JPS5943965B2 - 鉄鋼中窒素添加剤及びその製造方法 - Google Patents
鉄鋼中窒素添加剤及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS5943965B2 JPS5943965B2 JP7055979A JP7055979A JPS5943965B2 JP S5943965 B2 JPS5943965 B2 JP S5943965B2 JP 7055979 A JP7055979 A JP 7055979A JP 7055979 A JP7055979 A JP 7055979A JP S5943965 B2 JPS5943965 B2 JP S5943965B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- nitrogen
- steel
- iron
- nitride
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C7/00—Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
- C21C7/04—Removing impurities by adding a treating agent
- C21C7/072—Treatment with gases
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、鉄鋼中窒素添加剤及びその製造方法に関する
ものである。
ものである。
従来、鋼質改善を目的として溶鉄及び溶鋼に窒素を添加
する方法が採用されている。
する方法が採用されている。
この目的に使用される鉄鋼中窒素添加剤としては窒素ガ
ス、石灰窒素、シアン化ナトリウム、窒化マグネシウム
、窒化カルシウム、窒化カルシウム・シリコン、窒化ク
ロム、窒化マンガン、窒化けい素、窒化フェロクロム、
窒化フェロマンガン、窒化フェロシリコン等がある。
ス、石灰窒素、シアン化ナトリウム、窒化マグネシウム
、窒化カルシウム、窒化カルシウム・シリコン、窒化ク
ロム、窒化マンガン、窒化けい素、窒化フェロクロム、
窒化フェロマンガン、窒化フェロシリコン等がある。
しかしいずれの添加剤にあつても窒素の添加歩留が低い
こと、添加時のガス発生があつて作業能率が低いこと、
窒素以外の元素が溶鉄、溶鋼に添加される等の不都合が
あり、汎用性のある鉄鋼中窒素添加剤がなかつた。窒化
鉄の化学的あるいは熱力学的な物性値試験のための実験
室的規模での窒化鉄の製造は、公知文献、例えば日本化
学会誌第53秩第466頁佐藤俊−著「二種の窒化鉄の
関係に就て」に見られるが、これは純粋な窒化鉄に関す
るものであつて、工業的に利用し得る鉄鋼中窒素添加剤
に関するものではなく、また具体的な製造方法も記載さ
れていない。
こと、添加時のガス発生があつて作業能率が低いこと、
窒素以外の元素が溶鉄、溶鋼に添加される等の不都合が
あり、汎用性のある鉄鋼中窒素添加剤がなかつた。窒化
鉄の化学的あるいは熱力学的な物性値試験のための実験
室的規模での窒化鉄の製造は、公知文献、例えば日本化
学会誌第53秩第466頁佐藤俊−著「二種の窒化鉄の
関係に就て」に見られるが、これは純粋な窒化鉄に関す
るものであつて、工業的に利用し得る鉄鋼中窒素添加剤
に関するものではなく、また具体的な製造方法も記載さ
れていない。
窒化鉄が工業的規模で取り扱かわれている例として、鋼
の表面窒化法があるが、これは鋼の表面硬化処理法の1
つであつて、鋼全体に窒素を添加して鋼質を改善するも
のではない。
の表面窒化法があるが、これは鋼の表面硬化処理法の1
つであつて、鋼全体に窒素を添加して鋼質を改善するも
のではない。
本発明は、鋼種に限定されることのない汎用性を有する
鋼質改善のための鉄鋼中窒素添加剤及びその製造方法を
提供するものである。
鋼質改善のための鉄鋼中窒素添加剤及びその製造方法を
提供するものである。
その特徴とするところは、
特許請求の範囲の項に記載した如く、
1.窒素含有率が1.0〜10.5重量%の粉状若しく
は焼結された粒塊状の窒化鉄、又は該窒化鉄を製団によ
り塊成化した窒化鉄からなる鉄鋼中窒素添加剤、2.粒
度10メツシユ以下の酸化鉄粉を500〜1100℃の
温度下で分解アンモニアガス、水素ガス、一酸化炭素ガ
ス、プロパンガス等の気体還元剤又は炭材で還元し、次
いで350〜750℃の温度下で20〜50時間分解ア
ンモニアガス気流中において窒化処理することを特徴と
する窒化鉄からなる鉄鋼中窒素添加剤の製造方法、及び
3.粒度10メツシユ以下の酸化鉄粉を500〜110
0℃の温度下で分解アンモニアガス、水素ガス、一酸化
炭素ガス、プロパンガス等の気体還元剤又は炭材で還元
し、次いで窒素と水素の混合ガス又は分解アンモニアガ
スの気流中で0.5〜15時間イオン窒化処理すること
を特徴とする窒化鉄からなる鉄鋼中窒素添加剤の製造方
法、である。
は焼結された粒塊状の窒化鉄、又は該窒化鉄を製団によ
り塊成化した窒化鉄からなる鉄鋼中窒素添加剤、2.粒
度10メツシユ以下の酸化鉄粉を500〜1100℃の
温度下で分解アンモニアガス、水素ガス、一酸化炭素ガ
ス、プロパンガス等の気体還元剤又は炭材で還元し、次
いで350〜750℃の温度下で20〜50時間分解ア
ンモニアガス気流中において窒化処理することを特徴と
する窒化鉄からなる鉄鋼中窒素添加剤の製造方法、及び
3.粒度10メツシユ以下の酸化鉄粉を500〜110
0℃の温度下で分解アンモニアガス、水素ガス、一酸化
炭素ガス、プロパンガス等の気体還元剤又は炭材で還元
し、次いで窒素と水素の混合ガス又は分解アンモニアガ
スの気流中で0.5〜15時間イオン窒化処理すること
を特徴とする窒化鉄からなる鉄鋼中窒素添加剤の製造方
法、である。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本願の第1の発明は、窒素を1.0〜10.5重量%含
む窒化鉄からなる鉄鋼中窒素添加剤であつて、その形状
は粉状の外、焼結若しくは製団により塊成化したもので
ある。
む窒化鉄からなる鉄鋼中窒素添加剤であつて、その形状
は粉状の外、焼結若しくは製団により塊成化したもので
ある。
窒素含有率を10.5重量%以下とした理由は、実験室
的には約12重量%程度の窒化鉄も製造し得るが、窒化
のための時間が極端に長くなり、しかも窒素含有率の均
一な窒化鉄が得られにくく、更には溶鋼への添加時の窒
素歩留は窒素含有率10.5重量%を越したものを使用
しても増大が見られないからである。
的には約12重量%程度の窒化鉄も製造し得るが、窒化
のための時間が極端に長くなり、しかも窒素含有率の均
一な窒化鉄が得られにくく、更には溶鋼への添加時の窒
素歩留は窒素含有率10.5重量%を越したものを使用
しても増大が見られないからである。
又、下限を1.0重量%とした理由は、窒化鉄の溶鋼へ
の添加反応が吸熱反応であること、及び通常この種添加
剤は冷剤で添加するので溶鋼の温度低下を極力少なくす
るため少量添加が望ましく、1.0重量?以上の窒素含
有率品が望まれるからである。
の添加反応が吸熱反応であること、及び通常この種添加
剤は冷剤で添加するので溶鋼の温度低下を極力少なくす
るため少量添加が望ましく、1.0重量?以上の窒素含
有率品が望まれるからである。
更に上述目的で好適な窒素含有率は2.5%以上である
。本願の第2の発明は、上述鉄鋼中窒素添加剤の工業的
な製造方法を提供するものである。
。本願の第2の発明は、上述鉄鋼中窒素添加剤の工業的
な製造方法を提供するものである。
粒度10メツシユ以下(1.68〜以下)の酸化鉄を出
発原料とし、500〜1100℃の温度下で還元し、次
いで分解アンモニアガス気流中で窒化鉄とするものであ
る。
発原料とし、500〜1100℃の温度下で還元し、次
いで分解アンモニアガス気流中で窒化鉄とするものであ
る。
酸化鉄を出発原料とした理由は、還元反応によつて酸素
の放出後の気孔が生成し、後の窒化反応における反応速
度が大きくなり、且つ製品の窒素含有率が高くなりやす
いこと及び他の窒化合金と比較して原料酸化鉄が安価な
こと、分解アンモニアガスによる窒化反応後の排ガスの
有効利用等の理由によるものである。
の放出後の気孔が生成し、後の窒化反応における反応速
度が大きくなり、且つ製品の窒素含有率が高くなりやす
いこと及び他の窒化合金と比較して原料酸化鉄が安価な
こと、分解アンモニアガスによる窒化反応後の排ガスの
有効利用等の理由によるものである。
粒度を10メツシユ以下としたのは、10メツシユ以上
では還元反応が遅くなり、又窒化反応での反応速度及び
製品の窒素含有率が低くなるからである。
では還元反応が遅くなり、又窒化反応での反応速度及び
製品の窒素含有率が低くなるからである。
又、還元反応の温度域は、通常の酸化鉄の還元に適用さ
れる温度域であつて、500℃以下では還元反応が極端
に遅く、1100℃を越えると粒子相互が強度に融着し
て、以後の窒化反応に支障を来たす。
れる温度域であつて、500℃以下では還元反応が極端
に遅く、1100℃を越えると粒子相互が強度に融着し
て、以後の窒化反応に支障を来たす。
第1図は、粒度100〜10メツシユのスケールを水素
ガス気流中において約800℃で約10時間還元反応を
行つた後、各種温度下において分解アンモニアガス気流
中で窒化処理を行い、処理時間と製品中の窒素含有率と
の関係を求めたグラフである。
ガス気流中において約800℃で約10時間還元反応を
行つた後、各種温度下において分解アンモニアガス気流
中で窒化処理を行い、処理時間と製品中の窒素含有率と
の関係を求めたグラフである。
第1図より明らかな如く、窒化反応における好適な温度
域は350〜750℃であり、処理時間については2〜
50時間が好適であることが分かる。
域は350〜750℃であり、処理時間については2〜
50時間が好適であることが分かる。
上述の本発明方法の実施においては、還元反応と窒化反
応とを別個の炉を用いることなく、同一の炉中において
処理することができる。
応とを別個の炉を用いることなく、同一の炉中において
処理することができる。
この場合には、前段の還元反応では雰囲気を還元性ガス
気流とし、温度も500〜1100℃の比較的高温度と
し、引き続く後段の窒化反応では雰囲気をアンモニアガ
スの導入によつて分解アンモニアガス気流とし、温度は
前段の500〜1100℃よりも低温側の350〜75
0℃に下げることにより容易に実施することができる。
特に還元性ガスとして分解アンモニアガスを用いる場合
には、前段の還元反応と後段の窒化反応とにあつて同一
の雰囲気を採用することになるので、炉内の雰囲気を変
えることなく温度のみを変えることにより1つの炉によ
つて本発明方法を実施することができる。
気流とし、温度も500〜1100℃の比較的高温度と
し、引き続く後段の窒化反応では雰囲気をアンモニアガ
スの導入によつて分解アンモニアガス気流とし、温度は
前段の500〜1100℃よりも低温側の350〜75
0℃に下げることにより容易に実施することができる。
特に還元性ガスとして分解アンモニアガスを用いる場合
には、前段の還元反応と後段の窒化反応とにあつて同一
の雰囲気を採用することになるので、炉内の雰囲気を変
えることなく温度のみを変えることにより1つの炉によ
つて本発明方法を実施することができる。
原料酸化鉄粉としては、鉄粉酸化品、スケール、水酸化
鉄焼成酸化物、良質鉄鉱石等が用いられる。
鉄焼成酸化物、良質鉄鉱石等が用いられる。
スケールとしては、Fe2O3,Fe3O4,FeO,
Feが各種の割合で層状の構造をもつもので、およその
鉄分は70%前後のものがよく、また鉄鉱石についても
粉砕・磁選によつて脈石1%以下とした鉄分70%程度
のものが用いられる。このほか触媒用酸化鉄の磁選した
ものなどでもよい。これら酸化物を粒度10メツシユ以
下にそろえ、還元窒化炉中へ装入し、500℃〜110
0℃で還元する。還元ガスとしては分解アンモニアガス
、水素ガス、COガス、プロパンガス等があり、反応後
はH2O,CO2等となるので、常に新しいガスを送る
と同時に反応後のガスは排気する。還元反応時に還元温
度を約1000〜1100℃にすると、酸化鉄の一部が
還元反応の進行と共に焼結し、最終的には適度に焼結さ
れた窒化鉄を得ることができる。ただし、還元温度を1
100℃以上とすると、粒子は相互に強度に融着し、後
の窒化反応における反応速度が極度に低下するので2〜
50時間の窒化時間で製品の窒素含有率を1重量%以上
とすることができなくなる。
Feが各種の割合で層状の構造をもつもので、およその
鉄分は70%前後のものがよく、また鉄鉱石についても
粉砕・磁選によつて脈石1%以下とした鉄分70%程度
のものが用いられる。このほか触媒用酸化鉄の磁選した
ものなどでもよい。これら酸化物を粒度10メツシユ以
下にそろえ、還元窒化炉中へ装入し、500℃〜110
0℃で還元する。還元ガスとしては分解アンモニアガス
、水素ガス、COガス、プロパンガス等があり、反応後
はH2O,CO2等となるので、常に新しいガスを送る
と同時に反応後のガスは排気する。還元反応時に還元温
度を約1000〜1100℃にすると、酸化鉄の一部が
還元反応の進行と共に焼結し、最終的には適度に焼結さ
れた窒化鉄を得ることができる。ただし、還元温度を1
100℃以上とすると、粒子は相互に強度に融着し、後
の窒化反応における反応速度が極度に低下するので2〜
50時間の窒化時間で製品の窒素含有率を1重量%以上
とすることができなくなる。
本願の第3の発明は、土述第2の発明における窒化反応
を、イオン窒化炉によつて行なうものであり、グロー放
電により窒素を活性化し、この活性な窒素によつて鉄の
窒化を速やかに実現する方法である。
を、イオン窒化炉によつて行なうものであり、グロー放
電により窒素を活性化し、この活性な窒素によつて鉄の
窒化を速やかに実現する方法である。
イオン窒化炉によるときは、窒化に要する時間が短時間
となり、約0.5〜20時間で製品の窒素含有率を1.
0〜10.5重量%とすることができる。
となり、約0.5〜20時間で製品の窒素含有率を1.
0〜10.5重量%とすることができる。
本方法における各種温度下での窒化時間と製品中の窒素
含有率との関係は第2図の如きであつて第1図の横軸(
窒化時間)45時間を20時間と読み直したものと略同
一であつた。本発明になる窒化鉄粉および焼結品を溶鋼
へ添加するときは、1.本窒素添加剤は溶鋼中の他の成
分を変えることなく、窒素分だけを増加させることがで
きる。
含有率との関係は第2図の如きであつて第1図の横軸(
窒化時間)45時間を20時間と読み直したものと略同
一であつた。本発明になる窒化鉄粉および焼結品を溶鋼
へ添加するときは、1.本窒素添加剤は溶鋼中の他の成
分を変えることなく、窒素分だけを増加させることがで
きる。
2.本窒素添加剤は、窒素当りのコストは他の金属窒化
物と比較して最も安価となる。
物と比較して最も安価となる。
3.本窒素添加剤の溶解性は、他の金属窒化物と比較し
てきわめて良好である。
てきわめて良好である。
4.窒化鉄粉が他の金属窒化物と比較して、粉体のま\
であることを利用して主として窒素ガスとともに溶鋼中
へインジエクシヨンする方法が有効である。
であることを利用して主として窒素ガスとともに溶鋼中
へインジエクシヨンする方法が有効である。
5.適当なバインダー(CMCl糖蜜、パルプ廃液など
)でプリケツトやペレツトに製団して、表面添加、キヤ
ンデ一状にして溶湯中に押し込んで添加する方法、置き
注ぎ法なども有効である。
)でプリケツトやペレツトに製団して、表面添加、キヤ
ンデ一状にして溶湯中に押し込んで添加する方法、置き
注ぎ法なども有効である。
また、窒化鉄粉を薄鉄板で棒状あるいは弾丸状にくるん
で溶鋼中に添加してもよい。実施例 1 10〜100メツシユのスケール2.0即をステンレス
製の雰囲気炉中へ200メツシユのステンレス金網上に
敷き、分解アンモニアガス51/分を流し、800℃で
5時間、460〜520℃で27時間の温度コントロー
ルで加熱し、1.7K7の窒化鉄粉末を得た。
で溶鋼中に添加してもよい。実施例 1 10〜100メツシユのスケール2.0即をステンレス
製の雰囲気炉中へ200メツシユのステンレス金網上に
敷き、分解アンモニアガス51/分を流し、800℃で
5時間、460〜520℃で27時間の温度コントロー
ルで加熱し、1.7K7の窒化鉄粉末を得た。
窒化鉄粉末の平均窒素分は720%であつた。X線回折
の結果、Fe3Nが同定された。この窒化鉄粉末500
yをCMC2%溶液75fIと混合し、各12yを取つ
て加圧成型し20〜φ、10〜高さの円筒状プリケツト
とし100℃で2時間乾燥した。
の結果、Fe3Nが同定された。この窒化鉄粉末500
yをCMC2%溶液75fIと混合し、各12yを取つ
て加圧成型し20〜φ、10〜高さの円筒状プリケツト
とし100℃で2時間乾燥した。
被添加鋼は50即級炭素鋼を目標とし、20KVA高周
波溶解炉にて母合金5K7を2溶解し、低炭素フエロマ
ンガン、フエロシリコン、アルミニウムにて脱酸後各々
の湯に本発明品と、窒化フエロマンガンとを添加した。
この結果、窒化鉄粉の方が添加量は大きいが、窒化鉄粉
と窒化フエロマンガンとのコスト差を勘案して、窒化鉄
粉の方が十分コストダウンとなり得ることが分かつた。
波溶解炉にて母合金5K7を2溶解し、低炭素フエロマ
ンガン、フエロシリコン、アルミニウムにて脱酸後各々
の湯に本発明品と、窒化フエロマンガンとを添加した。
この結果、窒化鉄粉の方が添加量は大きいが、窒化鉄粉
と窒化フエロマンガンとのコスト差を勘案して、窒化鉄
粉の方が十分コストダウンとなり得ることが分かつた。
実施例 2
32〜200メツシユに整粒した鉄鉱石粉5.0即と木
炭粉1.0即とを混合し、多段トレー式のイオン窒化炉
中で層厚4cmとなるように敷きつめ、前段階で750
〜850℃,8時間、N2/H2=75/25のガス1
01/分の流速で炭素一水素ガス還元した。
炭粉1.0即とを混合し、多段トレー式のイオン窒化炉
中で層厚4cmとなるように敷きつめ、前段階で750
〜850℃,8時間、N2/H2=75/25のガス1
01/分の流速で炭素一水素ガス還元した。
引きつづき、炉内を500〜580℃に保持し、同上ガ
スを減圧下で放電イオン化し、イオン窒化処理5時間行
なつた。炉冷後の試料重量は4.3Kf1窒素含有量は
8.50%で、X線回折でFe3Nが同定された。本窒
化鉄粉を粉体のま\窒素ガスとともに溶鋼へ吹き込んで
、窒化フエロシリコンの表面添加法と比較した。
スを減圧下で放電イオン化し、イオン窒化処理5時間行
なつた。炉冷後の試料重量は4.3Kf1窒素含有量は
8.50%で、X線回折でFe3Nが同定された。本窒
化鉄粉を粉体のま\窒素ガスとともに溶鋼へ吹き込んで
、窒化フエロシリコンの表面添加法と比較した。
窒化フエロシリコン中の窒素分は6.70%、溶湯規模
は50即、目標鋼種は50Kf級炭素鋼で行なつた。そ
の結果、窒化フエロシリコンとの対比においても、コス
ト差を十分カバーできる程度の通で十分目的を果たし得
ることが分かつた。
は50即、目標鋼種は50Kf級炭素鋼で行なつた。そ
の結果、窒化フエロシリコンとの対比においても、コス
ト差を十分カバーできる程度の通で十分目的を果たし得
ることが分かつた。
第1図は各種温度下における窒化時間と製品中の窒素含
有率との関係を示すグラフであり、第2図は、イオン窒
化炉を用いた場合の各種温度下における窒化時間と製品
中の窒素含有率との関係を示すグラフである。
有率との関係を示すグラフであり、第2図は、イオン窒
化炉を用いた場合の各種温度下における窒化時間と製品
中の窒素含有率との関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 窒素含有率が1.0〜10.5重量%の粉状若しく
は焼結された粒塊状の窒化鉄、又は該窒化鉄を製団によ
り塊成化した窒化鉄からなる鉄鋼中窒素添加剤。 2 粒度10メッシュ以下の酸化鉄粉を500〜110
0℃の温度下で分解アンモニアガス、水素ガス、一酸化
炭素ガス、プロパンガス等の気体還元剤又は炭材で還元
し、次いで350〜750℃の温度下で2〜50時間分
解アンモニアガス気流中において窒化処理することを特
徴とする窒化鉄からなる鉄鋼中窒素添加剤の製造方法。 3 粒度10メッシュ以下の酸化鉄粉を500〜110
0℃の温度下で分解アンモニアガス、水素ガス、一酸化
炭素ガス、プロパンガス等の気体還元剤又は炭材で還元
し、次いで窒素と水素の混合ガス又は分解アンモニアガ
スの気流中で0.5〜20時間イオン窒化処理すること
を特徴とする窒化鉄からなる鉄鋼中窒素添加剤の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7055979A JPS5943965B2 (ja) | 1979-06-07 | 1979-06-07 | 鉄鋼中窒素添加剤及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7055979A JPS5943965B2 (ja) | 1979-06-07 | 1979-06-07 | 鉄鋼中窒素添加剤及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55164019A JPS55164019A (en) | 1980-12-20 |
JPS5943965B2 true JPS5943965B2 (ja) | 1984-10-25 |
Family
ID=13435003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7055979A Expired JPS5943965B2 (ja) | 1979-06-07 | 1979-06-07 | 鉄鋼中窒素添加剤及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5943965B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3396336B2 (ja) * | 1995-05-23 | 2003-04-14 | エア・ウォーター株式会社 | 鋼材の窒化方法 |
JP5593883B2 (ja) * | 2010-07-02 | 2014-09-24 | Jfeスチール株式会社 | 炭酸ガス排出量の削減方法 |
RU2665658C1 (ru) * | 2017-05-11 | 2018-09-03 | Общество с ограниченной ответственностью "НАУЧНО-ПРОИЗВОДСТВЕННОЕ ПРЕДПРИЯТИЕ ВакЭТО" (ООО НПП ВакЭТО) | Способ легирования железа азотом |
CN112553411A (zh) * | 2020-12-04 | 2021-03-26 | 山东钢铁集团日照有限公司 | 一种冷轧深冲钢rh真空脱碳微量精准增氮的方法 |
CN115652025B (zh) * | 2022-10-28 | 2024-04-16 | 南京钢铁股份有限公司 | 一种含氮非调质钢的精准增氮方法 |
-
1979
- 1979-06-07 JP JP7055979A patent/JPS5943965B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55164019A (en) | 1980-12-20 |
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