JPS5946797B2 - 筆記具に於ける中芯とホルダ−の固着方法 - Google Patents
筆記具に於ける中芯とホルダ−の固着方法Info
- Publication number
- JPS5946797B2 JPS5946797B2 JP52083791A JP8379177A JPS5946797B2 JP S5946797 B2 JPS5946797 B2 JP S5946797B2 JP 52083791 A JP52083791 A JP 52083791A JP 8379177 A JP8379177 A JP 8379177A JP S5946797 B2 JPS5946797 B2 JP S5946797B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- holder
- rear end
- synthetic resin
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は例えば水溶性インクを使用したボールペン等の
筆記具Iこ於て、インキ吸蔵体のインキを先端ボールに
円滑に流出させるための中芯とボールチップを先端に固
定したホルダーとを一体(こ固定するための固着方法に
関するものである。
筆記具Iこ於て、インキ吸蔵体のインキを先端ボールに
円滑に流出させるための中芯とボールチップを先端に固
定したホルダーとを一体(こ固定するための固着方法に
関するものである。
従来中芯を用いた水溶性インキボールペンは落したり強
い衝撃を受けると中芯がインキ吸蔵体の方に後退し、ホ
ルダー先端に固定したボールチップのボールとホルダー
後端より挿入した中芯先端との間隔があきすぎてインキ
切れを生ずるので、それを防止するため第7図に示すよ
うに合成樹脂製ホルダー1の後端外周を細径部1aとな
し、その上面に加熱したこて2を当接押圧して腰部を溶
融し、その溶液を中芯3の表面部lこ浸透させ冷却して
一体(こ固着するか、又は第6図(こ示す如くホルダー
4の後端面4bと中芯3とが接触している部分lこ加熱
したこで5の先端を斜方向より当接押圧して腰部を溶融
し、その溶液を中芯表面lこ浸透させ冷却して一体に固
着する固着方法が考えられたが、こて2又は5を離す時
第9図の如く糸状のバリ6を生じ、このバリ6が耐着し
たまま次工程の軸1内に圧入する自動機に於て自動供給
装置上で互のバリ6がからみ合って供給ミスが生じ易く
、又こてでホルダーを溶融する時相当時間加熱するので
溶融時及び溶融后こてに付着した合成樹脂が燃えてガス
が発生し環境の阻害にもなっており、更に相当時間加熱
しなければ溶融することができないのでその加熱の間(
こ中芯3が熱により曲りを生じ易く、その曲りが大きい
と第10図のように軸7の先端孔に中芯を挿入する除油
った中芯が先端孔の周縁部に当接して挿入し難いという
欠点があった。
い衝撃を受けると中芯がインキ吸蔵体の方に後退し、ホ
ルダー先端に固定したボールチップのボールとホルダー
後端より挿入した中芯先端との間隔があきすぎてインキ
切れを生ずるので、それを防止するため第7図に示すよ
うに合成樹脂製ホルダー1の後端外周を細径部1aとな
し、その上面に加熱したこて2を当接押圧して腰部を溶
融し、その溶液を中芯3の表面部lこ浸透させ冷却して
一体(こ固着するか、又は第6図(こ示す如くホルダー
4の後端面4bと中芯3とが接触している部分lこ加熱
したこで5の先端を斜方向より当接押圧して腰部を溶融
し、その溶液を中芯表面lこ浸透させ冷却して一体に固
着する固着方法が考えられたが、こて2又は5を離す時
第9図の如く糸状のバリ6を生じ、このバリ6が耐着し
たまま次工程の軸1内に圧入する自動機に於て自動供給
装置上で互のバリ6がからみ合って供給ミスが生じ易く
、又こてでホルダーを溶融する時相当時間加熱するので
溶融時及び溶融后こてに付着した合成樹脂が燃えてガス
が発生し環境の阻害にもなっており、更に相当時間加熱
しなければ溶融することができないのでその加熱の間(
こ中芯3が熱により曲りを生じ易く、その曲りが大きい
と第10図のように軸7の先端孔に中芯を挿入する除油
った中芯が先端孔の周縁部に当接して挿入し難いという
欠点があった。
本発明はこてのような棒状加熱部材を使用せず超音波発
振片を合成樹脂製ホルダーの後端外周面の一部に当接し
て瞬時に加熱溶融し、中芯表面のケバ立秋の多数のせん
いが中に入り込み冷却により一体化して固着する如くな
し従来の欠点を除くようにしたものである。
振片を合成樹脂製ホルダーの後端外周面の一部に当接し
て瞬時に加熱溶融し、中芯表面のケバ立秋の多数のせん
いが中に入り込み冷却により一体化して固着する如くな
し従来の欠点を除くようにしたものである。
従来超音波振動による溶着を行う場合は、第11図に示
す如く溶着すべき部材8,9は同一材質となし、溶着部
の一方は尖鋭突部8aとなし超音波振動片10を尖鋭突
部8aを有する部材8の外面に当接押圧すると、振動エ
ネルギーが尖鋭突部8a及び部材8のこれfこ当接した
部分lこ集中し、尖鋭突部8a及び部材8のこれ(こ当
接した部分は瞬時に溶融し、同一材質部材8,9が溶着
固定されるようになっている。
す如く溶着すべき部材8,9は同一材質となし、溶着部
の一方は尖鋭突部8aとなし超音波振動片10を尖鋭突
部8aを有する部材8の外面に当接押圧すると、振動エ
ネルギーが尖鋭突部8a及び部材8のこれfこ当接した
部分lこ集中し、尖鋭突部8a及び部材8のこれ(こ当
接した部分は瞬時に溶融し、同一材質部材8,9が溶着
固定されるようになっている。
本発明は第1図乃至第6図に示す如くダイ11の上lこ
せんい束よりなり、外周面lこケバ立秋の多数のせんい
12aを有する中芯12を挿入した合成樹脂ホルダー1
3の後端細径外周部13aを載置し、該細径外周部13
aの上(こ同一曲率半径を有する超音波振動片14を載
置し超音波振動を与える。
せんい束よりなり、外周面lこケバ立秋の多数のせんい
12aを有する中芯12を挿入した合成樹脂ホルダー1
3の後端細径外周部13aを載置し、該細径外周部13
aの上(こ同一曲率半径を有する超音波振動片14を載
置し超音波振動を与える。
次に一実施例を示す。
周波数 28KHz
出力 200W
発振時間 0.5〜1.5秒
溶融すべき樹脂部の厚さ Q、 8 mm〜1.0朋上
記のような超音波振動を与えると中芯12はインキが毛
細管現象により流れるせんい束からなっているので超音
波振動のエネルギーは集中せず逆に分散するので中芯1
2の表面は発熱せず溶融もしない。
記のような超音波振動を与えると中芯12はインキが毛
細管現象により流れるせんい束からなっているので超音
波振動のエネルギーは集中せず逆に分散するので中芯1
2の表面は発熱せず溶融もしない。
そして超音波振動エネルギーは超音波振動片14が接触
している合成樹脂製ホルダー13の細径外周部13aの
外周部lこ集中し該外周部は外方より次第(こ内方lこ
向って溶融し、0.8 m11〜1.0mmの厚さの細
径部は瞬時lこして溶融する。
している合成樹脂製ホルダー13の細径外周部13aの
外周部lこ集中し該外周部は外方より次第(こ内方lこ
向って溶融し、0.8 m11〜1.0mmの厚さの細
径部は瞬時lこして溶融する。
そして溶融した合成樹脂液に中芯12外周面のケバ立秋
の多数のせんい12aが入り込み冷却と共に一体化して
固着される。
の多数のせんい12aが入り込み冷却と共に一体化して
固着される。
本発明方法「こよれば中芯表面のケバ立状の多数のせん
いを、その外周のホルダーの樹脂を溶融してその中に入
り込ませ冷却して一体化し固着しているので中芯はホル
ダーと異質のものでよく、又超音波振動片は瞬時の作動
で常に冷却しているため離す時糸状のパリを生ずるCと
がなく、局部の溶融は超音波発振を行う極く短時間に行
われるため合成樹脂が燃えるfこ至らないのでガスが発
生せずその上中芯の曲りを確実「こ防止することができ
るという特徴を有するものである。
いを、その外周のホルダーの樹脂を溶融してその中に入
り込ませ冷却して一体化し固着しているので中芯はホル
ダーと異質のものでよく、又超音波振動片は瞬時の作動
で常に冷却しているため離す時糸状のパリを生ずるCと
がなく、局部の溶融は超音波発振を行う極く短時間に行
われるため合成樹脂が燃えるfこ至らないのでガスが発
生せずその上中芯の曲りを確実「こ防止することができ
るという特徴を有するものである。
第1図は本発明方法を施した水溶性インキホールペンの
一実施例要部正断面図、第2図は第1図1こ使用する中
芯の拡大正断面図、第3図、第4図は本発明方法を順次
示す作動説明図、第5図は第3図の斜視図、第6図は本
発明方法により固着された部分の斜視図、第7図、第8
図は夫々従来の固着方法を示す要部正断面図、第9図は
第7図の製品にバリが生じた状態を示す要部正断面図、
第10図は第7図の製品の中芯が曲りを生じ軸fこ挿入
し難い状態を示す正断面説明図、第11図は従来の超音
波振動(こよる固着方法を示す正面図である。 12・・・・・・中芯、12a・・・・・・中芯外周面
のケバ立状せんい、13・・・・・・ホルダー、14・
・・・・・超音波振動片。
一実施例要部正断面図、第2図は第1図1こ使用する中
芯の拡大正断面図、第3図、第4図は本発明方法を順次
示す作動説明図、第5図は第3図の斜視図、第6図は本
発明方法により固着された部分の斜視図、第7図、第8
図は夫々従来の固着方法を示す要部正断面図、第9図は
第7図の製品にバリが生じた状態を示す要部正断面図、
第10図は第7図の製品の中芯が曲りを生じ軸fこ挿入
し難い状態を示す正断面説明図、第11図は従来の超音
波振動(こよる固着方法を示す正面図である。 12・・・・・・中芯、12a・・・・・・中芯外周面
のケバ立状せんい、13・・・・・・ホルダー、14・
・・・・・超音波振動片。
Claims (1)
- 1 せんい束よりなり外周面lこケバ立状の多数のせん
いを有する中芯を中芯孔後端より挿入し、その後端を中
芯孔後端より突出させ、合成樹脂製ホルダー後端外周面
の一部に超音波発振片を当接して当接部を溶融し、溶融
した合成樹脂液をその部分のせんい束外周面に溶着する
と共にケバ立状の多数のせんいを溶融した合成樹脂液内
に入り込ませ、冷却により一体化して固着するようにし
た水溶性インキボールペンに於ける中芯とホルダーの固
着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52083791A JPS5946797B2 (ja) | 1977-07-13 | 1977-07-13 | 筆記具に於ける中芯とホルダ−の固着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52083791A JPS5946797B2 (ja) | 1977-07-13 | 1977-07-13 | 筆記具に於ける中芯とホルダ−の固着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5419827A JPS5419827A (en) | 1979-02-14 |
JPS5946797B2 true JPS5946797B2 (ja) | 1984-11-14 |
Family
ID=13812458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52083791A Expired JPS5946797B2 (ja) | 1977-07-13 | 1977-07-13 | 筆記具に於ける中芯とホルダ−の固着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5946797B2 (ja) |
-
1977
- 1977-07-13 JP JP52083791A patent/JPS5946797B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5419827A (en) | 1979-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE1929528C3 (de) | Verfahren und Vorrichtung zum Verschweissen zweier aufeinanderliegender Werkstuecke aus thermoplastischem Werkstoff | |
US3727619A (en) | Ultrasonic apparatus for hair joining | |
JPS5946797B2 (ja) | 筆記具に於ける中芯とホルダ−の固着方法 | |
US3526554A (en) | Method for producing a fillet type weld on thermoplastic material using ultrasonic energy | |
EP3248756B1 (en) | Sonotrode for the ultrasonic welding of plastic components of an electronic cigarette | |
US3321558A (en) | Ultrasonic heating method | |
JP2917446B2 (ja) | 金属の拡散接合に使用する挿入材 | |
JPS6311147A (ja) | 超音波処置装置 | |
JP2676488B2 (ja) | 首振節輪製造方法 | |
JPH0990183A (ja) | スロットロッドの加工方法 | |
JPS5834937A (ja) | 半導体チツプ実装装置 | |
JPH11129331A (ja) | 超音波接合方法 | |
JPS5854091B2 (ja) | 魔法瓶の外瓶の底部側面に排気管を融着する方法 | |
JPH056760B2 (ja) | ||
JPS6254214A (ja) | 内視鏡の操作ワイヤ | |
JPS60127196A (ja) | 筆記具用筆 | |
JPS61189886A (ja) | 光学部品固定方法 | |
JPH0322831B2 (ja) | ||
JPH0450150Y2 (ja) | ||
JP4512376B2 (ja) | 超音波毛髪接着装置における超音波ホーン | |
US2896099A (en) | Transducers used in ultrasonic equipment | |
JPS5936257Y2 (ja) | ストレ−ナ | |
JPH0217579Y2 (ja) | ||
JPH0919932A (ja) | 管体内周面に突出したビードの除去方法 | |
JPH0521042Y2 (ja) |