JPS594247B2 - 帯鋸盤における切込速度制御方法および装置 - Google Patents

帯鋸盤における切込速度制御方法および装置

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JPS594247B2
JPS594247B2 JP2140681A JP2140681A JPS594247B2 JP S594247 B2 JPS594247 B2 JP S594247B2 JP 2140681 A JP2140681 A JP 2140681A JP 2140681 A JP2140681 A JP 2140681A JP S594247 B2 JPS594247 B2 JP S594247B2
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saw blade
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resistance
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信男 桜井
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D55/00Sawing machines or sawing devices working with strap saw blades, characterised only by constructional features of particular parts
    • B23D55/08Sawing machines or sawing devices working with strap saw blades, characterised only by constructional features of particular parts of devices for guiding or feeding strap saw blades
    • B23D55/088Devices for feeding strap saw blades

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、横型の帯鋸盤における帯鋸刃が被加工物に
対して切込む速度を制御する制御方法および制御装置に
関するものである。
横型帯鋸盤は、一般に、基台上に、帯鋸刃を適宜に備え
た鋸刃ハウジングが適宜の手段(例えば、ガイドポスト
あるいはヒンジピン等)によって昇降自在に装着されて
いるものであり、鋸刃ハウジングの昇降作動は、基台と
鋸刃ハウジングとの間に介装した昇降シリンダーの制御
によって行なわれているものである。
このような横型帯鋸盤において、基台上に載置された被
加工物を切削(切断)する場合には、帯鋸刃を駆動する
とともに、昇降シリンダー内の油の排出を制御して鋸刃
ハウジングを下降することによって行なうものである。
横型帯鋸盤によって被加工物を切削(切断)するときに
は、帯鋸刃の寿命、切削能率の点を考慮すると切削率(
単位時間当りの切削面積)が一定であることが望ましい
ものである。
すなわち、切削長(帯鋸刃によって被加工物が切削作用
を受けている部分の長さ)が短いところにおいては、被
加工物に対する帯鋸刃の切込速度を大きくし、切削長の
長いところにおいては切込速度を小さくすることが望ま
しいものである。
しかし乍ら、被加工物の材質によっては、例えば、切削
時における摩擦熱や帯鋸刃の歯先が被加工物の表面を擦
ることによって表面硬化を生じ易い難削材等の場合には
、切削長の増大に伴って切込速度を小さくして切削する
ことが困難なものである。
そこで、従来においては、被加工物の対象が普通鋼や易
削材である場合には、切削時における切削抵抗が一定と
なるように帯鋸刃の切込速度を制御する荷重制御方法が
採用されている。
この荷重制御方法の場合には、切削抵抗が常に一定に保
持されていれば、切削長が変化した場合であっても、単
位長さ当りの切削抵抗(例えば、帯鋸刃における1歯当
りの切削抵抗)と帯鋸刃の切込速度との変化率が同一で
あるとの条件が満足されることによって切削率が一定に
維持されるものである。
また、被加工物の対象が難削材である場合には、被加工
物に対する帯鋸刃の切込速度を一定に保つように制御す
る流量制御方法が採用されている。
この流量制御方法の場合には切削長の変化によって切削
率が変化する傾向にあるものである。
ところが、難削材の場合には、荷重制御方法の制御によ
って切削することは困難なものである。
この発明は、前述のごとき問題に鑑み発明したもので、
その第1の目的とするところは、切削能率を考慮して、
難削材をも荷重制御方法の制御のもとに切断しようとす
ることである。
このように難削材を荷重制御方法の制御のもとにおける
切断は、次のごとき制御方法によって達成されるもので
ある。
すなわち、被加工物の切削中における切削抵抗、切込速
度を検出し、この検出した切削抵抗と切込速度等との関
係から切削率を演算により算出し、この算出した切削率
と前記切削抵抗等とを、各被加工物によって予め実験等
によって求められている最適な切削抵抗、切削率等の上
限限界値と比較して、前記切削抵抗、切削率等が最適な
切削抵抗、切削率等を越えない範囲で近似するように、
切込速度を可能な限り大きく制御することによって、前
述のごとき目的が達成されるものである。
以下、図面を用いてこの発明の実施例について詳細に説
明する。
第1図に示すように、横型帯鋸盤1は、箱状のベース3
と、ベース3に対して昇降自在の鋸刃・・ウジフグ5等
より成るものである。
鋸刃ハウジング5はヒンジピン7によってベース3に上
下方向に回動自在に枢支されているものである。
しかし乍ら、ベース3に対して鋸刃ハウジング5を昇降
自在に装着する構成としては、図示の実施例に限ること
なく、ベースBVcガイドポストを立設し、このガイド
ポストに沿って鋸刃ハウジング5が昇降する構成とする
こともできるものである。
前記鋸刃ハウジング5は、ベース3と鋸刃ハウジング5
との間に介装した昇降シリンダー9の作動によって昇降
されるものである。
前記鋸刃ノ・ウジフグ5内には、エンドレス状の帯鋸刃
11を掛−回した駆動ホイール13および従動ホイール
15がそれぞれ軸17.19を介して回転自在に支承さ
れており、駆動ホイール13が駆動装置(図示省略)に
よって駆動されることにより、帯鋸刃11は切削作用を
行なうべく走行駆動されるものである。
帯鋸刃11が横型帯鋸盤1における切削作用領域に位置
する部分は、゛刃先が垂直下方を向くように一対のガイ
ド部材21.23によって摺動自在に案内されている。
一対のガイド部材21゜23は、それぞれ支持アーム2
5.27の下端部に適宜に装着しであるものであり、支
持アーム25.27は前記鋸刃ハウジング5の上部位置
に固定したビーム部材29に位置調節自在に支持されて
いるものである。
また、ベース3の切削作用領域の部分には、切断すべき
被加工物Wを載置するワークテーブル31が装着しであ
るとともに、被加工物Wを挾持固定するための固定バイ
スジョー33fと可動バイスジョー33mを備えたバイ
ス装置33が装着しである。
したがって、第1図に想像線で示すごとく上昇した位置
から鋸刃ハウジング5が下降されると、駆動ホイール1
3によって走行駆動されている帯鋸刃11はバイス装置
33によってワークテーブル31上に固定されている被
加工物Wに対して切込むこととなり、被加工物Wを切断
することができるものである。
なお、被加工物Wに対する帯鋸刃11の切込速度は、昇
降シリンダー9を適宜に制御して鋸刃ノ・ウジフグ5の
下降速度を制御することによって制御できるものである
ところで、帯鋸盤によって被加工物Wを切断するときに
おける切削率(単位時間当りの切削面積)は、切削率を
C1切削面積をS、切削時間をT、切削長をし、切込量
をHおよび切込速度をVとすると次式によって示される
C=S/T =L−H/T =L−V ・・・・・・・・・・・
・(1)すなわち、切削能率を良くすべく切削率Cを一
定に保つには、切削長し、切込速度Vを相互に適宜に制
菌する必要があるものである。
また、単位長さ当り(例えば帯鋸刃における1歯当り)
の切削抵抗なU、総切削抵抗なRとすると、単位長切削
抵抗U、総切削抵抗Rおよび切削長りとの間には、次の
関係式が成立する。
R=U−L ・・・・・・・・・・・
・(2)(2)式を変形して(1)式に代入すると、次
式となる。
C=R−V/U ・・・・・・・・・・・
・(3)(3)式より明らかなように、荷重制御方法を
行なうべく総切削抵抗Rを一定に保持して被加工物の切
削(切断)を行なっているときに、切削長しが変化した
ような場合であっても、単位長切削抵抗Uと切込速度V
との変化率を同一に制御することによって、切削率Cは
一定に保持されるものである。
ところで、前記単位長切削抵抗Uは、切込量H5帯鋸刃
における歯のピッチBP、切削長しおよび鋸速Bvの関
数であるが、切入量Hが主要素であるので、 U=f(H) ・・・・・・・・・・
・・(4)と表わすことができる。
すなわち、切込量Hにより単位長切削抵抗Uを求めるこ
とができるものである。
なお、この単位長切削抵抗Uの限界値は、被加工物の材
質、鋸刃の強さ、鋸盤の特性等によって予め決定される
ものである。
また、鋸刃ハウジングを昇降作動する昇降シリンダーに
おける上方向への荷重(昇降シリンダー内の圧力×受圧
面積)をP、鋸刃ハウジングの重量をBとし、鋸刃ハウ
ジングが垂直に下降するものとすると、昇降シリンダー
における上方向への荷重Pと鋸刃ハウジングの重量Bお
よび総切削抵抗Rとの関係は、 P = B −R・・・・・・・・・・・イ5)と表わ
すことができる。
したがって、昇降シリンダー内の圧力を検出することに
より、総切削抵抗Hの値を求めることができるものであ
る。
さらに、前記切込量Hは、帯鋸刃における歯のピッチB
Pと鋸速Bvおよび切込速度Vとによって、 H=VXB、/Bv ・・・・・・・・・・・・
(6)と表わすことができる。
したがって、切込速度Vと鋸速Bvとを検出することに
より、切込量Hを求めることができるものである。
ここで、難削材を流量制御方法の制御の下に切削した場
合と、荷重制御方法の制御の下に切削した場合における
切削長りと切削率Cとの関係で示すと、第2図のように
示される。
流量制御方法の場合は、最大切削長の位置において最大
切削率となるように、最大切削長の位置を基準にするも
のであるから、切削長しが短い場合には切削率Cが小さ
く、全体として切削能率が悪い。
他方、荷重制御方法の場合は、最大切削長を基準にして
上方向へ凸形の曲線になる。
この曲線では切削率限界値を越えてしまい切曲り等の原
因となる。
第2図より明らかなように、難削材を切削する場合、流
量制御方法では切削率Cが低く効率が悪い。
荷重制御方法では、切削抵抗が常に一定となるように制
御するものであるから、総切削抵抗Rは限界内に制限さ
れるものの、次のごとき2点の問題を生じる虞れがある
(a) 切削長しが短い場合には切込速度Vが大きく
なり((1)式考慮)、切込速度Vが大きくなると切込
量Hも大きくなり単位長切削抵抗Uも大きくなる((4
)式、(6)式参照)。
単位長切削抵抗Uか大きくなり限界値近くまで達したと
きの切込速度Vは、総切削抵抗Rの限界値における切込
速度Vより小さくなる。
したがって、切削長りが短い場合には切込速度Vは単位
長切削抵抗Uによって制御する必要がある。
(b) 切削長しが中程度の領域では切削率Cが大き
くなりすぎ、帯鋸刃における1歯当りの切削によって生
じる切屑量に対して鋸刃ギヤレット(帯鋸刃における歯
と歯の間に形成されている切欠凹部)の容量が不足する
こととなる。
したかって、切削長りが中程度の領域では切削率Cを制
限するように切込速度Vを制御する必要があるものであ
る。
上記(a) 、 (b)の2点の問題を考慮して荷重制
御方法を行なうと、切削長しが短い場合には単位長切削
抵抗Uに基いて制御する必要がある。
単位切削抵抗Uが限界値を越えないように制限して制御
するとき、鋸速Bvが一定の場合には切込速度Vも一定
になり、切削率Cは、第3図に示すように、切削長しに
比例することとなる。
なお、切削長しが中程度の場合には、切削率Cの限界値
で切込速度Vを制御することとなるので、切削率Cは第
3図に示すように一定になる。
すなわち、単位長切削抵抗Uの限界値、切削率Cの限界
値、総切削抵抗Rの限界値を越えない範囲で切込速度V
をできるだけ大きく制御することにより、難削材をも荷
重制御方法によって高能率的に切削することができるも
のである。
そこでこの発明の実施例においては、第4図に示すごと
き制御系を採っているものである。
すなわち、横型帯鋸盤1における駆動ホイール13を駆
動すべ(鋸刃駆動用モータ35とチェノあるいはギヤ等
の動力伝導機構を介して適宜に連動連結した駆動軸17
には、帯鋸刃11の鋸速Bvを検出するための適宜の鋸
速検出装置37が適宜に連動連結しである。
この鋸速検出装置37は、例えばタコジェネレータのご
ときもので、その出力は、第1演算処理装置39へ入力
されている。
この第1演算処理装置39は、前記(6)式に基いて切
込量Hを算出するものである。
この第1演算処理装置39によって算出された切込量H
は、第2演算処理装置41へ入力されるものである。
この第2演算処理装置41は、前記(4)式に基いて単
位長切削抵抗Uを算出するものであり、その算出した単
位長切削抵抗Uは、第3演算処理装置43と比較装置4
5へ入力されている。
前記帯鋸盤におけるヒンジピン7には、例えばポテンシ
ョメータのごとき適宜の角度検出装置47が連動連結し
である。
この角度検出装置47は前記鋸刃ハウジング5の仰角を
検出するもので、その出力は第4演算処理装置49へ入
力されている。
また、前記昇降シリンダー9のドレイン回路51には、
例えば圧カドランスデューサのごとき適宜の圧力検出装
置53が接続してあり、この圧力検出装置53の出力は
前記第4演算処理装置49へ入力されている。
第4演算処理装置49は、前記(5)式に基いて総切削
抵抗Rを算出するものである。
実施例に示したごときヒンジ型の帯鋸盤の場合には、鋸
刃ハウジング5の仰角の相違によって鋸刃ハウジング5
を下降せしめようとするモーメントが相違するので、本
実施例においては、前記角度検出装置47からの入力に
よって適宜に仰角補正を行なっているものである。
なお、鋸刃ハウジング5がガイドポスト等に沿って昇降
する型式の帯鋸盤の場合には、前記角度検出装置47を
省略することができ、かつ第4演算処理装置49による
仰角補正が不要なものである。
前記第4演算処理装置49によって算出された総切削抵
抗Rは、前記第3演算処理装置43へ入力されるととも
に前記比較装置45へ入力されている。
前記第3演算処理装置43は、前記第2演算処理装置4
1から入力される単位長切削抵抗Uと第4演算処理装置
49から入力される総切削抵抗Rにより、前記(2)式
に基いて切削長りを算出するものである。
この第3演算処理装置43の出力は第5演算処理装置5
5へ入力されている。
第5演算処理装置55は、前記第3演算処理装置43か
ら入力される切削長りと前記比較装置45から入力され
る切込速度Vにより、前記(1)式に基いて切削率Cを
算出するものであり、この第5演算処理装置55の出力
は前記比較装置45へ入力されている。
前記比較装置45は、第2.第4および第5の各演算処
理装置41.49,55からそれぞれ入力される単位長
切削抵抗U、総切削抵抗Rおよび切削率Cと、被加工物
の各種材質および帯鋸刃の鋸刃ピッチBP等によって定
まる単位長切削抵抗限界値び、切削率限界値C’s総切
削抵抗設定値R′とを比較するものである。
そして、それぞれの比較のうちいづれか1つでも限界値
を越えた場合には、切込速度Vを低下させるべく出力す
るものである。
前記単位長切削抵抗限界値U′、切削率限界値C−総切
削抵抗設定値R′等は、被加工物の材質、帯鋸刃の鋸刃
ピッチBPに対応した各種の値が予め記憶装置57に記
憶されているものである。
この記憶装置57に対して指示装置59から鋸刃ピッチ
Bpおよび被加工物の材質を入力すると、鋸刃ピッチB
pおよび被加工物の材質に応じた単位良切削抵抗限界値
U′、切削率限界値σおよび総切削抵抗設定値R′が記
1意装置57から比較装置45へ入力されるものである
なお、前記比較装置45から出力される切込速度Vは前
記第1演算処理装置39へ入力されており、また指示装
置59から出力される鋸刃ピッチBpも第1演算処理装
置39へ入力されている。
したがって、第1演算処理装置39は、鋸速検出装置3
7から入力される鋸速Bvと前記切込速度Vおよび鋸刃
ピッチBPI/jより、前述のごとく、前記(6)式に
基いて切込量Hを算出するものである。
前記比較装置45から出力された切込速度Vは、さらに
前記第5演算処理装置55およびサーボ増巾器61へ入
力されている。
このサーボ増巾器61は、入力される切込速度■の大き
さに応じてサーボモータ63を回転制御するものである
このサーボモータ63は、前記昇降シリンダー9のドレ
イン回路51に配置したメータリングパルプのごとき切
込制御装置65に適宜に連動連結しである。
切込制御装置65は、前記鋸刃ハウジング5が下降され
るときに、前記昇降シリンダー9からタンクTへ排出さ
れる油の量を、サーボモータ630回転に応じて制御す
るものである。
すなわち切込制御装置65は、鋸刃ハウジング5の下降
速度、換言すれば被加工物に対する帯鋸刃11の切込速
度Vを制御する装置をなすものである。
以上のごとき構成において、昇降シリンダー9の作動に
より鋸刃ハウジング5を上昇せしめ、その後に駆動ホイ
ール13を回転駆動するとともに昇降シリンダー9から
油を排出して鋸刃ハウジング5を下降することによって
、バイス装量33によって固定された被加工物Wの切断
を行なうものである。
前述のごとく被加工物Wの切断を行なうに際し、指示装
置59によって帯鋸刃11における鋸刃ピッチBpおよ
び被加工物Wの材質を記憶装置57へ入力すると、前記
鋸刃ピッチBpおよび被加工物Wの材質に応じた単位長
切削抵抗限界値V、切削率限界値C′および総切削抵抗
設定値R′が記憶装置57から比較装置45へ入力され
る。
そして、第2.第4および第5の各演算処理装置41゜
49.55から比較装置45へ入力される単位長切削抵
抗U、総切削抵抗R1切削率Cと前記各限界値U’tσ
、R′とを比較して、単位長切削抵抗U、総切削抵抗R
1切削率Cがそれぞれ各限界値び。
σt R’を越えない範囲の最大の切込速度Vを出力す
る。
この切込速度Vの大きさに対応してサーボモータ63、
切込制御装置65が制御され、鋸刃ハウジング5の下降
速度は切込速度Vに制御される。
前記指示装置59からの鋸刃ピッチBPおよび比較装置
45からの切込速度Vは第1演算処理装置39へ入力さ
れる。
また鋸速検出装置37によって検出した鋸速BVが第1
演算処理装置39へ入力され、第1演算処理装置39に
おいては切込量Hが算出される。
第1演算処理装置39によって算出した切込量Hは第2
演算処理装置41へ入力され、第2演算処理装置41に
おいて単位長切削抵抗Uが算出される。
この第2演算処理装置41において算出された単位長切
削抵抗Uは前記比較装置45および第3演算処理装置4
3へ入力される。
前述のごとく被加工物′Wを切断する際、圧力検出装置
53によって検出した昇降シリンダー9内の圧力および
角度検出装置47によって検出した鋸刃ハウジング5の
仰角の検出値は共に第4演算処理装置49に入力され、
総切削抵抗Rが算出される。
第4演算処理装置49によって算出された総切削抵抗R
は前記比較装置45および第3演算処理装置43へ入力
される。
第3演算処理装置43においては切削長りを算出し、第
5演算処理装置55へ入力する。
第5演算処理装置55においては切削率Cを算出し、前
記比較装置45へ入力する。
そして比較装置45においては、単位長切削抵抗U、切
削率C1総切削抵抗Rと前記各限界値ビ、σ、R′とを
それぞれ比較して、それぞれが1つでも限界値び、C9
R’を越ない範囲において切込速度Vが最大となるよう
に切込速度V(詳細には切込速度Vの指令)を出力する
ものである。
したがって、被加工材Wの切削長りが短い領域において
は単位長切削抵抗Uと単位長切削抵抗限界値「との比較
が行なわれ、単位長切削抵抗Uの制限による制御が行な
われるものである。
また、切削長りが中程度の場合には、切削率Cと切削率
限界値C′との比較が行なわれ、切削率Cの制限により
制御が行なわれるものである。
そして、単位長切削抵抗U、切削率Cの制御による制御
が行なわれる領域以外においては、総切削抵抗Rと総切
削抵抗設定値R′との比較が行なわれ、総切削抵抗Rの
制限による制御が行なわれるものである。
なお、図示の実施の他の実施態様として、前記切込速度
■、切込量H1切削長しおよび切削率C等の値を適宜の
表示装置によって表示する構成とすることができるもの
である。
また、切削抵抗を検出する構成としては、帯鋸刃の切込
方向(帯鋸刃の長手方向に対し直交する方向)の物理的
変位等を検出して総切削抵抗を演算する構成や、帯鋸刃
の走行方向(長手方向)の切削抵抗を駆動ホイールを駆
動するモータの電力変化によって検出して演算する構成
とすることができるものである。
さらに、切込速度を検出する構成としてはヒンジ部分の
単位時間当りの回動角を検出して切込速度を演算するこ
とができるものである。
すなわち、前記実施例以外の種々の態様でもってこの発
明を実施することができるものである。
この発明は、特許請求の範囲に記載のように、帯鋸盤に
おける切込速度を制御する方法にして、被加工物を切削
する帯鋸刃の鋸速、切込速度および鋸刃のピッチに基い
て被加工物へ帯鋸刃が切込む切込量を演算により算出し
、算出した切込量に基いて単位長切削抵抗を算出し、こ
の単位長切削抵抗と検出装置によって検出された総切削
抵抗に基いて切削長を算出し、この切削長と切込速度に
基いて切削率を算出し、この切削率と前記総切削抵抗と
が被加工物の切削に最適であるとされる切削率と総切削
抵抗の限界値をいずれか1つでも越え・ない範囲内にお
いて最大となるように切込速度を制御するものであり、
また、切削率と前記総切削抵抗および単位長切削抵抗と
が被加工物の切削に最適であるとされる切削率、総切削
抵抗および単位長切削抵抗の限界値をいずれか1つでも
越ない範囲内において最大となるように切込速度を制御
するものであるから、切削長が短い場合、中程度の場合
等に応じて切込速度を最良の切込速度に制御することが
でき、難削材の場合であっても荷重制御方法によって切
削できることとなったものである。
なお、この発明は前記実施例のみに限定されるものでは
なく、適宜の変更を加ゐることによっては他の実施態様
でも実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は横型帯鋸盤の正面図、第2図は流量制御方法お
よび荷重制御方法によって被加工物を切削したときの切
削長と切削率との関係を示す説明図、第3図はこの発明
による制御方法においての切削長と切削率との関係を示
す説明図、第4図はこの発明における実施例の制御系の
説明図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、11・・・帯鋸
刃、37・・・鋸速検出装置、45・・・比較装置、3
9.41.43,55・・・演算処理装置、53・・・
圧力検出装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 帯鋸盤における切込速度を制御する方法にして、被
    加工物を切削する帯鋸刃の鋸速、切込速度および鋸刃の
    ピッチに基いて被加工物へ帯鋸刃が切込む切込量を演算
    により算出し、算出した切込量に基いて単位長切削抵抗
    を算出し、この単位長切削抵抗と検出装置によって検出
    された総切削抵抗に基いて切削長を算出し、この切削長
    と切込速度に基いて切削率を算出し、この切削率と前記
    総切削抵抗とが被加工物の切削に最適であるとされる切
    削率と総切削抵抗の限界値をいずれか1つでも越ない範
    囲内において最大となるように切込速度を制御すること
    を特徴とする帯鋸盤における切込速度制御方法。 2 帯鋸盤における切込速度を制御する方法にして、被
    加工物を切削する帯鋸刃の鋸速、切込速度および鋸刃の
    ピッチに基いて被加工物へ帯鋸刃が切込む切込量を演算
    により算出し、算出した切込量に基いて単位長切削抵抗
    を算出し、この単位長切削抵抗と検出装置によって検出
    された総切削抵抗に基いて切削長を算出し、この切削長
    と切込速度に基いて切削率を算出し、この切削率と前記
    総切削抵抗および単位長切削抵抗とが被加工物の切削に
    最適であるとされる切削率、総切削抵抗および単位長切
    削抵抗の限界値をいずれか1つでも越ない範囲内におい
    て最大となるように切込速度を制御することを特徴とす
    る帯鋸盤における切込速度制御方法。 3 被加工物を切削する帯鋸刃の鋸速を検出する検出装
    置と、切込速度を検出する装置と、前記鋸速、切込速度
    および帯鋸刃のピッチに基いて被加工物へ帯鋸刃が切込
    む切込量を演算により算出する演算装置と、算出した切
    込量に基いて単位長切削抵抗を算出する演算装置と、被
    加工物の切削中に総切削抵抗を検出する検出装置と、算
    出された単位長切削抵抗と検出された総切削抵抗に基い
    て一切削長を算出する演算装置と、算出した切削長と切
    込速度に基いて切削率を算出する演算装置と、算出した
    切削率および総切削抵抗が被加工物の切削に最適である
    とされる定められた切削率と総切削抵抗の限界値内にあ
    るか否かを比較して前記限界値内において切削率、総切
    削抵抗が最大となるように帯鋸刃の切込速度を制御する
    制御装置とよりなることを特徴とする帯鋸盤における切
    込速度制御装置。
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