JPS5943486Y2 - シリンダブロツク - Google Patents

シリンダブロツク

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Publication number
JPS5943486Y2
JPS5943486Y2 JP4392579U JP4392579U JPS5943486Y2 JP S5943486 Y2 JPS5943486 Y2 JP S5943486Y2 JP 4392579 U JP4392579 U JP 4392579U JP 4392579 U JP4392579 U JP 4392579U JP S5943486 Y2 JPS5943486 Y2 JP S5943486Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder block
noise
cylinder
side member
vibration
Prior art date
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Expired
Application number
JP4392579U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55142646U (ja
Inventor
一雄 山本
良彦 入江
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
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Publication of JPS55142646U publication Critical patent/JPS55142646U/ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関用シリンダブロックの改良に関する。
中高速の内燃機関、例えば自動車用エンジン等は、形が
比較的小さく、シリンダブロックはクランクケースとシ
リンダジャケットとが一体になって構成されている。
第1図は従来におけるこの種、中高速内燃機関の1例を
示す。
第1図において、シリンダ内にて発生した爆発力はピス
トン1の往復運動により連接棒4、クランク軸7を介し
て軸受6へ衝撃力を伝達する。
上記爆発力の一部はシリンダヘッド9へも衝撃力を伝達
する。
またピストン1の往復運動により該ピストン1の上死点
附近で働らく水平力によりピストン1とシリンダライナ
との間に衝撃力が生ずる。
これ等衝撃により生じた振動エネルギはクランクケース
5、シリンダジャケット3、オイルパン8、ロッカーカ
バ10などの外表面壁へ伝達され、さらにこれらの外面
からエンジン騒音として放射される。
上記従来の内燃機関においては次のような欠点があった
(1)内燃機関が発する騒音は、燃焼に伴なうメカニカ
ルな機関本体騒音、排気音、吸気音などでで構成されて
いるが、全体音に占める機関本体騒音の割合は50係以
上とかなり大きい。
そのため機関本体騒音の低減なくして1す1す厳しくな
る騒音規制等に対処できない。
機関本体騒音はさらに細かく別けるとシリンタブロック
、オイルパン、ロッカカバなどから発生する音からなる
が表面積の広いシリンダブロックからの騒音の寄与度が
最も大きい。
(2)従来のシリンダブロックの振動特性を第2図に示
すが壁面の固有振動数はlKH2以上に数個布している
この固有振動モードは爆発による衝撃力により強く励振
されるためシリンダブロックから発生する騒音は第3図
に示すようにlKH2以上の寄与度が大きくなるという
欠点をもつ。
なお第3図において0.lKH2成分が高いレベルをも
つが騒音規制に用いられるdB(4)評価のうえでは寄
与度は小さく問題とならない。
しかし、シリンダブロックの壁面部分は振巾が大きくか
つ表面積が広いためシリンダブロックからの騒音を大き
くする欠点をもつ。
本考案は上記の鑑みなされたもので、表面から放射され
る騒音のレベルが低減されたシリンダブロックを提供す
ることを目的とする。
以下第4図ないし第7図を参照して本考案の1実施例に
つき説明すると、同図ば4シリンダのシリンダブロック
を示し、2はシリンダ挿入穴である。
各シリンダ間の仕切壁15間には、第1図の様にすべて
に開口部aを設ける。
上記開口部aは第7図に示すように、ジャケット部材1
6、クランクケース部材17の双方に設けられ、これに
防振パネル14を装着して該開口部aを覆蓋している。
すなわち、下部軸受6と一体になる軸受隔壁11と共に
、シリンダブロック外表面のジャケット部材16および
クランクケース部材17をフレーム構造としている。
開口部aを設けたことによる強度の低下分は、上記フレ
ーム構造により補充する。
上記ジャケット部材16に装着された防振パネル14は
シリンダ冷却用の水の漏洩を防止すると共に、外部へ放
散される音をさえぎるものである。
クランクケース部材17に装着された防振パネル14は
、潤滑油の飛散を防止すると共に外部へ放散される音を
さえぎるものである。
上記防振パネル14は振動によって励振されにくくかつ
遮音機能の高い、例えば、高分子材料や2枚の鋼板の間
に合成樹脂を挾んだいわゆるサンドイッチ鋼板等により
形成される。
筐た上記防振パネル14は、ボルト締め、接着剤等によ
り装着される。
上記装置において、シリンダブロックをフレーム構造と
しても騒音と有害な1〜5KH2の固有振動数は存在す
るが、発音の表面積が従来のものに較べてきわめて少な
くなっているのでシリンダブロックから放射される騒音
は著るしく低減される。
lたシリンダブロックとしての機能をもたせてジャケッ
ト部材16およびクランクケース部材17に装着された
防振パネル14は高減衰をもつ高分子材料(金属を含む
)サンドイッチ鋼板等にて形成されているので、該防振
パネル14へ伝達される振動振巾が大幅に低減される。
昔た防振パネル4の遮音能力が高いのでシリンダブロッ
クから外部に放射される音が低減される。
以上のように本考案に係るシリンダブロックは、外壁に
設けた開口部を防振パネルにて覆蓋しているので、シリ
ンダブロックがル−ム構造となり発音の表面積が従来の
ものよりも大幅に減少することにより、シリンダブロッ
クからの発生騒音を低減することができる。
また防振パネルによりこれに伝達される振動の振幅を減
衰せしめ、外部へ放射される騒音が従来のものよりも大
幅に低減される。
更に、クランクケース側部材は、その開口部間の軸受隔
壁を下部軸受部に結合してシリンダブロックのクランク
ケース側部材をフレーム構造としているので、開口部を
設けたことによる強度低下を防止することができる。
即ち強度の低下なしに大きな騒音低減効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来におけるシリンダブロックの
1例を示し、第1図は自動車用エンジンのシリンダ軸心
線に沿う断面図、第2図及び第3図は作用を説明するた
めの図である。 第4図ないし第1図は本考案の1実施例を示し、第4図
はシリンダブロックの平面図、第5図は第4図の■−V
線に沿う断面図、第6図は第4図のVI−VI線に沿う
断面図、第7図は第4図の■久方向に視たる図である。 14・・・防振パネル、16・・・シリンダブロック部
材、1γ・・・クランクケース部材、a・・・開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダブロックのシリンダジャケット側部材及びクラ
    ンクケース側部材の双方の外壁に複数個の開口部を設け
    、高分子材料等振動に対し高減衰能を有する材料からな
    る防振パネルを該開口部に装着してこれを覆蓋すると共
    に、上記クランクケース側部材は、その開口部間に形成
    された複数個の軸受隔壁の各下端を下部を下部軸受部に
    結合してシリンダブロックのクランクケース側部材をフ
    レーム構造となしたことを特徴とするシリンダブロック
JP4392579U 1979-04-03 1979-04-03 シリンダブロツク Expired JPS5943486Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4392579U JPS5943486Y2 (ja) 1979-04-03 1979-04-03 シリンダブロツク

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JP4392579U JPS5943486Y2 (ja) 1979-04-03 1979-04-03 シリンダブロツク

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Publication Number Publication Date
JPS55142646U JPS55142646U (ja) 1980-10-13
JPS5943486Y2 true JPS5943486Y2 (ja) 1984-12-24

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ID=28919259

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JP4392579U Expired JPS5943486Y2 (ja) 1979-04-03 1979-04-03 シリンダブロツク

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JPS55142646U (ja) 1980-10-13

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