JPS5946838B2 - 航空機における緊急脱出装置付き乗降扉機構 - Google Patents

航空機における緊急脱出装置付き乗降扉機構

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JPS5946838B2
JPS5946838B2 JP90780A JP90780A JPS5946838B2 JP S5946838 B2 JPS5946838 B2 JP S5946838B2 JP 90780 A JP90780 A JP 90780A JP 90780 A JP90780 A JP 90780A JP S5946838 B2 JPS5946838 B2 JP S5946838B2
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JP
Japan
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door
lever
arm
bundle
emergency
Prior art date
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Expired
Application number
JP90780A
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English (en)
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JPS5699897A (en
Inventor
誠 右井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication of JPS5699897A publication Critical patent/JPS5699897A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、航空機における緊急脱出装置付き乗降扉機構
に関する。
小型航空機において一般に用いられるエア・ステア・ド
アの開閉機構は複雑であり、特に高空を飛行する与圧機
(こおいてはさらに複雑、強固ζこなる。
このような扉を持った航空機が飛行中、事故を起しまた
は危険な飛行に入り操縦不能(こなった場合、乗員は瞬
時に緊急脱出しなければならない。
このような状態において乗員が扉の所まで歩いて行き扉
を開放するζこは危険が伴なうが、従来の扉機構は、乗
員が扉の所まで走っていきバンドル操作ζこよって扉を
開かねばならない構造になっている。
一方、従来の扉機構では、緊急時に扉を開くにしても、
扉は開かれた後も扉ヒンジ金具または扉吊下げ索等ζこ
連結されており、宙づりとなるだけで放出されることは
ない。
したがって、扉は飛行中の空気抵抗により移動して飛行
の安定を損ない、乗員の脱出に際し危険を与える。
また、従来の扉機構は構造的に非常に複雑であり、部品
点数が多く、コストが高く重量も犬である。
以上の点に鑑み、本発明は、緊急脱出時に乗員が扉の所
へ走っていかなくても開放操作を行うことができ、開放
後は扉が完全に機体から離れて放出されるため瞬時の脱
出に便利で、しかも機械的に簡単な緊急脱出装置付き乗
降扉機構を提供しようとするものである。
以下、図面について本発明の一実施例を説明する。
第1図において、1は航空機で、その機体の側面には乗
降扉2が設けられている。
扉2は、いわゆるエア・ステア・ドアであって、その下
縁部がヒンジ3(こよって機体ζこ枢着され、そのヒン
ジを中心(こして手前側へ開放される。
本発明によれは、扉2の開放は、パイロット室にある緊
急ハンドル4を矢印A方向に引くことによって索5を介
して行なわれるようになっている。
次に、その詳細を第2図を参照して説明する。
ハンドル4は、パイロット室に設けた支持ブラケット6
の摺動案内金具7(こよって図の左右方向(こ摺動自在
に設けられている。
ハンドル4の基端(こは前述の索5が連結され、扉2へ
向って延びている。
扉2はその外周縁を囲むフレーム8に支持されるようO
こなっており、フレーム8の下端縁部には、扉2をその
下端縁部に沿って枢着する前述のヒンジ3,3が設けら
れている。
なお、11は、ヒンジ3の一方の要素を扉2に固着して
いる金具を示す。
各ヒンジ3は、図の左右方向に引抜き自在にヒンジ3の
2つの要素に挿通されたヒンジピン3aを有している。
左方のヒンジピン3aは図の右方へ、また右方のヒンジ
ピン3aは図の左方へ引くことによって引抜かれるよう
になっている。
ヒンジ3を中心として回動することによって閉鎖された
扉2を閉鎖位置に固定するために、扉ハンドル13が軸
14+こよって扉に枢着されている。
扉ハンドル13の軸14には、扉ハンドル13と一体的
に回動するように複数の腕15が固設されており、各腕
15の先端にはリンク16の一端が枢着されている。
リンク16の他端はピン17により扉2に枢着されたレ
バー18の一端に枢着されており、レバー18の他端に
は扉固定用ピン19の基部が枢着されている。
扉固定用ピン19は扉側に支持され、扉フレーム8に設
けたピン挿入孔に係脱自在ζこはめ込まれている。
レバー18の他の腕にはリンク20.21等を介して、
他の位置にある扉固定用ピン19が連結されている。
したがって、扉ハンドル13を実線位置から鎖線位置へ
図の矢印B方向に回動操作すると、腕15、リンク16
、レバー18、リンク20.21等を介して扉固定用ピ
ン19は扉フレーム8の挿入孔から引き抜か札扉2は開
放可能となり、ハンドル13を逆方向に操作すると、ピ
ン19は扉フレーム8の挿入孔に係合して扉は閉鎖位置
に固定される。
扉2の両側部下端寄りには、金具24が固定され、各金
具24(こは扉吊下げロープ25の下端が固定され、そ
の上端は、機体に固定した金具26に横方向に摺動自在
に挿通したロープ支持ピン27に掛けられている。
これらのロープ25は扉2を開放した時に、それを機体
に対し一定の位置で吊下げておくために用いられる。
機体ζこは、枢着ピン29Iこよって緊急用多アームレ
バー30が枢着され、このレバー30の第1のアームの
先端に前述の索5が取付けられている。
したがって、緊急ハンドル4を矢印A方向に引くと、索
5を介してレバー30は矢印C方向に回動する。
レバー30の第2のアームζこは圧縮ばね31が作用し
ており、これによりレバー30には時計方向の回転力が
作用している。
レバー30の第3のアームの先端にはローラ32が枢着
されている。
レバー30の第1のアームには索33.34の他端は前
記支持ピン21にそれぞれ取付けられている。
レバー30の第4のアームには索35゜36の一端が取
付けられ、その他端は前述のヒンジピン3aの内端にそ
れぞれ取付けられている。
扉2には枢着ピン38によって扉レバー39の中央部が
枢着されており、このレバー39の図における左端は二
又状に形成さ札 これ(こ前記多アームレバー30のロ
ーラ32が係合自在となっている。
一方、レバー39の右端lこはロッド40の一端が枢着
され、その他端は前述の扉ハンドル13の1つの腕15
に枢着されている。
なお、索5,33,34,35,36等としては、操縦
索またはプッシュプルケーブルが一般に用いられ、索を
案内するために適当な滑車42等が使用される。
本考案の扉機構の扉2は前述のように扉ハンドル13の
操作により従来の扉と同様に開閉することができる。
一方、緊急脱出の必要が生じた場合には、パイロットは
緊急ハンドル4を矢印A方向に手前側へ引く。
これによって、索5が矢印方向に引かれ、緊急レバー3
0が矢印C方向に回動し、索33゜34を介してロープ
支持ピン21が一挙に引き抜かれ、また索35,36を
介してヒンジピン3aも一挙に引き抜かれる。
これと同時に、レバー30の第3のアームのローラ32
がレバー39の二又部に係合し、レバー39を矢印り方
向に回動させるので、ロッド40が下方へ引かれ、腕1
5が矢印Bの方向に回動するので、リンク16,20゜
21等を介して扉固定用ピン19も一挙に引き抜かれる
したが−って、扉2は扉フレーム8による支持およびロ
ープ25?こよる拘束を失ない、完全に自由になって機
体から離れ落下する。
以上(こ述べたように、不発[J]では、パイロットが
パイロット室のバンドルを引くだけの操作で扉が瞬時O
こ完全に自由となって放出されるので、乗員の脱出に際
し邪魔になることがなく、扉が飛行の安定を損なうこと
もない。
また、本発明では、索、リンク、レバーなどの簡素で安
価な部品を用いて簡単に扉開放機構を構成することがで
き、しかも扉は、平常時は扉バンドルにより従来と同様
に開閉することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を施した航空機の一例を示す側面図、第
2図は本発明の乗降扉機構の側面図である。 2・・・・・・扉、3−−−−−−ヒンジ、3a・・・
・・・ヒンジピン、4・・・・・・緊急バンドル、5,
33,34,35,36・・・・・・索、8・・・・・
・扉フレーム、13・・・・・・扉バンドル、15・・
・・・・腕、18・・・・・・レバー、19・・・・・
・扉固定用ピン、16,20.21・・・・・・リンク
、25・・・・・・扉吊下げロープ、21・・・・・・
ロープ支持ピン、30・・・・・・緊急用多アームレバ
ー、32・・・・・・ローラ、39・・・・・・扉レバ
ー、4O−=−・・ロッド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 航空機の機体に固定した扉フレームに下端縁部でヒ
    ンジにより枢着された扉と、扉ζこ支持した扉バンドル
    と、扉フレームに設けた扉固定用ピン挿通孔に係脱自在
    に扉から出没可能に設けた扉固定用ピンと、扉バンドル
    を扉固定用ピンに連係する機構と、扉をその開放状態で
    機体から吊下げるための扉吊下げロープとを有する航空
    機における緊急脱出装置付き乗降扉機構において、前記
    ヒンジのヒンジピンを抜取り自在(こ設け、前記扉吊下
    げロープの上端を、抜取り自在に機体に支持したロープ
    支持ピンに掛け、扉バンドルと一体的に回動自在に設け
    た腕を、扉に枢着した扉レバーの一端にロンドを介して
    連結し、パイロット室に設けた緊急バンドルの操作によ
    り引かれる索の先端を、扉に隣接して機体に枢着した緊
    急用多アームレバーに取付け、このレバーのアームを前
    記ヒンジピンおよびロープ支持ピンに索を介して連係し
    、さらに緊急用多アームレバーの他のアームを、前記扉
    レバーの他端に保合自在に位置させ、緊急バンドルの操
    作(こより、扉バンドルを介して扉固定用ピンをその挿
    通孔から引抜き、さらにヒンジピンおよびロープ支持ピ
    ンを引抜きうるようにしたことを特徴とする乗降扉機構
    。 2 扉レバーの他端を二叉状ζこし、この二叉状部ζこ
    緊急用レバーのアームを係合自在とした特許請求の範囲
    第1項記載の乗降扉機構。
JP90780A 1980-01-10 1980-01-10 航空機における緊急脱出装置付き乗降扉機構 Expired JPS5946838B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP90780A JPS5946838B2 (ja) 1980-01-10 1980-01-10 航空機における緊急脱出装置付き乗降扉機構

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JP90780A JPS5946838B2 (ja) 1980-01-10 1980-01-10 航空機における緊急脱出装置付き乗降扉機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5699897A JPS5699897A (en) 1981-08-11
JPS5946838B2 true JPS5946838B2 (ja) 1984-11-15

Family

ID=11486743

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JP90780A Expired JPS5946838B2 (ja) 1980-01-10 1980-01-10 航空機における緊急脱出装置付き乗降扉機構

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5394177B2 (ja) * 2009-09-15 2014-01-22 ホンダ・パテンツ・アンド・テクノロジーズ・ノース・アメリカ・エルエルシー 航空機用ドアハンドル機構

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JPS5699897A (en) 1981-08-11

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