JPS5944399B2 - 黄銅めっきしたロングサイズ物品を製造する方法および装置 - Google Patents

黄銅めっきしたロングサイズ物品を製造する方法および装置

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JPS5944399B2
JPS5944399B2 JP55502276A JP50227680A JPS5944399B2 JP S5944399 B2 JPS5944399 B2 JP S5944399B2 JP 55502276 A JP55502276 A JP 55502276A JP 50227680 A JP50227680 A JP 50227680A JP S5944399 B2 JPS5944399 B2 JP S5944399B2
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MAGUNITOGORUSUKII KARIBUROBOCHINII ZABODO
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MAGUNITOGORUSUKII KARIBUROBOCHINII ZABODO
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
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    • C25D7/00Electroplating characterised by the article coated
    • C25D7/06Wires; Strips; Foils
    • C25D7/0607Wires
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/34Pretreatment of metallic surfaces to be electroplated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は金属を熱電気めつきする方法および装置に関し
、さらに詳しくは黄銅めつきしたロングサイズ物品を製
造する方法および装置に関する。
発明の背景ロングサイズ物品を黄銅めつきする現在の方
法としては、前もつて熱処理した物品をめつきするため
に錯塩、王としてシアン化物および電解水溶液を使用す
る電解黄銅めつき方法、あるいは水溶液から電解銅めつ
きおよび亜鉛めつきを別々に行ない、次に熱拡散処゛犀
および焼戻しを行なう方法が利用されている。
゛しかしながら、これら黄銅めつき方法は操作段階が
かなり多く、また特定の装置は生産性が低く、且つ王に
マツフル炉での熱交換が不充分なために、めつき方法の
強化ができない。
広い温度範囲内で熱処理工程を行なおうとすることは、
マツフル炉を横切つて温度降下が起り、これにより製造
物品の性質の均一性に悪影響をもたらすのでできない。
さらに、炉の管(stack)に局部的な燃焼貫通(b
urning−through)がしばしば生じ、ガス
組成が変化し、あるいはガスが全くの不在となり、従つ
て黄銅めつきした物品の王な特性の1つであ 、るゴム
に対する接着性に悪影響を与える。この技術分野におい
て黄銅めつきしたロングサイズ物品を製造する公知の方
法は、素材の表面を脱脂およびエッチングし、その表面
を銅層で被覆し、素材表面を電解亜鉛めつきし、さらに
素材を ・熱拡散処理および焼戻しを行ない、次に物品
を仕上げることから成つている(ソ連発明者証明証15
0727号、国際分類C23D5152、ブレテイン・
オブ・デイスカバリーズ・インベンシヨンズ・インダス
トリアル・デザインズ・アンド・トレードマークス(B
ulletinofDiscoveries)Inve
ntions7、IndustrialDesigns
andTrademarks)において公告、第19号
、1962年、52頁参照)。
この方法において、素材の脱脂およびエッチングはアル
カリおよび酸の溶液中において電流を印加することによ
り連続的に行なわれる。素材の表面への銅および亜鉛層
のめつきは、水溶液から電気分解により得られ、一方、
素材の熱拡散処理および焼戻しは、空気媒体中における
対流熱交換の加熱により行なわれる。
しかしながら、先行技術の方法は、アルカリおよび酸の
溶液を使用するために物品の洗浄および古液の中和に多
量の水を必要とする。
一この場合、古液、特に殆んど再生できない銅の錯化合
物を含む液は水域を汚染する。先行技術の方法の場合、
黄銅めつきしたロングサイズ物品の表面が熱処理中に酸
化されるので、例えばゴムに対する接着性を高めるため
に、酸溶液中で物品の表面をさらにエッチングすること
が要求され、このことは非鉄金属を無益に消費させるこ
とになる。
さらに、上述した従来の方法によつて黄銅めつきしたロ
ングサイズ物品を製造する場合、物品の曲げのために塑
性変形を避けることができず、このことはその後物品に
対して矯正処理を必要とし、このため物品の品質特性、
特にゴムに対する接着性が損われる。
上述した方法によつて黄銅めつきしたロングサイズ物品
を製造する装置は、この技術分野において公知であり、
この装置は、素材の移動方向に沿つて配置されている次
のものから成つている。
即ち、素材表面の脱脂およびエッチング用装置と、素材
表面の銅めつき用溶液の浴槽と、陽極が設けられている
電気分解用溶液の浴槽を備えている素材を亜鉛層で電解
めつきする装置と、素材を加熱する装置と、素材の熱拡
散処理および焼戻し用装置と、並びに素材の矯正用装置
から成つている。この製造装置において、脱脂およびエ
ッチングする装置、並びに素材表面に亜鉛層を電解被覆
する装置としては、適切な電気分解用溶液を有する電解
浴槽が使用され;熱拡散処理および焼戻し用装置として
は対流伝熱の管状炉が使用され;素材の矯正装置として
はローラ矯正手段が使用される。
しかしながら、この製造装置の場合、エツチング、脱脂
、銅および亜鉛めつき用の溶液浴槽は、かなり長く且つ
複雑で高価な電気めつき設備を備えている。また、上述
した方法および装置は、がなりの銅および亜鉛を無駄に
消費する。上述した装置において使用される素材熱拡散
処理および焼戻し用管状炉は、上述した方法を強化する
ことができない。
なぜならば520℃以上に温度を上昇させることは、か
なりの亜鉛を蒸発させ、一方、浴槽が長いことは大きな
熱の損失を招くと共に炉の管( Stack)を急速に
劣化させるからである。さらに、上述の開示されている
製造装置は、その構成部材および装置がかなり長いこと
およびロングサイズ物品をその製造装置への導入のむず
かしさのために、作業および保守が困難である。
発明の開示本発明は黄銅めつきしたロングサイズ物品の
製.造方法の提供に係わり、その方法によれば素材の脱
脂およびエツチング、並びに熱拡散処理および焼戻しが
効果的に行なわれ、物品の特性の均一性を改良し、黄銅
被膜の相組成を改善し、且つ操作段階をできる限り組み
合わせることにより黄銅めつきしたロングサイズ物品の
処理条件を確実に同一化することができる。
また、本発明は上述した方法を実施するための装置を提
供するものであり、その装置は、最終物品の特性の均一
性および黄銅被膜の相組成を改良し、並びに黄銅めつき
したロングサイズ物品の処理条件を確実に同一化できる
ような配列および付加装置を有するものである。本発明
の目的は次の方法により達成される。即ち、素材の表面
を脱脂およびエツチングし、素材表面を銅層で被覆し、
その素材表面を亜鉛層で電解被覆し、素材に対して熱拡
散処理および焼戻しを為し、および物品の矯正を行なう
ことによつて黄銅めつきしたロングサイズ物品を製造す
る方法において、本発明によると、素材表面の脱脂およ
びエツチングが塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化亜
鉛およびフツ化アルミニウムを含んでなる第1溶融無機
塩中で、並びに素材の熱拡散処理および焼戻しが塩化ナ
トリウム、塩化カリウムおよび塩化亜鉛を含んでなる第
2溶融無機塩中で行なわれる黄銅めつきしたロングサイ
ズ物品の製造方法である。素材の矯止処理が、溶融無機
塩の温度、即ちロングサイズ物品の再結晶温度より50
℃以内で高い温度において、素材の熱拡散処理および焼
戻し操作と組み合わされることは、望ましいことである
素材表面に亜鉛層を電解めつきする操作が、無.機塩の
溶融温度まで加熱された素材上に溶融無機1塩の電気分
解によつて亜鉛をめつきする時に、素材の焼戻しと組み
合わされることは、また望ましいことである。
塩の溶融温度まで素材を加熱することが溶融無機塩中で
行なわれることは、また望ましいことである。
溶融無機塩の電気分解による亜鉛層のめつきに先立つて
素材表面に銅層を被覆することが、硫酸銅の酸性溶液中
に素材を浸漬することによつて行なわれることは、望ま
しいことである。
溶融無機塩の電気分解に.よつて素材表面に亜鉛層を被
覆することに先立つて、銅層を稠密形成することは、ま
た望ましいことである。
本発明の目的は、また次の装置により達成される。
即ち、素材の移動方向に設けられた、素材表面の脱脂お
よびエツチング用装置と、素材表面に銅層を被覆する溶
液の浴槽と、陽極を備えている電気分解用溶液の浴槽を
設えている電気分解により素材表面に亜鉛層を被覆する
装置と、素材の熱拡散処理および焼戻し用装置と、素材
の矯正用装置とから成る黄銅めつきしたロングサイズ物
品の製造用装置において、本発明によると、素材を脱脂
およびエツチングする装置および素材の熱拡散処理およ
び焼戻し用装置が、それぞれ溶融無機塩の浴槽として形
成され、これら浴槽のそれぞれが入口溝および出口溝を
有する黄銅めつきしたロングサイズ物品の製造装置であ
る。溶融無機塩の流出および黄銅めつきしたロングサイ
ズ物品による連行を防ぐために、溶融塩の浴槽が冷却手
段を有することは望ましいことであり、この冷却手段は
出口溝に取付けられる。
前述の冷却手段が、素材を通過させるために内部に設け
られた凹部を有するプレートと、このプレートの下に設
けられる素材表面上の溶融塩を冷却するチヤンバとから
成ることは、望ましいことである。
素材の熱拡散処理および焼戻しに用いられる溶融塩の浴
槽が、素材の矯正用装置として同時に作用することは、
また望ましいことである。
さらに望ましいことは、素材表面に亜鉛層を電解被覆す
る装置において、電気分解用溶液の浴槽として、溶融無
機塩の浴槽を使用することであり、この溶融無機塩の溶
槽においては、素材の熱拡散処理および焼戻しが行なわ
れ、そして陽極が亜鉛を充填しかつこの浴槽の内側に配
置されたチヤンバとして形成されることであり、一方、
製造装置それ自体は無機塩の融点温度まで素材を加熱す
る装置を含んでおり、この加熱装置は素材の移動方向に
沿つて亜鉛充填チャンバの前方に取付けられることであ
る。
素材の熱拡散処理および焼戻しに用いられる溶融無機塩
の浴槽が、無機塩の溶融温度まで素材を加熱する装置と
して作用することは、好ましいことである。
この場合、素材の熱拡散処理および焼戻しに利用される
溶融無機塩の浴槽の前方に、銅層を素材表面に稠密形成
( DensificatiOn)する装置が素材移動
方向に設けられることができる。本発明は拡散工程に液
体加熱剤を使用しているために、黄銅めつきしたロング
サイズ物品の製造方法の強化を確実にし、このため伝熱
係数の大きさを1桁あるいは2桁増加させ、且つ最終的
には装置の生産性を増加させる。また、本発明は黄銅め
つきしたロングサイズ物品の製造方法を簡略化し、同時
に酸化を伴わずに加熱し且つ黄銅の相組成を均一化する
ことにより表面仕上げの品質を改良するものである。さ
らに、本発明は1つの装置内においていくつかの操作を
組み合わせたロングサイズ物品の処理に対して同一条件
を設定し、このため、品質特性のより均一な物品を製造
することができる。
また、本発明は特別な装置において付加的に矯正操作を
行なう必要なく、真すぐな黄銅めつきしたロングサイズ
物品を製造することを可能にする。また、本発明は水の
消費を減少させ、且つ工程においては高価で入手し難い
試薬を使用せずに、その代りに安価で広く用いられてい
るものを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面を参照して本発明の実施態様の特定な実施例の
記載により本発明をさらに説明する。 第1図は黄銅めつきしたロングサイズ物品を製造する本
発明に係る方法を実施する装置の構造概略図であり、第
2図は本発明に係る素材を有する溶融塩の浴槽を示す図
であり(浴槽は横断正面図で表わされている)、第3図
は本発明に係る冷却手段の斜視図であり、第4図は黄銅
めつきしたロングサイズ物品を製造する装置の構造概略
図であり、ここにおいては本発明に従つて陽極が亜鉛充
填チャンバとして形成されている、第5図は本発明に係
る亜鉛充填チャンバを有する溶融無機塩の浴槽を示す図
であり(浴槽は正面図で表わされている)、第6図は黄
銅めつきしたロングサイズ物品を製造する装置の構造概
略図であり、ここにおいては、移動しているロングサイ
ズの黄銅めつきした物品を無機塩の溶融温度まで加熱す
る装置並びに矯正装置として、本発明に係る無機塩溶融
液の浴槽が使用されている。発明を実施するための最良
の形態 本発明に係る方法は、溶融無機塩中で素材を脱脂および
エツチングし、素材表面に銅層および亜鉛層を被覆し、
溶融無機塩中で素材に対して熱拡散処理するび焼戻しを
行ない、次に物品を矯正処理することにより黄銅めつき
したロングサイズ物品を製造することである。 物品の矯正は、ロングサイズ物品の材料の再結晶温度を
最大で50″Cだけ越える溶融塩の温度において、素材
の熱拡散処理および焼戻しと組み合わされる。 素材表面に亜鉛『を電解被覆することは、前もつて塩の
溶融温度まで加熱した素材上に溶融無機塩の電気分解で
亜鉛をめつきすることによつて素材の焼戻し操作と組み
合わされる。 素材を無機塩の溶融温度まで加熱することは、溶融無機
塩中において行なわれる。 溶融無機塩の電気分解により亜鉛層をめつきする前に、
素材表面を銅層で被覆することは、硫酸銅の酸性溶液中
に素材を浸漬することにより達成される。 溶融無機塩の電気分解によつて素材表面に亜鉛層を被覆
する前に、銅層は稠密形成される。 本発明の方法によつて黄銅めつきしたロングサイズ物品
を製造する本発明の装置は、次の配列を有する。本発明
に従つて黄銅めつきしたロングサイズ物品を製造する装
置は、素材1(以下、線材1と称する)の移動方向に設
けられた次の装置(第1図)、即ち巻出機2と、線材1
の表面を脱脂およびエツチングする溶融無機塩浴槽3と
、洗浄浴槽4と、線材1の表面を銅層で被覆する溶液浴
槽5と、洗浄浴槽6と、銅層を稠密形成する装置Tと、
線材を亜鉛層で電解被覆する装置8と、洗浄浴槽9と、
無機塩の溶融温度まで線材を加熱する装置10と、線材
1を熱拡散処理および焼戻しする溶融無機塩浴槽11と
、洗浄浴槽12と、線材1を乾燥する装置13と、案内
ロール14、引抜装置15と、矯正装置16と、線材巻
取機ITとから成る。 装置8は電気分解用溶液浴槽18を有しており、この浴
槽内には陽極19が設けられている。浴槽3の構造は浴
槽11のそれと同様であり、第2図に示されている。 浴槽3(あるいは11)は線材1の入口溝(スロツト)
20および出口溝21を有する。浴槽3,11の内面は
断熱材22で内張りされており、この浴槽の外面には冷
−却のために管状冷却コイル23が溶接されている。
浴槽3,11内側での出口溝21の箇所には冷却手段2
4が設けられて、溶融塩が流出したり黄銅めつきした物
品によつて連行されるのを防止している。無機塩加熱用
電極25が浴槽3内に設 −けられている。冷却手段2
4(第3図)はプレート26を有しており、このプレー
トには線材1を通過させる円錐形凹部が設けられ、且つ
このプレート26の下側には冷却チヤンバ2?が設けら
れている。 本発明による装置の他の実施態様の場合、電気分解によ
り線材1の表面に亜鉛層を被覆する装置8の陽極は、亜
鉛充填チヤンバ28(第4図および第5図)として形成
され且つ浴槽11の内側に設けられる。この浴槽11は
電気分解用溶液の浴 3槽として用いられる。第6図に
示されている本発明装置の他の実施態様の場合の黄銅め
つきしたロングサイズ物品を製造する装置において、物
品素材の矯正および加熱用装置として、溶融塩浴槽11
が用いられる。 こ 4の浴槽においては、同様に線材1の熱拡散処理お
よび焼戻しが行なわれる。本発明の方法により黄銅めつ
きした線材を製造する装置は、次のように働く。 線材1(第1図)が巻出機2から巻出され、溶融無機塩
浴槽3(第1図および第2図)を通過する。 この浴は、18〜22重量%の塩化ナトリウム、20〜
26重量%の塩化カリウム、61〜48重量%の塩化亜
鉛および1〜4重量%のフツ化アルミニウムを含んでな
り、例えば48重量%の塩化亜鉛、4重量%のフツ化ア
ルミニウム、22重量%の塩化ナトリウムおよび26重
量%の塩化カリウムから成り、280〜420℃の温度
、60〜120A/ D77!″の電流密度および2.
5〜3.5秒の処理時間の条件である。溶融温度および
電流密度は線材1の汚染度によつて決定される。溶融液
上の蒸気圧を比較的低く押えるために、溶融液の溶融温
度より100〜150℃だけ高い温度で表面調整し、こ
れにより移動中の線材1による塩の連行を減少させるこ
とは望ましいことである。その後、線材1を浴槽4中に
おいて、最初60〜80℃の温度の温水で、次に25℃
以下の温度の冷水で洗浄して残存している塩を除去し且
つ線材を冷却する。 表面処理、洗浄および冷却後、例えば60V/lの硫酸
銅、40y/lの硫酸および3y/lの骨膠(BOne
glue)を含む公知の硫酸銅溶液に、18〜22℃の
温度および5〜6秒の滞留時間で、線材を浸漬すること
により、浴槽5において銅の層が線材1に塗着される。 溶液中において、鉄および銅のそれぞれの標準電位の相
違のために、線材1は0.28μm以上の厚さまで銅の
層で被覆される。 銅めつきした線材1は、浴槽6において40〜60℃の
温度の温水で洗浄され、次に銅層を稠密形成する装置T
に導入され、線材1の表面に均一で稠密な銅層を形成す
る。 この処理のために、黄銅の相の組成がさらに改良され、
且つ後の熱拡散処理において亜鉛が銅の中に速かに拡散
することになる。 その後、線材1は、線材を亜鉛の層で電気めつきする装
置8内において電解めつき亜鉛層で被覆され、上記装置
8は公知の電気分解用溶液を使用する。 銅および亜鉛被膜を有する線材1は、次に洗浄浴槽9に
おいて洗浄され、さらに浴槽11における溶融塩の溶融
温度まで線材を加熱する装置10内で加熱される。 18〜30重量%の塩化ナトリウム、24〜32重量%
の塩化カリウムおよび58〜38重量%を含んでなる、
例えば、28重量%の塩化ナトリウム、32重量%の塩
化カリウムおよび40重量%の塩化亜鉛から成る溶融無
機塩の浴槽11において、熱拡散処理が400〜450
℃の範囲内の温度で行なわれ、α一黄銅の表層を生成し
、さらに線材1の焼戻しが3〜4秒間確実に行なわれる
。 浴槽11の溝21(第5図)からの出口における線材1
の表面には、被膜を酸化から守る非常に薄い塩の層が残
存している。冷却手段24(第2図および第3図)は溶
融体の流出および線材1による塩の連行を防止するもの
である。浴槽11における冷却手段24のこのような配
置によつて、本発明の方法の安定性が改良され且つ線材
1に随伴する溶融塩の連行が著しく減少される。しかし
ながら、線材表面上の不純物の程度および皮膜の組成並
びに線材の機械的特性への技術的な影響要素を考慮して
、別の組成の無機塩を使用することも可能であり、例え
ば、表面を処理するための無機塩浴は26〜36重量%
の塩化ナトリウム、68〜60重量%の塩化亜鉛および
2〜5重量%のフツ化アルミニウムからなり、そして亜
鉛メツキ、熱拡散および焼戻し用無機塩浴は42〜48
重量%の塩化ナトリウム、46〜54重量%の塩化亜鉛
および4〜6重量%のフツ化ナトリウムアルミニウム(
Na3AlF6)からなる。 浴槽11(第1図)の後、黄銅めつきした線材1は温水
による二段洗浄用浴槽12内に送られ、ここで線材表面
が洗浄され且つ線材1を80℃の温度まで冷却する。急
冷は内部応力を有利に分散させ、一方洗浄は非酸化黄銅
層から残留塩を除去し、この結果ゴムに対する接着性を
増加させる。 次に、線材1は線材乾燥装置13内において乾燥され、
その後、案内ロール14のシステムを経て線引き(Wi
redrawing)装置15に送られる。 線材1は、この装置15から矯正装置16を経て線材巻
取機ITに送られる。本発明による装置のさらに他の実
施態様の場合、線材1は浴槽11(第6図)において無
機塩の溶融温度まで加熱される。 この場合、線材1の矯正も熱拡散処理および焼戻しと共
に浴槽11内において行なわれる。装置機能の他の働き
は、前述した実施態様の働きと同様である。考慮中の実
施態様の場合、線材表面1に亜鉛層を電解被覆する操作
は焼戻しと組み合わされる。 チヤンバ28(第4図および第5図)から溶融無機塩に
導入された亜鉛は、これら塩内において加熱された線材
1にめつきされる。従つて、本発明によれば、亜鉛充填
チヤンバ28は線材1をめつきする正規の連続方法に亜
鉛の源を供給することができる。 また、上記チヤンバのために、線材1の表面上の黄銅被
膜の所望の相組成を保持することが可能となる。本発明
は、熱拡散処理および焼戻し中に熱機械的方法によつて
黄銅めつきしたロングサイズ物品の矯正をすることがで
きる。 また、本発明によれば、黄銅めつきしたロングサイズ物
品製造方法を能率化および簡略化することができ、1つ
の装置内におけるいくつかの働きの組み合わせのために
、人件費および材料消費を減少させることができ、且つ
装置の長さを1/2.5に縮小できると共に生産性を4
0%も増加することができる。 さらに、本発明によれば、黄銅めつきしたロングサイズ
物品の品質を改良することができ、電力、助剤および試
薬の消費量を減少させることができ、且つ作業員の人員
を少なくすることができる。 産業上の利用可能性本発明の方法により黄銅めつきした
ロングサイズ物品を製造する装置は、線材あるいはスト
リツプのような金属黄銅めつきした物品の連続製造にお
いて有用なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 素材の表面を脱脂およびエッチングし、素材表面に
    銅の層を被覆し、この銅被覆の素材表面に亜鉛の層を電
    解被覆し、該素材に対して熱拡散処理および焼戻しを行
    ない、かつ物品に対して矯正を為すことにより黄銅めつ
    きしたロングサイズ物品を製造する方法において、前記
    素材表面の脱脂とエッチングが塩化ナトリウム、塩化カ
    リウム、塩化亜鉛およびフッ化アルミニウムを含んでな
    る第1溶融無機塩内で行なわれ、並びに前記素材の熱拡
    散処理と焼戻しが塩化ナトリウム、塩化カリウムおよび
    塩化亜鉛を含んでなる第2溶融無機塩内で行なわれるこ
    とを特徴とする黄銅めつきしたロングサイズ物品の製造
    方法。 2 前記物品の矯正処理が、ロングサイズ物品の材料の
    再結晶温度を最大で50℃だけ越える前記第2溶融無機
    塩の温度において、前記素材の熱拡散処理および焼戻し
    と組み合わされることを特徴とする請求の範囲第1項記
    載の方法。 3 前記素材表面に亜鉛層を電解被覆することが、前記
    第2溶融無機塩の溶融温度まで加熱された前記素材上へ
    の溶融無機塩の電気分解による亜鉛の付着中に前記素材
    の焼戻しと組み合わされることを特徴とする請求の範囲
    第1項あるいは第2項記載の方法。 4 前記無機塩の溶融温度まで前記素材を加熱すること
    が、溶融無機塩中で行なわれることを特徴とする請求の
    範囲第3項記載の方法。 5 溶融無機塩の電気分解による亜鉛層のめつき前に、
    前記素材表面に銅層を被覆することが、硫酸銅の酸性溶
    液中に前記素材を浸漬することによつて行なわれること
    を特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 6 溶融無機塩の電気分解による素材表面の前記亜鉛層
    被覆前に、前記銅層が稠密形成されることを特徴とする
    請求の範囲第5項記載の方法。 7 前記第1溶融無機塩が18ないし22重量%の塩化
    ナトリウム、20ないし26重量%の塩化カリウム、6
    1ないし48重量%の塩化亜鉛および1ないし4重量%
    のフッ化アルミニウムを含んでなり、その温度が280
    ないし420℃であり、そして前記第2溶融無機塩が1
    8ないし30重量%の塩化ナトリウム、24ないし32
    重量%の塩化カリウムおよび58ないし38%の塩化亜
    鉛を含んでなり、その温度が400ないし450℃であ
    ることを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 8 素材の移動方向に設けられた、素材表面を脱脂およ
    びエッチングする装置と、素材表面を銅層で被覆する溶
    液の浴槽と、陽極を有する電気分解用溶液の浴槽から成
    る素材表面に亜鉛層を電解被覆する装置と、素材の熱拡
    散処理および焼入れ用装置と、素材の矯正用装置とから
    成る黄銅めつきしたロングサイズ物品を製造する装置に
    おいて、前記素材脱脂およびエッチング用装置と、前記
    素材の熱拡散処理および焼戻し用装置とが、それぞれ溶
    融無機塩の浴槽3,11として設けられ、各浴槽が入口
    溝20および出口溝21を有していることを特徴とする
    黄銅めつきしたロングサイズ物品の製造装置。 9 前記溶融無機塩の浴槽3,11が冷却手段24を有
    し、無機塩が流出および黄銅めつきしたロングサイズ物
    品によつて連行されるのを防止し、この冷却手段が前記
    出口溝21に取付けられていることを特徴とする請求の
    範囲第8項記載の装置。 10 前記冷却手段24が、素材1を通過させる凹部を
    設けたプレート26と、素材1表面上の溶融無機塩を冷
    却するためにこのプレートの下に設けられたチャンバ2
    1とから成ることを特徴とする請求の範囲第9項記載の
    装置。 11 その内部において素材1を熱拡散および焼戻し処
    理する前記溶融無機塩の浴槽11が、物品の矯正用装置
    としても作用することを特徴とする請求の範囲第9項記
    載の装置。 12 前記素材表面に亜鉛層を電解被覆する装置におい
    て、電気分解用溶液の浴槽として前記溶融無機塩の浴槽
    11が使用され、この浴槽において素材1の熱拡散処理
    および焼戻しが行なわれ、陽極が亜鉛充填チャンバ28
    として形成され且つこの浴槽11の内側に設けられてお
    り、そして前記製造装置が、素材1を無機塩の溶融温度
    まで加熱する装置10をさらに含み、この加熱装置10
    は素材1の移動方向に沿つて前記亜鉛充填チャンバ28
    の前方に設けられていることを特徴とする請求の範囲第
    9項記載の装置。 13 その内部において素材1の熱拡散処理および焼戻
    しを行なう前記溶融無機塩の浴槽11が、無機塩の溶融
    温度まで素材を加熱する装置として作用することを特徴
    とする請求の範囲第12項記載の装置。 14 その内部において素材1の熱拡散処理および焼戻
    しを行なう前記溶融無機塩の浴槽11の前方において、
    素材1の表面に銅層を稠密形成する装置7が、素材1の
    移動方向に沿つて設けられていることを特徴とする請求
    の範囲第12項記載の装置。
JP55502276A 1980-07-31 1980-07-31 黄銅めっきしたロングサイズ物品を製造する方法および装置 Expired JPS5944399B2 (ja)

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