JPS5941688B2 - 液剤の蒸散方法およびその蒸散装置 - Google Patents

液剤の蒸散方法およびその蒸散装置

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JPS5941688B2
JPS5941688B2 JP56082823A JP8282381A JPS5941688B2 JP S5941688 B2 JPS5941688 B2 JP S5941688B2 JP 56082823 A JP56082823 A JP 56082823A JP 8282381 A JP8282381 A JP 8282381A JP S5941688 B2 JPS5941688 B2 JP S5941688B2
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JP
Japan
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liquid agent
container
liquid
heating element
transpiration
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JP56082823A
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English (en)
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JPS57197201A (en
Inventor
芳彰 川端
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LION INSECTICIDE
Original Assignee
LION INSECTICIDE
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Publication date
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  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は液剤の蒸散方法およびその蒸散装置に関する
液剤、例えば殺虫剤、消臭剤あるいは芳香剤を発熱体に
接触せしめ長時間にわたって連続的にこれら液剤を蒸散
せしめる手段は各種提案され、中でもマット式電気蚊取
器は殺虫剤の蒸散装置としてその代表的なものである。
この蚊取器は肉厚のパルプ製マット内に殺虫剤を含浸せ
しめ、これを熱板上に接置せしめ殺虫成分を加熱蒸散せ
しめるものであるが、この蒸散方法にも、時間的に8〜
9時間という制約があり、又加熱によるこの蒸散作業に
あっては多量の殺虫成分の蒸散は初期的段階に集中し、
蒸散量の均一性は望むべくもなく、又長時間に亘る単一
マットの加熱には熱分解により殺虫成分に変化が起り、
又マット中の成分は完全に蒸散することは技術的にも無
理で、実に成分の40%はマット内に残留すると云われ
ている。
現在量も多用されているマット式薬剤の蒸散装置におい
てすら上記の欠点があり、液剤の効率のよい蒸散手段が
望まれている。
この発明は密閉容器に収容した液剤を、該密閉容器を加
熱せしめることにより容器内にて発生した大気を含む収
容物の膨張圧力を利用して容器より適量の液剤を連続的
に供給パイプを介して加熱蒸散板上に供給し、液剤の無
駄のない効率のよい蒸散方法およびその蒸散装置を提供
するものである。
この発明において使用される液剤は各種殺虫剤、殺菌剤
あるいは消臭剤、芳香剤など、溶剤にて溶解できる液剤
であれば広範囲に亘って利用でき、蚊の駆除にその一例
をとり乍ら説明すると例えば液剤の一つとしての殺虫剤
、住友化学工業株式会社製のアレスリン(一般名)、俗
にピナミン(商品名)を溶剤にて溶解してなる殺虫液を
耐熱性に優れかつ十分の弾力性ある密閉容器に収容し、
該容器を外部より加熱せしめる。
密閉容器内の空気を含む収容物はその体積を膨張し、圧
力を増大せしめた内容物は、容器の底部に一端を配し、
他端ノズル部を、発熱体上に敷設された蒸散シート上に
対設せしめた小径の供給パイプを介して、殺虫剤の一部
をパイプ内に導入し蒸散シート上に滴下せしめ、シート
上に拡がった液剤は発熱体にて加熱され、連続的に蒸散
される。
このように液剤は蒸散シート上に滴下される少量づつの
液剤を確実に蒸散せしめ得るので、液剤は熱変化を長時
間にわたってうけることがないので効能的には均一の効
果を長期に亘って持続せしめることができ、また密閉容
器の加熱用熱源を液剤蒸散用発熱体の放射熱をもって兼
用せしめる時には経済的効果を生み、併せて蒸散手段も
簡易なものとなる。
又容器の加熱量を、容器周辺部の新鮮な外気の通風量を
増減せしめるなどの手段により容器の温度を操作し、液
剤の滴下量を容易に制御でき高価な液剤の無駄な使用を
抑制できる。
又意図的に密閉容器内に多量の大気を液剤と共に収容せ
しめる時には膨張係数の大きなガス体を積極的に利用し
て容器よりの液剤の吐出量の増減制御を緻密に実施する
ことができ、又液剤の蒸散停止操作は容器の加熱作業を
停止することにより、容器内は低圧となり供給パイプ内
に残った残液を気圧差を利用して容易に容器内に還流せ
しめることができ高価な液剤を無駄なく再利用でき、か
つ液剤還流の折供給パイプの清掃作業も同時に行われ、
長期に亘ってパイプの閉塞などの危惧のない快適使用が
確保され、又この発明は容器の内圧を利用しての液剤吐
出作業がきわめて容易に確保されるので、粘性の大きな
液剤にあっても確実な容器よりの吐出が確保され、液剤
の種類により蒸散作業が阻げられることもない効果があ
る。
つぎにこの発明にかNる液剤の蒸散装置の具体的一例を
図面を用いて説明する。
ケーシング1の底部には保温室2が区画形成され、該保
温室2には液剤3を大気・と共に収容した密閉容器4が
、保温室2の一部を形成する天井の裏面に形成したねじ
形留め座5を介して着脱可能に取付けられ、この密閉容
器4は保温室2の底板6を開放せしめることによりケー
シングの底板に開口される開放部より取替作業が行われ
、又該保温室2内にこの開口部を介して新鮮な冷気が導
入される。
又前記保温室2の略直上部に接近して発熱体7が設置さ
れ、該発熱体7上には熱伝導良好な受皿例えばアルミ板
製受皿8内にパルプ板又はロックウール等の蒸散シート
9を敷設せしめた蒸散用受皿10が絶縁板11を介して
ケーシングの上面側にオーブン状態(開放状態)に載置
されている。
そして密閉容器4と蒸散用受皿10間には小径の液剤供
給パイプ12が配管される即ち密閉容器4の傾斜底4a
によって形成される容器の最深部にパイプ12の一端を
内挿し容器4より延出したパイプの先端ノズル部12a
は蒸散用受皿10の直上部に対設配管される。
なお前記発熱体7としては半導体を利用したヒーターへ
の電池を含む通電によって発熱温度の安定性に富んだ発
熱体を得ることができるも発熱体として蓄熱カイロ等を
用いることにより装置自体は携帯性、移動性が良好とな
る。
13は発熱体の発熱に通電方式を採用した折のその通電
状況を示す表示ランプである。
所定量の液剤を収容した密閉容器4をケーシング1の保
温室2内のねじ形留め座5部に取付け、発熱体7を発熱
せしめる。
発熱体より発せられる放射熱は次第に容器4を暖ためる
容器内の液剤および大気は膨張し、特に大気の膨張圧力
は液剤に作用し、液剤は供給パイプ12内に導入され、
パイプの先端ノズル部12aより適量の液剤が予熱され
た蒸散シート9上に滴下され液剤の蒸散が継続する。
この発明にあっては本装置の必須の構成部材たる密閉容
器を加熱せしめる熱源を液剤蒸散用発熱体にて兼用せし
めたので、装置自体は機構的には簡易小形化され又本装
置は密閉容器内の収容物の加熱による膨張圧力をもって
液剤を吐出せしめる加圧方式を採用したので、液剤の吐
出作業は確実なものとなり、特に粘性の大きな液剤にあ
っても適量の滴下が可能となり液剤につき対応範囲の広
い装置を提供できる。
又容器を収納した保温室の一部を構成する室壁(底板)
を開放せしめ、冷たい外気を保温室内に導入せしめ、密
閉容器の加熱量を操作することによって容器内の圧力を
制御でき、これにより供給パイプよりの液剤の滴下量を
容易に操作でき常時適量の液剤の蒸散が維持できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施し、かつ実施するための蒸散装
置の平面図、第2図は第1図のA−A線における切断面
図である。 図中、1はケーシング、2は保温室、3は液剤、4は密
閉容器、6は底板、7は発熱体、9は蒸散シート、10
は液剤蒸散用受皿、12は供給パイプを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液剤を密閉容器に収容し、該容器を加熱せしめ、該
    容器より延出せしめた供給パイプの先端より、発熱体を
    付設せしめた蒸散シート上に液剤を滴下せしめてなる液
    剤の蒸散方法。 2 前記発熱体よりの放射熱を密閉容器の加熱用熱源と
    して兼用せしめてなる特許請求の範囲第1項記載の液剤
    の蒸散方法。 3 ケーシング内に形成した保温室内に、液剤を収容し
    た密閉容器を取付け、該容器に近接せしめて、蒸散シー
    トを敷設せしめた発熱体を配し、前記密閉容器より延出
    せしめた液剤供給パイプの先端を前記蒸散シート上面に
    位置するよう配管してなる液剤の蒸散装置。 4 ケーシング内に形成した保温室内に、液剤を収容し
    た密閉容器を取付け、該容器に近接せしめて、蒸散シー
    トを敷設せしめた発熱体を配し、前記密閉容器より延出
    せしめた液剤供給パイプの先端を前記蒸散シート上面に
    位置するよう配管すると共に、前記保温室を形成する室
    壁の一部は外気導入可能に開放可能に構成されている液
    剤の蒸散装置。
JP56082823A 1981-05-30 1981-05-30 液剤の蒸散方法およびその蒸散装置 Expired JPS5941688B2 (ja)

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JPS57197201A JPS57197201A (en) 1982-12-03
JPS5941688B2 true JPS5941688B2 (ja) 1984-10-09

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