JPS5941766B2 - 粘着性粒子を含む排気の浄化装置 - Google Patents
粘着性粒子を含む排気の浄化装置Info
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- JPS5941766B2 JPS5941766B2 JP50122434A JP12243475A JPS5941766B2 JP S5941766 B2 JPS5941766 B2 JP S5941766B2 JP 50122434 A JP50122434 A JP 50122434A JP 12243475 A JP12243475 A JP 12243475A JP S5941766 B2 JPS5941766 B2 JP S5941766B2
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Landscapes
- Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は溶剤蒸気、悪臭気体、固体粒子、液体粒子など
の粘着性粒子を含む作業排気の浄化装置の構造に関する
もので、特に塗装工楊などに於ける吹付作業で被塗装物
に付着せず飛散する溶剤、粘着性樹脂粒子、顔料などを
多量に含んだ排気処理に有効である。
の粘着性粒子を含む作業排気の浄化装置の構造に関する
もので、特に塗装工楊などに於ける吹付作業で被塗装物
に付着せず飛散する溶剤、粘着性樹脂粒子、顔料などを
多量に含んだ排気処理に有効である。
従来この種の排気処理装置として加圧水洗処理装置が用
いられているが、排気の浄化度合も十分でなく、処理風
圧も大きく、騒音も甚だしい。
いられているが、排気の浄化度合も十分でなく、処理風
圧も大きく、騒音も甚だしい。
又一般のろ過器を用いても粘着樹脂がフィルターの目を
詰めて十分の働きをしなかつた。従つて発明の第1の目
的は全体を小型にし粘着性粒子を含む作業排気の浄化装
置を提供することにある。
詰めて十分の働きをしなかつた。従つて発明の第1の目
的は全体を小型にし粘着性粒子を含む作業排気の浄化装
置を提供することにある。
第2の目的は洗浄排水を極度に少くし排水による2次公
害を起さない装置を提供することにある。第3の目的は
騒音をできるだけ小さくし保守の容易な装置を提供する
ことにある。この目的を達成するため、本発明は、排気
を通過させる風洞をなす濾過室であシ、排気の流れの方
向に見て、排気導入側の端部の頂壁から下向きに開口さ
せた流入ダクトと、この流入ダクトの開口に対向させた
荒目の水平濾過板を風洞壁との間に隙間を生ずるよう取
付けて構成した第1濾過器と、この水平濾過板に交差さ
せた荒目の垂直濾過板を風洞壁との間に隙間を生ずるよ
う取付けて構成した第1濾過器と、この水平濾過板に交
差させた荒目の垂直濾過板を風洞壁との間に隙間を生ず
るよう取付けて構成した第2濾過器と、風洞壁に隙間な
く荒目の垂直濾過板を取付けて構成した第3濾過器と、
風洞の軸線方向に互いに離して風洞壁に隙間なく取付け
た軸線に直交する2個の有効支持板を有し、これら支持
板の孔に挿通させて軸線方向に平行に多数の通風管を支
持し、これら通風管内には内面に毛足の長い剛毛を植設
した円筒状部材を装着した第4濾過器と、風洞壁に隙間
なく取付けた垂直枠に粒状活性炭を保持した第5濾過器
と、排気フアンを設け、第5濾過器からの排気を捕集す
るとともに室から導出させる流出ダクトとを順次配設し
た濾過室と、この濾過室の排気導入側端部および排気導
出側端部にそれぞれ隣接させて配置し、かつダクトを介
して接続した同一構成の第1水処理室および第2水処理
室とを具え、 これら水処理室は、水道管とトラツプ付きオーバーフロ
ー管とを設けて水を一定水位に保持した水処理槽として
構成し、この水処理槽の頂部に並置させて2個の導入ダ
クトおよび導出ダクトを設け、第1水処理室の導入ダク
トは水面に近接対向させて開口させ、導出ダクトは濾過
室の流入ダクトに接続し、第2水処理室の導入ダクトは
濾過室の流出ダクトに接続し、導出ダクトは外気に開放
させ、双方の水処理室のオーバーフロー管は排水ピツト
に接続したことを特徴とする。
害を起さない装置を提供することにある。第3の目的は
騒音をできるだけ小さくし保守の容易な装置を提供する
ことにある。この目的を達成するため、本発明は、排気
を通過させる風洞をなす濾過室であシ、排気の流れの方
向に見て、排気導入側の端部の頂壁から下向きに開口さ
せた流入ダクトと、この流入ダクトの開口に対向させた
荒目の水平濾過板を風洞壁との間に隙間を生ずるよう取
付けて構成した第1濾過器と、この水平濾過板に交差さ
せた荒目の垂直濾過板を風洞壁との間に隙間を生ずるよ
う取付けて構成した第1濾過器と、この水平濾過板に交
差させた荒目の垂直濾過板を風洞壁との間に隙間を生ず
るよう取付けて構成した第2濾過器と、風洞壁に隙間な
く荒目の垂直濾過板を取付けて構成した第3濾過器と、
風洞の軸線方向に互いに離して風洞壁に隙間なく取付け
た軸線に直交する2個の有効支持板を有し、これら支持
板の孔に挿通させて軸線方向に平行に多数の通風管を支
持し、これら通風管内には内面に毛足の長い剛毛を植設
した円筒状部材を装着した第4濾過器と、風洞壁に隙間
なく取付けた垂直枠に粒状活性炭を保持した第5濾過器
と、排気フアンを設け、第5濾過器からの排気を捕集す
るとともに室から導出させる流出ダクトとを順次配設し
た濾過室と、この濾過室の排気導入側端部および排気導
出側端部にそれぞれ隣接させて配置し、かつダクトを介
して接続した同一構成の第1水処理室および第2水処理
室とを具え、 これら水処理室は、水道管とトラツプ付きオーバーフロ
ー管とを設けて水を一定水位に保持した水処理槽として
構成し、この水処理槽の頂部に並置させて2個の導入ダ
クトおよび導出ダクトを設け、第1水処理室の導入ダク
トは水面に近接対向させて開口させ、導出ダクトは濾過
室の流入ダクトに接続し、第2水処理室の導入ダクトは
濾過室の流出ダクトに接続し、導出ダクトは外気に開放
させ、双方の水処理室のオーバーフロー管は排水ピツト
に接続したことを特徴とする。
本発明によれば、乾式集塵脱臭を行う多段濾過器を具え
る濾過室の上流側および下流側の双方に、単に水処理槽
を設け、排気を第1水処理槽の水面に向けて放出させた
後に濾過室に流入させ、また第2の水処理槽の水面に濾
過室からの濾過排気を放出させてから外気に放出するだ
けであるため、加圧水洗処理工程はなく、処理風圧は低
くなシ、また騒音が少なく、汚濁排水を極めて少量にす
ることができる。
る濾過室の上流側および下流側の双方に、単に水処理槽
を設け、排気を第1水処理槽の水面に向けて放出させた
後に濾過室に流入させ、また第2の水処理槽の水面に濾
過室からの濾過排気を放出させてから外気に放出するだ
けであるため、加圧水洗処理工程はなく、処理風圧は低
くなシ、また騒音が少なく、汚濁排水を極めて少量にす
ることができる。
次に、本発明装置の実施例を示す図面につき説明する。
ダクト1より送られて来た排気は水面がダクト1の口よ
り一定の高さに保たれる水処理槽2の水面に垂直に衝突
させられる。水処理槽2にはトラツプ付のオーバーフロ
ー管3と水量調節可能な水道管4を設ける。トラツプ付
オーバーフロー管3の一端は水面下に差込まれた管の水
中の高さによつて風圧にたえ、排気が直接オーバーフロ
ー管3から吹き出さないようになつている。水圧の変動
により水量が減少した時、又は排気から水溶性物が吸収
され、又不溶粒子が沈降又は浮遊し、水が汚濁して排気
の浄化作用が弱くなくなつた時は水道管より新水を補給
し又は全量をとDかえる。水位を見るために水位計と水
質をしらべるコツクをつけると便利である。かくしてダ
クト1より送られた排気は水処理槽2の水面に衝突し水
溶性物は溶解し、一部粒子は凝集を起し、一部の不溶粒
子は水中又は水面に浮遊する。この時同時に排気の振動
を吸収する。更に排気は十分な湿度を与えられて浮遊粒
子の帯びている静電気が中和され、風圧も低下し水溶性
溶媒が除去され以後の工程で凝固沈降しやすくなる。水
面から反射した排気はダクト5を通D濾過室の風洞に入
る。風洞は各濾過部分ごとに分離可能に石綿などのパツ
キングをはさみ、ボルトで組合せてある。かくして組立
て、保守を容易にすると共に装置の音響を吸収せしめる
。ダクト5により導かれた排気は風洞の中段に水平に取
りつけられた第1濾過器6の濾過板に吹きつけられる。
濾過板は風洞壁面から引出し自在につくられ目詰わ状態
を観察し取替容易に取わつけてある。第1濾過器6の濾
過板は風洞の壁に密着せず一部隙間があるから排気の大
部分は濾過板を、残部は隙間を通過する。濾過板と風洞
壁間に一部隙間をもうけたのは濾過板に圧力がかかるこ
とを防ぎ粘着性粒子が濾過板の目を詰めることを防ぐた
めである。ここで排気の風圧は一層低下される。第1濾
過器6を通つた排気は第11過器6の端に垂直に取付け
てある第2濾過器?を通る。第2濾過器?と風洞壁との
間に隙間があるので排気の大部分は濾過され、残部は風
洞壁との隙間をまわり、排気の風圧を高める必要はない
。更に必要があれば第2濾過器Tの後に整流板をとDつ
けて風速分布の均一化をはかる。第3濾過器8は風洞壁
に隙間なく濾材に耐酸鋼製の綿状濾過板を取シつけてあ
る。この綿状耐酸鋼濾過板は数個に分割して風洞壁から
引出し可能にして部分的取替もできるようにしてある。
次の第4濾過器9は管状濾過器で、風洞壁に隙間なく取
サつけた多数の孔11のあいた2枚の有孔支持板10と
、有孔支持板10の孔11に風向にそつて通した通風管
12と、通風管12の内面にフイルタ一として長い剛毛
13を植えた円筒状部材14を抜着自在に差込む。有孔
支持板の孔11に通風管12を挿入して両端部に金属環
15を取付けることにより有孔支持板10に固定するこ
とができる。金属環15をはずすことによつて有孔支持
板10から容易に取出すことができ、通風管12の内部
は簡単に掃除することができる。又円筒状部材14では
どうしても中心部がすくために、中心軸の周囲に長い剛
毛をうえた円筒状部材14の内部の空間を塞ぐブラシ1
6を各通風管12に差込むと好適である。第5濾過器1
7は粒状活性炭濾過器で枠18により小区画に仕切られ
粒状活性炭19の片寄りを防いでいる。第5濾過器17
は風洞から引出し可能にしてあわ取替容易につくられて
いる。この排気には粘着性粒子を多く含んでいるので各
濾過器の目を荒くし、段数をかさね風圧のために粘着性
粒子が濾過器の目を詰めるのを防止する。特に第1濾過
板、第2濾過板は風洞壁との間に一部隙間をもうけ通過
排気の風圧が低く保たれるようにしている。第1、第2
、第3、第4濾過器(6,7,8,9)で主に粒子を除
き、第5濾過器ITで気体の溶媒及び悪臭物質を除く。
濾過室を通すことにより大体の浄化を終つた排気はダク
ト20、吸入短管21を経て排気フアン22の力により
吐出短管23、流出ダクト24に導かれる。各濾過器を
入れる風洞部分は分割可能にしてその間にパツキングを
つめて騒音の発生を防ぐ。又吸入短管2L吐出短管23
は石綿布でつくられ排気フアン22の振動を消し、更に
排気フアン22の駆動モーターは防爆型のものを使用し
、基礎に防振ゴムなどを入れて騒音を防止するとよい。
ダクト24によつて導かれた排気は構造が第1次水処理
室と同じに作られた第2次水処理室の水処理槽25の水
面に向けて放出される。水処理槽25にはトラツプ付オ
ーバーフロー管26と水道管2Tがついている。水処理
槽25の作用は排気フアンによつて生じた振動及び熱を
除くとともに最後に残つた粒子及び悪臭ガスを吸収する
。水面で反射された浄化排気はダクト29から大気に放
出される。一方オーバーフロー管3及び26から出た少
量の排水は汚濁されているので排水ピツト28に集めら
れバキユームカ一などにより工業用排水処理場に送られ
る。この構成による本発明の排気の浄化装置の効果の1
例をあげると、某有機溶剤使用向上の例であるが、ダク
ト1から水処理槽2に噴射されるガス圧は水柱で50−
、ダクト24から水処理槽25に噴射されるガス圧は水
柱で100−、風洞内部の排気ガス流速が0.4m/秒
、風量100イ/Wn)温度30’Cの場合この合計を
炭化水素相当量で示すと入口濃度973ppm出口濃度
84.2ppmとなシ、本発明の装置は十分な浄化能力
を有することが判る。
り一定の高さに保たれる水処理槽2の水面に垂直に衝突
させられる。水処理槽2にはトラツプ付のオーバーフロ
ー管3と水量調節可能な水道管4を設ける。トラツプ付
オーバーフロー管3の一端は水面下に差込まれた管の水
中の高さによつて風圧にたえ、排気が直接オーバーフロ
ー管3から吹き出さないようになつている。水圧の変動
により水量が減少した時、又は排気から水溶性物が吸収
され、又不溶粒子が沈降又は浮遊し、水が汚濁して排気
の浄化作用が弱くなくなつた時は水道管より新水を補給
し又は全量をとDかえる。水位を見るために水位計と水
質をしらべるコツクをつけると便利である。かくしてダ
クト1より送られた排気は水処理槽2の水面に衝突し水
溶性物は溶解し、一部粒子は凝集を起し、一部の不溶粒
子は水中又は水面に浮遊する。この時同時に排気の振動
を吸収する。更に排気は十分な湿度を与えられて浮遊粒
子の帯びている静電気が中和され、風圧も低下し水溶性
溶媒が除去され以後の工程で凝固沈降しやすくなる。水
面から反射した排気はダクト5を通D濾過室の風洞に入
る。風洞は各濾過部分ごとに分離可能に石綿などのパツ
キングをはさみ、ボルトで組合せてある。かくして組立
て、保守を容易にすると共に装置の音響を吸収せしめる
。ダクト5により導かれた排気は風洞の中段に水平に取
りつけられた第1濾過器6の濾過板に吹きつけられる。
濾過板は風洞壁面から引出し自在につくられ目詰わ状態
を観察し取替容易に取わつけてある。第1濾過器6の濾
過板は風洞の壁に密着せず一部隙間があるから排気の大
部分は濾過板を、残部は隙間を通過する。濾過板と風洞
壁間に一部隙間をもうけたのは濾過板に圧力がかかるこ
とを防ぎ粘着性粒子が濾過板の目を詰めることを防ぐた
めである。ここで排気の風圧は一層低下される。第1濾
過器6を通つた排気は第11過器6の端に垂直に取付け
てある第2濾過器?を通る。第2濾過器?と風洞壁との
間に隙間があるので排気の大部分は濾過され、残部は風
洞壁との隙間をまわり、排気の風圧を高める必要はない
。更に必要があれば第2濾過器Tの後に整流板をとDつ
けて風速分布の均一化をはかる。第3濾過器8は風洞壁
に隙間なく濾材に耐酸鋼製の綿状濾過板を取シつけてあ
る。この綿状耐酸鋼濾過板は数個に分割して風洞壁から
引出し可能にして部分的取替もできるようにしてある。
次の第4濾過器9は管状濾過器で、風洞壁に隙間なく取
サつけた多数の孔11のあいた2枚の有孔支持板10と
、有孔支持板10の孔11に風向にそつて通した通風管
12と、通風管12の内面にフイルタ一として長い剛毛
13を植えた円筒状部材14を抜着自在に差込む。有孔
支持板の孔11に通風管12を挿入して両端部に金属環
15を取付けることにより有孔支持板10に固定するこ
とができる。金属環15をはずすことによつて有孔支持
板10から容易に取出すことができ、通風管12の内部
は簡単に掃除することができる。又円筒状部材14では
どうしても中心部がすくために、中心軸の周囲に長い剛
毛をうえた円筒状部材14の内部の空間を塞ぐブラシ1
6を各通風管12に差込むと好適である。第5濾過器1
7は粒状活性炭濾過器で枠18により小区画に仕切られ
粒状活性炭19の片寄りを防いでいる。第5濾過器17
は風洞から引出し可能にしてあわ取替容易につくられて
いる。この排気には粘着性粒子を多く含んでいるので各
濾過器の目を荒くし、段数をかさね風圧のために粘着性
粒子が濾過器の目を詰めるのを防止する。特に第1濾過
板、第2濾過板は風洞壁との間に一部隙間をもうけ通過
排気の風圧が低く保たれるようにしている。第1、第2
、第3、第4濾過器(6,7,8,9)で主に粒子を除
き、第5濾過器ITで気体の溶媒及び悪臭物質を除く。
濾過室を通すことにより大体の浄化を終つた排気はダク
ト20、吸入短管21を経て排気フアン22の力により
吐出短管23、流出ダクト24に導かれる。各濾過器を
入れる風洞部分は分割可能にしてその間にパツキングを
つめて騒音の発生を防ぐ。又吸入短管2L吐出短管23
は石綿布でつくられ排気フアン22の振動を消し、更に
排気フアン22の駆動モーターは防爆型のものを使用し
、基礎に防振ゴムなどを入れて騒音を防止するとよい。
ダクト24によつて導かれた排気は構造が第1次水処理
室と同じに作られた第2次水処理室の水処理槽25の水
面に向けて放出される。水処理槽25にはトラツプ付オ
ーバーフロー管26と水道管2Tがついている。水処理
槽25の作用は排気フアンによつて生じた振動及び熱を
除くとともに最後に残つた粒子及び悪臭ガスを吸収する
。水面で反射された浄化排気はダクト29から大気に放
出される。一方オーバーフロー管3及び26から出た少
量の排水は汚濁されているので排水ピツト28に集めら
れバキユームカ一などにより工業用排水処理場に送られ
る。この構成による本発明の排気の浄化装置の効果の1
例をあげると、某有機溶剤使用向上の例であるが、ダク
ト1から水処理槽2に噴射されるガス圧は水柱で50−
、ダクト24から水処理槽25に噴射されるガス圧は水
柱で100−、風洞内部の排気ガス流速が0.4m/秒
、風量100イ/Wn)温度30’Cの場合この合計を
炭化水素相当量で示すと入口濃度973ppm出口濃度
84.2ppmとなシ、本発明の装置は十分な浄化能力
を有することが判る。
又他の塗装工場において水洗ブース後の排気を本発明の
装置にかけると全固形即ち樹脂量及び無機顔料の合計は
本装置だけで90%除去された。本発明の排気の浄化装
置においては、排気の流れを水面に衝突させることによ
υその流速を減少させ、騒音を消し、又排気の流速を均
一にする。
装置にかけると全固形即ち樹脂量及び無機顔料の合計は
本装置だけで90%除去された。本発明の排気の浄化装
置においては、排気の流れを水面に衝突させることによ
υその流速を減少させ、騒音を消し、又排気の流速を均
一にする。
更に濾過器をできるだけ抵抗の少いものを用い、粘質粒
子による濾過器の目詰Dを防止する。更に使用水量を少
くし、最後に汚濁排水をピツトに集めて回収することに
よシ環境に対する排水汚染や騒音をほとんど皆無にして
排気を浄化することができる。又排気の浄化装置の各部
分を分離可能にし各所に石綿パツキングを挿入し更に点
検口を多数もうけた結果保守が容易となる。
子による濾過器の目詰Dを防止する。更に使用水量を少
くし、最後に汚濁排水をピツトに集めて回収することに
よシ環境に対する排水汚染や騒音をほとんど皆無にして
排気を浄化することができる。又排気の浄化装置の各部
分を分離可能にし各所に石綿パツキングを挿入し更に点
検口を多数もうけた結果保守が容易となる。
第1図は本発明による排気の浄化装置の外観平面図、第
2図はその立面図、第3図は本排気浄化装置の内面的平
面図、第4図はその立面図、第5図は管状濾過器の側立
面図、第6図は通風管の有孔支持板の側面図、第7図は
通風管及び濾過管の一部縦断面図、第8図は濾過管に入
れる濾適用ブラシの側面図、第9図は活性炭濾過器の構
造を示す説明図である。 1,5,20,24,29.・・ダクト、2,25.・
・水処理槽、3.26...オーバーフロー管、4,2
1・・・水道管、6・・・第1濾過器、?・・.第2濾
過器、8・・・第3濾過器、9・・・第4濾過器、10
.・・有孔支持板、11..・孔、12...通風管、
13.・.剛毛、14..・円筒状部材、15・・・金
属環、16・・・ブラシ、1?..・第5濾過器、18
・・・枠、19・・・粒状活性炭、21.・・吸入短管
、22.・・排気フアン、23・・・吐出短管、28.
..排水ピツト。
2図はその立面図、第3図は本排気浄化装置の内面的平
面図、第4図はその立面図、第5図は管状濾過器の側立
面図、第6図は通風管の有孔支持板の側面図、第7図は
通風管及び濾過管の一部縦断面図、第8図は濾過管に入
れる濾適用ブラシの側面図、第9図は活性炭濾過器の構
造を示す説明図である。 1,5,20,24,29.・・ダクト、2,25.・
・水処理槽、3.26...オーバーフロー管、4,2
1・・・水道管、6・・・第1濾過器、?・・.第2濾
過器、8・・・第3濾過器、9・・・第4濾過器、10
.・・有孔支持板、11..・孔、12...通風管、
13.・.剛毛、14..・円筒状部材、15・・・金
属環、16・・・ブラシ、1?..・第5濾過器、18
・・・枠、19・・・粒状活性炭、21.・・吸入短管
、22.・・排気フアン、23・・・吐出短管、28.
..排水ピツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 排気を通過させる風洞をなすろ過室であり、排気の
流れの方向に見て、排気導入側の端部の頂壁から下向き
に開口させた流入ダクト5と、この流入ダクトの開口に
対向させた荒目の水平ろ過板を風洞壁との間に隙間を生
ずるよう取付けて構成した第1ろ過器6と、この水平ろ
過板に交差させた荒目の垂直ろ過板を風洞壁との間に隙
間を生ずるよう取付けて構成した第2ろ過器7と、風洞
壁に隙間なく荒目の垂直ろ過板を取付けて構成した第3
ろ過器8と、風洞の軸線方向に互いに離して風洞壁に隙
間なく取付けた軸線に直交する2個の有孔支持板10を
有し、これら有孔支持板の孔に挿通させて軸線方向に平
行に多数の通風管12を支持し、これら通風管12内に
は内面に毛足の長い剛毛を植設した円筒状部材14を装
着した第4ろ過器9と、風洞壁に隙間なく取付けた垂直
枠に粒状活性炭を保持した第5ろ過器17と、排気フア
ンを設け、第5ろ過器からの排気を捕集するとともに室
から導出させる流出ダクト20,21,23,24とを
順次配設したろ過室と、このろ過室の排気導入側端部お
よび排気導出側端部にそれぞれ隣接させて配置し、かつ
ダクトを介して接続した同一構成の第1水処理室および
第2水処理室とを具え、 これら水処理室は、水道管とトラツプ付きオーバーフロ
ー管とを設けて水を一定水位に保持した水処理槽として
構成し、この水処理槽の頂部に並置させて2個の導入ダ
クトおよび導出ダクトを設け、第1水処理室の導入ダク
ト1は水面に近接対向させて開口させ、導出ダクトはろ
過室の流入ダクト5に接続し、第2水処理室の導入ダク
トはろ過室の流出ダクト24に接続し、導出ダクト29
は外気に開放させ、双方の水処理室のオーバーフロー管
3,26は排水ビツト28に接続したことを特徴とする
粘着性粒子を含む排気の浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50122434A JPS5941766B2 (ja) | 1975-10-13 | 1975-10-13 | 粘着性粒子を含む排気の浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50122434A JPS5941766B2 (ja) | 1975-10-13 | 1975-10-13 | 粘着性粒子を含む排気の浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5246582A JPS5246582A (en) | 1977-04-13 |
JPS5941766B2 true JPS5941766B2 (ja) | 1984-10-09 |
Family
ID=14835738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50122434A Expired JPS5941766B2 (ja) | 1975-10-13 | 1975-10-13 | 粘着性粒子を含む排気の浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941766B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56168821A (en) * | 1980-06-02 | 1981-12-25 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Manufacturing device for coating carrier |
JPS57117322A (en) * | 1981-01-13 | 1982-07-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Method and apparatus for treating waste gas of coating |
GB2456541B (en) * | 2008-01-17 | 2010-02-10 | 4Energy Ltd | Air filter |
-
1975
- 1975-10-13 JP JP50122434A patent/JPS5941766B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5246582A (en) | 1977-04-13 |
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