JPS5941275B2 - 電気プラグ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気プラグ組立体、すなわち、貫通孔およびこ
の貫通孔と嵌合するプラグピンを有し、電気的絶縁材料
からなる予め形成されたボディを備え、各プラグピン＆
ち予め形成されたボディの背面からのその突出長さを制
限するために予め形成されたボディの前面に押圧された
肩部を少くとも１つ有し、少なくとも、通電用プラグピ
ンおよび中立用プラグピンと組合わされた導体端子を全
体的に包みこみ、そして予め形成されたボディを少なく
とも部分的に包みこみ、電気的絶縁材料からなるモール
ドされたインナボデイと、モールドされたインナボデイ
を全体的に包みこみ、電気的絶縁材料からなるモールド
されたアウタボデイを備える電気プラグ組立体（以後、
この種の電気プラグ組立体を、便宜上、「上記の種類の
電気プラグ組立体」と称する）に関する。

上記の種類の３ピン式電気プラグ組立体は、家庭用電気
器具に使用する場合に特に適している。

その理由は、こうした電気器具は、電気プラグが電気器
具のフレキシブルなケーブルに永久的に結合された状態
で大衆に販売され得るからである。これによつて、電気
器具に未熟なユーザーが電気器具を使用するときに、従
来の３ピン式電気プラグを電気器具のフレキシプルなケ
ーブルの端部に、不正確な方法で接続し、その結果、ユ
ーザーが怪我をしたり、電気器具が永久的に損傷したり
する危険を除去することができる。上記の種類の電気プ
ラグ組立体を製造する際、プラグボデイをモールド中に
、端子のひとつに接続されたケーブル導体の露出した端
部が端子から外れ、モールドされたプラグボデイを通つ
て突き出るという｝それが従来からあつた。

家庭用電気器具に接続され、プラグボデイを通つて導体
の端部が突き出た通電中の電気ブラグ組立体を、家庭用
電気洗濯機に電気プラグ組立体が接続される場合などに
よくあることであるが、特にぬれた手で扱う場合に非常
に危険である。本発明の目的は、上述した危険力諏り除
かれるか、あるいは少なくとも低減される、上記の種類
の改善された電気プラグ組立体を提供することにある。

本発明の電気プラグ組立体は、電気絶縁材料からなる予
め形成されたリテーナが、モールドされたインナボデイ
内に少なくとも部分的に包囲さ収複数のリムによつて予
め形成されたボデイの前面に支持されていること、そし
て予め形成されたボデイの前面に押圧される肩部でもつ
てプラグピンを前記貫通孔内の所定の位置に保持するた
めに、予め形成されたボデイの前面から突出するプラグ
ピンの一部を押圧する突出部をリテーナが備えることを
特徴とする。

予め形成されたリテーナは、予め形成されたボデイに取
り外し可能に接続されるのが望ましく、また望ましい実
施例の場合、予め形成されたリテーナは、予め形成され
たボデイに適宜に配設された孔あるいは窪みにスナツプ
嵌合する突出部を有する。

予め形成されたリテーナの材料は、モールドされたイン
ナ訃よびアウタボデイの絶縁性材料よりも硬く、そして
予め形成されたボデイの材料と同じ絶縁性材料であるこ
とが望ましい。

予め形成されたリテーナは少なくとも７５０℃の試験温
度に耐え得る材料からなることが望ましい。予め形成さ
れたリテーナの材料は、グラス充てんされたポリエステ
ルとナイロンを含むのが好ましい。少なくとも通電用な
らびに中立用の端子を全体的に包みこみ、したがつて、
これらとモールドされたアウタボデイの間に存在する、
絶縁材料からなるモールドされたインナボデイを備える
ことによつて、導体の端部がモールドされたプラグボデ
イから突出する危険が除去される。モールドされるイン
ナボデイの材料は、予め形成されたリテーナに接合され
るものであることが望ましい。

さらに、モールドされるアウタボデイの材料は、モール
ドされるインナボデイの材料に接合されるものであるこ
とが望ましい。ここで、たとえば、モールドされたアウ
タボデイは、尿素、あるいはポリエステルからなり、モ
ールドされたインナボデイはナイロン、ポリピニル塩化
物あるいはポリエステルからなることが望ましい。

モールドされたインナボデイの色は、モールドされたア
ウメボデイの色と容易に区別できる異なつた色であるの
が望ましい。フレキシブルなケーブルの導体は、何らか
の好都合な方法−クリップによる接続が望ましい一でプ
ラグピンと組合わされた導体端子に電気的に接続される
。

電気プラグ組立体が、通電用ピンとそれに組合わせられ
た導体端子との間にカートリツジ式ヒューズを電気的に
接続するための手段を有する場合、この手段は、一方が
、通電用ピンに電気的に接続され、他方が、それと組合
わされた導体端子に接続される、間隔を訃いて位置する
電気接点を２個備えるのが望ましい。

なお、これら電気接点ま、予め形成されたボデイに導き
入れられる前に通電用ピン｝よび導体端子に接続され、
そしてこれらは、ボデイの背面にあるカートリツジ式ヒ
ユーズの窪み内に突出するようにボデイの前面のスロツ
トに導き入れられる。これら電気接点の１つあるいは各
々は、カートリツジ式ヒユーズの端子をつかむためのス
プリング式のクリツプであることが望ましい。

さらに、電気接点の１つあるいは各々は、組合わされる
スロツトの大きさに関連するが、スプリング式のクリツ
プがカートリツジ式ヒユーズの窪み内に完全に収納され
ると、スプリング式のクリツプがこの後引き抜かれ得な
いようにスプリング式のクリツプがスナツプ嵌合するよ
うな形と大きさを有するのが望ましい。予め形成された
ボデイの前面から起立し、導体端子を取り囲む壁はまた
、カートリツジ式ヒユーズ用の電気接点の、予め形成さ
れたボデイの前面から突出する部分とこれの電気的接続
部を取り囲むのが望ましい。

この結果、この壁によつて区画される空間内に注がれる
インナボデイの絶縁材料もまた、カートリツジ式ヒユー
ズ用の電気接点の上記部分とこれとの電気的接続部を全
体的に取り囲む。以下、添付の図面を参照しながら、本
発明の好ましい実施例である１３Ａの３ピン式電気ブラ
グ組立体を例にとつて本発明を詳しく説明する。

第１図から第６図を参照すると、プラスチツク材料から
なる予め形成されたボデイ１は、このボデイ１を貫通し
て伸び３個の孔２６（第２図）を有している。いずれも
中空の形状をした通電用プラグピン４と中立用プラグピ
ン４′と接地用プラグピン５が、これらの孔２６内にボ
デイ１の前面２から挿入されてボデイ１の背面３から突
出し、その肩部６，７が前面２に押圧されるようになつ
ている。フレキシブルなケーブル１０の通電用の導体１
１は、予め形成されたボデイ１の背面３内のカートリツ
ジ式ヒユーズの窪み１６内ヘスロッド２７（第２図およ
び第４図）から突出する一対のスプリング接点の一方の
スプリング接点１５と一体になつた導体端子４４ＶＣ１
クリップされた接続部１４ＶＣよつて結合されている。
ケーブル１０の通電しない中立の導体１２は、クリップ
された接続部１７によつて、通電しない中立用ブラグピ
ン４′と一体になつた導体端子４７に接続され、ケーブ
ル１０の接地用の導体１３は、クリップされた接続部１
８によつて接地用プラグピン５と一体になつた導体端子
４８に接続されている。通電用ブラグピン４はこのプラ
グピン４と一体になつた一部４５によつて他方のスプリ
ング接点１５に直接、接続されている。プラスチツク材
料からなる予め形成されたリテーナ２０は、リム２１と
予め形成されたボデイ１の孔１９にスナツプ嵌合するサ
イドリム２２によつて予め形成されたボデイ１の前面２
に支持されている。リテーナ２０は、肩部６，７をボデ
イ１の前面２（ＦＣ押圧するために、接地用ブラグピン
５、通電用訃よび中立用プラグピン４，４′と組合わさ
れた導体端子４７，４８および一部４５を押圧する突出
部２３をその内表面に備えてお］、これによつてプラグ
ピン４，４１，５が適宜な長さだけ、ボデイ１の背面３
から突出するようになつている。リテーナ２０はさらに
、導体端子４４を押圧する突出部２８をその内表面に備
えている。電気的絶縁材料からなるインナボデイ２４は
、クリップされた接続部１４，１７，１８を全て全体的
に包み込み、予め形成されたリテーナ２０にモールドさ
れ、かつ接合されている。電気的絶縁材料からなるアウ
タボデイ２５は、モールドされたインナボデイ２４を全
体的に包み込むとともにこれにモールドされかつ接合さ
れ、そしてフレキシブルなケーブル１０の隣接した部分
の外装に接合されている。第７図を参照すると、予め形
成されたボデイ３１とリテーナ５０は、前面３２から起
立して、プラグピン３４５，３５と組合わされた導体端
子をすべて取り囲み、フレキシブルなケーブル４０の導
体を入れるためのギヤツプ３９を有する壁３８を予め形
成されたボデイ３１が備えている点を除いて、第１図に
示した予め形成されたボデイ１と予め形成されたリテー
ナ２０と実質的に同じである。

壁３８は導体端子を越えて起立する高さを有する。イン
ナボデイは、壁３８がほぼ垂直になるように予め形成さ
れたボデイ３１を支持し導体端子を全体的に包み込むよ
うに溶けた絶縁性材料を壁３８によつて区画された空間
に注ぐことによつて予め形成されたポデイ３１上に重力
あるいは低い圧力でモールドされる。本発明の電気ブラ
グ組立体は、プラグピンが３本の場合に限定されるもの
ではない。

以上説明した本発明の実施態様をまとめると下記のよう
になる。

（１） 特許請求の範囲の電気プラグ組立体に訃いて、
予め形成されたリテーナが予め形成されたボデイに取り
外し可能に接続されている電気プラグ組立体。

（２）前記第１項の電気プラグ組立体において、予め形
成されたリテーナが予め形成されたボデイに適宜に配置
された孔あるいは窪みにスナツプ嵌合する突出部を有す
る電気プラグ組立体。

（３）特許請求の範囲又は前記第１項から第２項のいず
れかの項の電気プラグ組立体に訃いて、予め形成された
リテーナが、モールドされたインナならびアウタボデイ
の絶縁材料よりも硬い絶縁材料上にある電気ブラグ組立
体。（４）特許請求の範囲又は前記第１項から第３項の
いずれかの項の電気プラグ組立体に卦いて、インナボデ
イの材料が、予め形成されたリテーナに接合されるもの
である電気ブラグ組立体。

（５）特許請求の範囲又は前記第１項から第４項のいず
れかの項の電気ブラグ組立体において、アウタボデイの
材料が、モールドされたインナボデイに接合されるもの
である電気プラグ組立体。（６）特許請求の範囲又は前
記第１項から第５項のいずれかの項の電気ブラグ組立体
において、モールドされたインナボデイの色が、モール
ドされたアクナボデイの色と異なつて、容易に区別でき
る電気プラグ組立体。（７）特許請求の範囲又は前記第
１項から第５項のいずれかの項の電気プラグ組立体にお
いて、予め形成されたボデイが、予め形成されたボデイ
内にあり、ブラグピンが嵌合される孔およびこれらブラ
グピンと組合わされた導体端子を取り囲み、ケーブルの
導体を入れるためのギャツプあるいは貫通孔を有し、そ
の前面から起立する壁を有し、この壁は導体端子を越え
て起立する高さを有している電気ブラグ組立体。

（８）前記第７項の電気ブラグ組立体において、導体端
子に接続されるケーブルの導体を入れるためにギヤツプ
あるいは貫通孔を区画する壁の一部が、予め形成された
ボデイからケーブルを引張り去るような方向にケーブル
にテンシヨンがかかつたときに、ケーブルの導体の電気
的接続部にケーブルを介して応力がかかる危険を減少さ
せる役目をする少なくともケーブル把持部材の一部を構
成する電気プラグ組立体。

（９）特許請求の範囲又は前記第１項から第８項のいず
れかの項の電気ブラグ組立体において、フレキシブルな
ケーブルの導体が、クリップされた接続部により導体端
子に電気的に接続されている電気ブラグ組立体。

αＯ特許請求の範囲又は前記第１から第９項のいずれか
の項の電気プラグ組立体に訃いて、各ブラグピンが中空
形状である電気プラグ組立体。

（ロ）特許請求の範囲又は前記第１項から第９項のいず
れかの項の電気プラグ組立体に訃いて、カートリツジ式
のヒユーズを通電用のピンの１つとこれを組み合わされ
た導体端子との間に電気的に接続する手段を有する電気
プラグ組立体。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の電気プラグ組立体の予め形成
されたボデイとリテーナの分解斜視図、第２図は予め形
成されたボデイの等角図、第３図は第１図の予め形成さ
れたポデイの平面図、第４図は第３図の線−に沿つ却祈
面図、第５図は予め形成されたリテーナとその上にある
モールドされたインナボデイを有する予め形成されたボ
デイの断面端面図、第６図は３ピン式電気プラグ組立体
の断面端面図、第７図は３ピン式電気プラグ組立体に使
用される予め形成されたボデイとリテーナの他の実施例
の分解等角図である。 １。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 貫通孔２６およびこの貫通孔２６と嵌合するプラグ
   ピン４、４′、５を有し、電気的絶縁材料からなる予め
   形成されたボディ１を備え、各プラグピン４、４′、５
   は、予め形成されたボディ１の背面３からのその突出長
   さを制限するために予め形成されたボディ１の前面２に
   押圧される肩部６、７を少くとも１つ有し、少くとも、
   通電用プラグピン４および中立用プラグピン４′と組合
   わされた導体端子４４、４７を全体的に包みこみ、そし
   て予め形成されたボディ１を少なくとも部分的に包みこ
   み、電気的絶縁材料からなるモールドされたインナボデ
   イ２４と、モールドされたインナボデイ２４を全体的に
   包みこみ、電気的絶縁材料からなるモールドされたアウ
   タボデイ２５を備える電気プラグ組立体において、電気
   的絶縁材料からなる予め形成されたリテーナ２０が、モ
   ールドされたインナボディ２４内に少なくとも部分的に
   包囲され、複数のリム２１、２２によつて予め形成され
   たボディ１の前面２に支持されていること、そして予め
   形成されたボディ１の前面２に押圧される肩部６、７で
   もつてプラグピン４、４’、５を前記貫通孔２６内の所
   定の位置に保持するために、予め形成されたボディ１の
   前面２から突出するプラグピン４、４’、５の一部を押
   圧する突出部２３、２８をリテーナ２０が備えることを
   特徴とする電気プラグ組立体。