JPS5947844B2 - 低騒音電線 - Google Patents
低騒音電線Info
- Publication number
- JPS5947844B2 JPS5947844B2 JP52106925A JP10692577A JPS5947844B2 JP S5947844 B2 JPS5947844 B2 JP S5947844B2 JP 52106925 A JP52106925 A JP 52106925A JP 10692577 A JP10692577 A JP 10692577A JP S5947844 B2 JPS5947844 B2 JP S5947844B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- wire
- noise
- low
- noise electric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は風圧により発千る電線の騒音を防止した低騒音
電線に関する。
電線に関する。
第1図に示すように電線1の外周に素線2をスパイラル
伏に巻回した低騒音電線は知られている。
伏に巻回した低騒音電線は知られている。
このような低騒音電線は電線自体のギヤロツピングの防
止あるいは多導体配列の場合の風圧安定性を考慮し、s
方向およびZ方向の交互反転巻きつけが行われる場合が
多い。この場合、s方向およびZ方向の巻回方向を有す
る2種の素材を用意することが必要となり素線の製造が
面倒となる。さらに、これらの素線を電線に取付ける場
合、どこまでをs方向としどこまでをz方向にするかを
つねに念頭において取付け作業をしなければならないか
ら作業が煩雑となる。しかも風洞実験によれば、風圧特
性からみた送電線の長手方向における渦発生上の相関長
さは数10cmの節を有しており、これからするとsお
よびZ方向の巻き付け反転ピッチはこの長さよりも短い
方がよいこととなるが、それでは製造上短かすぎて製造
しにくいて、そのような短いものを取付けたのでは取付
け後の強度維持の上からも甚だ好ましくない。本発明は
上記実情にかんがみてなされたものであり、殊更にS、
Zの素線を用意せずとも自然にS、Z混合巻き付けので
きた低騒音電線を提供せんとするにある。
止あるいは多導体配列の場合の風圧安定性を考慮し、s
方向およびZ方向の交互反転巻きつけが行われる場合が
多い。この場合、s方向およびZ方向の巻回方向を有す
る2種の素材を用意することが必要となり素線の製造が
面倒となる。さらに、これらの素線を電線に取付ける場
合、どこまでをs方向としどこまでをz方向にするかを
つねに念頭において取付け作業をしなければならないか
ら作業が煩雑となる。しかも風洞実験によれば、風圧特
性からみた送電線の長手方向における渦発生上の相関長
さは数10cmの節を有しており、これからするとsお
よびZ方向の巻き付け反転ピッチはこの長さよりも短い
方がよいこととなるが、それでは製造上短かすぎて製造
しにくいて、そのような短いものを取付けたのでは取付
け後の強度維持の上からも甚だ好ましくない。本発明は
上記実情にかんがみてなされたものであり、殊更にS、
Zの素線を用意せずとも自然にS、Z混合巻き付けので
きた低騒音電線を提供せんとするにある。
以下に実施例により説明する。
第4図は本発明低騒音電線に使用する素線3の一実施例
を示す。
を示す。
素線3は図にみるように屈曲せられて頂部3a、3aと
谷部3b、3bが形成され、この屈曲は同一屈曲面(例
えば図面が相当)上において屈曲状態にある。なお、必
ずしも第4図の如く定周期屈曲にすることは要しないが
、頂部3a、3aと谷部3b、3bの端間距離をは着金
される電線の外周円の半円周の長さよりは大である必要
があり、そうでないと着金に特別の工夫が必要となつて
くる。上記の如く成形された屈曲素線3は、つづいて前
記屈曲面が円筒状となるような曲率をもつて全体が電線
の外周形状にやや等しく、好ましくは着金される電線の
外周の半径よりはやや小なる曲率半径をもつてわん曲さ
れ全体が円筒接触面を形成するようにする。
谷部3b、3bが形成され、この屈曲は同一屈曲面(例
えば図面が相当)上において屈曲状態にある。なお、必
ずしも第4図の如く定周期屈曲にすることは要しないが
、頂部3a、3aと谷部3b、3bの端間距離をは着金
される電線の外周円の半円周の長さよりは大である必要
があり、そうでないと着金に特別の工夫が必要となつて
くる。上記の如く成形された屈曲素線3は、つづいて前
記屈曲面が円筒状となるような曲率をもつて全体が電線
の外周形状にやや等しく、好ましくは着金される電線の
外周の半径よりはやや小なる曲率半径をもつてわん曲さ
れ全体が円筒接触面を形成するようにする。
第2図はこのようにして成形せられた素線3を電線1V
C着合した伏態を示す部分説明図であり、第3図は第2
図A−A′断面とその断面よりA−A′矢印方向を見た
一部断面を有する説明図である。
C着合した伏態を示す部分説明図であり、第3図は第2
図A−A′断面とその断面よりA−A′矢印方向を見た
一部断面を有する説明図である。
あたかも前記屈曲かつわん曲された素線3により電線1
を包持するようにして着合されている。頂部3a,3a
と谷部3b,3bにおいて素線はS方向からz方向ある
いはその逆へと反転せられる様子がよくわかるであろう
。S,Zの反転ピツチは素線の屈曲ピツチにより自由に
選択できるものであり、電線の径や導体の数に応じ最適
ピツチあるいは最適の頂部と谷部間距離tを選ぶことは
実験上容易になし得るところである。
を包持するようにして着合されている。頂部3a,3a
と谷部3b,3bにおいて素線はS方向からz方向ある
いはその逆へと反転せられる様子がよくわかるであろう
。S,Zの反転ピツチは素線の屈曲ピツチにより自由に
選択できるものであり、電線の径や導体の数に応じ最適
ピツチあるいは最適の頂部と谷部間距離tを選ぶことは
実験上容易になし得るところである。
上記の如く構成されている本発明に係る低騒音電線をも
つてすれば、素線は1種類のものでよく、適度の耐候性
と強度弾性を有するものであれば材質はとくに選ぶもの
ではない上、長尺物であつても短ピツチのS,Z反転が
達成せられ、単にプレフオームされたものを電線に嵌め
込むのみでよいから、スパイラ一などによる巻きつけの
従来例でみられたスパイラ一による電線表面のキズ発生
もなくなるなど、きわめて大きな改善が期待できる。
つてすれば、素線は1種類のものでよく、適度の耐候性
と強度弾性を有するものであれば材質はとくに選ぶもの
ではない上、長尺物であつても短ピツチのS,Z反転が
達成せられ、単にプレフオームされたものを電線に嵌め
込むのみでよいから、スパイラ一などによる巻きつけの
従来例でみられたスパイラ一による電線表面のキズ発生
もなくなるなど、きわめて大きな改善が期待できる。
なお、大サイズのものにあつては第5図にみられるよう
に素線3にさらに180はの位相のずれをもつてもう一
つの素線3′を電線1に着合することが可能でありより
一層の騒音防止も期待できる。第6図}ま810mJA
CSRの500m間隔平行2導体送電線における騒音防
止効果を示す風洞実験結果である。図中素材とあるは8
10〒のACSRで低騒音処理のないものであり、10
0HZのところにピークPが生じ騒音発生が認められる
。
に素線3にさらに180はの位相のずれをもつてもう一
つの素線3′を電線1に着合することが可能でありより
一層の騒音防止も期待できる。第6図}ま810mJA
CSRの500m間隔平行2導体送電線における騒音防
止効果を示す風洞実験結果である。図中素材とあるは8
10〒のACSRで低騒音処理のないものであり、10
0HZのところにピークPが生じ騒音発生が認められる
。
点線で示すスパイラル巻とは従来の第1図の構成の場合
であり本発明とあるのは第2図構成の本発明低騒音電線
の場合を示す。
であり本発明とあるのは第2図構成の本発明低騒音電線
の場合を示す。
従来例、本発明ともにピークPは消失しており低騒音化
の様子が認められるが本発明の方が騒音レベルの相対値
も全体に低くなつている様子がよくわかるであろう。以
上本発明に係る低騒音電線は、低騒音効果を層大としし
かも従来実用上の隘路となつていた点を大巾に改善でき
たものであつて、民生上に及ぼす効果は大きい。
の様子が認められるが本発明の方が騒音レベルの相対値
も全体に低くなつている様子がよくわかるであろう。以
上本発明に係る低騒音電線は、低騒音効果を層大としし
かも従来実用上の隘路となつていた点を大巾に改善でき
たものであつて、民生上に及ぼす効果は大きい。
第1図は従来の低騒音電線を示す説明図、第2図は本発
明に係る低騒音電線の実施例を示す説明図、第3図は第
2図A−A′断面図、第4図は本発明に係る低騒音電線
に使用する素線の半製品状態を示す説明図、第5図は本
発明に係る別な実施例を示す説明図、第6図は風洞実験
結果を示す線図である。 1:電線、3:素線。
明に係る低騒音電線の実施例を示す説明図、第3図は第
2図A−A′断面図、第4図は本発明に係る低騒音電線
に使用する素線の半製品状態を示す説明図、第5図は本
発明に係る別な実施例を示す説明図、第6図は風洞実験
結果を示す線図である。 1:電線、3:素線。
Claims (1)
- 1 所定の材質よりなる素線であつて、当該素線は同一
面上における屈曲により頂部と谷部が形成されてなり、
頂部と谷部の端間の距離lは電線の半円周の長さよりも
大にしてかつ前記屈曲面全体は、電線外周に適合するよ
うな曲率をもつてわん曲せしめられてなる素線を電線の
外周に着合してなる低騒音電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52106925A JPS5947844B2 (ja) | 1977-09-05 | 1977-09-05 | 低騒音電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52106925A JPS5947844B2 (ja) | 1977-09-05 | 1977-09-05 | 低騒音電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5439886A JPS5439886A (en) | 1979-03-27 |
JPS5947844B2 true JPS5947844B2 (ja) | 1984-11-21 |
Family
ID=14445981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52106925A Expired JPS5947844B2 (ja) | 1977-09-05 | 1977-09-05 | 低騒音電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5947844B2 (ja) |
-
1977
- 1977-09-05 JP JP52106925A patent/JPS5947844B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5439886A (en) | 1979-03-27 |
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