JPS5946412B2 - タンタル・コンデンサ−・リ−ド線用複合線材 - Google Patents

タンタル・コンデンサ−・リ−ド線用複合線材

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JPS5946412B2
JPS5946412B2 JP14611078A JP14611078A JPS5946412B2 JP S5946412 B2 JPS5946412 B2 JP S5946412B2 JP 14611078 A JP14611078 A JP 14611078A JP 14611078 A JP14611078 A JP 14611078A JP S5946412 B2 JPS5946412 B2 JP S5946412B2
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JP
Japan
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tantalum
wire
niobium
lead wire
alloy
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JP14611078A
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JPS5574127A (en
Inventor
洋一郎 武黒
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SHINKU YAKIN KK
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SHINKU YAKIN KK
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Publication date
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタンタル・コンデンサー・リード線用複合線材
に関する。
従来公知のタンタル・コンデンサーは第1図に示す如き
湿式焼結形のもの及び第2図aおよびbに示す如き固体
焼結形の二種類が製作、使用されている。
第1図図示のタンタル・コンデンサーの構造は1が陽極
リード線、2が陰極リード線、3が焼結形タンタル陽極
、4が銀ケース(陰極)、5がインシュレーター、6が
電解質からなる湿式焼結形タンタルコンデンサーである
。第2図a図示のものは固体タンタルコンデンサーであ
り、図において21は陽極リード線、22は陰極リード
線、23はタンタル、24は酸化タンタル(Ta2O3
)、25は二酸化マンガン(MnO2)、26は黒鉛、
2TはCu、Pb、Ag等の金属板であり、第2図bの
ものは固体焼結形タンタルコンデンサーであり、図にお
いて、31は陽極リード線、32は陰極リード線、33
は固体タンタルコンデンサー素子、34は金属ケース、
35は絶縁ワツシヤ、36はガラス端子、37はアイレ
ツト、38はハンダ付部を示す。
これら公知のタンタル・コンデンサーにおける陽極側リ
ード線はタンタル線材が用いられている。
このように公知のタンタル・コンデンサーにおいて、陽
極リード線としてタンタル線材を用いる理由は次のとお
りである:リード線材料が組立加工途中で焼結形タンタ
ル陽極を汚染させないようにするため、同一材質のタン
タルを用いるのである。
更にその理由を詳細に述べれば以下の如くである。タン
タル粉末の粒子表面に陽極酸化被膜を形成することによ
り整流特性を得ることができることが知られており、こ
の整流特性を利用してコンデンサーの陽極にはタンタル
粉末の焼結体が用いられているが、この焼結体はタンタ
ル粉末を加圧、成形後焼結して製造されており、タンタ
ルリード線は成形時に成形体の一端に埋め込まれている
この場合リード線として使用するタンタル線材の寸法は
、コンデンサーの容量によつて異なるが、通常直径が0
.6〜0.15扉麗の範囲内である。このようなタンタ
ル線のリード付タンタル粉末成形体を真空中で通常17
00〜2100℃の温度範囲の条件で焼結すると多孔性
の焼結体が得られる。タンタル線材は通常真空中での電
子ビーム加熱又はアーク加熱で造塊してインゴットをつ
くるか、真空中の焼結法でバー状に造塊し、その后圧延
、スエージ(転打)および伸線(条件により中間で熱処
理が必要である)などの工程を加えて、前述の直径0.
6〜0.15nのタンタル線をつくつている。タンタル
コンデンサーのリード線として要求される条件は:1)
真空加熱中の蒸発および埋め込部での融着、拡散などの
影響により、埋め込まれたタンタル焼結体を汚染し、特
性を劣下させないこと、1[)成形作業および焼結后の
組立作業で必要な機械的性質をそなえていること、11
1)タンタル・リード線は作業に支障のない程度で短く
し、おもにニツケルなどの実用材料のワイヤーに接続さ
れている。
その接続の作業性、信頼性が従来のタンタルと変らない
ような材料であること、などを満足する必要がある。
タンタルは高価であり、またタンタル原料を含有する鉱
石の埋蔵量にも限度がある。
前述のリード線として要求される条件を満たす代替材料
を見い出し、それにおきかえることが望まれていた。
本発明は上記の如き見地に基づき開発したものであり、
本発明の要旨は、金属ニオブ、ニオブ合金、金属モリブ
デン又はモリブデン合金からなる芯材を金属タンタル管
中に挿入し、圧延、スエージ及ひ伸線加工したことを特
徴とするタンタル・コンデンサー・リード線用複合線材
にある。
本発明複合線材の如く、リード線表面をタンタルで被覆
することにより従来のタンタル線材と同様にタンタル・
コンデンサーの特性上も何等支障ないことを認めた。芯
材に要求される条件は: 1)融点が焼結温度(予想される最高は2100℃)よ
り高いこと11)焼結温度で材料自身からのガス放出の
ないこと、111)真空焼結雰囲気中(2100℃,1
×10−5t0rr)で実用上蒸発が認められないこと
、1)加工、熱処理特性がタンタルと類似すること、V
)タンタルとの境界層の合金部が脆化など材料的な欠陥
を生じないこと、V1)加工時および熱処理時の両材料
面での接着、加圧により、圧接が出来ること、VIl)
ニツケル線など外部リード線との接合条件がタンタルと
類似のこと、Vlll)タンタルに比較して安価であり
、供給が容易であること、などである。
金属ニオブ、ニオブ合金、金属モリブデン又はモリブデ
ン合金等は上記1)〜VlDの技術的要求を満足し、ま
た単位重量当りの価格もタンタルより安価である上に、
密度はタンタル16.69/dに比較してニオブ8.6
9/CTillモリブデン10.49/C7itである
ので、容積当りの価格も大巾に低減される。
更にニオブ、モリブデンを含有する鉱石の埋蔵量はタン
タルに比較すると桁違いに多量であり、将来共に供給面
の心配はないことが明らかである。本発明の一例をタン
タル・ニオブ線材について詳述する。
タンタル・ニオブ複合線材のつくり方を具体的に示すと
外径20m7!L、内径16.27y!l(厚さ1.9
mm)で長さ2mのタンタル管中に直径16m7!L長
さ2mのニオブ棒をそう入し、溝ロール圧延、スエージ
、伸線の工程を加えて直径0.3mm線材に加工する。
この場合加工途中の直径2m1で焼鈍のため真空熱処理
を行つている。使用したタンタルの重量は3.62kg
、またニオブの重量は3.44kgで、タンタルのみで
製作したとするとタンタル重量は10.32kgが必要
である。
加工中の材料ロス(先づけ、圧延末端などで除外する部
分)が約2.5%(この値はタンタル線加工時と同じ割
合)を生じ、長さ790mの直径0.3m7!Lのタン
タル・ニオブ複合線材の加工が出来た。複合線材のタン
タル層の厚みは270〜310μmの範囲内であり、コ
ンデンサー製作の作業中に発生する外傷などに対しても
十分に安定な厚みであつた。
以上ニオブを芯材とした例について説明したが、ニオブ
合金を芯材とした場合もほゾ同様であり、またモリブデ
ン又はモリブデン合金を芯材とした場合も1工程につい
ての加工度を小さくすること以外はニオブの場合とほマ
同様に製作し得る。
なお、ニオブ合金の例としてはNb〜1%Zr合金、モ
リブデン合金の′1としてはTZM合金(MO−0.5
%Ti−0.1%Zr)等を用いることができる。直径
0.3m1tタンタル・ニオブ複合線はリード線として
の評価テストに合格している。
テスト・データを下記に示す。焼結(1850℃,0.
5hr保持)後のタンタル・ニオブ複合線の断面の顕微
鏡組織では両材料の接合部に巾約20μの合金層が認め
られた。
その断面のX線マイクロ・アナライザー(XMA)観察
結果からニオブ原子濃度は合金部の外側では狭い巾で減
少し、外層部にはほとんど拡散していないことが認めら
れた。(タンタル中にニオブは通常100〜500PF
1含有している。この程度のニオブ含有量はタンタルコ
ンデンサーとしての特性上支障ないことが実証されてい
る)。また、原材料費は大巾に低減される。
ニオブの価格をタンタルのそれの0.75とするとタン
タルニオブ複合線の原材料費はタンタル線の原材料費の
60%である。以上、タンタル・ニオブ覆合線材の評価
テストについて詳述したが、芯材をニオブ合金、モリブ
デン又はモリブデン合金を用いた場合もほゾ同様の評価
テストが得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知の湿式焼結形タンタル・コンデンサーの断
面図、第2図aは公知の固体タンタル・コンデンサーの
断面図と第2図bは公知の固体焼結形タンタル・コンデ
ンサーの断面図を示し、図中、1,21,31は陽極リ
ード線、2,22、32は陰極リード線、3は焼結形タ
ンタル陽極、23はタンタル、33は固体タンタルコン
デンサー素子を夫々示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属ニオブ、ニオブ合金、金属モリブデン又はモリ
    ブデン合金からなる芯材を金属タンタル管中に挿入し、
    圧延、スエージ及び伸線加工したことを特徴とするタン
    タル・コンデンサー・リード線用複合線材。
JP14611078A 1978-11-28 1978-11-28 タンタル・コンデンサ−・リ−ド線用複合線材 Expired JPS5946412B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14611078A JPS5946412B2 (ja) 1978-11-28 1978-11-28 タンタル・コンデンサ−・リ−ド線用複合線材

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JP14611078A JPS5946412B2 (ja) 1978-11-28 1978-11-28 タンタル・コンデンサ−・リ−ド線用複合線材

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Publication Number Publication Date
JPS5574127A JPS5574127A (en) 1980-06-04
JPS5946412B2 true JPS5946412B2 (ja) 1984-11-12

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ID=15400370

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JP14611078A Expired JPS5946412B2 (ja) 1978-11-28 1978-11-28 タンタル・コンデンサ−・リ−ド線用複合線材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4674009A (en) * 1985-12-23 1987-06-16 Supercon, Inc. Tantalum capacitor lead wire
EP1435102A2 (en) * 2001-08-22 2004-07-07 Showa Denko K.K. Tantalum capacitor with niobium alloy lead wire

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JPS5574127A (en) 1980-06-04

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