JPS5943252Y2 - 帯電防止処理を施した合成樹脂袋 - Google Patents
帯電防止処理を施した合成樹脂袋Info
- Publication number
- JPS5943252Y2 JPS5943252Y2 JP16946881U JP16946881U JPS5943252Y2 JP S5943252 Y2 JPS5943252 Y2 JP S5943252Y2 JP 16946881 U JP16946881 U JP 16946881U JP 16946881 U JP16946881 U JP 16946881U JP S5943252 Y2 JPS5943252 Y2 JP S5943252Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- synthetic resin
- thin film
- antistatic agent
- antistatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
- Packages (AREA)
- Wrappers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は帯電防止処理を施した合成樹脂袋に関するも
のである。
のである。
合成樹脂袋は摩擦により静電気が生じ易く、これらの静
電気によって袋の両側面がくっついてし甘い開口性が悪
く、會た袋を重ねた場合不整いになってし1つたり、袋
相互がはりついてしまい、剥す際制しにくく、静電ショ
ックを受けろ場合もあった。
電気によって袋の両側面がくっついてし甘い開口性が悪
く、會た袋を重ねた場合不整いになってし1つたり、袋
相互がはりついてしまい、剥す際制しにくく、静電ショ
ックを受けろ場合もあった。
また袋外面に帯電しすると、袋外面に印刷する際インク
がとんでし1い、う1く印刷ができなくなるおそれがあ
る。
がとんでし1い、う1く印刷ができなくなるおそれがあ
る。
また袋内に挿入した品物が開先性又は爆発生のあるもの
は静電気によって開先又は爆発するおそれがあり、また
IC,LSIのような半導体又はこれらのものを組み込
んだ品物である場合は、静電気によってこれらの素子が
破壊するおそれがあった。
は静電気によって開先又は爆発するおそれがあり、また
IC,LSIのような半導体又はこれらのものを組み込
んだ品物である場合は、静電気によってこれらの素子が
破壊するおそれがあった。
さらに帯電によって塵やほこりが付着し易く、袋の透明
度が低下してしまう等の欠点があった。
度が低下してしまう等の欠点があった。
従ってこれらの静電防止処理が強く要求されている。
このため従来は帯電防止剤を合成樹脂の中に練り込んだ
ものを袋にして使用し、袋内、外表面に帯電防止剤がブ
リードしてきて、帯電防止効果を出していたり、直接袋
の内面に帯電防止剤を塗布していた。
ものを袋にして使用し、袋内、外表面に帯電防止剤がブ
リードしてきて、帯電防止効果を出していたり、直接袋
の内面に帯電防止剤を塗布していた。
しかしながらこれらの場合、内面にベタ付きがあるため
、自動包装機などで高速で連続的に袋の中に種々の品物
を充填する場合、かえって開口性が非常に悪く操作上の
トラブルを起していた。
、自動包装機などで高速で連続的に袋の中に種々の品物
を充填する場合、かえって開口性が非常に悪く操作上の
トラブルを起していた。
また袋内に充填する品物によっては帯電防止剤の毒性等
の副作用又は悪影響が生じることがあり、例えば食品、
薬物は不向である等、充填する品物に制約があった。
の副作用又は悪影響が生じることがあり、例えば食品、
薬物は不向である等、充填する品物に制約があった。
また充填物が粉又は細い軽い粒子のような場合、帯電防
止処理を施さない袋では静電気により、渣た帯電防止処
理を施した袋では帯電防止剤の種類によってはブリード
してきた帯電防止剤の粘着性で粉又は粒子が袋内面に付
着してしまい、袋の開口部を熱シールする際に非接着部
分ができて、密封シールが不十分なものが多かった。
止処理を施さない袋では静電気により、渣た帯電防止処
理を施した袋では帯電防止剤の種類によってはブリード
してきた帯電防止剤の粘着性で粉又は粒子が袋内面に付
着してしまい、袋の開口部を熱シールする際に非接着部
分ができて、密封シールが不十分なものが多かった。
渣た袋を帯電防止剤の液の中に浸漬して引き上げ、袋の
外表面に帯電防止剤から成る層を形成せしめる方法もあ
ったが、この場合、均一連続面が生じていないために袋
の内面の帯電防止効果にバラつきが生じるといった欠点
があった。
外表面に帯電防止剤から成る層を形成せしめる方法もあ
ったが、この場合、均一連続面が生じていないために袋
の内面の帯電防止効果にバラつきが生じるといった欠点
があった。
この考案はこれらの欠点を除去するもので、袋の外表面
にのみ、帯電防止剤から成る均一かつ連続した極薄膜を
形成せしめることにより、袋の外面においては勿論のこ
と、内面においても静電気の発生が認められず、この考
案はこの特性をいかすことを特徴とするもので、例えば
インフレーション成形法によりつくられるプラスチック
スフィルムチューブの外面のみに上記の如く均一かつ連
続した極薄膜を形成したチューブの内面を有効に利用す
るものである。
にのみ、帯電防止剤から成る均一かつ連続した極薄膜を
形成せしめることにより、袋の外面においては勿論のこ
と、内面においても静電気の発生が認められず、この考
案はこの特性をいかすことを特徴とするもので、例えば
インフレーション成形法によりつくられるプラスチック
スフィルムチューブの外面のみに上記の如く均一かつ連
続した極薄膜を形成したチューブの内面を有効に利用す
るものである。
この様にして袋の充填物に悪影響を与えることもなく、
それ故充填物の種類に制約がなく、開口性もよく、かつ
開口部の熱シールによる密封性もよく、帯電防止剤の量
を最少限にして十分効果が発揮できそれ故コスト的にも
生産性の面においても高率の良い帯電防止処理を施した
合成樹脂袋を提供することを目的としたものである。
それ故充填物の種類に制約がなく、開口性もよく、かつ
開口部の熱シールによる密封性もよく、帯電防止剤の量
を最少限にして十分効果が発揮できそれ故コスト的にも
生産性の面においても高率の良い帯電防止処理を施した
合成樹脂袋を提供することを目的としたものである。
以下この考案の構造を図について説明すると、1は合成
樹脂から成る袋、2はこの袋1の外表面1aに被われた
均一かつ連続した、帯電防止剤から成る極薄膜である。
樹脂から成る袋、2はこの袋1の外表面1aに被われた
均一かつ連続した、帯電防止剤から成る極薄膜である。
この均一かつ連続した極薄膜は本出願人が先に提出した
特願昭56−143817号における極薄膜の構成と同
様である。
特願昭56−143817号における極薄膜の構成と同
様である。
即ち、極く少量の帯電防止剤を含む薄い濃度の水溶液又
は水分散液の表面張力をフッ素系界面活性剤によって3
0dyne/77225℃以下にしたものを、適尚な方
法で煙霧状とし、このエアロゾル粒径5μ以下のものに
選択したものを上記袋1の外表面1aにさらし、吸着さ
せる。
は水分散液の表面張力をフッ素系界面活性剤によって3
0dyne/77225℃以下にしたものを、適尚な方
法で煙霧状とし、このエアロゾル粒径5μ以下のものに
選択したものを上記袋1の外表面1aにさらし、吸着さ
せる。
これにより粒子が凝集せず、外表面1aに拡がり、粒子
が微細なことと相俟って水分は急速に気化し、膜厚40
0mμ以下、即ち可視光線波長以下の厚さの帯電防止剤
から戊る極薄膜が均一に壕んべんなく袋1の外表面1a
に形成されたものである。
が微細なことと相俟って水分は急速に気化し、膜厚40
0mμ以下、即ち可視光線波長以下の厚さの帯電防止剤
から戊る極薄膜が均一に壕んべんなく袋1の外表面1a
に形成されたものである。
第3図は袋1の外表面1aに形成した均一かつ連続した
極薄膜2の拡大断面図を示し、袋1の外表面1aの約1
μ以下の微細な凹凸1bの表面細部に壕で、極薄膜2が
被われ、均一にかつ連続して形成されている。
極薄膜2の拡大断面図を示し、袋1の外表面1aの約1
μ以下の微細な凹凸1bの表面細部に壕で、極薄膜2が
被われ、均一にかつ連続して形成されている。
なお上記合成樹脂から成る袋1は適宜の方法によって製
造されたものであるが、インフレーション法によりチュ
ーブを底形し、一定長さ毎に溶断、クールして袋を作る
場合、上記、インフレーション法における押出機のダイ
から出てきたチューブの外周面に、上記エアロゾルの粒
径5μ以下のものをさらし、吸着せしめ、チューブの外
周面に極薄膜2を形成し、これを藩断、シールし、容易
にインライン方式を付与することによりこの考案の袋を
作ることができた。
造されたものであるが、インフレーション法によりチュ
ーブを底形し、一定長さ毎に溶断、クールして袋を作る
場合、上記、インフレーション法における押出機のダイ
から出てきたチューブの外周面に、上記エアロゾルの粒
径5μ以下のものをさらし、吸着せしめ、チューブの外
周面に極薄膜2を形成し、これを藩断、シールし、容易
にインライン方式を付与することによりこの考案の袋を
作ることができた。
この考案は以上の構成であり、袋1の外表面1aに、帯
電防止剤から成る均一かつ連続した極薄膜2を形成して
いるため、外表面は勿論、内面においても帯電防止効果
が発揮され、袋内面で静電気が発生しない。
電防止剤から成る均一かつ連続した極薄膜2を形成して
いるため、外表面は勿論、内面においても帯電防止効果
が発揮され、袋内面で静電気が発生しない。
それ故静電気の発生により口火又は爆発するおそれのあ
るもの、半導体のような静電気によって破壊されるもの
も挿入でき、さらに食品、薬剤等を入れても内面に帯電
防止剤が付着していないため、何等悪影響を与えない。
るもの、半導体のような静電気によって破壊されるもの
も挿入でき、さらに食品、薬剤等を入れても内面に帯電
防止剤が付着していないため、何等悪影響を与えない。
従って袋1内に入れる充填物の種類に制約がない。
しかもこの考案の均ゴかつ連続した極薄膜2は400m
μ以下即ち、可視光線以下の厚さであるため、従来の帯
電防止処理前の袋と外観上異ならず、透明な袋の場合も
、その透明度が落ちない。
μ以下即ち、可視光線以下の厚さであるため、従来の帯
電防止処理前の袋と外観上異ならず、透明な袋の場合も
、その透明度が落ちない。
また袋1の内面に帯電防止剤が付いていないため、かつ
静電気が発生しないため、袋1の開口性が良く、かつ熱
シールする際密封性もよい。
静電気が発生しないため、袋1の開口性が良く、かつ熱
シールする際密封性もよい。
なおこの考案の合成樹脂袋は適宜の形状でよくまた上端
に把手を付けたり、手持用の孔をあけたり、開閉部チャ
ックを付ける等して使用目的にあった形状に加工したも
のも台筐れるものである。
に把手を付けたり、手持用の孔をあけたり、開閉部チャ
ックを付ける等して使用目的にあった形状に加工したも
のも台筐れるものである。
以上の如くこの考案は合成樹脂袋において、袋の外表面
にのみ、均一かつ連続した帯電防止剤から成る極薄膜を
形成せしめたもので、これにより袋の内外面双方におい
て静電気の発生が生ぜず、充填物の種類に制約なく、極
めて便利なものである。
にのみ、均一かつ連続した帯電防止剤から成る極薄膜を
形成せしめたもので、これにより袋の内外面双方におい
て静電気の発生が生ぜず、充填物の種類に制約なく、極
めて便利なものである。
図はこの考案の実施例を示し、第1図はこの考案の斜視
図、第2図は第1図のA −A線断面図、第3図はこの
考案の袋の外表面に形成した均−力・つ連続した極薄膜
の拡大断面図である。 なお図中1は袋、2は均一かつ連続した極薄膜である。
図、第2図は第1図のA −A線断面図、第3図はこの
考案の袋の外表面に形成した均−力・つ連続した極薄膜
の拡大断面図である。 なお図中1は袋、2は均一かつ連続した極薄膜である。
Claims (1)
- 袋の外表面にのみ、帯電防止剤から成る均一かつ連続し
た極薄膜を形成したことを特徴とする帯電防止処理を施
した合成樹脂袋。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16946881U JPS5943252Y2 (ja) | 1981-11-16 | 1981-11-16 | 帯電防止処理を施した合成樹脂袋 |
EP82304114A EP0080790A3 (en) | 1981-08-10 | 1982-08-04 | Method and apparatus for forming an extremely thin film on the surface of an object |
US06/412,988 US4605574A (en) | 1981-09-14 | 1982-08-30 | Method and apparatus for forming an extremely thin film on the surface of an object |
US06/745,876 US4656963A (en) | 1981-09-14 | 1985-06-18 | Method and apparatus for forming an extremely thin film on the surface of an object |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16946881U JPS5943252Y2 (ja) | 1981-11-16 | 1981-11-16 | 帯電防止処理を施した合成樹脂袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5873728U JPS5873728U (ja) | 1983-05-18 |
JPS5943252Y2 true JPS5943252Y2 (ja) | 1984-12-20 |
Family
ID=29961456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16946881U Expired JPS5943252Y2 (ja) | 1981-08-10 | 1981-11-16 | 帯電防止処理を施した合成樹脂袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5943252Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-11-16 JP JP16946881U patent/JPS5943252Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5873728U (ja) | 1983-05-18 |
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