JPS594517B2 - 黒鉛電極材の製造法 - Google Patents

黒鉛電極材の製造法

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JPS594517B2
JPS594517B2 JP50059372A JP5937275A JPS594517B2 JP S594517 B2 JPS594517 B2 JP S594517B2 JP 50059372 A JP50059372 A JP 50059372A JP 5937275 A JP5937275 A JP 5937275A JP S594517 B2 JPS594517 B2 JP S594517B2
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JP
Japan
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graphite
graphite electrode
electrode material
manufacturing
coal tar
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JP50059372A
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JPS51134387A (en
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幸夫 丸山
通 長沖
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Nippon Carbon Co Ltd
Original Assignee
Nippon Carbon Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は黒鉛電極材、とくに電解用黒鉛電極材の製造法
に関する。
従来、電解用陽極材として人造黒鉛電極が広く使用され
ているが、その主用途は食塩水溶液電解用である。
黒鉛電極の製造法はアーク炉用人造黒鉛電極と等しく、
コークスを原料として粉砕、ピッチ、タールを加えて捏
合、押出成形焼成及び黒鉛化後、加工する各工程から成
る。黒鉛材の気孔を少なくするために、焼成又は黒鉛化
後にピッチ、タールを浸漬させて再び黒鉛化して気孔部
を埋める方法もとられている。しかし、二酸化マンガン
製造における硫酸マンガン電解に従来の食塩電解用黒鉛
電極材を陽極として用いた場合、陽極の消耗が多く、又
析出する二酸化マンガンを剥離する工程で折損、割れ、
欠け等の損傷を受けることが多い等の欠点があつた。こ
れは最終的に黒鉛質の5 材料を陽極として用いた場合
には、酸素による酸化反応の他、硫酸による層間化合物
の生成が見られるため消耗速度が速くなり、又材料自体
も脆くなるものと考えられる。本発明の目的は、従来に
おける前記のような欠10点を解消して、消耗ゆ1歩な
く、かっ二酸化マンガン剥離工程での損傷の少ない電解
用陽極材としての黒鉛電極材を実現するにある。
前記の目的を達成するための、この発明の要旨とすると
ころは、カーボン原料の粉粒体を骨材と15し、該骨材
にバインダーを加えて混捏して成形後、焼成、黒鉛化し
て得られた黒鉛材にコールタールを含浸し、ついで60
0〜900℃に処理を行うことを特徴とする黒鉛電極材
の製造法である。
前記において、カーボン原料とは石油及び石炭20系コ
ークス、天然黒鉛、人造黒鉛、カーポンプラック、熱分
解黒鉛、炭素繊維等を指すが、主には石炭系コークスを
仮焼、粉砕した粉粒体を骨材として用いる。また粉粒体
は骨格粒(粒径0.15〜0.5關)を30〜40wt
、%を含有するよう配合25することが望ましい。それ
は30wt、%未満では黒鉛電極材の強度の向上は見ら
れるが、電解消耗はかえつて大きくなり、4Owt、%
を越えると密度及び強度が低くなるため好ましくない。
バインダーとしてはピッチ、タール、樹脂等が30用い
られるが、一般には適宜軟化点に調整したピッチを使用
すればよい。バインダー量はカーボン原料の粉粒体に対
して外割りで30〜45wt、%添加して混捏し、その
混捏物を押出又はモールド成型し、焼成し、ついで24
00〜3000℃で35黒鉛化して黒鉛材を得る。黒鉛
材には20〜25voι、%程度の気孔率を有している
ので、強度が不十分であり、故に、気孔部を耐蝕性にす
ぐれた物質で充填、被覆する必要がある。
本発明は前記に述べたように黒鉛材の気孔部にコールタ
ールを含浸した後、600〜900℃に再焼成して黒鉛
材に対して外割りで2〜7wt.%の炭素質物を充填被
覆させることにより得られた。
これにより気孔内への電解液の浸透及び層間化合物の生
成を防止させることが可能となつた。しかし、再焼成温
度が600℃未満では含浸剤の炭化が不充分で、電解液
が着色し汚染し易い。一方、900℃を越えると電解消
耗率が徐々に大きくなり、黒鉛化度が急激に発達する2
100℃以上では層間化合物の生成が顕著になる。以下
実施例により本発明の方法を説明するがこれらによつて
本発明が限定されるものではない。
実施例 1配合した石炭コークスの粉粒体{骨格流(粒
径0.15〜0.5n)を30重量e含有}に中ピツチ
を加え混捏後、押出成形により厚サ10011X幅20
0n×長サ1500鰭の寸法の成形体を得た。
この成形体を700℃まで焼成し、ついで2800℃で
黒鉛化をした。この黒鉛材にコールタールを減圧、加圧
法により含浸し、更にこの含浸品を700℃まで加熱し
て再焼成し、気孔部に炭素質物を充填、被覆した黒鉛電
極材を得た。
得られた黒鉛電極材より厚サ1011×幅7011Lm
X長サ1701Sの試料を5枚加工し、下記電解条件に
より陽極として用いて電解消耗試験を行つた。
電解条件(イ)電解液組成 R2SO4:49y/1
MnS04:50f/1190℃ 0.8〜1.2A/Dm2 lOOOAHr(但し250 AHr毎に析出) 黒鉛電極 (ロ)電解液温度 (ハ)通電密度 (ニ)通電量 (ホ)陰 極 比較例 1 実施例1におけるコールタール含浸前の黒鉛材を用いて
試料を作成した。
比較例 2 実施例1におけるコールタール含浸品を2600℃まで
加熱処理して得た黒鉛化品より試料を作成した。
比較例 3 実施例1におけるコールタール含浸品を500℃まで加
熱した後、これより試料を作成した。
比較例 4実施例1におけるコールタール含浸品を11
00℃まで加熱して焼成後、これより試料を作成した。
比較例1〜4にて作成した試料を用いて、以下実施例1
と同一条件で電解消耗試験を行つた。実施例1および比
較例1〜4の材料特性および実験結果は第1表に示した
。実施例 2 骨格粒(粒径0.15〜0.5m0を35wt.%含有
する石炭コークスの粉粒体を用い、実施例1と同一条件
にて黒鉛材を得、更にコールタール含浸後、700℃に
再焼成して気孔部を炭素質物を充填、被覆された黒鉛電
極材を得た。
これより試料を作成し、実施例1と同一条件で電解消耗
試験を行つた。材料特性及び試験結果は第2表に示した
。比較例 5〜7実施例2において骨格粒(0.15〜
0.510を0wt.%、10wt0%、20wt.%
の割合で配合した粉粒体を用い、以下それぞれにつき実
施例1と同様にして黒鉛材を得、更にコールタール含浸
後、700℃に再焼成して黒鉛電極材を得た。
これらから試料を作成し、各々電解消耗試験を行つた結
果は第2表に示すとおりであつた。骨格粒の配合比を少
なくすると強度の向上はあるが、逆に、耐消耗性に劣つ
ていることが分る。上記結果より本発明品は耐消耗性に
すぐれていることが分つた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カーボン原料の粉粒体を骨材とし、該骨材にバイン
    ダーを加えて混捏して成形後、焼成、黒鉛化して得られ
    た黒鉛材にコールタールを含浸し、ついで600〜90
    0℃に再焼成する処理を行うことを特徴とする黒鉛電極
    材の製造法。
JP50059372A 1975-05-19 1975-05-19 黒鉛電極材の製造法 Expired JPS594517B2 (ja)

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JP50059372A JPS594517B2 (ja) 1975-05-19 1975-05-19 黒鉛電極材の製造法

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JPS51134387A JPS51134387A (en) 1976-11-20
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JPS58167415A (ja) * 1982-03-30 1983-10-03 Tokyo Yogyo Co Ltd 黒鉛質電極の製造方法
JPH08617B2 (ja) * 1991-01-12 1996-01-10 好高 青山 部品供給装置
CN110330336A (zh) * 2019-07-05 2019-10-15 鞍山炭素有限公司 金属锂钠生产用石墨阳极的制作方法

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JPS51134387A (en) 1976-11-20

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