置された乾燥設備と
、 前記脱水設備と前記乾燥設備とに設けられた、前記成形
板ユニットの搬入および搬出を行なうための起重機と、 前記成形板ユニットの、前記脱水設備と前記乾燥設備と
の間の搬送を行なうためのトラバーサから構成されるこ
とに特徴を有する。
以下この発明を実施例により図面を参照しながら説明す
る。
第1図は、この発明の連続処理設備を構成する成形板ユ
ニットを示す断面図である。
第1図において1は微粒珪酸カルシウム水和物を加圧成
形して得られた成形板で、成形板(P5)1は、成形板
固定枠2に、複数個所定間隔で固定されている。
隣接の成形板1の下端間には、開閉可能な扉3が必要に
応じて設けられている。
成形板1の下端には、断面逆U字状になるように隣接の
成形板1間に配置した側布4の両下端が取付けられてお
り、r布4の上端部内側には、r布4の上方から吊下げ
られた側布張設用のローラ機構5が設けられている。
固定枠2の上端には、フード6が取付けられており、フ
ード6上には、所定間隔で支柱が取付けられており、支
柱7には、回動バー8が取付けられている。
各回動バー8の一端は、一本の水平方向のバー回動用の
ワイヤ9に連結されており、ローラ機構5に一端を取付
けた、ローラ機構吊下用のワイヤ10は、フード6に開
けた貫通孔を通ってフード6上に設けた滑車11.12
にかけ回され、その他端が回動バー8の他端に取付けら
れている。
ローラ機構5は、第2図イ、田こ示す通りの構造になっ
ている。
図示されるように、支持金具13の一端にワイヤ10の
一端が取付けられており、支持金具13の他端には、ロ
ーラ14および七−ラ14の両端に配した回動金具15
.16の一端が取付けられており、1対の回動金具15
の他端間および1対の回動金具16の他端間には、それ
ぞれローラ17.1Bが取付けられている。
そして、ローラ14.17.18に側布4の上端部がか
け回されており、支持金具13と各回動金具15.16
の他端付近との間に、回動金具15.16を互いに外側
に向けて付勢するためのスプリング1飢20か取付けら
れている。
従って、第1図に示すように、ワイヤ9の両端の回動バ
ー8の操作によって(この回動バー8は、図示しない固
定手段によって所定回動位置に固定される)、ワイヤ9
が右動し、他の回動バー8が左回動してワイヤ10によ
り吊下げられたローラ機構5が所定位置まで下がった状
態になると、第2図イに示すように、スプリング1飢2
0の弾性によって回動金具15、 16が開く方向に回
動して、ローラ1乙18が側布4を成形板1の表面に押
付ける。
この結果、側布4は、そのほぼ全体が成形板1の表面に
接触する。
そして、この状態から、ワイヤ9の両端の回動バー8の
操作によってワイヤ9を左動させると、他の回動バー8
が右回動し、ワイヤ10によって吊下げられたローラ機
構5が上昇する。
その結果、両下端が成形板1の下端に固定されているr
布4がjスプリング19.20の弾性力に抗してローラ
1乙18を押して回動金具15.16を閉じる方向に回
動させると共に、それ自身成形板1の表面から離れる。
成形板1による脱水は、第1図に示すように高含水泥状
゛物質21が貯えられた処理槽22中において1行なわ
れる。
固定枠2に成形板1を取付けた成形ユニットは、あらか
じめ処理槽22中に高含水泥状物質21を貯え、その中
に浸漬してもよいし、あるいは、処理槽22中に成形板
ユニットをあらかじめセットしておき、ついで処理槽2
2中に高含水泥状:物質21を流し込んでもよい。
第1図において、Aの部分は成形板1と高含水泥状物質
21とが接触した直後の状態を示しておりr布4は成形
板1の表面に接触している。
この状態から高含泥状物質21中の水分はr布4を通っ
て成形板1中に吸取られ:始め、数時間後には第1図B
に示す状態になる。
即ち、脱水された低含水率の泥状物質21′が、r布4
を介して成形板1の表面に付着した状態になる。
次いで、フード6上のワイヤ9を動かしてローラ機構5
を吊上げると、F布4が成形板1の表面か。
ら離れて第1図Cの状態になり、脱水された低含水率の
泥状物質21′は、成形板1の表面から剥離する。
なお、第1図C′の状態は、本質的にはCの状態と同じ
であるが、成形板1の下端間に扉3が取付けられていな
い点が異なっている。
次いで、ワイヤ。9を動かしてローラ機構5を下降させ
ると、P布4は再び成形板10表面に接触し、一方泥状
物質21′は、ン戸布5の内側面から剥離し第1図D′
の状態になる。
すなわち、D′の状態は、扉3が取付けられていない状
態であり、泥状物質21′は、成形板1・の下端から排
出可能となり、固定枠2を処理槽22から引上げること
によって、泥状物惚1′は処理槽22中に残る。
一方扉3が取付けられている場合は、固定枠2の引上げ
と共に処理槽22外に取り出される。
第3図は、この発明の高含水泥状物質の連続処理設備全
体の配置を示す平面図、第4図は第3図のA−A断面図
である。
第3図に示すように、複数個の成形板1およびこれらを
固定支持する、上述した支持構造からなる成形板ユニッ
ト23を複数相互に近接して直線的に配置可能にした列
a、 b。
Cで全体が構成される。
列a、 bが成形板1の乾燥設備を構成する位置、列
すが高含水泥状物質21の脱水設備を構成する位置であ
る。
列a、およびCにおいては、それぞれその両側にトンネ
ル側壁24が設けられ、トンネル側壁24の上端にはサ
ンドシール25が設けられている。
列a、 cに配置されるべき全成形板ユニット23の
フード6の両側端をサンドシール25に載置することに
よって、全成形板ユニット23の全成形板1は、列a、
cの長さ方向と平向に配置され、そして、フード6
およびトンネル側壁24からなるトンネル26が形成さ
れる。
かくして形成されたトンネル26の一端には、空気導入
路27が接続され、他端には、空気吸引路28が接続さ
れ、空気吸引路28には吸引ファン29が接続される。
吸引ファン29が回転すると、空気導入路27から吸込
まれた空気は、トンネル26、空気吸引路28を通って
煙突30から排出される。
従って、列a、 cにおいては、トンネル26内を空
気が通過するとき、各成形板ユニット23の隣接成形板
1間を通り、各成形板1は乾燥する。
列すにおいては、成形板ユニット23は処理槽22中に
設置され、処理槽22中に流れ込まれた高含水泥状物質
21の脱水を行なう。
第3図に示されるように、31は、列a、 b、 C
の両端においてその長さ方向と直交する方向にそってそ
の上方を移動するトラバーサ、32はそのレールであり
、第4図に示されるように、33は各列においてその長
さ方向にそって移動する起重機である。
今、列すでは処理槽22中で脱水が終り、列aでは成形
板1の乾燥が終り、そして列Cでは成形板1の乾燥が継
続中である。
このような状態において、1例として、第3図中、I、
IIの位置にある成形板ユニット23の入替作業、即ち
、乾燥を終えた列aの成形板ユニット23を処理槽22
中に、高含水泥状物質中の水分を吸取ってその脱水を終
えた列すの成形板ユニット23を列aの所定位置にそれ
ぞれ設置する作業について説明する。
まず、■およびIIの位置と成形板ユニット23は、そ
れぞれ起重機33により上方に吊上げられ、第3図左側
のトラバーサ31上におろされる。
この位置をI’、II’とする。
この位置■′において、成形板ユニット23の成形板1
下端部の扉3を開けて、脱水された低含率の泥状物質2
1′を排出しその下の脱水ケーキ処理場34に落下させ
る。
なお、図示していないが、脱水ケーキ(泥状物質21′
)は、トラック、コンベアなどの適宜手段で脱水ケーキ
処理場34から搬出される。
ついでトラバーサ31を移動させて、1′の位置の泥状
物質21′排出後の水分を吸取った成形板1からなる成
形板ユニット23をII’の位置まで移す(第3図右側
のトラバーサ31の位置参照)。
ついでII’の位置の成形板ユニット23を起重機33
によってIIの位置まで運ぶ。
一方トラバーサ31上に残った成形板ユニット23(初
めIIの位置にあったもの)は、トラバーサを移動させ
て1′の位置に移し、ついで起重機33によって1の位
置に運ぶ。
かくしてI、IIの位置にあった成形板ユニット23の
入替が完了する。
以上のような作業を繰返すことによって列aとbとの全
成形板ユニット23の入替が行なわれる。
この入替が終ると、列すの処理槽22中には高含水泥状
物質21が流し込まれ脱水が開始され、列aにおいて吸
引ファン29が運転開始して成形板23の乾燥が始まる
そして、列すにおける脱水が完了した後は、列すと列C
との間で成形板ユニット23の入替が上述の要領で行な
われる。
第5図は列a、 b、 cの全成形板ユニット23
の運用のタイムテーブルを示す図である。
即ち横軸は経過時間、縦軸のa、 b、 cは、第
3図の列a。
b、 cに対応しており、○、△、X印は成形板ユニ
ット23を指す。
今1期間(例えば■)を12時間、各列の成形板ユニッ
ト23の入替に要する時間を4時間とすれば、脱水時間
は8時間、乾燥時間は20時間とることができることに
なる。
図中矢印の交差している部分が成形板ユニット23の列
間の入替期間であり、矢印は入替の方向を示している。
ついで本発明の実施例について説明する。
実施例 1 約3500ブレーンに微粉砕した高炉水砕スラグと3
N−NaOHの溶液とを、固液重量比1000 : 1
50に保ち、90℃、3時間攪拌処理してBET法で6
0m’/gの比表面積を有する珪酸カルシウム水和物の
微粒を得た。
次にこの微粉の乾燥品を100kg / cm′の圧力
で加圧し、微粒珪酸カルシウム水和物の成形板を得た。
実験用の成形板は、4 X 4 X 16cmの金型中
に上記微粒を装入してから加圧したもので、成形<PI
3)された板の寸法は1.2X4X16cmであった。
この成形板をビーカー中の水および非常に高含水率のシ
ルト中に浸漬して成形板の吸水率の変化を測定した。
その結果を第6図に示す。図中、縦軸が成形板の吸水率
(%)、横軸が経過時間(分)であり、○印が水、△印
がシルトを示す。
図示されるように、シルトと水の間には、大きな差はな
く、成形板の吸水速度は非常に速いことが明らかである
なおシルトと水とで吸水速度に差のないことはシルト中
の微粒によって成形板中の水の通路が塞がれることがほ
とんどないことを意味する。
実施例 2 実施例1で得られた吸水後の成形板を、105℃の乾燥
温度で乾燥し、さらに吸水、乾燥を繰返した。
その結果、得られた成形板の変化は見られなかった。
また、実施例1で得られたと同じ成形板を水中に長時間
浸漬放置する実験を行なったが、1年経過した時点でも
成形板の変形、破壊は見られなかった。
実施例 3 福山海成シルト(含水率200%)を用いてシルト中の
水の移動速度を測度した。
こと実験の目的は、実施例1で成形板中の水の移動速度
は十分速いことが明らかとなったので、実際の高含水泥
状物質の脱水所要時間は泥状物質内の水の移動速度によ
り律則されると考えられたからである。
実施例1と同じ成形板の4X16Cmの面上の一部にシ
ルトを置き、シルト表面が十分脱水されるまでの時間を
測定した。
測定結果を、第7図にシルト厚さと脱水所要時間との関
係を表す図によって示す。
図中縦軸は脱水所要時間(分)、横軸はシルト厚さくm
m)を2乗した値である。
図かられかるように、両者間に直線関係が得られたこと
から脱水所要時間はシルト厚さの2乗に比例することが
分った。
ちなみに、第5図のタイムテーブル中の脱水時間8時間
のシルト厚さを求めると、約5Qmmになる。
第1図のBの状態に示されるようにシルト厚さ5Qmm
ということは成形板の間隔は100mmということにな
る。
実施例 4 脱水後の泥状物質の含水率がどの程度になるのかを調べ
るため、ビーカー中に高含水泥状物質を入れ、この中に
成形板を装入して脱水後の含水率を測定した。
その結果(2例)を第1表に示す。福山海成シルトの場
合、この値になった脱水後のケーキは、手で触っても手
に付着しない。
また成形板からケーキをはがすと、ケーキは成形板表面
に残存することなくきれいに剥ぎ取ることができた。
なお、ケーキはきわめて容易に成形板表面から剥離させ
ることができた。
また高炉湿ダストは、通常行なわれているドラム式真空
フィルターでは脱水後の含水率は30%であり、本発明
の方がはるかに低い含水率が得られることが明らかであ
る。
実施例 5 実施例1の同じ成形板の吸水後の乾燥について実験を行
なった。
成形板を水中に浸漬して十分吸水させた後、一端にファ
ンを取付けたプラスチック製の中空角部の中央部に4X
16Cm面に風が平行に流れるように設置して通風条件
を変えて成形板の含水率の変化を測定した。
空気温度20℃、湿度60〜70%の条件下で風速を0
.2m /sec、3.6m/Secとした場合の乾燥
状況を第8図に示す。
図中、点線が風速0.2m/sec、実線が風速3.6
m/secを示す。
図から、恒率乾燥から減率乾燥に変わる限界含水率は約
20%であり、この値に達するまでの乾燥速度に比べて
、減率乾燥域での乾燥速度は著しく大であることがわか
る。
従って、成形板の乾燥に当っては、高含水泥状物質を脱
水した後の成形板の含水率が約80%であり、また乾燥
後人の脱水に用いるときは約20%の含水率であること
から、成形板重量の約60%が適当な脱水能力であるこ
とが分った。
成形板の含水率が80%から20%になる間の時間は、
風速3.6m/secの場合約6.4時間になっている
第5図に示したタイムテーブルの例では乾燥時間を20
時間としているので、本実施例の約3倍である。
通風による乾燥では、乾燥所要時間は成形板厚さに比例
することが知られている。
本実施例では板厚が1.20mであるから、大型装置の
場合、1.2X 3 =3.6cmの板厚で乾燥所要時
間が約20時間になる。
なお、乾燥所要時間を短縮するには、風速を大にする、
空気を若干加熱するなどの手段が有効である。
以上説明したように、この発明の連続処理設備において
は、成形板による高含水泥状物質の脱水と成形板の乾燥
とを並行して行なうので、高含水泥状物質を極めて効率
よく脱水処理できる。
また、セメントなどを高含水泥状物質に添加する地盤改
良法との併用によってその効果を一層高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の連続処理設備を構成する成形板ユニ
ットを示す断面図、第2図イ9口は第1図の成形板ユニ
ットのローラ機構の構造を示す図、第3図はこの発明の
高含水泥状物質の連続処理設備全体の配置を示す平面図
、第4図は第3図のA−A断面図、第5図は第3図の連
続処理設備における列a、 b、 cの全成形板ユ
ニットの運用のタイムテーブルを示す図、第6図は成形
板の吸水率の変化を示す図、第7図はシルト厚さと脱水
所要時間との関係を示す図、第8図は成形板の含水率の
変化を示す図である。 1・・・・・・成形板、4・・・・・・ン戸布、5・・
・・・・ローラ機構、21・・・・・・高含水泥状物質

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 固定枠内に微粒珪酸カルシウム水和物を加圧成形してな
    る成形板が取付けられ、かつ前記固定枠の上部にフード
    が設けられてなる成形板ユニットを装入して、高含水泥
    状物質を脱水処理するための処理槽が設けられた脱水設
    備と、 前記高含水泥状物質の脱水処理により前記成形板が水分
    を吸収した前記成形板ユニットの前記フードを支持して
    、前記フードの下に前記成形板乾燥用の空気を導入する
    ためのトルネルを形成する側壁が設置された乾燥設備と
    、 前記脱水設備と前記乾燥設備とに設けられた、前記成形
    板ユニットの搬入および搬出を行なうための起重機と、 前記成形板ユニットの、前記脱水設備と前記乾燥設備と
    の間の搬送を行なうためのトラバーサから構成されるこ
    とを特徴とする、高含水泥状物質の連続処理設備。
JP56055014A 1981-04-14 1981-04-14 高含水泥状物質の連続処理設備 Expired JPS5948159B2 (ja)

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