JPS5941442Y2 - 組込式コンロ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は厨房家具内に組込まれる式の組込式コンロに関
する。

従来この種装置として、例えば第１図示のように上面の
天板ａに間口すと、前面の前面板Ｃに開口ｄとを有する
厨房家具ｅ内に、該開口すを介してコンロ本体ｆを出入
自在に収容すると共にこれをその前面に突出する操作部
ｇにおいて該開口ｄ内に臨ませる式のものは知られるが
、この場合該開口すは該操作部ｇを含む該コンロ本体ｆ
の全長に対して多少ともその長さが短く、かくて該コン
ロ本体ｆは仝図示のようにこれを前傾させて組込むを要
し、その操作が面倒となり勝ちであり、更に開口ｄは比
較的大型であるを要し、体裁を損い勝ちである等の不都
合を伴う。

本考案はかかる不都合のない装置を得ることをその目的
としたもので、上面の天板１に開口２と、前面の前面板
３に開口４とを有する厨房家具５内に、該開口２を介し
てコンロ本体６を出入自在に収容すると共にこれを前面
に突出する操作部７において該開口４内に臨ませる式の
ものにおいて、該開口２の奥行きを、コンロ本体６の操
作部７の前端縁からこれら対向するコンロ本体６の後端
縁までの長さ以上とすると共に、該コンロ本体６の上面
に設けた天板８を操作部７の突出長さ以上にコンロ本体
６の操作部７と対向する後端縁より後方に突出させて戊
る。

第２図及び第３図はその１例を説明するもので、コンロ
本体６は操作部７と共に開口２内にそのまま真直ぐ落込
み自在であり、かくて第２図示の状態からそのまま落し
込むと共に次で前退させることにより第３図示の状態に
得られるようにした。

この場合、その下動位置は該コンロ本体６の上面の天板
８で定まると共に前進位置は該操作部７の上側の凹入す
る段部９で定まるものとする。

尚該家具５の後方の壁面Ａが第２図に鎖線示のように前
方に偏位する場合、天板８がこれに当ることが考えられ
、この場合は該天板８を一旦取外す型式とすれば足り、
該天板８は次で取付けられるが、この場合は例えば第４
図示のように該コンロ本体６との間にシール部材１１を
施すが好ましい。

尚前記したようにコンロ本体６の前進によればその後方
に隙間１０を生ずるもので、そのままでは該本体６゛に
がたつきがあり、不用意な後方への移動が考えられ、こ
れを防止すべく例えば第５図示のように該コンロ本体６
の後部上側に、これに嵌合する係止段部１２を備えるが
好ましく該段部１２は例えば第６図示のように別個の部
材で作ることも可能である。

かくて得られた製品の１例は第７図に示される。

このように本考案によるときは、コンロ本体６を前面の
操作部７を含めてそのまま真直ぐ開口２内に落し込み自
在とするもので、これを前傾させつつ組込む従来のもの
の前記した不都合を無くし得られ、しかもコンロ本体６
の上面に設けた天板８を操作部７の突出長さ以上にコン
ロ本体６の操作部７と対向する後端縁より後方に突出さ
せたので、コンロ本体６を前進させるとき生じる隙間を
該天板８によって覆うことが出来、これによって体裁を
損うことなく、しかも該隙間を介して厨房家具５内に物
が落込むことを防げる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の説明線図、第２図及び第３図は本案装
置の１例の説明線図、第４図乃至第６図はその各変形例
の裁断側面図で、特に第６図は天板を取除いた状態を示
し、第７図は製品の１例の斜面図である。 １・・・・・・天板、２・・・・・・開口、３・・・・
・・前面板、４・・・・・・開口、５・・・・・・厨房
家具、６・・・・・・コンロ本体、７操作部、８・・・
・・・天板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面の天板１に開口２と、前面の前面板３に開口４とを
   有する厨房家具５内に、該開口２を介してコンロ本体６
   を出入自在に収容すると共にコンロ本体６の前面に突出
   する操作部７を前記開口４内に臨ませる式のものに於い
   て、該間口２の奥行きを、コンロ本体６の操作部７の前
   端縁からこれと対向するコンロ本体６の後端縁までの長
   さ以上とすると共に、該コンロ本体６の上面に設けた天
   板８を、操作部７の突出長さ以上にコンロ本体６の操作
   部７と対向する後端縁より後方に突出させて戒る組込式
   コンロ装置。