JPS5940918B2 - アルミニウム枚葉材の陽極酸化処理装置 - Google Patents

アルミニウム枚葉材の陽極酸化処理装置

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JPS5940918B2
JPS5940918B2 JP3723582A JP3723582A JPS5940918B2 JP S5940918 B2 JPS5940918 B2 JP S5940918B2 JP 3723582 A JP3723582 A JP 3723582A JP 3723582 A JP3723582 A JP 3723582A JP S5940918 B2 JPS5940918 B2 JP S5940918B2
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sheet material
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良一 富永
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルミニウム又はアルミニウム合金の 。
適宜単位長に形成した板材、又は棒材(以下、アルミニ
ウム枚葉材という)を連続的に陽極酸化処理する装置に
関する。一般にアルミニウム材は、「バッチ方式」か「
連続方式」によつて陽極酸化処理が施されているが、巻
取りできないアルミニウム枚葉材は殆んど専ら「バッチ
方式」により処理されている。
しかしバッチ方式による処理は、コンベア等によるアル
ミニウム枚葉材の吊下搬送手段と、処理すべきアルミニ
ウム枚葉材を浸漬する長大又は深い処理槽とが不可欠で
あるため、この陽極酸化処理装置は広大な面積、空間を
占有し、スペース効率が良くないという難点がある。一
方、アルミニウム枚葉材を連続送り方式で処理すること
も提案されているが、処理液に電流が短絡し易く、目的
とする酸化被膜の生成が得にくい難点がある。
また、上記いずれの方式も従来最も一般的な酸化処理法
により処理されているため、酸化皮膜の生成効率が低く
、所定膜厚を生成するため多大の電力を消費して合理的
でなかつたり、所望の被膜厚が生成できないという陽極
酸化処理の基本的難点を抱えている。
本発明は上記のような従来のアルミニウム枚葉材の陽極
酸化処理の現状に鑑み、アルミニウム枚葉材を効率よく
連続的に陽極酸化することのできる装置を提供すること
を目的としてなされたもので、その構成は、処理液を収
容し得る適宜形状の密閉容器であつて、両側面に処理す
べきアルミニウム枚葉材を水密的に通過させるため前記
枚葉材の断面形状に即した水密的挿通孔を形成すると共
に、前記両挿通孔の上方、又は、下方にこの容器内に処
理液を噴射しつつ供給する処理液供給部を配設し、且つ
、該容器内に供給されて充満する前記処理液を循環させ
るための排出孔を設けて成る電解槽と、該電解槽内の前
記処理液供給部の近くに設けられ、供給される処理液に
曝される陰極部と、前記電解槽の側面外部にあつて前記
アルミニウム枚葉材挿通孔の下方、又は、上方に位置付
けられ前記挿通孔に対するアルミニウム枚葉材の送りロ
ール兼陽極給電ロールとして配設した陽極部とによつて
一の処理ユニツトを形成し、該処理ユニツトを処理すべ
きアルミニウム枚葉材の長さ或は生成膜に応じてアルミ
ニウム枚葉材の送り方向に沿つて1個又は複数接続する
ようにしたことを特徴とするものである。
次に、本発明の実施例を図に拠り説明する。
第1図は本発明装置を構成する処理ユニツトの一例の側
断面概念図で、図に於て、1は密閉容器状をなす電解槽
で、両側面壁の高さ方向稍下方に、処理されるアルミニ
ウム枚葉材ALが水密に槽内を通過する挿通孔21,2
2が形成してある。而して、前記孔21,22は、処理
枚葉材ALが板体であれば、その断面形状に即した横長
細巾孔が形成され、この他の断面形状であれば、その形
状に即した形状の挿通孔が透設されることになる。また
、前記孔21,22をアルミニウム枚葉材ALが通過す
る際、そこから処理液が槽1外へ飛散漏出しないように
漏出止21a,22aが設けてある。3は前記槽1の内
部に於て、前記挿通孔21,22より上方に位置する部
分に配設した電解液(処理液)噴出ノズルで、ここでは
パイプの周囲に噴射ノズルを形成したものを用いてある
が、前記ノズル3の形態はこの実施例のものに限られず
、槽1内に電解液を噴射供給し得るものであれば足りる
また、このノズル3の位置も前記挿通孔21,22より
下位に設けることもある。
41,42は、前記槽1の上方と底部に設けた電解液の
排出孔で、前記ノズル3から槽1内へ噴射供給される電
解液のオーバフローする分及び流下する分を夫々槽外に
排出し、前記ノズル3に循環させるためのものである。
従つて、この排出孔41,42と前記ノズル3との間に
は適宜電解液槽とポンプ(図示せず)とが挿入されるこ
とになる。5は前記槽1内でノズル3の上方に配設した
陰極であるが、この陰極5は前記ノズル3から噴射され
る電解液に曝されてそれに接触すると共に、この電解液
が前記挿通孔21,22を通るアルミニウム枚葉材に接
触すればよいので、陰極5の配設態様は図示の例に限ら
れない。
例えば、ノズル3自体を陰極5に形成してもよいのであ
る。6,7は、前記槽1の外部に於て、その挿通孔21
,22の手前側及び向う側に配設した送りロールと陽極
給電ロールで、ここではゴム等の不導体で製した送りロ
ール6と、該ロールとペアになる導電材による給電ロー
ル7とによつて陽極部に形成されている。
而して、前記両ロール6,7は挿通孔21,22を上下
から挟む位置で対設してあり、従つて、ロール6,7に
挟まれて処理すべきアルミニウム枚葉材ALが挿通孔2
1から槽1内へ送給され、挿通孔22を通過して該孔2
2側のロール6,7に挟まれて槽1外へ送出されるので
ある。
即ち、口ール6,7には前記枚葉材ALを図の左方へ送
る回転力が付与されると共に、ロール7は陽極に接続し
てあるのである。尚、実施例では、挿通孔21側は3組
のロール6,7が、また挿通孔22側には1組のロール
6,7が配設されているが、ロール6,7の組数は処理
材の長さなどにより適宜選択される。
また、実施例では、槽1内に移動するアルミニウム枚葉
材ALを下面から支える支持部8が設けてある。
9は前記の各部材を装着された槽1及び該槽1の前後(
アルミニウム枚葉材の送り方向)側の側面に設けた各組
のロール6,7の下面に配設した受槽で、本発明装置の
処理ユニツトUはこの受槽9を単位にして接続されるよ
うになつている。
ここで、上記処理ユニツトを構成する槽1、挿通孔21
,22、ノズル3或はロール6,7は、アルミニウム枚
葉材ALの送り方向から見た幅に見合つた幅員を持たせ
て形成してある。而して、いま板状のアルミニウム枚葉
材ALを第1図の処理ユニツトUで処理する場合につい
て説明する。
処理すべき前記枚葉材ALがロール6,7によつて挿通
孔21から槽1内へ送り込まれ始めると同時に、ノズル
3からは電解液が槽1内へ噴出され、前記枚葉材ALは
その上面が槽内に流動しつつ充満する電解液に強制的に
接触させられつつ挿通孔22から槽1の外へ送出される
これによつて前記枚葉材ALの上面には酸化被膜が生成
し、陽極酸化される。ノズル3から噴出される電解液は
槽内に流動充満される分で槽1の上半部にあるものが上
部排出孔41からオーバフローして排出されると共に、
槽底側へ流下したものは排出孔42から排出されて循環
させられる。尚、ノズル3からは電解液のみならず、空
気等の気体も一緒に噴出させることができる。
気体の噴出は電解液の流動性を高めると共に、陰極5を
冷却ないしは清浄にすることを電解液の噴出と協動して
助長する。かかる観点から気体噴出用のノズルを別途設
けることもある。第2図は本発明による処理ユニツトU
の別例の側断面図で第1図と同一符号は同一部分を示す
而して、この実施例では、挿通孔21,22の前、後に
設ける電解液の漏出止21a,22aとして、いわゆる
エアドクターやゴム板等の漏出止21a,22aを設け
ると共に、支持部8の前後に補助ロール8′を設ける一
方、噴射ノズルの噴射容量を大きくしてある。また、陰
極5は電解槽1の上面壁の裏面に設けると共に、排出孔
41をアルミニウム枚葉材の位置よりやk上方に設けて
ある。第3図は第2図の処理ユニツトUを3個縦列した
例の平面図で、電解液受槽9の接続部は、第4図に示す
断面構造とし、電解液が接続部で漏洩することのないよ
うにしてある。
即ち、前後の電解液受槽9,9の後面と前面を凹凸部9
a,9bに形成し、この両者を嵌合密着することにより
水密接続してあるのである。
次に、上記のように構成した第2図の本発明装置による
アルミニウム枚葉材ALの陽極酸化処理の例について述
べる。処理すべきアルミニウム枚葉材ALをロール6,
7の間にくわえ込ませると、回転している両ロール6,
7により前記枚葉材ALは槽1内へ送給される。
枚葉材ALが槽1内に入ると、該材ALは槽1内を進行
しつつ、槽内にある部分が順次陽極酸化処理され、枚葉
材全体が槽1内を通過することにより、この槽1におけ
る連続送り陽極酸化処理が完了する。
尚、処理ユニツトUが1個の場合は、枚葉材10の後端
側が槽1内に入つた時、該枚葉材ALが槽1の外部で陽
極7i1C接続されるようにするため、前記槽1の前方
(板材の進行方向に関して)に送りロール兼用の陽極ロ
ール6,7を設ける。
このようにすると、処理すべき枚葉材ALは、槽1内に
ある部分が噴射ノズル3の作用を受けて、電解液が強制
的に接触させられることになると共に、槽内の電解液が
攪拌されて、従来の単なる浸漬、或は、単なる通過によ
る電解に比べ、処理効果が著しく高くなる。また、処理
すべきアルミニウム枚葉材が長尺のものであつても、処
理ユニツトUは短かいもの、特に電解槽1の長さが短か
くて済むから処理装置全体が極めてコンパクトなものに
なり、装置設備のスペース効果を高めることができる。
更に、処理ユニツトUを実施例で述べた態様で複数個接
続して本発明装置とすれば、省スペース的にいわゆる多
段電解が可能な陽極酸化装置に構成できるので、所望の
厚みの皮膜を容易に形成することができる。
殊に、処理ユニツトUを予め複数個接続した形式の装置
に於て、電解作動をさせるべき処理ユニツトを接続した
個数の範囲で増減すれば、前記膜厚のコントロールがよ
り広範囲で容易に変更できる利点がある。また、本発明
装置では、陽極7が電解液に非接触状態に設けられるの
で、電流の短絡がなく、皮膜生成効率を高める。
本発明は以上の通りであつて、巻取りのできないアルミ
ニウム枚葉材を連続送りし乍ら、省スペース的な装置で
、高い効率の陽極酸化処理をすることができるので、ア
ルミニウムの陽極酸化処理装置として極めて有用である
尚、本発明装置は、巻取可能な材料にも適用可能である
こと勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置における処理ユニツトの一例の側断
面図、第2図は処理ユニツトの別例の側断面図、第3図
は第2図のユニツトを複数個接続した本発明装置の一例
の平面図、第4図は接続部分の拡大側断面図である。 1・・・・・・電解槽、21,22・・・・・・挿通孔
、21a,22a・・・・・・液漏出止、5・・・・・
・陰極、6・・・・・・送りロール、7・・・・・・陽
極給電ロール、3・・・・・・噴射ノズル、41,42
・・・・・・排出孔、8・・・・・・電解液受槽、AL
・・・・・・アルミニウム枚葉材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 処理液を収容し得る適宜形状の密閉容器であつて、
    両側面に処理すべきアルミニウム枚葉材を水密的に通過
    させるため前記枚葉材の断面形状に即した水密的挿通孔
    を形成すると共に、前記両挿通孔の上方、又は、下方に
    この容器内に処理液を噴射しつつ供給する処理液供給部
    を配設し、且つ、該容器内に供給されて充満する前記処
    理液を循環させるための排出孔を設けて成る電解槽と、
    該電解槽内の前記処理液供給部の近くに設けられ、供給
    される処理液に曝される陰極部と、前記電解槽の側面外
    部にあつて前記アルミニウム枚葉材挿通孔の下方、又は
    、上方に位置付けられ前記挿通孔に対するアルミニウム
    枚葉材の送りロール兼陽極給電ロールとして配設した陽
    極部とによつて一の処理ユニットを形成し、該処理ユニ
    ットを処理すべきアルミニウム枚葉材の長さ或は生成膜
    に応じてアルミニウム枚葉材の送り方向に沿つて1個又
    は複数接続するようにしたことを特徴とするアルミニウ
    ム枚葉材の陽極酸化処理装置。
JP3723582A 1982-03-11 1982-03-11 アルミニウム枚葉材の陽極酸化処理装置 Expired JPS5940918B2 (ja)

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