JPS594030Y2 - コ−クス炉用炉蓋 - Google Patents

コ−クス炉用炉蓋

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Publication number
JPS594030Y2
JPS594030Y2 JP13857280U JP13857280U JPS594030Y2 JP S594030 Y2 JPS594030 Y2 JP S594030Y2 JP 13857280 U JP13857280 U JP 13857280U JP 13857280 U JP13857280 U JP 13857280U JP S594030 Y2 JPS594030 Y2 JP S594030Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
furnace lid
tar
brick
carbonization chamber
Prior art date
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Expired
Application number
JP13857280U
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English (en)
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JPS5759831U (ja
Inventor
孝夫 西田
Original Assignee
株式会社 壱岐尾鉄工所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 壱岐尾鉄工所 filed Critical 株式会社 壱岐尾鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、石炭を乾留中に発生するタールやピッチな
どが付着するのを防止するように工夫された、コークス
炉用炉蓋に関するものである。
通常、コークス炉は、石炭を装入して乾留するための炭
化室と、該炭化室に装入された石炭を加熱するため外部
から燃料を得てそれを燃焼させる燃焼室とが、煉瓦製の
仕切壁を介して交互に多数配設されており、乾留中は上
記炭化室の前面及び後面炉口に該炭化室を封鎖する扉で
ある炉蓋を装着して炭化室を密閉するようにしている。
そして乾留が終了した時この炉蓋を取り外して押出機で
製品コークスを炭化室外に排出するものである。
上記炉蓋は、鋳物製の炉蓋本体と、該炉蓋本体に固設さ
れた炉蓋煉瓦を保持するためのブリックホルダー及び該
ブリックホルダーに抱きかかえられるようにして保持さ
れた炉蓋煉瓦から構成され、炭化室に装着する時には、
前記ブリックホルダー及び炉蓋煉瓦を炭化室の内部に装
入するようにして行なわれる。
ところで、石炭乾留中には、石炭から分離したタール分
が流出して前記炉蓋煉瓦やブリックホルダーと炭化室の
炉口壁部との間隙を埋めつくシ、乾留の進行に伴なって
ピッチ状となって主に前記ブリックホルダーの表面や、
その他炉蓋の炭化室内に向って曝されている部分に付着
する。
このような、タール、ピッチ類の付着した炉蓋をそのま
まの状態で数度脱着使用すると、タール、ピッチ類はブ
リックホルダー等の上に堆積して固化しつつ、厚みを増
して密閉ができなくなったり、遂には炭化室への装着が
不可能となる。
従来から、このような不都合を解消するために、炉蓋が
コークス炉から外される都度、作業者によって、付着し
たタール、ピッチ類を除去する作業(炉蓋掃除作業)が
行なわれて来たが、光熱の粉塵の伴った劣悪な環境での
作業であるうえ、作業そのものもはなはだ多くの手間と
時間を要し、その改善が永らく要、望されて来た。
近年、上記の要望に応え、機械的に付着タール、ピッチ
類を除去するための炉蓋掃除機が案出されたので、炉蓋
の掃除作業は従来より改善されたとは言え、機械では耐
着部分の凹凸に対応して充分にタール、ピッチを除去で
きないばかりか、特に炉蓋の底面部に付着したタール類
は、その量が多いことも相俟って充分に掃除できないこ
とから、やはり補助的な人力による除去作業は必須であ
る。
本考案は、従来の斯かる不都合を解消せんがためになさ
れたものであって、タールやピッチ類の付着がほとんど
なく、仮りにあっても簡単に洗い落し又は掻き落すこと
のできる炉蓋を提供することを目的とし、鋳鉄製のブリ
ックホルダー表面、鋼鉄製のナイフェツジ裏面若しくは
前記ブリックホルダー表面と前記ナイフェツジ裏面に挾
まれた鋳鉄製の炉蓋本体部分のいずれか又はそれらの組
合せにクロームメッキ層を形成したことが特徴である。
以下本考案の一実施例を図面により詳細に説明する。
図面は、炉蓋を炭化室に装着した場合の横断平面略図を
示し、1は炉蓋本体にして鋳鉄によりその全体が構成さ
れており、該炉蓋本体1に固設された鋳鉄製のブリック
ホルダー2に抱設保持されて炉蓋煉瓦3が前記炉蓋本体
1に取り付けられている。
4は炭化室4′の開口部である炉口、5は炉口4の周囲
に取り付えられた鋳鉄製ドアーフレーム、6は炉蓋本体
1の外周に取り付けられた鋼鉄製のナイフェツジであっ
て、炉蓋を炭化室4′に装着した時前記ドアーフレーム
5に当接して、炉口4全体をシールするものである。
石炭乾留中に発生するタール分は、前記ブリックホルダ
ー2と炭化室壁との間隙部8に充満し、乾留の進行に伴
ってピッチ化してブリックホルダー2の裏面やナイフェ
ツジ6の裏面さらには、炉蓋本体1であって炭化室4′
内にその表面が曝される部分すなわちブリックホルダー
2とナイフェツジ6とに挾まれた部分に固着する。
そこで、それら炉蓋のタール、ピッチ類が付着するブリ
ックホルダー2の表面やナイフェツジ6の裏面、さらに
は上記ブリックホルダー2とナイフェツジ6とに挾まれ
た部分にあらかじめピッチ、タール類の付着を防止する
ためにクロームメッキ層7を形成せしめるのである。
なお、クロームメッキ層7を形成するには、炉蓋立前の
各素材の対象部位に通常の公知方法でメッキを行ない、
それから組立てるようにすればよい。
次に、炉蓋ばかりでなく、ドアーフレーム5の表面にも
クロームメッキ層を形成せしめればドアーフレーム5に
もタール、ピッチ類が耐着せず好都合である。
本考案は以上のように鋳鉄製のブリックホルダー表面、
鋼鉄製のナイフェツジ裏面若しくは前記ブリックホルダ
ー表面と前記ナイフェツジ裏面に挾まれた鋳鉄製の炉蓋
本体部分のいずれが又はそれらの組合せにクロームメッ
キ層を形成したので、石炭乾留中に発生するタールやピ
ッチ類は炉蓋において前記クロームメッキを施こした部
分には付着せず、もし付着したとしても極めて容易に掻
き落すことができるので、従来のように頻繁に炉蓋の掃
除を行う必要がなく、省力化上極めて有用な考案である
【図面の簡単な説明】
図面は、炉蓋を炭化室に装着した場合の横断平面略図を
示す。 1・・・・・・炉蓋本体、2・・・・・・ブリックホル
ダー、3・・・・・・炉蓋煉瓦、4・・・・・・炉口、
4′・・・・・・炭化室、5・・・・・・ドアーフレー
ム、6・・・・・・ナイフェツジ、7・・・・・・クロ
ームメッキ層、8・・・・・・間隙部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳鉄製のブリックホルダー表面、鋼鉄製のナイフェツジ
    裏面若しくは前記ブリックホルダー表面と前記ナイフェ
    ツジ裏面に挾まれた鋳鉄製の炉蓋本体部分のいずれか又
    はそれらの組合せにクロームメッキ層を形成してなるコ
    ークス炉用炉蓋。
JP13857280U 1980-09-29 1980-09-29 コ−クス炉用炉蓋 Expired JPS594030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13857280U JPS594030Y2 (ja) 1980-09-29 1980-09-29 コ−クス炉用炉蓋

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JP13857280U JPS594030Y2 (ja) 1980-09-29 1980-09-29 コ−クス炉用炉蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5759831U JPS5759831U (ja) 1982-04-08
JPS594030Y2 true JPS594030Y2 (ja) 1984-02-04

Family

ID=29498595

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JP13857280U Expired JPS594030Y2 (ja) 1980-09-29 1980-09-29 コ−クス炉用炉蓋

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JPS5759831U (ja) 1982-04-08

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