JPS594176Y2 - 流体軸受装置 - Google Patents

流体軸受装置

Info

Publication number
JPS594176Y2
JPS594176Y2 JP17019078U JP17019078U JPS594176Y2 JP S594176 Y2 JPS594176 Y2 JP S594176Y2 JP 17019078 U JP17019078 U JP 17019078U JP 17019078 U JP17019078 U JP 17019078U JP S594176 Y2 JPS594176 Y2 JP S594176Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
hydrodynamic
hydrostatic
thrust bearing
hydrostatic thrust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17019078U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5586118U (ja
Inventor
日登志 可児
Original Assignee
エヌ・テ−・エヌ東洋ベアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌ・テ−・エヌ東洋ベアリング株式会社 filed Critical エヌ・テ−・エヌ東洋ベアリング株式会社
Priority to JP17019078U priority Critical patent/JPS594176Y2/ja
Publication of JPS5586118U publication Critical patent/JPS5586118U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS594176Y2 publication Critical patent/JPS594176Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、流体軸受装置、特に動圧ジャーナル軸受部
からの加圧流体に絞り作用を与えて静圧スラスト軸受に
必要な加圧流体となした流体軸受装置に関するものであ
る。
一般に、通常の潤滑油の使用ができず、または困難な箇
所の軸受、転り軸受に比べ長寿命であることを要する場
合の軸受、回転時の動力損失小なる場合の軸受等、具体
的には例えば事務用機器、コンピュータ周辺機器、薬品
医療機器、高温、低温、水中その他特殊環境下で使用さ
れる機器等に用いられる軸受として、空気等の圧力流体
を利用した静圧流体軸受が使用されている。
しかし、この種軸受は流体供給路内に設けられる多数の
絞り(例えば0.3〜0.5φ×20個)の加工が極め
て困難であるため、高価格であった。
更に上記用途の大部分はラジアル方向及びスラスト方向
の両負荷能力が要求されるためハウジング等の軸受構造
が大型化すると共に、価格的にも更に高価格となってい
た。
このように上記用途には静圧流体軸受が使用されている
ものの加工上及びそれに基づく価格の面、更には小型化
の面で不利な点が多数あった。
この考案は、上記従来例に鑑みて之を改良したもので、
特に静圧軸受に必要な加圧流体を動圧ジャーナル軸受部
からの加圧流体に求め、これに有効な絞り作用を与えた
流体軸受装置を提供せんとするものである。
以下この考案の構成を第1図イ90乃至第4図に示す具
体的実施例に従って説明すると次の通りである。
第1図イ及び口はこの考案の第1実施例であって、10
1は回転軸、101 a、 101 bは回転軸の両端
でそれぞれ突出している直径小なる軸部分、102は回
転軸外周の円筒軸受面、103.103’は円筒軸受面
102と軸部分101aあるいは101bとの間にある
円筒軸受面102の直角側面、104はハウジング、1
05はハウジングの内周にある円筒状の動圧軸受面、1
06は動圧軸受面105の軸方向中央部内周に設けられ
た円環状の凹部、107はハウジング外側から凹部10
6に通じる小孔、108.108’はハウジング104
の両端面に取付けられた円板状のスラスト軸受板、10
9.109’はスラスト軸受板108あるいは108′
の直角側面103あるいは103′に接する側の面、1
10はスラスト軸受面10Bおよび108′を71つジ
ング104に対して固定するボルト、111.111’
は動圧ジャーナル軸受の軸受スキマ部分、112.11
2’は回転軸101.ハウジング104、スラスト軸受
板108または回転軸101.ハウジング104、スラ
スト軸受板108′のそれぞれ一部分により囲まれて形
成される空所、113.113’は静圧スラスト軸受の
軸受スキマ部、114.114’はスラスト軸受板10
8または108′の内周と軸部分101aまたは101
bの外周とのそれぞれの間に形成されている空所、11
5゜115′は直角側面103または103′の外周端
、116゜116′は面109または109′の内周端
で゛ある。
尚、第1図イは全体図、第1図口は軸受スキマ部を拡大
して示す図面である。
回転軸101はベルトその他適宜な手段により駆動され
、外周円周面102において通常の全円周型の動圧ジャ
ーナル軸受で支持されている。
軸受スキマ部分111および111′の軸受スキマ部の
大きさは、直径スキマとして表わすとき、水、ガソリン
等の低粘度液体あるいは気体に対して通常直径の1/2
000〜115000程度の値をとる。
予め別に加圧した流体を小孔107に導くと、凹部10
6を通過した後、軸受スキマ部分111と111′を通
過する二つの軸方向の流れに分れ、それぞれ空所112
と112′に達する。
軸受スキマ部111と111′のスキマの値は上記の如
くかなり小さいので、この部分における流体抵抗はかな
り大きく、空所112または112′の部分における流
体の圧力が多少変化しても空所112または112′に
流入する流量ははパ一定に保たれる。
空所112または112′に達した流体は、軸受スキマ
部113または113′を通過して空所114または1
14′に至り外部に放出される。
回転軸101のスラスト方向に外力が作用し、軸受スキ
マ部113のスキマが小になったときは、その分だけ軸
受スキマ部113′のスキマは大となる。
空所112および112′から流出する流量はは)゛一
定であるから、軸受スキマ部113における流体圧は大
となり、軸受スキマ部113′におけるそれは小となる
外周端115と内周端116または115′と11gの
間に形成されている円環状部分のスラスト方向の面積を
SおよびS′とし、軸受スキマ部113と113′にお
ける流体圧をPおよびP′とすると、5P−s’p’な
るスラスト方向の反力と外力と釣合う。
即ち、静圧軸受として荷重を支えることになる。
円筒軸受面102と動圧軸受面105の間のスキマの大
きさは、全円周上で一定ではなく、ある偏心量をとるの
が通常の状態である。
偏心量が異なると軸方向の流れに対する抵抗は変化する
が、軸受スキマが小さいので、流量を大きく左右するこ
とはなく、実用上支障はない。
一方、動圧ジャーナル軸受のスキマ部内において、若干
の軸方向流れの発生は、通常の使用状態においては、そ
の機能に重大な変化を与えるものではない。
また、空所112および112′の容積と、空所がスラ
スト軸受板108および108′と接する面積の大きさ
は、静圧スラスト軸受の負荷容量等の機能に関係する。
しかし、これらは、ハウジング104の内周面105と
両端面の境のチャンファ−および軸の円筒面102その
直角側面103および103′との間のチャンファ−の
大きさにより極めて容易に決めることができる。
軸受スキマ部113および113′の軸受スキマの大き
さは、気体の場合であってもそれぞれ少なくとも10〜
20μ以上、液体の場合ではさらに大きいので、製作上
このスキマを出すことは非常に容易である。
第2図は、この考案に係る第2の実施例を示す。
第1図の如き構造では、静圧スラスト軸受に対する所要
の流量は動圧ジャーナル軸受のスキマの大きさと軸受の
軸方向長さが与えられた場合、供給される加圧流体の圧
力以外に変化させうる要素がないのに対し、第2図の場
合は、さらにもう一つの可変要素が加わり、かつかなり
大きく変化させることができ、静圧軸受設計の自由度が
増加する。
第2図において、121ハ回転軸、121 a、 12
1 bは回転軸の両端でそれぞれ突出している直径の小
なる軸部分、122は回転軸外周の円筒軸受面、123
゜123′は、円筒軸受面122と軸部分121aある
いは121bとの間にある円筒軸受面122の直角側面
、124aはハウジング、124a’はハウジングの内
周面、124bはジャーナル軸受金、124b’はジャ
ーナル軸受金124bの外周面、125はジャーナル軸
受金124bの内周円筒状の動圧軸受面、126.12
6’はジャーナル軸受金124bの両端部の内周に設け
られた円環状の四部、127は加圧流体導入孔、127
a。
127a’は軸受金の軸方向の両端部付近に設けられた
小孔、128.128’はハウジング124aの両端面
に取付けられた円板状のスラスト軸受板、129.12
9’はスラスト軸受板128あるいは128′の直角側
面123あるいは123′に接する側の面、130はス
ラスト軸受板128および128′をハウジング124
aに固定するボルト、131は動圧ジャーナル軸受の軸
受スキマ部、131 a、 131 a’は動圧ジャー
ナル軸受の軸受スキマ部であってかつ静圧スラスト軸受
に対する流体流量を制限する作用をする部分、132゜
132′はハウジング124a、ジャーナル軸受金12
4b、回転軸121とスラスト軸受板128または12
8′にて形成される空所、133.133’は静圧スラ
スト軸受の軸受スキマ部、134.134’はスラスト
軸受金128または128′の円周と軸部分121aま
たは121bの外周とのそれぞれの間に形成される空所
、137はジャーナル軸受金124bの外周上軸方向に
設けられた加圧流体の分配用溝である。
そして、凹部126および126′の溝と軸受金124
bの両端との間の動圧ジャーナル軸受スキマ部131a
と131a’の軸方向長さAおよびBをそれぞれ適当な
値にすることにより、直角側面123と面129および
123′と129′の間に形成される静圧スラスト軸受
に対してそれぞれ必要とする流量に設定することができ
る。
第3図は、この考案に係る第3の実施例を示す。
回転軸心が鉛直方向であって、重力の方向の荷重のみを
支える一つの静圧スラスト軸受を有する場合である。
第3図において、151は回転軸心が鉛直方向である回
転軸、152は回転軸151と同一軸心を有しかつ一体
として作られている回転円板、153は軸受金、154
は加圧流体の導入孔、155は軸受金の内周に設けられ
た環状の空所、156は空所155より下の動圧ジャー
ナル軸受部、156′は空所155より上の動圧ジャー
ナル軸受部、157はジャーナル軸受とスラスト軸受の
境に設けられた空所、158は静圧スラスト軸受部、1
59はジャーナル軸受の下端の端部、160は静圧スラ
スト軸受の外周端である。
そして、加圧流体は導入孔154から入り空所155を
経て、一部は動圧ジャーナル軸受部156を通過して端
部159から外部に流失する。
他の大部分は動圧ジャーナル軸受部156′を通り空所
157に達し、静圧スラスト軸受部160から外部に流
失する。
動圧ジャーナル軸受部156′の直径、スキマおよび軸
方向長さにより静圧スラスト軸受に対する所要の流量を
分えることができる。
また、動圧ジャーナル軸受部156と156′の長さの
比を選ぶことにより端部159からの不用の流出を少な
くすることができる。
第4図は、この考案に係る第4の実施例である。
回転円板の内周に動圧ジャーナルが、そして両端面に静
圧スラスト軸受が設けられ、固定された軸によって支持
されている場合である。
第4図において、171は回転円板、172は固定軸、
173は固定軸172の軸方向にスキマを設定するため
の移動しうる静圧スラスト軸受金、174は静圧スラス
ト軸受金173を固定軸172に対して固定するための
小ねじ、175は固定軸112の中心に設けられた加圧
流体の導入孔、176は導入孔175から動圧ジャーナ
ル軸受の中央部に通じる小孔、177は動圧ジャーナル
軸受部の中の固定軸172の外周に設けられた環状の凹
所、17Bは動圧ジャーナル軸受部、179、179’
は動圧ジャーナル軸受部と二つの静圧スラスト軸受部の
間に設けられる空所、180.180’は回転円板17
1の両側面部に形成される静圧スラスト軸受部、181
.181’は二つの静圧スラスト軸受部の外周端である
そして、導入孔175より導入された加圧流体は、小孔
176を経て凹所177に達する。
ここで左右に分れて動圧ジャーナル軸受部を通過して空
所179および179′に至り静圧スラスト軸受部18
0および180′の静圧軸受部を通り、その外周端18
1および181′の外周より外部に流出する。
以上説明したように、この考案は全周型の動圧ジャーナ
ル軸受の片側あるいは両側に接して静圧スラスト軸受を
構成させた流体軸受装置において、動圧ジャーナル軸受
部の軸受スキマを軸直径の1/2000〜115000
となして静圧スラスト軸受部の軸受スキマより小さく設
定し、静圧スラスト軸受部に供給すべき加圧流体を動圧
ジャーナル軸受部の軸方向の適宜の位置から供給し、該
軸受部を軸方向に通過させて供給された加圧流体を静圧
スラスト軸受部に導入し、動圧ジャーナル軸受部の軸受
スキマを静圧スラスト軸受に必要な加圧流体の絞り部と
なした流体軸受装置に係る。
即ち、動圧ジャーナル軸受部に接する部分に非常に簡単
に静圧スラスト軸受部を設けることができ、かつ静圧軸
受に必要な細径の多数の供給孔およびそれらの絞りのた
めの難しい加工が不要で、加工が極めて容易で、加工コ
スト上のメリットが大きい。
また、動圧ジャーナル軸受の用途を大巾に拡げることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図イ及び口は、この考案に係る第1の実施例を示す
図面で、イ図は全体図、0図は軸受スキマ部を拡大して
示す図面である。 第2図はこの考案に係る第2の実施例を示す図面、第3
図は第3の実施例を示す図面、第4図は第4の実施例を
示す図面である。 101・・・・・・回転軸、101 a、 101 b
・・・・・・軸部分、102・・・・・・円筒軸受面、
103.103’・・・・・・直角側面、104・・・
・・・ハウジング、105・・・・・・動圧軸受面、1
06・・・・・・凹部、107・・・・・・小孔、10
8.108’・・・・・・スラスト軸受板、109、1
09’・・・・・・面、110・・・・・・ボルト、1
11,111’111’・・・・・・軸受スキマ部分、
112.112’・・・・・・空所、113.113’
・・・・・・軸受スキマ部、114.114’・・・・
・・空所、115.115’・・・・・・外周端、11
6.116’・・・・・・内周端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 全周型の動圧ジャーナル軸受の片側あるいは両側に接し
    て静圧スラスト軸受を構成させた流体軸受装置において
    、動圧ジャーナル軸受部の軸受スキマを軸直径の1/2
    000〜115000となして静圧スラスト軸受部の軸
    受スキマより小さく設定し、静圧スラスト軸受部に供給
    すべき加圧流体を動圧ジャーナル軸受部の軸方向の適宜
    の位置から供給し、該軸受部を軸方向に通過させて供給
    された加圧流体を静圧スラスト軸受部に導入し、動圧ジ
    ャーナル軸受部の軸受スキマを静圧スラスト軸受に必要
    な加圧流体の絞り部となしたことを特徴とする流体軸受
    装置。
JP17019078U 1978-12-08 1978-12-08 流体軸受装置 Expired JPS594176Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17019078U JPS594176Y2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 流体軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17019078U JPS594176Y2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 流体軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5586118U JPS5586118U (ja) 1980-06-13
JPS594176Y2 true JPS594176Y2 (ja) 1984-02-06

Family

ID=29172945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17019078U Expired JPS594176Y2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 流体軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS594176Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5586118U (ja) 1980-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2516967B2 (ja) 軸受装置
US4090743A (en) Fluid bearing including both hydrodynamic and hydrostatic bearings
US3814486A (en) Hydrostatic thrust bearing supports
US3484143A (en) Elastohydrodynamic sliding bearings
KR940002802B1 (ko) 소결함유 베어링
US2722463A (en) Hydrodynamic bearing
US5634725A (en) Bearing assembly
US3837716A (en) Air, gas or fluid bearings
US3610711A (en) Tilting pad bearing and seal
US3447841A (en) Dynamic/static sliding bearing
JPS594176Y2 (ja) 流体軸受装置
JPS6231205B2 (ja)
US2403489A (en) Bearing construction for turbines or the like
US3544177A (en) Elastohydrodynamic sliding bearings
JPS6133287Y2 (ja)
JPS62288719A (ja) 動圧スラスト軸受
JPH02278007A (ja) スラスト軸受
JPS5830525A (ja) 動圧流体軸受装置
JPH0135208B2 (ja)
JPS6131538Y2 (ja)
JPS6128097Y2 (ja)
JPS6152414A (ja) 動圧流体軸受ユニツト
JPH1037952A (ja) 複合軸受け
JPS6411844B2 (ja)
US4961652A (en) Radial bearing