JPS594042Y2 - 羽口上部の煉瓦積み構造 - Google Patents
羽口上部の煉瓦積み構造Info
- Publication number
- JPS594042Y2 JPS594042Y2 JP1978121761U JP12176178U JPS594042Y2 JP S594042 Y2 JPS594042 Y2 JP S594042Y2 JP 1978121761 U JP1978121761 U JP 1978121761U JP 12176178 U JP12176178 U JP 12176178U JP S594042 Y2 JPS594042 Y2 JP S594042Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bricks
- brickwork
- tuyere
- layer
- structure above
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、製鋼炉(横吹転炉等)における内装煉瓦積み
構造特に羽口近傍上部の煉瓦積み構造に関するものであ
り、その目的とするところは特に溶損が著しい羽目周辺
を局部補修が可能であってしかも耐火物の原単位を低減
することにある。
構造特に羽口近傍上部の煉瓦積み構造に関するものであ
り、その目的とするところは特に溶損が著しい羽目周辺
を局部補修が可能であってしかも耐火物の原単位を低減
することにある。
例えば横吹転炉においては、最も反応ガスの影響を受け
る羽目周辺の溶損が著しく、その部分の内装煉瓦を補修
する必要がある。
る羽目周辺の溶損が著しく、その部分の内装煉瓦を補修
する必要がある。
ところが従来は、当該煉瓦積み構造が直立方体の煉瓦を
積み上げた構造であり、円周方向のせり合いが十分でな
く、シたがってその補修を行なうべく局部的に取替えよ
うとすればその上部に位置する煉瓦が落下するため、当
該羽口上部を全面的に解体して取替えなければならない
ものであった。
積み上げた構造であり、円周方向のせり合いが十分でな
く、シたがってその補修を行なうべく局部的に取替えよ
うとすればその上部に位置する煉瓦が落下するため、当
該羽口上部を全面的に解体して取替えなければならない
ものであった。
しかも、取替時の落下による損傷も生じ、煉瓦使用量が
溶損分以上となって原単位が非常に高く、更に補修人件
費も高くなる等極めて不経済となる欠点があった。
溶損分以上となって原単位が非常に高く、更に補修人件
費も高くなる等極めて不経済となる欠点があった。
本考案はこのような従来の欠点を除去するため、製鋼炉
の羽口上部の煉瓦積みの各段層に自己支持能力を付与す
るようにしたものであり、以下その実施例を示す図面に
基づいて詳細に説明する3第1図において、1〜8は炉
床9上に積み上げられた煉瓦積みの各段層であり、内周
壁の一部を正面から見た状態を示している。
の羽口上部の煉瓦積みの各段層に自己支持能力を付与す
るようにしたものであり、以下その実施例を示す図面に
基づいて詳細に説明する3第1図において、1〜8は炉
床9上に積み上げられた煉瓦積みの各段層であり、内周
壁の一部を正面から見た状態を示している。
同図では第2段層目に一定間隔毎に介設された複数個の
羽目煉瓦10を有し、そのすぐ上の第3段層3と第4段
層4はすべてが直方体よりなる普通の煉瓦積み構造とし
ている。
羽目煉瓦10を有し、そのすぐ上の第3段層3と第4段
層4はすべてが直方体よりなる普通の煉瓦積み構造とし
ている。
そして、第5〜7段層5,6.7においてそれぞれ、側
面にせり合い傾斜面11を形成した正面逆台形状の異形
煉瓦12を介設させ、これを円周方向に複数個有せしめ
ており、この第1図ではその異形煉瓦12を介設させた
各段層5,6.7においては前記せり合い傾斜面11と
同し傾斜の側面を有する正面平行四辺形状の煉瓦13を
積み上げている。
面にせり合い傾斜面11を形成した正面逆台形状の異形
煉瓦12を介設させ、これを円周方向に複数個有せしめ
ており、この第1図ではその異形煉瓦12を介設させた
各段層5,6.7においては前記せり合い傾斜面11と
同し傾斜の側面を有する正面平行四辺形状の煉瓦13を
積み上げている。
ここで、正面逆台形状と異形煉瓦12の作用は、第2図
に示すように、その自重と上段層煉瓦積みの荷重による
作用よりなる重量による下方への力Aを、せり合い傾斜
面11と直角方向の力B及びCとして伝え、この力B及
びCによって各段層の周方向へのせり合い力B′及びC
′が働くものである。
に示すように、その自重と上段層煉瓦積みの荷重による
作用よりなる重量による下方への力Aを、せり合い傾斜
面11と直角方向の力B及びCとして伝え、この力B及
びCによって各段層の周方向へのせり合い力B′及びC
′が働くものである。
第3図は、前述した正面逆台形状の異形煉瓦12を有す
る各段層5,6.7における当該異形煉瓦12以外の正
面平行四辺形状の煉瓦13に代えて、前記異形煉瓦12
の両側に前記傾斜面11に添う傾斜面を有する第2の異
形煉瓦14をそれぞれ介設するとともに、他は通常の直
方体煉瓦15を用いたものである。
る各段層5,6.7における当該異形煉瓦12以外の正
面平行四辺形状の煉瓦13に代えて、前記異形煉瓦12
の両側に前記傾斜面11に添う傾斜面を有する第2の異
形煉瓦14をそれぞれ介設するとともに、他は通常の直
方体煉瓦15を用いたものである。
この場合も前述した第2図に示すような原理により、同
様のせり合い力が働く。
様のせり合い力が働く。
以上のような構成において、特に溶損の著しい羽口煉瓦
10及びその周辺についてその補修を行なう場合、その
溶損した羽目煉瓦10と近傍の煉瓦積み第1段層1〜第
4段層4までを解体する。
10及びその周辺についてその補修を行なう場合、その
溶損した羽目煉瓦10と近傍の煉瓦積み第1段層1〜第
4段層4までを解体する。
その状態で第5段層の煉瓦積み5のうち下部が解体され
た部分の煉瓦は下からの支持がなくなるが、前述したよ
うに異形煉瓦12の働きにより円周方向すなわち側面か
らのせり合いが働いており、目地が緩むことなく自己支
持するものであり、これは第6段層及び第7段層の各煉
瓦積み6,7においても同じである。
た部分の煉瓦は下からの支持がなくなるが、前述したよ
うに異形煉瓦12の働きにより円周方向すなわち側面か
らのせり合いが働いており、目地が緩むことなく自己支
持するものであり、これは第6段層及び第7段層の各煉
瓦積み6,7においても同じである。
したがって、第1〜4段層までの局部解体した状態でも
、上段層が落下することなく補修を行なうことができる
。
、上段層が落下することなく補修を行なうことができる
。
本考案は以上説明したように、製鋼炉の羽口上部の煉瓦
積みにおいて複数段層に異形煉瓦を介設せしめて該異形
煉瓦によって各段層毎にせり合うように構成して自己支
持するようにしたものであるため、特に溶損の著しい羽
目及び羽目周辺部のみの局部補修を行なうことが可能で
ある。
積みにおいて複数段層に異形煉瓦を介設せしめて該異形
煉瓦によって各段層毎にせり合うように構成して自己支
持するようにしたものであるため、特に溶損の著しい羽
目及び羽目周辺部のみの局部補修を行なうことが可能で
ある。
したがって、解体煉瓦は必要最小限で良く、落下による
損傷等もなく使用煉瓦の原単位を低減できるものであり
、補修も簡単で良く、非常に経済的煉瓦積み構造を提供
できる有益な考案である。
損傷等もなく使用煉瓦の原単位を低減できるものであり
、補修も簡単で良く、非常に経済的煉瓦積み構造を提供
できる有益な考案である。
第1図は本考案の実施例の内壁の一部を示す正面図、第
2図はせり合い説明図、第3図は他の実施例の内壁の一
部を示す正面、図である。 1〜8は煉瓦積み段層、10は羽口煉瓦、11はせり合
い傾斜面、12は異形煉瓦。
2図はせり合い説明図、第3図は他の実施例の内壁の一
部を示す正面、図である。 1〜8は煉瓦積み段層、10は羽口煉瓦、11はせり合
い傾斜面、12は異形煉瓦。
Claims (1)
- 製鋼炉の羽口上部の煉瓦積みにおいて、側面にせり合い
傾斜面を形成した異形煉瓦を介設させ、その煉瓦積みを
複数段層築造せしめて各段層毎にそれぞれ円周方向にせ
り合うように構成し、各段層毎の煉瓦自体で自己支持す
るようにしたことを特徴とする製鋼炉における羽口上部
の煉瓦積み構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978121761U JPS594042Y2 (ja) | 1978-09-04 | 1978-09-04 | 羽口上部の煉瓦積み構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978121761U JPS594042Y2 (ja) | 1978-09-04 | 1978-09-04 | 羽口上部の煉瓦積み構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5537885U JPS5537885U (ja) | 1980-03-11 |
JPS594042Y2 true JPS594042Y2 (ja) | 1984-02-04 |
Family
ID=29079223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978121761U Expired JPS594042Y2 (ja) | 1978-09-04 | 1978-09-04 | 羽口上部の煉瓦積み構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594042Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2597094B2 (ja) * | 1987-02-10 | 1997-04-02 | 旭硝子株式会社 | 線状照明具 |
JP5491897B2 (ja) * | 2010-02-19 | 2014-05-14 | 株式会社神戸製鋼所 | 高炉羽口ブロック構造物 |
JP5545963B2 (ja) * | 2010-02-19 | 2014-07-09 | 株式会社神戸製鋼所 | 高炉羽口ブロックの構造物 |
JP2017015370A (ja) * | 2015-07-06 | 2017-01-19 | 新日鐵住金株式会社 | 円筒状窯炉の耐火物の内張り構造及び耐火物 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50134008A (ja) * | 1974-04-16 | 1975-10-23 | ||
JPS51124608A (en) * | 1975-04-24 | 1976-10-30 | Shinagawa Refract Co Ltd | An installation method of plastic refractory blocks |
-
1978
- 1978-09-04 JP JP1978121761U patent/JPS594042Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50134008A (ja) * | 1974-04-16 | 1975-10-23 | ||
JPS51124608A (en) * | 1975-04-24 | 1976-10-30 | Shinagawa Refract Co Ltd | An installation method of plastic refractory blocks |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5537885U (ja) | 1980-03-11 |
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