JPS5944965B2 - 樹脂組成物の押出成形法 - Google Patents
樹脂組成物の押出成形法Info
- Publication number
- JPS5944965B2 JPS5944965B2 JP54171898A JP17189879A JPS5944965B2 JP S5944965 B2 JPS5944965 B2 JP S5944965B2 JP 54171898 A JP54171898 A JP 54171898A JP 17189879 A JP17189879 A JP 17189879A JP S5944965 B2 JPS5944965 B2 JP S5944965B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- resin composition
- sheet
- molding method
- extrusion molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は押出方式により製造する不飽和ポリエステル
樹脂シートの改良された製法に関する。
樹脂シートの改良された製法に関する。
。不飽和ポリエステル樹脂組成物をＴ−ダイなどを用
いてシート状に押出成形する方法は知られている。押出
されたシート伏の賦形物は、加熱または光照射によシ硬
化させ絶縁板などとして用いる。ところで、不飽和ポリ
エステル樹脂組成物は、粘着性を有する塑性状態で押出
されるのは常識である。が、押出されたシートは、従来
の方法そのまゝであれば必ずしも良質であるとは言えな
かつた。その良質でない状態ならびにその原因について
は種々の事情があるが、中でもダイスカムの付着が重大
な欠点であると指摘できる。ダイスカムとは、押出を連
続して行なつているうちに、ダイ出口の開口周縁（ダイ
リップ）にあたかも目ヤニの如くガスが留わ、付着する
が、これを言うのである。
いてシート状に押出成形する方法は知られている。押出
されたシート伏の賦形物は、加熱または光照射によシ硬
化させ絶縁板などとして用いる。ところで、不飽和ポリ
エステル樹脂組成物は、粘着性を有する塑性状態で押出
されるのは常識である。が、押出されたシートは、従来
の方法そのまゝであれば必ずしも良質であるとは言えな
かつた。その良質でない状態ならびにその原因について
は種々の事情があるが、中でもダイスカムの付着が重大
な欠点であると指摘できる。ダイスカムとは、押出を連
続して行なつているうちに、ダイ出口の開口周縁（ダイ
リップ）にあたかも目ヤニの如くガスが留わ、付着する
が、これを言うのである。
そしてこれが逐次成長し遂には押出されたシート面上に
落下付着して線状突起を形成したまゝ製品化される。す
ると、高度な平滑性を要求される樹脂板に関しては不良
製品となる。本発明は前記のようなダイスカムの発生し
ない押出方法を提供するものである。
落下付着して線状突起を形成したまゝ製品化される。す
ると、高度な平滑性を要求される樹脂板に関しては不良
製品となる。本発明は前記のようなダイスカムの発生し
ない押出方法を提供するものである。
以下本発明を詳しく説明する。本発明において用いられ
る不飽和ポリエステル樹脂組成物は、不飽和ポリエステ
ル樹脂と架標剤、重合開始剤、無機充填剤、有機充填材
、補強材、必要に応じて加える顔料、滑剤などを適当な
割合で混合して得られるものである。
る不飽和ポリエステル樹脂組成物は、不飽和ポリエステ
ル樹脂と架標剤、重合開始剤、無機充填剤、有機充填材
、補強材、必要に応じて加える顔料、滑剤などを適当な
割合で混合して得られるものである。
そして、この組成物は従来の組成物と何ら変るところは
ない。しかも組成について限定する趣旨ではない。組成
物の形態は粉末状でも、ペレット状でもよい。場合によ
つては粘度状であつてもよい。押出機についても限定す
るものではない。
ない。しかも組成について限定する趣旨ではない。組成
物の形態は粉末状でも、ペレット状でもよい。場合によ
つては粘度状であつてもよい。押出機についても限定す
るものではない。
要は押出物をシート状に賦形するためのマニホールド型
ダイを有する押出装置を用いる。本発明を説明するため
の便宜としてマニホールドダイを用いる押出機を模式的
に示すと第１図のようである。この図で１はバレル、２
はスクリュー、３はマニホールド型ダイ、４はマニホー
ルド、５はヒータ、６はダイリップ、Ｔは押出されて賦
形されたシート、８はシート保持ローラである。ダイス
カム９はダイリップ６の上下に生成する。そしてシート
Ｔの上に落ちて運ばれる。シートＴは大抵は、押出され
てもなお粘着性が失われていないから、ダイスカム９を
掃き落そうとしても、うまく行かない。また例え落ちた
にせよ製造性は悪くなる。ダイスカム９がローラ８で押
圧されると、なお除去しにく＼なる。結果として、第２
図に示すように、シート７の上に、一定の間隔でダイス
カム９が波状に載つて移送させられる。本発明において
は、か＼る場合において、ダイリツプのゼロ剪断粘度囚
と、マニホールド入口のゼロ剪断粘剃（自）と、スクリ
ユ一先端のゼロ剪断粘度Ｃ）との関係を一定に保つこと
によりダイスカムの発生を少なくしようとしたものであ
る。
ダイを有する押出装置を用いる。本発明を説明するため
の便宜としてマニホールドダイを用いる押出機を模式的
に示すと第１図のようである。この図で１はバレル、２
はスクリュー、３はマニホールド型ダイ、４はマニホー
ルド、５はヒータ、６はダイリップ、Ｔは押出されて賦
形されたシート、８はシート保持ローラである。ダイス
カム９はダイリップ６の上下に生成する。そしてシート
Ｔの上に落ちて運ばれる。シートＴは大抵は、押出され
てもなお粘着性が失われていないから、ダイスカム９を
掃き落そうとしても、うまく行かない。また例え落ちた
にせよ製造性は悪くなる。ダイスカム９がローラ８で押
圧されると、なお除去しにく＼なる。結果として、第２
図に示すように、シート７の上に、一定の間隔でダイス
カム９が波状に載つて移送させられる。本発明において
は、か＼る場合において、ダイリツプのゼロ剪断粘度囚
と、マニホールド入口のゼロ剪断粘剃（自）と、スクリ
ユ一先端のゼロ剪断粘度Ｃ）との関係を一定に保つこと
によりダイスカムの発生を少なくしようとしたものであ
る。
すなわち、それぞれの粘度をセンチボイズ（Ｃｐ）で表
わすと、（Ａ）／（Ｂ）＝０．４〜０．７ （Ｂ）ＡＣ）＝０．４〜０．７ であり１かつ （４）＝１００，０００〜５００，０００であるような
状態で押出を行なうことによシダイスカムの発生を改善
することができたのである。
わすと、（Ａ）／（Ｂ）＝０．４〜０．７ （Ｂ）ＡＣ）＝０．４〜０．７ であり１かつ （４）＝１００，０００〜５００，０００であるような
状態で押出を行なうことによシダイスカムの発生を改善
することができたのである。
実際上は各部の温度を調節することにより、粘度を調節
することができる。以下実施例を述べる。
することができる。以下実施例を述べる。
実施例
イソフタル酸、フマル酸、エチレングリコールから成る
常法により合成された分子量３７００、軟化温度１０５
℃の不飽和ポリエステル樹脂１００重量部（以下部）と
ジアリルフタレート２０部、ジクミルバーオキサイド１
．５部、水和アルミナ２５０部、ガラス短繊維（３ｍ０
４０部を二ーダ一で混練し、造粒機を通して直径３ｍ１
１Ｌ、長さ５１１以下のペレツトを昨成した。
常法により合成された分子量３７００、軟化温度１０５
℃の不飽和ポリエステル樹脂１００重量部（以下部）と
ジアリルフタレート２０部、ジクミルバーオキサイド１
．５部、水和アルミナ２５０部、ガラス短繊維（３ｍ０
４０部を二ーダ一で混練し、造粒機を通して直径３ｍ１
１Ｌ、長さ５１１以下のペレツトを昨成した。
次に原さ１．５１１，幅３００ｍｎに設定されたマニホ
ールド研ダイを取付けた２軸押出機（池貝鉄工製ＰＣＭ
３Ｏ）により、上記材料を種々の条件で押し出しシート
を得た。その時のシート状に落下するダイスカムの間か
くを測定した。その結果を次表に示す。
ールド研ダイを取付けた２軸押出機（池貝鉄工製ＰＣＭ
３Ｏ）により、上記材料を種々の条件で押し出しシート
を得た。その時のシート状に落下するダイスカムの間か
くを測定した。その結果を次表に示す。
第１図は本発明の実施状態を示す装置および製品の要部
断面図、第２図は第１図に対応する要部の上面図である
。 １・・・・・・バレル、２・・・・・・スクリユ一、３
・・・・・・マニホールド型ダイ、４・・・・・・マニ
ホールド、５・・・・・・ヒータ、６・・・・・・ダイ
リツプ、７・・・・・・シート、８・・・・・・シート
保持カーラ、９・・・・・・ダイスカム。
断面図、第２図は第１図に対応する要部の上面図である
。 １・・・・・・バレル、２・・・・・・スクリユ一、３
・・・・・・マニホールド型ダイ、４・・・・・・マニ
ホールド、５・・・・・・ヒータ、６・・・・・・ダイ
リツプ、７・・・・・・シート、８・・・・・・シート
保持カーラ、９・・・・・・ダイスカム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ マニホールド型ダイを有するシート押出機により、
不飽和ポリエステル樹脂組成物をシート状に押出す場合
において、ダイリップのゼロ剪断粘度（Ａ）ｃｐとマニ
ホールド入口のゼロ剪断粘度（Ｂ）ｃｐとスクリュー先
端のゼロ剪断粘度（Ｃ）ｃｐとの関係を、（Ａ）／（Ｂ
）＝０．４〜０．７（Ｂ）／（Ｃ）＝０．４〜０．７ （Ａ）＝１００，０００〜５００，０００に保ちながら
押出すことを特徴とする不飽和ポリエステル樹脂組成物
の押出成形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54171898A JPS5944965B2 (ja) | 1979-12-28 | 1979-12-28 | 樹脂組成物の押出成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54171898A JPS5944965B2 (ja) | 1979-12-28 | 1979-12-28 | 樹脂組成物の押出成形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5693518A JPS5693518A (en) | 1981-07-29 |
| JPS5944965B2 true JPS5944965B2 (ja) | 1984-11-02 |
Family
ID=15931847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54171898A Expired JPS5944965B2 (ja) | 1979-12-28 | 1979-12-28 | 樹脂組成物の押出成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5944965B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007301821A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-11-22 | Fujifilm Corp | 熱可塑性樹脂フィルム及びその製造方法 |
| JP2012045944A (ja) * | 2011-11-01 | 2012-03-08 | Fujifilm Corp | 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007038655A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-02-15 | Sekisui Chem Co Ltd | フラットダイ、並びに、積層樹脂フィルム又はシートの製造方法 |
| JP4782558B2 (ja) * | 2005-12-14 | 2011-09-28 | 富士フイルム株式会社 | 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 |
| JP4851286B2 (ja) * | 2006-09-26 | 2012-01-11 | 富士フイルム株式会社 | セルロースアシレートフィルム及びその製造方法 |
-
1979
- 1979-12-28 JP JP54171898A patent/JPS5944965B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007301821A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-11-22 | Fujifilm Corp | 熱可塑性樹脂フィルム及びその製造方法 |
| JP2012045944A (ja) * | 2011-11-01 | 2012-03-08 | Fujifilm Corp | 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5693518A (en) | 1981-07-29 |
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