JPS5940505B2 - α−オレフイン二量化触媒 - Google Patents

α−オレフイン二量化触媒

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JPS5940505B2
JPS5940505B2 JP56209970A JP20997081A JPS5940505B2 JP S5940505 B2 JPS5940505 B2 JP S5940505B2 JP 56209970 A JP56209970 A JP 56209970A JP 20997081 A JP20997081 A JP 20997081A JP S5940505 B2 JPS5940505 B2 JP S5940505B2
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catalyst
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圭司 河本
敬五 加藤
高弘 会田
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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、α−オレフィンの二量化又は共二量化用触媒
に関する。
更に詳細には、α−オレフィンの二量化又は共二量化反
応において高活性であり且つ長期間にわたつて活性低下
を起すことなく使用することのできる触媒に関する。4
−メチルー1−ペンテンに代表されるα−オレフィンの
二量化又は共二量体は、ポリオレフィン製造用の単量体
として利用されている。
α−オレフィンの二量化反応又は共二量化反応によつて
相応する二量体又は共二量体を製造するための触媒とし
て多くの塩基性触媒が従来から提案されている。
しかし、これらの触媒の大部分は、活性が低いこと、目
的生成物への選択性が充分に高くないこと又は初期活性
が高くても触媒寿命が短いことなどの欠点があり、工業
的規模での実施に際して有効に利用できるものは少ない
。従来かウーら提案されているこれらの塩基性触媒のう
ちで、粒状の無水カリウム化合物にナトリウム金属を分
散させた触媒は特公昭42−22474号公報、特公昭
43−25344号公報、特開55−145533号公
報及び特開昭55−145534号公報に開示されてい
る。
特にこれらの提案の中で前記特公昭42−22474号
公報には担体の粒状無水カリウム化合物として少量のグ
ラフアイトを含む粒状の炭酸カリウムを使用した例が示
されているが、これらの触媒はいずれも触媒活性、目的
生成物への選択性及び工業化に際しての調製や取扱いの
容易さ等の点で有利であるが、触媒活性の低下が比較的
短期間で起るので、触媒を頻繁に交換しなければならな
い。また、従来から提案されている塩基性触媒のうちに
は、前述の無水カリウム化合物以外の種種の担体にアル
カリ金属を担持した触媒が提案されている。
例えば、グラフアイトなどの炭素担体にアルカリ金属を
担持させた触媒をα−オレフインの二量化触媒として使
用しようとする試みも英国特許第903,014号明細
書、英国特許第912822号明細書、英国特許第91
2823号明細書、英国特許第932342号明細書な
どに提案されているが、これらの触媒も前記同様に触媒
活性、触媒寿命及び目的とする二量化生成物への選択性
が充分には高くなく、工業的規模ではいずれも利用され
ていない。したがつて、担体にアルカリ金属を担持させ
た触媒ではいずれの場合にも触媒活性を向上させること
及び活性寿命を向上させることが課題であり、無水カリ
ウム化合物にアルカリ金,属を担持させた触媒を使用す
る方法でも同様に触媒活性を向上させること及び活性低
下を抑制することが最も大きな課題である。本発明は前
記現状にかんがみてなされたもので、その目的は高活性
であつて目的生成物への選択性.が高く且つ長寿命であ
るα−オレフインの二量化又は共二量化用触媒を提供す
ることである。
本発明は、アルカリ金属混合物、無水炭酸カリウム及び
炭素からなる特定の組成の担持成分を無水炭酸カリウム
を主成分とする担体に担持させた触媒を・使用すると、
前記目的が達成できることを見出したことに基づくもの
である。本発明について概説すると、本発明は、アルカ
リ金属を主成分とする担持成分囚を、無水炭酸カリウム
を主成分とする担体(有)に担持した触媒において、(
1)該担持成分囚がアルカリ金属混合物、添加された無
水炭酸カリウム及び炭素からなる混合物であること、(
4)該担持成分囚を構成するアルカリ金属混合物がナト
リウム金属及びカリウム金属からなる混合物であり、且
つその組成はナトリウム金属が20ないし90グラム原
子%の範囲及びカリウム金属が10ないし80グラム原
子%の範囲からなること、及び (110該担持成分囚の組成は、該アルカリ金属混合物
に対する重量比として該無水炭酸カリウムが0.1ない
し5の範囲にあり、且つ該炭素が0.01ないし2の範
囲にあること、を特徴とするα−オレフインの二量化用
触媒である。
本発明の触媒の構成成分の一である担持成分囚はアルカ
リ金属を主成分とする担持成分であり、アルカリ金属混
合物及び添加された無水炭酸カリウム及び炭素からなる
混合物である。
また、その担持成分囚を構成するアルカリ金属混合物は
ナトリウム金属及びカリウム金属からなる混合物であり
、且つその成分はナトリウム金属が20ないし90グラ
ム原子%の範囲及びカリウム金属が10ないし80グラ
ム原子%の範囲からなることが必要である。ナトリウム
金属の組成が90グラム原子%より大きくなり且つカリ
ウム金属の組成が10グラム原子%より小さくなると、
触媒活性、触媒寿命及び目的とする二量化生成物への選
択性が低下するようになり、特に最高活性を示すまでの
誘導期が著しく長くなる。またナトリウム金属の組成が
20グラム原子%より小さくなり、且つカリウム金属の
組成が80グラム原子%より大きくなると、触媒の初期
活性は高いが活性低下が著しくなり触媒寿命が短くなる
。該アルカリ金属混合物の組成がナトリウム金属30な
いし85グラム原子%の範囲及びカリウム金属15ない
し70グラム原子%の範囲にあると、触媒活性、触媒寿
命及び目的の二量化生成物への選択性に優れた触媒が得
られるので好ましい。また、本発明の触媒を構成する該
担持成分囚のアルカリ金属混合物、添加された無水炭酸
カリウム及び添加された炭素の組成は、前記アルカリ金
属混合物に対する重量比として該無水炭酸カリウムが通
常0.1ないし5の範囲及び該炭素が通常は0.01な
いし2の範囲にあり、更に前記アルカリ金属混合物に対
する重量比として該無水炭酸カリウムが0.5ないし4
の範囲及び該炭素が0.05ないし1の範囲にあると触
媒性能が向上するので好ましい。
また、本発明の触媒において前記担持成分囚の担持割合
は担体〔を構成する該無水炭酸カリウムに対して通常は
1ないし20重量%の範囲にあり、更には3ないし15
重量%の範囲にあると触媒活性、触媒寿命及び二量化生
成物への選択性が向上するようになるので好ましい。
また、本発明の触媒において、前記担持成分囚の担体帥
への担持処理は通常150℃ないし400℃の温度で実
施され、更に担持処理の際の温度が200ないし350
℃の範囲にあると更に優れた触媒が得られるので好まし
い。
また、本発明の触媒を構成する前記担持成分Aの構成成
分である添加された炭素として具体的にはグラフアイト
、無定形炭素などを例示することができるが、グラフア
イトが好適に使用される。
本発明の触媒は後記方法によつて調製されるが、その際
担体8に担持処理する前の該担持成分囚はペースト状な
いしは固体状態である。本発明の触媒の他の構成成分で
ある担体叶は無水炭酸カリウムを主成分とする圧縮成形
粒状担体であるが、必要に応じて少量の他成分が配合さ
れていても差支えない。
例えば、前記無水炭酸カリウムにグラフアイト、無定形
炭素などの炭素、特にグラフアイトを適宜量配合した組
成物から得られる圧縮成形粒状担体より調製された触媒
は、触媒活性、触媒寿命及び目的とする二量化生成物へ
の選択性が向上するようになるので好適である。本発明
の触媒を構成する該圧縮成形粒状担体帥は通常次の方法
によつて調製することができる。前記無水炭酸カリウム
を主成分とする粉末状組成物を打錠成形機、圧縮成形機
、ペレタイザ一などによつて圧縮成形することにより、
該圧縮成形粒状担体帥が得られる。この圧縮成形粒状担
体の形状はいかなる形状のものでも差支えないが、通常
錠剤状、ペレツト状、球状などに成形されており、その
粒径は通常0.5m7!L以上、好ましくは1ないし1
0mTILの範囲である。本発明の触媒は、前記方法に
よつて調製された該圧縮成形粒状担体8に前記担持成分
囚を担持させることにより調製される。
該圧縮成形粒状担体〔に前記担持成分囚を担持させる方
法としては種種の方法を採用することができる。ここで
、いずれの場合にも担持処理の際にアルカリ金属として
ナトリウム金属を使用し、前記添加された無水炭酸カリ
ウムの両者を加熱下に接触させると、部分的にアルカリ
金属の交換反応を起してカリウム金属及び無水炭酸ナト
リウムを生成するので、調製後の触媒の担持成分中のナ
トリーウム金属及びカリウム金属の組成が前記本発明の
範囲になるように調製される。したがつて、担持前のア
ルカリ金属成分としてはナトリウム金属を単独で使用す
ることもできるし、又はナトリウム金属とカリウム金属
の合金として使用することもできる。また、本発明の触
媒を調製する方法として具体的には次の方法を採用する
ことができる。(1)ナトリウム金属、微粉末状無水炭
酸カリウム微粉末状炭素及び前記圧縮成形粒状担体から
なる混合物を不活性ガス雰囲気中で加熱下及び強力なか
くはん条件下に接触させる方法。
〔匂 ナトリウム金属、微粉末状無水炭酸カリウム及び
微粉末状炭素を不活性ガス雰囲気中、及び加熱下に接触
させることによつて得られるペースト状混合物と前記圧
縮成形粒状担体8とを不活性ガス雰囲気中で加熱下及び
かくはん下に接触させる方法。
3ナトリウム金属とカリウム金属との合金、微粉末状無
水炭酸カリウム、微粉末状炭素及び前記圧縮成形粒状担
体8を不活性ガス雰囲気中で加熱下及び強力なかくはん
条件下に接触させる方法。
(4)ナトリウム金属とカリウム金属との合金、微粉末
状無水炭酸カリウム及び微粉末状炭素を不活性ガス雰囲
気中及び加熱下に接触させることによつて得られるペー
スト状混合物と前記圧縮成形粒状担体帥とを不活性ガス
雰囲気中で加熱下及びかくはん条件下に接触させる方法
〇これらの担持処理の際の温度はいずれも前記記載のと
おりである。
従来から公知のα−オレフインの二量化触媒は、α−オ
レフインの変化率の高い領域で通常使用されていたが、
その欠点はその触媒の活性低下が著しく、またα−オレ
フインの変化率を下げて使用しても触媒の活性低下及び
二量化生成物への選択性をそれほど向上させることがで
きなかつた。これに対して、本発明の触媒は、従来から
公知のいずれの触媒に比べても、α−オレフインの変化
率の高い領域でも活性低下が抑制されることの他に、α
−オレフインの変化率が低い領域特にα−オレフインの
変化率が50%以下の領域では触媒活性の低下が著しく
抑制されて触媒寿命が長くしかも二量化生成物への選択
性が高いという特徴がある。本発明の触媒は、α−オレ
フインの二量化反応又は共二量化反応に使用される。
α−オレフインとして具体的には、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、イソブチレン、1−ベンゼンなどの低
級α−オレフインが挙げられる。これらの二量化反応又
は共二量化反応のうちでは、プロピレンの二量化による
4−メチル−1−ベンゼンの製造、1ブテンとエチレン
の共二量化による3−メチル−1−ベンゼンの製造、イ
ソブチレンとエチレンとの共二量化による2−メチル−
1−ベンゼンの製造に本発明の触媒を使用することが好
ましく、特にプロピレンの二量化による4−メチル−1
−ベンゼンの製造に本発明の触媒を使用することが好ま
しい。本発明の触媒を使用したα−オレフインの二量化
反応又は共二量化反応は加熱下に気相法又は液相法で実
施されるが、気相法で実施することが好ましい。
気相法で反応を行う場合の温度は通常0ないし300℃
、好ましくは100ないし200℃である。反応の際の
圧力は通常常圧ないし200k9/C7l−0、好まし
くは20ないし150k9/d−Gの範囲である。反応
は固定床方式で行うこともできるし、流動床方式で行う
こともできるが、固定床方式で行うことが好ましい。固
定床方式で反応を行う場合に、α−オレフインの液空間
速度(LHSV)は通常0.1ないし10hr−1好ま
しくは0.5ないし5hr−1の範囲である。反応終了
後の混合物から常法に従つて未反応のα−オレフイン及
び生成物を分離し、未反応のα−オレフインは反応に循
環再使用される。次に、本発明の方法を実施例によつて
具体的に説明するが、本発明はこれによりなんら限定さ
れるものではない。
なお実施例の中で示した担体及び担持触媒の物″卜は以
下のようにして測定した。
1)無水炭酸カリウム原粉の粒度分布の測定16メツシ
ユから200メツシユまでのJIS規格標準ふるいを組
合わせ、その上部に約1,509の炭酸カリウム原粉の
試料を入れ、全体をポリエチレン製の袋に入れて密封す
る。
このふるいをロータップ型振動ふるい振とう器(栗原製
作所製、19−45)にセツトし、振とう数290回/
分、ハンマー数156回/分の条件で10分間ふるい分
けした。ふるい分けした後の各ふるい上の無水炭酸カリ
ウムの重量を測定し、その重量百分率を計算してRRS
線図から平均粒径を測定した。).)担体の細孔容積比
の測定 あらかじめ300℃で2時間加熱乾燥した約10gの担
体試料を用いて水銀中及び四塩化炭素中で担体の比重を
40℃の条件で測定し、担体の体積のうち細孔容積が占
める割合を細孔容積比として次式により容量百分率で求
めた。
) 7VV477ν優ここでDHfl及
びDCCl4はそれぞれ水銀中及び四塩化炭素中で測定
した担体の比重を表わし、ρH9及びρCCl4はそれ
ぞれ40℃の水銀及び四塩化炭素の密度を表わす。
3)担体中のグラフアイト含量の測定 あらかじめ30『Cで2時間加熱乾燥した509の担体
試料に水100Tf11及びメタノール20m1を加え
、20分間マグネチツクスターラ一でかくはんしたのち
、更に超音波洗浄器で30分間かくはんした。
遊離したグラフアイトを水で洗浄したのち、100℃で
2時間乾燥して重量を測定し、担体中の無水炭酸カリウ
ムに対する百分率で表わした。1)担持アルカリ金属成
分組成の測定 精秤した担持触媒約29に窒素雰囲気中で水15m1を
加え、発生した水素ガスの量をガスビユレツトで測定し
た。
測定時の温度をTCc)、圧力をP(M77!H9)、
TCc)における水の分圧をPH2O(MmH9)、発
生した気体の量をV(ml)、測定担持触媒M(fl沖
の担持アルカリ金属量をA(g)及び炭素含有量をC(
g)とし、無水炭酸カリウム1009に対する担持アル
カリ金属量をB(I原子フとして、A及びBの値を次式
から求めた。他方、担持触媒2gに窒素雰囲気中で無水
のイソプロピルアルコール50m1を加え、室温で1時
間放置したのち、担体及びその他の固形分を遠心分離し
た。
このようにして得られたイソうプロピルアルコール中に
溶出したナトリウムアルコキシドの量及びカリウムアル
コキシドの量を原子吸光法により測定し、その両方の値
からNa/K比を求めた。また、担持触媒を構成する担
持アルカリ金属成分中の無水炭酸カリウム100gに対
するNa量及びK量は、先に求めた無水炭酸カリウム1
001に対する担持アルカリ金属量B(I原子)の値及
びNa/K比の値から次式によつて求めた。
その他の物性は通常の方法によつて測定した。
実施例 1(ハ 触媒の調製 平均粒径が450μで、且つ100μ未満の粒径のもの
が0.5重量%、600μを越え1000μまでの粒径
のものが27.6重量%である粒度分布を持ち、嵩密度
が1.1g/ゴである無水炭酸カリウムを使用し、無水
炭酸カリウムに対して0.5重量%のグラフアイトを含
有する直径3mm、高さ3田の円筒状の担体を打錠成形
した。
この担体の細孔容積比は30%で、圧縮強度は5.0瞭
一一 Gであつた。この担体91.51と50ないし1
00μの粒径を持つ無水炭酸カリウム6.59、グラフ
アイト0.59とを窒素気流中350℃、2時間乾燥さ
せたのち、窒素雰囲気のもとで2.51のナトリウムを
加え、250℃で2時間かくはんして触媒を調製した。
触媒の物性は、後記表1に各例の結果と一緒に示したの
(2)二量化反応 前記(l)で調製した触媒を使用してプロピレンの二量
化反応を行つた。
耐圧気相反応器に触媒を充てんし、この反応器の圧力を
100kg/d− G)及び温度を157℃に維持しな
がらプロピレンを液空間速度( LHSV)0.85h
r− 1で供給し、連続反応を行つた。その結果、プロ
ピレンの転化率は5時間後最高83%に達し、その後徐
徐に低下した。最高活性の半減期、すなわちプロピレン
の最高転化率が半減するまでに要する時間は1800時
間であつた。また、生成物のへキセン留分中の4−メチ
ル−1−ベンゼンの含有率は92%であつた。実施例
2 実施例1の(1)で調製した触媒を使用し、プロピレン
の二量化反応をLHSV2.7Ohr−1、150℃の
条件で行つた以外は実施例1と同様にして行つた。
その結果を表1に示した。実施例 3〜7 実施例1の(1)においてナトリウムを担持する際、担
持成分として添加するK2CO3微粉量とグラフアイト
量を変えることにより表1に示した触媒を得た。
この触媒を使用して実施例2と同じ条件でプロピレンの
二量化反応を行つた。その結果を表1に示した。比較例
1 実施例1の(1)においてナトリウムの担持条件を変え
て調製することにより表1に示した触媒を得た。
この触媒を使用して実施例2と同じ条件でプロピレンの
二量化反応を行つた。その結果を表1に示した。比較例
2 実施例1の(ハにおいて触媒の調製時に担持成分として
無水炭酸カリウムの微粉を添加することなく調製するこ
とにより表1に示した触媒を得た。
この触媒を使用して実施例2と同じ条件でプロピレンの
二量化反応を行つた。その結果を表1に示した。比較例
3 実施例1の(1)において触媒の調製時に担持成分とし
てグラフアイトを添加することなく調製することにより
表1に示した触媒を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルカリ金属を主成分とする担持成分〔A〕を、無
    水炭酸カリウムを主成分とする担体〔B〕に担持した触
    媒において、(i)該担持成分〔A〕がアルカリ金属混
    合物、添加された無水炭酸カリウム及び炭素からなる混
    合物であること、(ii)該担持成分〔A〕を構成する
    アルカリ金属混合物がナトリウム金属及びカリウム金属
    からなる混合物であり、且つその組成はナトリウム金属
    が20ないし90グラム原子%の範囲及びカリウム金属
    が10ないし80グラム原子%の範囲からなること、及
    び (iii)該担持成分〔A〕の組成は、該アルカリ金属
    混合物に対する重量比として該無水炭酸カリウムが0.
    1ないし5の範囲にあり、且つ該炭素が0.01ないし
    2の範囲にあること、を特徴とするα−オレフィンの二
    量化用触媒。 2 該担持成分〔A〕を構成するアルカリ金属混合物が
    、ナトリウム金属30ないし85グラム原子%の範囲及
    びカリウム金属15ないし70グラム原子%の範囲であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の触媒。 3 該担持成分〔A〕の組成が、該アルカリ金属混合物
    に対する重量比として該無水炭酸カリウムが0.5ない
    し4の範囲にあり且つ該炭素が0.05ないし1の範囲
    にある特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の触媒。
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