JPS5941562B2 - 赤外線フイルタ - Google Patents
赤外線フイルタInfo
- Publication number
- JPS5941562B2 JPS5941562B2 JP52075071A JP7507177A JPS5941562B2 JP S5941562 B2 JPS5941562 B2 JP S5941562B2 JP 52075071 A JP52075071 A JP 52075071A JP 7507177 A JP7507177 A JP 7507177A JP S5941562 B2 JPS5941562 B2 JP S5941562B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dye
- group
- light
- structural formula
- formulas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はテレビ受像機の操作をワイヤレスで遠隔操作す
る場合にその操作機能を向上させる機能素子として用い
ることができる赤外線フイルタに関するものであつて、
信号の到達距離の延長化、雑音防止による感度の向上を
目的とするものである。
る場合にその操作機能を向上させる機能素子として用い
ることができる赤外線フイルタに関するものであつて、
信号の到達距離の延長化、雑音防止による感度の向上を
目的とするものである。
従来のテレビ受像機は電源のオンオフ、チヤンネルの切
換えなどの操作は全て受像機に設けられた操作部を手動
によつて行うものであり、視聴者は必要の都度テレビ受
像機の傍まで行つてつまみ類を操作する事が必要であつ
た。
換えなどの操作は全て受像機に設けられた操作部を手動
によつて行うものであり、視聴者は必要の都度テレビ受
像機の傍まで行つてつまみ類を操作する事が必要であつ
た。
近年視聴者をその操作のわずられしさから解放するため
にリモートコントロールできるテレビ受像機が開発され
、一部提供されて来た。リモートコントロールの方式と
して有線式と無線式とがあり、いずれも一長一短がある
が機械式チユーナを使用したセツトでぱ回転部の駆動の
ためにモーターをチユーナ部に取付ける必要があり、コ
スト的にも操作機能の点からも普及が妨げられていた。
近年チユーナの急速な開発に伴つて回転部を必要としな
い電子チユーナの実用化が活発となつて来たが、この電
子チユーナは純電子的にチヤンネル切替えが可能である
ためにリモートコントロールを行う場合にも理想的なチ
ユーニング機構と云える。したがつて、今後テレビ受像
機にリモートコントロール装置を内蔵したセツトが急速
に普及して行くものと推察される。前記したリモートコ
ントロール形式のうち無線方式には現在信号搬送波とし
て超音波を利用するものと赤外波長の光を利用するもの
とがある。前者はコストが安いため現在一般的に使用さ
れているものであるが生活環境から自然発生する超音波
や音の持つ拡散性によつて誤動作し易い欠点を有する。
赤外光を利用する方式では超音波方式に比べて若干高価
ではあるが光の直進性のために近接した他のテレビ受信
機を誤動作させる可能性が少なく、また送信に用いるL
EDの発光エネルギーが強い。家庭内で赤外光源となる
ものが少いなどの点からリモートコントロール方式とし
ては超音波よりすぐれていると言うことができる。しか
しながら赤外光を媒体としてリモートコントロール操作
を行う場合、送信用の発光ダイオードは比較的帯域の狭
い赤外光を放射するが受光素子として使用するフオトト
ランジスタやフオトダイオードは赤外光のみでなく可視
光に亘つて広い波長範囲に感度を有する。勿論信号光は
高周波と低周波によつて2重変調されているので誤動作
の現象は起らないが前述の広い感度分布のために不要光
によつてノイズが発生し信号光がノイズに埋没してしま
つて実使用上の感度低下となつて現れ、リモートコント
ロールの動作可能距離が短かくなつてしまう。このよう
な欠点を補うために赤外光を用いてリモートコントロー
ル操作を行うためにはテレビ受像機の周囲にある不要光
をカツトしてしまうことが必要で、そのために特殊なフ
イルタを受光部の前面に入れることが重要となる。した
がつてこのフイルタは特殊な赤外波長を変調して信号光
として感度良くまた高い効率でテレビ受像機を操作する
ために用いられるものであるために次の様な要求を満足
させなければならない。すなわち信号発生機の出力を極
めて効率よく受光部へ到達させること。また感度を向上
させるため不必要な波長光を可能な限り遮断してしまう
こと。これらは光学的には所要信号波長光の透過率にす
ぐれていること、および所要信号波長光よりも短波長側
でしかもなるべく前記信号光波長に近接したところに透
過限界波長を有することを意味する。さらに前記した様
な使用目的においてフイルタに要求される光学特性以外
の項目としてその素材が使用者において自由に形態を変
え得ること。他からの機械的、熱的あるいは化学的な負
荷に対して光学的にも材料的にも極めて安定であること
および安価であることなどが必要である。現在いわゆる
光学フイルタとして市販されているものは少なくない。
にリモートコントロールできるテレビ受像機が開発され
、一部提供されて来た。リモートコントロールの方式と
して有線式と無線式とがあり、いずれも一長一短がある
が機械式チユーナを使用したセツトでぱ回転部の駆動の
ためにモーターをチユーナ部に取付ける必要があり、コ
スト的にも操作機能の点からも普及が妨げられていた。
近年チユーナの急速な開発に伴つて回転部を必要としな
い電子チユーナの実用化が活発となつて来たが、この電
子チユーナは純電子的にチヤンネル切替えが可能である
ためにリモートコントロールを行う場合にも理想的なチ
ユーニング機構と云える。したがつて、今後テレビ受像
機にリモートコントロール装置を内蔵したセツトが急速
に普及して行くものと推察される。前記したリモートコ
ントロール形式のうち無線方式には現在信号搬送波とし
て超音波を利用するものと赤外波長の光を利用するもの
とがある。前者はコストが安いため現在一般的に使用さ
れているものであるが生活環境から自然発生する超音波
や音の持つ拡散性によつて誤動作し易い欠点を有する。
赤外光を利用する方式では超音波方式に比べて若干高価
ではあるが光の直進性のために近接した他のテレビ受信
機を誤動作させる可能性が少なく、また送信に用いるL
EDの発光エネルギーが強い。家庭内で赤外光源となる
ものが少いなどの点からリモートコントロール方式とし
ては超音波よりすぐれていると言うことができる。しか
しながら赤外光を媒体としてリモートコントロール操作
を行う場合、送信用の発光ダイオードは比較的帯域の狭
い赤外光を放射するが受光素子として使用するフオトト
ランジスタやフオトダイオードは赤外光のみでなく可視
光に亘つて広い波長範囲に感度を有する。勿論信号光は
高周波と低周波によつて2重変調されているので誤動作
の現象は起らないが前述の広い感度分布のために不要光
によつてノイズが発生し信号光がノイズに埋没してしま
つて実使用上の感度低下となつて現れ、リモートコント
ロールの動作可能距離が短かくなつてしまう。このよう
な欠点を補うために赤外光を用いてリモートコントロー
ル操作を行うためにはテレビ受像機の周囲にある不要光
をカツトしてしまうことが必要で、そのために特殊なフ
イルタを受光部の前面に入れることが重要となる。した
がつてこのフイルタは特殊な赤外波長を変調して信号光
として感度良くまた高い効率でテレビ受像機を操作する
ために用いられるものであるために次の様な要求を満足
させなければならない。すなわち信号発生機の出力を極
めて効率よく受光部へ到達させること。また感度を向上
させるため不必要な波長光を可能な限り遮断してしまう
こと。これらは光学的には所要信号波長光の透過率にす
ぐれていること、および所要信号波長光よりも短波長側
でしかもなるべく前記信号光波長に近接したところに透
過限界波長を有することを意味する。さらに前記した様
な使用目的においてフイルタに要求される光学特性以外
の項目としてその素材が使用者において自由に形態を変
え得ること。他からの機械的、熱的あるいは化学的な負
荷に対して光学的にも材料的にも極めて安定であること
および安価であることなどが必要である。現在いわゆる
光学フイルタとして市販されているものは少なくない。
素材としては鉛ガラスにマンガンやクロムの酸化物を加
えたもの、カリ亜鉛ガラスに硫化カドミウムやセレンを
加えたものが赤外線透過フイルタとして公知であるが透
過限界波長が750nm以短にあつて妨害光を十分遮断
し得ず、また、ガラスフイルタであるため高価且つ加工
に自由度がない。一方フイルムタイプの光学フイルタと
してはゼラチンやアセテート中に着色成分を混ぜて作ら
れたものがある。たとえばコダツク社のNO87、NO
88、NO89がこれに該当する。しかし、これらはい
ずれも赤外写真用として作られたものであつてその光学
特性はいずれもテレビ受像機のリモートコントロール用
として満足できずまた極めて高価である。第1図を用い
てさらに具体的に説明する。
えたもの、カリ亜鉛ガラスに硫化カドミウムやセレンを
加えたものが赤外線透過フイルタとして公知であるが透
過限界波長が750nm以短にあつて妨害光を十分遮断
し得ず、また、ガラスフイルタであるため高価且つ加工
に自由度がない。一方フイルムタイプの光学フイルタと
してはゼラチンやアセテート中に着色成分を混ぜて作ら
れたものがある。たとえばコダツク社のNO87、NO
88、NO89がこれに該当する。しかし、これらはい
ずれも赤外写真用として作られたものであつてその光学
特性はいずれもテレビ受像機のリモートコントロール用
として満足できずまた極めて高価である。第1図を用い
てさらに具体的に説明する。
第1図において、特性Aはリモートコントロール装置の
送信機に設けられたLEDから発射された光信号のエネ
ルギー分布であり、特性Bは同装置の受光素子であるP
INダイオードの受光感度を示している。このようにP
INダイオードは広い波長範囲にわたつて感度を有する
ものであり、PINダイオードの前にフイルタを設けな
ければ特性Cに示す太陽光、特性Dに示すタングステン
光、特性Eに示す昼光色の螢光灯の光を広い波長範囲に
わたつて受光してしまうことになり、リモートコントロ
ールの際S/Nが非常に悪くなる。そこで上述の透過限
界波長が750nm程度の公知の赤外透過フイルタを設
けると、それより波長の短かい光を除去することができ
るわけである。本発明は透過限界波長をもつと高い所に
設定することができる赤外線フイルタを提供しようとす
るものであり、以下本発明の実施例について図面を用い
て説明する。基体となる熱可塑性樹脂は本質的に無色透
明であればどの様なものでも使用できる。
送信機に設けられたLEDから発射された光信号のエネ
ルギー分布であり、特性Bは同装置の受光素子であるP
INダイオードの受光感度を示している。このようにP
INダイオードは広い波長範囲にわたつて感度を有する
ものであり、PINダイオードの前にフイルタを設けな
ければ特性Cに示す太陽光、特性Dに示すタングステン
光、特性Eに示す昼光色の螢光灯の光を広い波長範囲に
わたつて受光してしまうことになり、リモートコントロ
ールの際S/Nが非常に悪くなる。そこで上述の透過限
界波長が750nm程度の公知の赤外透過フイルタを設
けると、それより波長の短かい光を除去することができ
るわけである。本発明は透過限界波長をもつと高い所に
設定することができる赤外線フイルタを提供しようとす
るものであり、以下本発明の実施例について図面を用い
て説明する。基体となる熱可塑性樹脂は本質的に無色透
明であればどの様なものでも使用できる。
本実施例ではメタアクリル、アクリルスチレン、スチロ
ール、ポリカーボネート、ビニル樹脂などを使用した。
熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂、エリア樹脂などが
使用できる。着色剤としては緑色染料に下記に示す様な
アントラキノン系染料を用いる。赤色染料として次に示
す様なアゾ系染料及びジアゾ染料を用いる。青色染料と
して次の様なアントラキノン系染料を使用する。
ール、ポリカーボネート、ビニル樹脂などを使用した。
熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂、エリア樹脂などが
使用できる。着色剤としては緑色染料に下記に示す様な
アントラキノン系染料を用いる。赤色染料として次に示
す様なアゾ系染料及びジアゾ染料を用いる。青色染料と
して次の様なアントラキノン系染料を使用する。
前記化学構造式中R,.R″、R″は水酸基、アルキル
基、スルフオン基またはこれらの誘導基を意味する。
基、スルフオン基またはこれらの誘導基を意味する。
赤外線フィルタの材質と配合量の実施例は下記のものが
考えられる。
考えられる。
実施例 1
この実施例の場合青系染料の全染料に対する割合は90
重量部、赤系染料は10重量部である。
重量部、赤系染料は10重量部である。
実施例 2マクロレツクスグリーンG・・・・・・
2.7重量部
この実施例の場合縁系染料の全染料に対する割合は90
重量部、赤系染料の割合は10重量部である。
重量部、赤系染料の割合は10重量部である。
実施例 3
この実施例の場合縁系染料の全染料に対する割合は80
重量部、赤系染料の割合は20重量部である。
重量部、赤系染料の割合は20重量部である。
実施例 4
この実施例の場合の赤系染料の全染料に対する割合は8
0重量部、赤系染料の割合は20重量部である。
0重量部、赤系染料の割合は20重量部である。
実施例 5
この実施例の場合の緑系と青系の両染料の混合したもの
の全染料に対する割合は93、赤系染料の割合は7であ
る。
の全染料に対する割合は93、赤系染料の割合は7であ
る。
この実施例の場合の緑系染料の全染料に対する割合は8
0重量部、赤系染料の割合は20重量部である。
0重量部、赤系染料の割合は20重量部である。
実施例 8
この実施例の場合の青系と緑系の染料の混合したものの
全染料に対する割合は93重量部赤系染料の割合は7重
量部である。
全染料に対する割合は93重量部赤系染料の割合は7重
量部である。
上記した実施例においてその配合は全成分を同時に混合
して適当な形に流して硬化成形させても良いが一般には
まずエポキシ主剤(たとえばアラルダイトCY2O5と
CY2O8)にあらかじめ染料を良く混合して均質な着
色成分としておき必要に応じて硬化剤(たとえばアラル
ダィトHY95l)と配合して同様に適当な型を用いて
成形する。
して適当な形に流して硬化成形させても良いが一般には
まずエポキシ主剤(たとえばアラルダイトCY2O5と
CY2O8)にあらかじめ染料を良く混合して均質な着
色成分としておき必要に応じて硬化剤(たとえばアラル
ダィトHY95l)と配合して同様に適当な型を用いて
成形する。
この場合フイルタを構成するにはエポキシ樹脂が接着剤
であるため適当な2枚の透明板たとえばガラス板や合成
樹脂板の間にはさんで構成することも、あるいは受光素
子たとえばシリコンダイオードやPINダイオードの受
光面に塗布し接着硬化せしめることによつて構成するこ
とも可能である。本実施例ではいづれもフイルタ成形物
の厚さを2。
であるため適当な2枚の透明板たとえばガラス板や合成
樹脂板の間にはさんで構成することも、あるいは受光素
子たとえばシリコンダイオードやPINダイオードの受
光面に塗布し接着硬化せしめることによつて構成するこ
とも可能である。本実施例ではいづれもフイルタ成形物
の厚さを2。
5mmとして測定した場合の配合例を示したがこのフイ
ルタの厚さは基体樹脂中の染料濃度と関連して透過率な
どに影響を与えるので本発明中には特に成形されたフイ
ルタの厚さや基体樹脂に対する配合染料の濃度は規定し
ない。
ルタの厚さは基体樹脂中の染料濃度と関連して透過率な
どに影響を与えるので本発明中には特に成形されたフイ
ルタの厚さや基体樹脂に対する配合染料の濃度は規定し
ない。
本発明の特徴とするところは緑、赤、青の各染料の組成
とその配合比をある一定範囲に規定することによつてそ
の光学特性を与え、テレビ受信機などを遠隔操作する場
合、効率良くかつ外部光による妨害を効果的に遮断する
ことの可能なフイルタを提供するものであつて赤色染料
が25重量部をこえる時は透過限界波長が短波長側に移
動し750nmおよび800nmの透過率が噌加し天然
太陽光や白熱灯からの妨害光を十分遮断できなくなる。
とその配合比をある一定範囲に規定することによつてそ
の光学特性を与え、テレビ受信機などを遠隔操作する場
合、効率良くかつ外部光による妨害を効果的に遮断する
ことの可能なフイルタを提供するものであつて赤色染料
が25重量部をこえる時は透過限界波長が短波長側に移
動し750nmおよび800nmの透過率が噌加し天然
太陽光や白熱灯からの妨害光を十分遮断できなくなる。
また5重量部に満たない場合は450nm〜600nm
の波長範囲に透過を生じ螢光灯などからの妨害光を遮断
できなくなる。以上詳述した様に本発明にかXわるフイ
ルタは緑、赤、青の各染料を2種類または3種類用いて
特定の配合比で混合し基体樹脂とよく混練することによ
つてどの様な形態にも成形可能な透明でかつ必要とする
波長の赤外光のみを透過できるものであつてテレビ受信
機やワイヤレスヘツドホンなど無線方式でかつ光を信号
媒体とする遠隔操作機能を極めて効率よく達成させるも
のである。
の波長範囲に透過を生じ螢光灯などからの妨害光を遮断
できなくなる。以上詳述した様に本発明にかXわるフイ
ルタは緑、赤、青の各染料を2種類または3種類用いて
特定の配合比で混合し基体樹脂とよく混練することによ
つてどの様な形態にも成形可能な透明でかつ必要とする
波長の赤外光のみを透過できるものであつてテレビ受信
機やワイヤレスヘツドホンなど無線方式でかつ光を信号
媒体とする遠隔操作機能を極めて効率よく達成させるも
のである。
たとえば、上述の実施例2のもので作つた赤外フイルタ
の特性は第1図の特性Fに示すものであり、従来の赤外
線フイルタの透過限界波長よりも高い所に透過限界波長
が存在し、高くなつた分だけ、太陽光やタングステン光
の影響を受けにくくなるものである。実測データは第2
図に示す通りであり、透過限界波長が750nmから8
00nmの間に存在し、750nmの透過率が1%以下
、800nmの透過率が25%以下であり、950nm
の透過率は95%以上である。他の実施例のものもほぼ
同様の特性を示すものである。以上のように本発明によ
れば透過限界波長を従来の赤外フイルタより高い750
nm〜800nmに設定することができたので太陽光、
白熱灯、螢光灯からの妨害光を遮断することができ、テ
レビジヨン受像機のリモートコントロール装置の受光素
子の前に設ける赤外線フイルタとして工業的価値の高い
ものである。
の特性は第1図の特性Fに示すものであり、従来の赤外
線フイルタの透過限界波長よりも高い所に透過限界波長
が存在し、高くなつた分だけ、太陽光やタングステン光
の影響を受けにくくなるものである。実測データは第2
図に示す通りであり、透過限界波長が750nmから8
00nmの間に存在し、750nmの透過率が1%以下
、800nmの透過率が25%以下であり、950nm
の透過率は95%以上である。他の実施例のものもほぼ
同様の特性を示すものである。以上のように本発明によ
れば透過限界波長を従来の赤外フイルタより高い750
nm〜800nmに設定することができたので太陽光、
白熱灯、螢光灯からの妨害光を遮断することができ、テ
レビジヨン受像機のリモートコントロール装置の受光素
子の前に設ける赤外線フイルタとして工業的価値の高い
ものである。
第1図、第2図は本発明の赤外線フイルタ説明のための
特性図である。
特性図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 透明性を有する合成樹脂材料を基体材料とし下記の
化学構造式▲数式、化学式、表等があります▼ または ▲数式、化学式、表等があります▼ を有するアントラキノン系緑色染料(上記Rは−CH_
3と−SO_3Naと−OHとからなる群より1個上記
R′は−SO_3Naと−CH_3とからなる群より1
個により構成される。 )と、同じく下記の化学構造式▲数式、化学式、表等が
あります▼ または ▲数式、化学式、表等があります▼ を有するアゾ系赤色染料(Rは−SO_3Naと−OH
と−OC_2H_2とからなる群より1個、上記R′は
−CO_3Naと−NH_2と−CH_3とからなる群
より1個により構成される。 )または下記の化学構造式▲数式、化学式、表等があり
ます▼ または ▲数式、化学式、表等があります▼ を有するジアゾ系赤色染料(上記Rは−SO_3Naと
−CH_3とからなる群より1個、R′は−N(CH_
3)_3Clと−OHと−OH_3とからなる1個によ
り構成される。 )、下記の化学構造式▲数式、化学式、表等があります
▼または ▲数式、化学式、表等があります▼ を有するアントラキノン系青色染料(上記R′は−CH
_3と−SO_3Naと−NHCOCH_3とからなる
群より1個、上記R″は−NH_2と−OHと−NHC
H_3とからなる群より1個により構成される。 )と前記化学構造式を有するアゾ系及びジアゾ系赤色染
料、もしくはそれぞれ前記化学構造式を有するアントラ
キノン系緑色染料とアゾ系またはジアゾ系赤色染料とア
ントラキノン系青色染料のいずれか1つの組合せによつ
て着色するに当り、染料配合量全量に対し、アントラキ
ノン系緑色染料とアントラキノン系青色染料が単独で、
または混合量としてほぼ75〜95重量部、アゾ系また
はジアゾ系赤色染料が25〜5重量部加えられ透過限界
波長を750mmから800mmの間に設定したことを
特徴とする赤外線フィルタ。2 基体材料とする合成樹
脂材料が透明性を有する熱可塑性樹脂であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の赤外線フィルタ。 3 基体材料とする合成樹脂材料が透明性を有する熱硬
化性樹脂であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の赤外線フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52075071A JPS5941562B2 (ja) | 1977-06-23 | 1977-06-23 | 赤外線フイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52075071A JPS5941562B2 (ja) | 1977-06-23 | 1977-06-23 | 赤外線フイルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS549642A JPS549642A (en) | 1979-01-24 |
JPS5941562B2 true JPS5941562B2 (ja) | 1984-10-08 |
Family
ID=13565585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52075071A Expired JPS5941562B2 (ja) | 1977-06-23 | 1977-06-23 | 赤外線フイルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941562B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200010241A (ko) * | 2017-05-19 | 2020-01-30 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 반도체 소결체, 전기·전자 부재 및 반도체 소결체 제조방법 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54159453A (en) * | 1978-06-06 | 1979-12-17 | Nippon Steel Chem Co Ltd | Composition for light filter of synthetic resin |
JPH0638124B2 (ja) * | 1983-08-22 | 1994-05-18 | 日本化薬株式会社 | 近赤外線吸収フイルタ− |
JPS615203A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-11 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 赤外線透過フイルタ− |
JPH0624801Y2 (ja) * | 1985-04-03 | 1994-06-29 | 三洋電機株式会社 | 赤外線受光部用フイルタ板 |
JP2008511706A (ja) * | 2004-09-03 | 2008-04-17 | ハンツマン アドバンスト マテリアルズ (スイッツァランド) ゲーエムベーハー | アントラキノン染料含有組成物 |
JP2006301147A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 光ビーコンフィルター用樹脂組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5091339A (ja) * | 1973-12-06 | 1975-07-22 |
-
1977
- 1977-06-23 JP JP52075071A patent/JPS5941562B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5091339A (ja) * | 1973-12-06 | 1975-07-22 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200010241A (ko) * | 2017-05-19 | 2020-01-30 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 반도체 소결체, 전기·전자 부재 및 반도체 소결체 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS549642A (en) | 1979-01-24 |
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