JPS5945615B2 - 耐アルカリ性の優れたガラス組成物 - Google Patents
耐アルカリ性の優れたガラス組成物Info
- Publication number
- JPS5945615B2 JPS5945615B2 JP6447476A JP6447476A JPS5945615B2 JP S5945615 B2 JPS5945615 B2 JP S5945615B2 JP 6447476 A JP6447476 A JP 6447476A JP 6447476 A JP6447476 A JP 6447476A JP S5945615 B2 JPS5945615 B2 JP S5945615B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkali resistance
- glass composition
- weight
- glass
- alkali
- Prior art date
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- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C4/00—Compositions for glass with special properties
- C03C4/20—Compositions for glass with special properties for chemical resistant glass
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、紡糸性の優れた高い耐アルカリ性を有するガ
ラス組成物に関するものである。
ラス組成物に関するものである。
一般に、アルカリ含有率の高い、セメントやモルタル等
を補強するためのガラス繊維としては耐アルカリ性が要
求され、現在までに種々の配合組成のガラス繊維用耐ア
ルカリ性ガラス組成物が開発されてきた。
を補強するためのガラス繊維としては耐アルカリ性が要
求され、現在までに種々の配合組成のガラス繊維用耐ア
ルカリ性ガラス組成物が開発されてきた。
本発明者等は、耐アルカリ性のガラス組成物について幾
多の検討を行なつた結果、CaO、MgO)BaO等の
アルカリ土類金属酸化物を含まないsio2−2ro2
−アルカリ金属酸化物系ガラス組成物に酸化鉄を導入す
る事により、きわめて高い耐アルカリ性が得られる事を
発見した。
多の検討を行なつた結果、CaO、MgO)BaO等の
アルカリ土類金属酸化物を含まないsio2−2ro2
−アルカリ金属酸化物系ガラス組成物に酸化鉄を導入す
る事により、きわめて高い耐アルカリ性が得られる事を
発見した。
すなわち、きわめて耐アルカリ性の優れたガラス組成物
の1つは、次の比率の範囲内に含まれる事を発見した。
含有成分 重量%SiO250〜75 Zr028〜20 アルカリ金属酸化物 14〜25 Fe2031〜6 Al203°〜4 本発明の耐アルカリ性ガラス組成物は、SiO2−2に
o2−アルカリ金属酸化物系ガラス組成物に酸化鉄を導
入する事により、きわめて高い耐アルカリ性を有せしめ
た事を特徴とするものである。
の1つは、次の比率の範囲内に含まれる事を発見した。
含有成分 重量%SiO250〜75 Zr028〜20 アルカリ金属酸化物 14〜25 Fe2031〜6 Al203°〜4 本発明の耐アルカリ性ガラス組成物は、SiO2−2に
o2−アルカリ金属酸化物系ガラス組成物に酸化鉄を導
入する事により、きわめて高い耐アルカリ性を有せしめ
た事を特徴とするものである。
本発明のガラス組成物において、Siρ2の含有量を5
0重量%より少なくすると、きわめて高い耐アルカリ性
が得られなくなり、又、75重量%より多くすると難溶
性となるのでSiO2の含有量は、50乃至75重量%
の範囲が望ましい。本発明のガラス組成物において、Z
rO2の含有量を8重量%より少なくすると、きわめて
高い耐アルカリ性が得られなくなり、又、20重量%よ
り多くすると難溶性となるのでZrO2の含有量は、8
乃至20重量%の範囲が望ましい。本発明のガラス組成
物において、アルカリ金属酸化物の含有量を14重量%
より少なくすると、難溶性となり、液相温度も高くなる
。
0重量%より少なくすると、きわめて高い耐アルカリ性
が得られなくなり、又、75重量%より多くすると難溶
性となるのでSiO2の含有量は、50乃至75重量%
の範囲が望ましい。本発明のガラス組成物において、Z
rO2の含有量を8重量%より少なくすると、きわめて
高い耐アルカリ性が得られなくなり、又、20重量%よ
り多くすると難溶性となるのでZrO2の含有量は、8
乃至20重量%の範囲が望ましい。本発明のガラス組成
物において、アルカリ金属酸化物の含有量を14重量%
より少なくすると、難溶性となり、液相温度も高くなる
。
又、25重量%より多くすると、きわめて高い耐アルカ
リ性が得られなくなるのでアルカリ金属酸化物の含有量
は14乃至25重量%の範囲が望ましい。アルカリ金属
酸化物としては、Na2O.K2O、Li2O等がある
。本発明のガラス組成物において、Fe2O3′o効果
は、ZrO2の効果と同様に耐アルカリ性を向上させる
働きがあるが、各種アルカリ水溶液中で、特にセメント
抽出液に対する劣化防止効果が顕著である。
リ性が得られなくなるのでアルカリ金属酸化物の含有量
は14乃至25重量%の範囲が望ましい。アルカリ金属
酸化物としては、Na2O.K2O、Li2O等がある
。本発明のガラス組成物において、Fe2O3′o効果
は、ZrO2の効果と同様に耐アルカリ性を向上させる
働きがあるが、各種アルカリ水溶液中で、特にセメント
抽出液に対する劣化防止効果が顕著である。
Fe2O3の含有量を1重量%より少なくすると、きわ
めて高い耐アルカリ性が得られず、又、6重量%より多
くすると耐アルカリ性に対する効果が減少し且つ着色が
強くなるので、Fe2O3の含有量は、1乃至6重量%
の範囲が望ましい。又ガラス原料中には、Al2O3が
不純物として混入する事が多い。Al2O3が多く含ま
れるとガラスは難溶性となるので、4重量%以下となる
ような原料を用いるのが望ましい。以下実施例により本
発明を説明する。
めて高い耐アルカリ性が得られず、又、6重量%より多
くすると耐アルカリ性に対する効果が減少し且つ着色が
強くなるので、Fe2O3の含有量は、1乃至6重量%
の範囲が望ましい。又ガラス原料中には、Al2O3が
不純物として混入する事が多い。Al2O3が多く含ま
れるとガラスは難溶性となるので、4重量%以下となる
ような原料を用いるのが望ましい。以下実施例により本
発明を説明する。
本実施例に示したガラス試料は、白金ルツボに前もつて
調合されたガラス原料を入れこれを1450℃の電気炉
中で3時間溶解した後、室温空冷したものである。
調合されたガラス原料を入れこれを1450℃の電気炉
中で3時間溶解した後、室温空冷したものである。
本実施例に示した耐アルカリ性の試験方法は、ポルトラ
ンドセメント1キログラムに水を3キログラム加え良く
かきまぜた後、1時間放置し、その上澄液を濾過したも
のを試験用アルカリ液(セメント抽出液、PH=13.
5)とした。
ンドセメント1キログラムに水を3キログラム加え良く
かきまぜた後、1時間放置し、その上澄液を濾過したも
のを試験用アルカリ液(セメント抽出液、PH=13.
5)とした。
この試験液100CCを80℃に加熱し、35〜60メ
ツシユのガラスパウダー試料4グラムをこの液中に18
日間浸漬し、その重量減少率をもつて耐アルカリ性を示
した。本実施例で示した溶解性の試験方法は、100c
c容量の白金ルツボ中にガラス原料20グラムを入れ、
1500℃で1時間保持した後の溶解状態を肉眼観察で
判断した。
ツシユのガラスパウダー試料4グラムをこの液中に18
日間浸漬し、その重量減少率をもつて耐アルカリ性を示
した。本実施例で示した溶解性の試験方法は、100c
c容量の白金ルツボ中にガラス原料20グラムを入れ、
1500℃で1時間保持した後の溶解状態を肉眼観察で
判断した。
○は溶解状態が非常に良好なものであり、Δは溶解状態
が比較的良好なものである。又、さらに溶解状態を把握
するために、100cr1.容量のアルミナルツボ中に
ガラス原料20yを入れ200℃/時間の昇温速度で加
熱して、1000℃以上の温度で50℃間隔で取り出し
て、X線回折法により結晶残留を示すピークが消失する
温度を調べた。
が比較的良好なものである。又、さらに溶解状態を把握
するために、100cr1.容量のアルミナルツボ中に
ガラス原料20yを入れ200℃/時間の昇温速度で加
熱して、1000℃以上の温度で50℃間隔で取り出し
て、X線回折法により結晶残留を示すピークが消失する
温度を調べた。
この温度が低い程溶解性が優れる。表より、Fe2O3
を導入した実施例のガラス試料は、比較例のE−ガラス
及びアルカリ土類金属酸化物であるCaOを含む比較例
のガラス試料番号1の試料に比し、耐アルカリ性が優れ
ている事が分かる。
を導入した実施例のガラス試料は、比較例のE−ガラス
及びアルカリ土類金属酸化物であるCaOを含む比較例
のガラス試料番号1の試料に比し、耐アルカリ性が優れ
ている事が分かる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量%でSiO_2 50〜75%、ZrO_2
8〜20%、アルカリ金属酸化物14〜25%、Fe_
2O_3 1〜6%、Al_2O_3 0〜4%より成
ることを特徴とする耐アルカリ性ガラス組成物。 2 重量%でSiO_2 55〜65%、ZrO_2
14〜20%、Na_2O 15〜23%、Fe_2O
_3 3〜5%、Al_2O_3 0〜2%より成るこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の耐アルカ
リ性ガラス組成物。 3 重量%でSiO_2 63%、Na_2O 17%
、ZrO_2 16%、Fe_2O_3 4%より成る
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記
載の耐アルカリ性ガラス組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6447476A JPS5945615B2 (ja) | 1976-06-04 | 1976-06-04 | 耐アルカリ性の優れたガラス組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6447476A JPS5945615B2 (ja) | 1976-06-04 | 1976-06-04 | 耐アルカリ性の優れたガラス組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52147611A JPS52147611A (en) | 1977-12-08 |
JPS5945615B2 true JPS5945615B2 (ja) | 1984-11-07 |
Family
ID=13259251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6447476A Expired JPS5945615B2 (ja) | 1976-06-04 | 1976-06-04 | 耐アルカリ性の優れたガラス組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5945615B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58151344A (ja) * | 1982-03-03 | 1983-09-08 | Nitto Boseki Co Ltd | 耐アルカリ性ガラス組成物 |
-
1976
- 1976-06-04 JP JP6447476A patent/JPS5945615B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52147611A (en) | 1977-12-08 |
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