JPS59425B2 - 包装材における緩衝材の一体成型法 - Google Patents

包装材における緩衝材の一体成型法

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JPS59425B2
JPS59425B2 JP51132111A JP13211176A JPS59425B2 JP S59425 B2 JPS59425 B2 JP S59425B2 JP 51132111 A JP51132111 A JP 51132111A JP 13211176 A JP13211176 A JP 13211176A JP S59425 B2 JPS59425 B2 JP S59425B2
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JP
Japan
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packaging
cushioning material
cushioning
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mold
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JP51132111A
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JPS5356587A (en
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章雄 柏原
幸博 道井
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は包装材における緩衝材の一体成型法に関する。
従来、包装や梱包においては製品を完全固定してその破
損等を防ぐために、緩衝材が一般に用いられている。
しかし、緩衝材は製品保護の目的以外に使われることが
ないので、省資源や省力の観点から包装作業の合理化、
省力化、そして緩衝材の減量化、節約化が進められつつ
ある。また、輸送コストの低減を計るため、包装才数や
包装重量を減らすことも指向されている。従来の緩衝材
として、発泡スチロールや発泡ポリエチレンが多用され
ている。
発泡スチロールの場合、混練押出機で発泡性スチロール
を加熱→混練→押出→切断により、または金型使用によ
つて成型品またはブロックの形態で供されている。しか
し、この場合では以下に示すような欠点を有する。1
包装材の使用現場で、当該緩衝材を付与した包装材を製
造できないので、包装材の貯蔵に多大の場所が必要であ
る。
2 緩衝性能が充分でないので、包装材の使用量が多く
なり、才数が増す。
3 切断品固有の欠点として、当該緩衝材を製品と包装
箱の間に入れるだけなので製品の固定化が充分には果せ
ず、輸送中緩衝材が片寄つたりして製品の破損が時々あ
る。
4 成型品固有の欠点として、成型用金型が高価である
ため大量の成型品をつくらねば緩衝材のコストは下がら
ない。
即ち、量産品でなけれはコスト高となる。また金型成型
するため、必然的に脱型しにくい形はつくることができ
ず、製品の完全固定および緩衝においては製品の形に制
限がある。5 ブロック固有の欠点として、当該緩衝材
を製品の緩衝に合わせて適当な大きさ、形に切断した後
これをダンボールやベニヤ板等に接着剤を用いて接着さ
せなければならず、切断および接着の工程に手間と人員
を要し、且つ切断工程では同一形状のものを安定にして
つくるには熟練が必要であり、しかも接着剤の使用は免
がれない。
一方、発泡ポリエチレンの場合では混練押出機で発泡性
ポリエチレンを加熱→混練→押出するか、あるいは電子
線、放射線などを使つてブロックとする方法が採られて
いる。
この場合は、上記発泡スチロールの場合に比べ緩衝性能
がよく、包装材の使用量は少なくて済むが、これも発泡
スチロールの場合と同様、包装材の貯蔵に多大の場所を
必要としたり、更に切断および接着の工程に手間と人員
を要し、且つ切断工程では同一形伏のものを安定にして
つくるには熟練が必要であり、しかもポリエチレンを接
着させるためには、極めて特殊で高価な接着剤が必要と
される。最近、上記発泡スチロールおよび発泡ポリエチ
レンの欠点を補なうべく、発泡性ウレタン原液を用いて
被包装物の全体を発泡ウレタンで包み込む方法が提案さ
れている。
しかし、これも充分満足する包装材を製造しうるものと
はいえず、その欠点は以下の通りである。4発泡ウレタ
ンがダンボール箱に完全に接着してしまうため、開梱お
よび被包装物の取出しが面倒である。
4発泡性ウレタン原液の使用量が多い。
9被包装物を保護しているブラスチツクに傷あるいは破
裂があると、発泡性ウレタン原液が被包装物に付着し、
製品価値を損なう。
[F] 包装箱の下敷と被包装物の上からの吐出という
具合に発泡を二段階に分けて行う必要があり、包装作業
性が悪い。
本発明の目的は、かかる従来法の欠点を解消せしめた、
即ち緩衝性能に優れ品質の安定した緩衝材を簡単且つ迅
速に包装基材に一体成型する方法を提供することにある
本発明者らは、かかる目的を達成するため鋭意研究を進
めた結果、包装基材に緩衝材として発泡性ウレタン原液
を付与し、これを成型すれば、接着性を使用することな
く包装基材と緩衝材とが強固に一体固着でき、しかも緩
衝材の取付け位置を予め設定することにより、その使用
量の大巾な削減化が達成され、且つ切断工程など一切要
しないことを見出した。
本発明は、上述の知見に基いて完成されたもので、その
要旨は、紙製品箱形包装基材ブランクの所定箇所へ、該
基材の組立て前展開状態にて、発泡性ウレタン原液を吐
出または吹付けし、次いで未固化の該原液上に型枠を配
置し、該原液が固化した後に型枠を取りはずして、ブラ
ンクの所定箇所に緩衝材を一体成型することを特徴とす
る包装材における緩衝材の一体成型法に存する。
本発明で使用する包装基材としてその材質は、通常の紙
製品ものが採用されてよく、例えば普通包装用ダンボー
ル(ハニカム構造1〜3層のダンボール)、セルロース
を主成分とした紙類が挙げられる。
本発明にあつて、包装基材の形状としては特に箱状のも
のが採用されてよい。本発明において、緩衝材原料とし
ての発泡性ウレタン原液は、それ自体公知のものであつ
て、具体的には、A.少なくとも遊離のイソシアネート
基を有するイソシアネート類B.活性水素を有するポリ
エーテルおよび/またはポリエステルC.反応触媒とし
てのアミン類および/または金属触媒(有機錫化合物な
ど)D.発泡剤としての水および/または低沸点溶剤(
フロン11、フロン12、フロン113、塩化メチレン
など)、およびE.泡の強さや大きさを調整するシリコ
ン整泡剤の成分を配合して構成される。
特に、包装材をつくる作業性、価格面などの点で、固化
完了までの時間が20〜120秒で且つ密度が0.03
59/〜以下、好ましくは0.005〜0,029/*
のものが好適である。本発明において、上記発泡性ウレ
タン原液を成型するのに使用する型枠としては、例えば
金型(アルミニウム型、ニツケル型、鉄型、銅型、亜鉛
型など)、木型、石コウ型、および樹脂型(シリコン型
、エポキシ型、FRP型など)が挙けられる。
特に、経済性、作業性、作り易さ、加工性、耐久性など
の点で、アルミニウム型、木型、シリコン型、FRP型
が好適である。また、型枠の形状としては、L字型緩衝
材を形成せしめる断面1型、片側の上隅を切欠いたD型
緩衝材を形成せしめる断面1型、または上面が平らな断
面コ字型緩衝材を形成せしめるコあるいはr1型等が好
適に用いられ、重量のある被包装物の支持および左右へ
のずれを防ぐのに有利である。
以下、本発明に係る一体成型法について詳述すると、所
定形状の上記包装基材ブランクの所定箇所に、その組立
て前展開状態において、発泡性ウレタン原液を吐出また
は吹付けし、直ちに(該原液が固化してしまわない内に
)上記型枠をかぶせ、充分固化するまでその状態を保持
しながら成型する。
次いで、固化した後脱型すれは、包装基材に当該緩衝材
が一体成型されたものが得られる。以上の構成から成る
本発明方法を採用することにより、1.包装材の一部に
発泡ウレタンを用いるため、そのクツシヨン性、エネル
ギー吸収性、緩衝性の良さから、緩衝性能に優れた包装
材が得られる。
2.包装基材と緩衝材の接着に接着剤を必要としない。
3.当該緩衝材を型枠で成型してつくるので、同一形状
のものを安定にしてつくることができ、見栄えもよい。
4.緩衝材付きの包装材なので製品を完全に固定できる
5.発泡性ウレタン原液は液体で保存でき、これを包装
材の必要な時に必要な場所で、短時間に必要な形でつく
ることができるので、包装材保管場所は従来の約1/2
0〜1/200で済み、包装材の輸送においてもより有
利である。
6.組立て前展開状態、即ち平板状態において、緩衝材
を形成するので、箱形包装材であつてもその製造を簡易
に且つ能率的に実施できる。
次に、参考例および実施例を挙げて本発明を具体的に説
明する。参考例 1 添付図面第1図Aの如く、700×550×4關のシン
グルダンボール1の四端に、発泡機(日本ペイント社製
商品名「ニツペフオーミツクス40」)2を用いて発泡
性ウレタン原液(日本ペイント社製商品名「ニツペパツ
タフオーム#501])3をそれぞれ、2秒間吐出する
次いで、吐出した原液にBの如く、予め離型用シリコン
を内面に塗布したL字形のアルミニウム型枠(厚さ8韮
)4を直ちにかぶせ、約50秒間保持する。アルミニウ
ム型枠4を脱型すると、Cで示されるダンボール1と発
泡ウレタン成型緩衝材5とが一体接着した包装材が得ら
れる。各端の緩衝材の総体積は、約51であつた。実施
例 1 添付図面第2図において、ダソボール箱として組立てる
前のダンボールシート41のブランク各箇所に、参考例
1と同じ発泡機および発泡性ウレタン原液を使用し、該
原液をそれぞれ2秒間吐出する。
次いで、吐出した原液に予め離型用シリコンを内面に塗
布したエポキシ樹脂型枠を直ちにかぶせ、約45秒間保
持する。エポキシ樹脂型枠を脱型すると、Aで示される
ダンボールシート41と発泡ウレタン成型緩衝材45と
が一体接着した包装材が得られる。この包装材の各コー
ナをテーブまたはホツチキスで止め組立てると、Bで示
される緩衝材45付きダンボール箱46となる。
【図面の簡単な説明】
第1図A−Cは参考例1の方法を示す簡略斜視図、第2
図Aは本発明の実施例1で得られる包装材の簡略平面図
およびBはその組立てダンボール箱の簡略斜視図であつ
て、1,41は包装基材、4は型枠、5,45は発泡ウ
レタン成型緩衝材を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 紙製品箱形包装基材ブランクの所定箇所へ、該基材
    の組立て前展開状態にて、発泡性ウレタン原液を吐出ま
    たは吹付けし、次いで未固化の該原液上に型枠を配置し
    、該原液が固化した後に型枠を取りはずして、ブランク
    の所定箇所に緩衝材を一体成型することを特徴とする包
    装材における緩衝材の一体成型法。
JP51132111A 1976-11-01 1976-11-01 包装材における緩衝材の一体成型法 Expired JPS59425B2 (ja)

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JPS5356587A JPS5356587A (en) 1978-05-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58154169U (ja) * 1982-04-08 1983-10-15 湘南梱包運輸株式会社 梱包用発泡緩衝材の成型品
JPS5994071U (ja) * 1982-12-16 1984-06-26 松下電器産業株式会社 緩衝材一体化包装箱
JPH0526816U (ja) * 1991-09-20 1993-04-06 積水化成品工業株式会社 紙箱用内部包装材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5216429B2 (ja) * 1972-03-25 1977-05-09
JPS5088380U (ja) * 1973-12-15 1975-07-26
JPS52161180U (ja) * 1976-05-31 1977-12-07

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