JPS5942244Y2 - チユ−ブレスタイヤの空気注入装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はチューブレスタイヤに空気を注入するための装
置に関する。

更に詳しくは、タイヤを装着したリムを保持するための
プレートを昇降自在とし、該プレートに所定位置に位置
決めするセンターガイドバー、ラフガイドバー、治具な
設けるとともに、リム内面のバルブ孔に押し付けられる
エアーガンをプレートに揺動自在に設け、位置決めして
該ガンをバルブ孔に押し付けることにより注入作業を行
い、作業の自動化、各種サイズのチューブレスタイヤに
対する汎用性を企図したチューブレスタイヤの空気注入
装置に関する。

チューブレスタイヤに空気を注入する装置としては、多
数の空気噴出小孔を形成した環状パイプをリムとタイヤ
との接触部に押圧し、接触部間隙から空気を注入するも
の、或はリム外径よりも大径とした筒状部材をタイヤ外
面に押し付けて気密室を形成し、該気密室に供給された
圧搾空気を隙間が開いたリムとタイヤとの間から注入す
るもの等が既に提案されている。

かかる従来装置においては上記環状パイプ、筒状部材の
径をチューブレスタイヤのサイズに応じて設定すること
を要し、各種サイズのチューブレスタイヤに対処でｌ”
、又気密とするためのシール構造が面倒となる問題があ
った。

本考案者は以上の如き従来の問題点に鑑み、これを有効
に解決すべく本考案を成したものである。

本考案の目的は、リムとタイヤとの間隙から空気を注入
するのではなく、パルプが嵌装されるリム内面のバルブ
孔から空気をエアーガンにより注入するようにし、以っ
て各種サイズのチューブレスタイヤに対処することがで
き、汎用性を備えるようにしたチューブレスタイヤの空
気注入装置を提供する処にある。

又本考案の目的は、空気注入作業時、チューブレスタイ
ヤを自動的に位置決めできるようにし、位置決めしエア
ーガンとバルブ孔との位置関係を適合させて作業を行え
るようにすることにより、作業性の容易化、向上を図り
、作業の自動化を企図したチューブレスタイヤの空気注
入装置を提供する処にある。

以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述
する。

第１図中、１は図中左右方向に移動するコンベヤーで、
リム２の外周にタイヤ３を前工程で装着シタチューブレ
スタイヤ４がコンベヤー１に載せら−れて空気注入工程
に移送されてくる。

該空気注入工程には架台５がコンベヤー１の下面に設け
られ、架台５０基板６から起設した案内ロッド６ａｔ６
ａに摺動案内されてプレート７がコンベヤー１の下面側
において昇降自在となっている。

プレートＩの昇降動はロッド８ａをプレート７に結合し
たシリンダー８の作動によって成される。

プレート７上面に中央の筒部材９と、中央からずらした
ラフガイドバー１０とを夫々直立に固着し、筒部材９に
先端を突出させてセンターガイドバー１１を挿入し、筒
部材９に内装したバネ９ａの弾発力でセンターガイドバ
ー１１を弾支する。

プレート７の端部側には治具１２を固定する。

該治具１２はプレートＩの上昇時にリム２の内周側と当
接係合するリム位置決め用治具である。

又、ラフガイドバー１０はチューブレスタイヤ４０図示
しない例えばプレートによるスポークの孔に挿入係合し
円周方向を位置決めするものであり、センターガイドバ
ー１１はチューブレスタイヤ４の軸芯ハブ部に挿入係合
し中心位置を位置決めするものである。

プレート７にビン１３でＬ字形のエアーガン１４の下部
を枢着結合し、エアーガン１４をビン１３を支点として
チューブレスタイヤ４の径方向に揺動自在とする。

プレート７にブラケット３４を垂下固定し、ブラケット
３４に上向きに枢着支持させたシリンダー１５のロッド
１５ａをエアーガン１４の側面に連結することにより、
ロッド１５ａの伸縮挙動でエアーガン１４の揺動を行わ
せる。

又、グレー）７の下面に加圧シリンダー１６を上向きに
取り付け、該シリンダー１６のロッド先端の押圧杆１６
ａを貫通孔７ａを通してプレート７の上面側に出没させ
る。

シリンダー１５の伸び挙動時、加圧シリンダー↑６の縮
小挙動時には傾倒したエアーガン１４をプレート７上の
ストッパー１１が支持する。

コンベヤー１の上方に支柱１８を設げ、支柱１８は架台
５から起設するなどしてコンベヤー上方に起立し、シリ
ンダー１９を支柱１８に下向きに取り付け、シリンダー
１９の上下動するロッド先端をセンターガイドバー２０
とし、前記センターガイドバー１１と軸芯な一致させる
。

以上の構成において、エアーガン１４の頂部に空気圧源
に連らなるホース２１を接続し、エアーガン１４の頂部
内部には第２図に示す如くホース２１と連通する空気通
路２２を形成する。

該通路２２の先端開口部にシール部材２３を嵌着する。

リム２の内面にはタイヤ内外を連通させるハＡ／ブ孔２
４が開口形成され、該バルブ孔２４にはタイヤ内部側の
後部をゴムによる膨大係止部２５ａとしたバルブ２５が
挿入されている。

バルブ２５の挿入は空気注入工程にチューブレスタイヤ
４が移送されてくる以前に行われ、且つパルプ２５前部
のキャップが被着されるべきネジ部２５ｂにナツト２６
が螺合されている。

次に空気注入作業を述べる。

予めリム２にタイヤ３を装着して組立体としたチューブ
レスタイヤ４をコンベヤー１の移動で空気注入工程まで
移送し、停止させる。

第１図中鎖線の如く降下していたプレート７を上昇させ
、該上昇によりセンターガイドバー１１をチューブレス
タイヤ４の軸芯ハブ部に、ラフガイドバー１０をスポー
ク部に、更に治具１２をリム２内径面下部に夫々挿入、
或は当接せしめてチューブレスタイヤ４を位置決めする
。

次いでシリンダー１９の作動により他のセンターガイド
バー２０を下動させ、軸心ハブ部に上面側から挿入し、
これによりバネ９ａの弾発力に抗して下動する下面側の
センターガイドバー１１と併せ弾圧力をもってチューブ
レスタイヤ４を挟着し、最終的な位置決めを行う、傾倒
していたエアーガン１４をシリンダー１５の作動により
起し方向へ揺動させ、且つ加圧シリンダー１６を伸び挙
動させてロッド先端の押圧杆１６ａをエアーガン１４の
水平突片１４ａに押圧させ、エアーガン１４の先部を該
シリンダー１６の加圧力をもってリム２内面のバルブ孔
２４に押し付ける。

これによりパルプ孔２４周囲は第２図の如くシール部材
２３で気密にシールされ、この後、ホース２１かもの空
気は通路２２に流通させてエアーガン１４の先部開口端
から噴出させ、バルブ孔２２に吹き付ける。

バルブ２５は空気圧によりタイヤ３側へ後退し、バルブ
２５とバルブ孔２４との間から空気がタイヤ３内部に注
入され、空気の充填が威される。

この時、バルブ２５はバルブ孔２４かも突出したネジ部
２５ｂのナツト２６の係止作用によってバルブ孔２４を
通過しタイヤ内部に落ち込むのを阻止サレる。

又バルブ孔２４にエアーガン１４は加圧シリンダー１６
の加圧力で押し付けられているため、エアーカン１４が
空気の圧力及び噴出反作用テハルプ孔２４かも後退分離
することはない。

チューブレスタイヤ４への空気の注入、充填作業終了俊
、シリンダー１５、加圧シリンダー１６を逆作動させて
エアーガン１４をバルブ孔２４かも分離し、プレート７
を降下させ、シリンダー１９を上昇動させて全てを旧位
に復帰させる。

爾後、コンベヤー１の移動によりチューブレスタイヤ４
を次工程に移送する。

尚、チューブレスタイヤの空気注入後、バルブ２５を適
宜な手段により引張り出し、後部のゴム製膨大係止部２
５ａをバルブ孔２４に嵌合圧Ｎさせる。

又、ナツト２６を取り外し、ネジ部２５ｂに本来のキャ
ップを螺合被着する。

以上の説明で明らかな如く本考案によれば、リム内面の
バルブ孔から空気を注入するようにしたため、径寸法の
異なるチューブレスタイヤに対処でさ、各種サイズのチ
ューブレスタイヤに対スる汎用性を有し、実用的である
。

又、昇降するプレートにセンターガイドバー、ラフガイ
ドバー、リム位置決め用治具を取り付けたため、チュー
７レスタイヤを位置決め固定することができ、エアーガ
ンとバルブ孔との位置関係を正確に定めてガンをバルブ
孔に押し付けることがでさ、作業の容易化、自動化を連
敗し、作業効率の向上に資する。

【図面の簡単な説明】

図面は＊考案の一実施例を示し、第１図は装置の全体を
示す一部断面側面図、第２図は空気の注入時における第
１図の一部拡大断面図である。 尚図面中、２はリム、３はタイヤ、４はチューブリスタ
１ヤ、Ｉはプレート、１０はラフガイドバー、１１はセ
ンターガイドバー、１２はリム位置決め用治具、１４は
エアーガン、２４はバルブ孔である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. リム内面にバルブ孔を設け、該バルフ孔ニハルブをゆる
   く可動状態で嵌装し、前記リムの外周にタイヤを装着し
   たチューブレスタイヤのコンベヤーによる搬送ライン中
   に前記リムを保持するためのグレートを昇降自在に配設
   し、該プレート上に前記チューブレスタイヤの軸芯・・
   プ部に挿入するセンターガイドバーと、スポーク部に挿
   入するラフガイドバーと、リム位置決め用治具とを設け
   るとともに、位置決めされた前記チューブレスタイヤの
   リムに設けた前記バルブ孔に指向すべくエアーガンを揺
   動自在に設置し、該エアーガンを揺動させて前記リム内
   面の前記バルブ孔周に押し付け、当該バルブ孔と前記パ
   ルプとの間隙からタイヤ内に空気を注入するよう構成し
   たことを特徴とするチューブレスタイヤの空気注入装置
   。