JPS5941862Y2 - オ−トバイのエヤクリ−ナ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、オートバイのエヤクリーナに関する。

オートバイのエンジンの吸入口には、エヤクリーナを接
続して清浄空気を吸入させるようにしている。

ところが、エンジンの吸気は、間欠的に急減に行われる
ので、吸入の都度、吸入騒音が発生する。

吸入騒音は、エヤクリーナボデーの容積を十分大きくし
たり、共鳴室を設けることによって緩和することができ
るが、オートバイの場合、エヤクリーナを装着する車体
中央部は、他にバッテリや電気部品等も装着しなければ
ならないので、スペースのゆとりがない。

それで、エヤクリーナボデーの大きさが制限され、吸気
騒音を十分消音できない不都合がある。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本考案の実施例について説明する。

後ホーク１の後端に後車軸２が取着され、エンジン３の
駆動スプロケット４と後輪スプロケット５はチェノ６で
連結されて駆動される。

エンジン３の吸気管７は気化器８を介してエヤクリーナ
ボデー９に連結される。

１０はクリーナエレメント、１１は吸入口、１２はチェ
ノケース、１３はクッションユニットを示す。

而して本考案は、後ホーク１に沿って、共鳴箱１４を取
着する。

共鳴箱１４は細長い形状にし、チェノ６で囲まれた空所
内に入るようにして、チェノ６の邪魔にならない形状に
する。

そして、共鳴箱１４は、ゴムホース等の可撓管１５でエ
ヤクリーナボデー９の下部に連結する。

作用について説明する。

エヤクリーナボデー９は、車体中央部にあって、大きさ
の制限を受け、十分大きく作ることができないが、別に
設けた共鳴箱１４と可撓管１５によって連結されている
ので、共鳴効果によって、吸気騒音を低く低減できる。

共鳴箱１４は、後ホーク１に沿って設けられているので
、場所をとらず、チェノ６の邪魔にもならない。

そして、後ホータ１は、クッションによって揺動するが
、共鳴箱１４とエヤクリーナボデー９を可撓管１５によ
って連結することによって、位置の変化を吸収できる。

以上説明したように、この考案は、駆動スプロケットと
後輪スプロケット間に巻装されたチェノで囲まれた空気
内に、後ホークに沿って共鳴箱を配設するとともに、そ
の共鳴箱を上記後ホークに取付け、上記共鳴管を可撓管
を介してエヤクリ−ナボデーに連結したので、エヤクリ
−ボデーが大きくできなくても、別に設けた共鳴箱を連
結することによって、吸気騒音を小さくできる。

又、共鳴箱は、駆動スプロケットと後輪スプロケット間
に巻装されたチェノで囲まれた空所内に設けられている
ので、場所をとらず、チェ７の邪魔にならないように設
けられる。

更に、共鳴箱とエヤクリーナボデーを可撓管で連結した
ので、変位を吸収でき、太さ長さ等の選択によって周波
数特性に合せられる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は一部を切欠いた
側面図、第２図は第１図Ａ−Ａ矢視拡犬横断拵図である
。 １・・・・・・後ホーク、９・・・・・・エヤクリーナ
ポデー１４・・・・・・共鳴箱、１５・・・・・・可撓
管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 駆動スプロケットと後輪スプロケット間に巻装されたチ
   ェノで囲まれた空所内に、後ホークに沿って共鳴箱を配
   設するとともに、その共鳴箱を上記後ホークに取付け、
   上記共鳴箱を可撓管を介してエヤクリーナボデーに連結
   したことを特徴とする、オートバイのエヤクリーナ。